acer Aspire One 722@低価格モバイルまとめ
11.6型液晶の最安モデル(3万円ちょっと。投稿時)。
最厚25.4ミリの薄型筐体で、
公称寸法よりバッテリが下へ出っ張るのが惜しいが、軽作業なら7時間持つ。
AMD Dual-Core C-50を搭載するノートはこの他に
ThinkPad X121e(詳細)があるが、
あちらが非光沢液晶+優れた入力装置で事務系に特化してるのに対し、
Aspire One 722は光沢液晶だ。
AMD C-50はローカル保存された動画ファイルの再生には
強力グラフィックのお陰で不自由しないし、
ネット動画の「読込時」に処理が重くなる事さえ把握した上で選択するなら、
ホビー路線もアリだろう。
冷却ファン音は静かな方だが、
高負荷時は排気口付近の底面が43℃超える事も。
キータッチ、主要ピッチ、タッチパッドなどは問題なし。
あえて言えば主要キー以外で小さ過ぎるものがあったり、
タッチパッドの境が感触で判り難いので
スクロール部分の感度さげた方が使い易いかも。
メモリは標準で2GBだがネジ1本で裏蓋開くし、増設は簡単。
acerは今時珍しく封印シール付いてるメーカーだがこれは、
純正部品である旨ユーザに保証するのが狙いで、外す事自体は不利益にならない。
ストレージ交換も簡単で、寧ろ無駄ソフト削除のがメンドイw
ASUS Eee PC 1215B(詳細)より薄型筐体で更に安いが、
性能の割に排熱がイマイチなど、1215Bに比べれば洒落で買うノートだろう。
カラーやデザインに遊び心が感じられる。
dynabook R731等の長時間駆動スリムコンパクトノート
・14型以下のパーソナルサイズ(HD解像度以上)
・筐体最厚部28ミリ以下(突起含まず)
・5時間以上の駆動時間(今回は全てカタログ値で統一)
で探してみた。
■■11.6型■■
■富士通 FMV LIFEBOOK PH50/C:
AMD E350、最厚27.5ミリ、7.3時間。
キータッチは悪くないがマウス必須。
冷却ファンは静かではない。
■ThinkPad X121e(詳細):
AMD Dual-Core C50~Core i3-2357M、
6セルバッテリー時=最厚27.3ミリ、約7時間、
3セルバッテリー時=最厚23.5ミリ、約3.5時間。
と、公式ページには載ってるがゴム足以外でも実際にはそれより厚く、
「28ミリ以下かつ5時間以上」を満たす組み合わせにはならない。
■acer Aspire One 722:
AMD Dual-Core C50、最厚25.4ミリ、7時間。
WEB情報では判り難いが、
バッテリー形状からして、これまた厚さが公称値を超えてる。
E350のIdeaPad S205に比べて本体が薄く、駆動時間で大きく上回るのが取柄だが、
性能は普通に使ってS205でギリギリだと思うので、実機見ても尚、
同価格帯のAspire One選んでもらう為にはバッテリー底面はフラットで良かった気がする。
冷却ファン音は静かな方だが、
高負荷時は排気口付近の底面が43℃超える事も。
■■12.5型■■
■ThinkPad X220(詳細):
Core i7-2620Mまで、
4セル時バッテリー時=厚さ19-26.6ミリ、約6時間。
・最厚28ミリ以下の薄型ノート
・12.5型以下モバイル
のいずれかだと幾ら通常電圧Core i 載せてても、
セパレート型デスクトップ並の処理性能と言えるのは「瞬発力」だけだ。
その中でこのX220は比較的、
高負荷状態を長時間維持できる部類ではある。
排熱・静音性の両面で。
■ThinkPad Edge E220s:
Core i7-2617Mまで、厚さ20.9-21.9ミリ、約6.2時間。
筐体が薄いのに加えて、
ゴム足がクラシックThinkPadの様な衝撃吸収構造になってないせいで短く、
天板閉じてX220の最薄構成と並べても、X220の天板無しの高さにしかならない。
これはX1より更に低いレベル。
超低電圧と言えどもCore i5以上だと、性能でもCore i3-2310Mに見劣りしないし、
(「720p HDカメラ」が選択できる事からも判る)
E220sはゴリラガラスやHDDダンパーこそ省かれてるが、
インフィニティ・ガラスに覆われた液晶の表示品質もX1と大差ない。
X1にしても解像度が増える訳じゃないし、
直販でクーポン使って6万円ちょっとから買えるE220sの方が「洒落になる」。
注意点は
・メモリスロットが1つしかないので、価格差からして最初から4GBで注文すべき
・X220同様にHDD / SSDが7ミリ厚
・バッテリーは内蔵式
といった辺り。
静音性は悪くないが、筐体表面温度はX220より上がり易い。
■■13.1型■■
■VAIO Z2:
Core i7-2620Mまで、最厚24.75ミリ、約8.5-9時間。
VAIO Zは発売日が8月13日なので前評判という事になるが、
以下で紹介するVAIO Z、dynabook R731、VAIO S、ThinkPad X1は、
高負荷連続ではいずれも、
排熱と静音性の両面に問題を抱えるモデルである。
なので今後はモバイルとしての常用域でどの程度、
使い物になるかを中心に紹介して行きたい。
■■13.3型■■
■dynabook R731:
HDDモデルだと、Core i3-2310M~i5-2520M、最厚26.6ミリ、11時間。
高負荷では五月蝿く、排気口付近が筐体表裏ともに50℃近く逝く事も。
底面を少し浮かせてやるだけでかなり改善する程なので、
無理してスタイルを優先してるという事だ。
ピーク電力の高いCore i 時代のモバイルやスリムノートでは最早、
「筐体表面温度を40℃以下に保つ必要は無い」
というメーカー側コンセンサスがあるのではないか?
確かにCore i なら、一昔前の重い処理がそのまま高負荷とはならないし、
アイドル時の省電力も徹底してるからだ。
ただR731は情報収集や文書作成程度でも、時々冷却ファンが速めに回ったり、
長時間使用で底面が熱くなったりする。
逆に言えばこの辺に我慢できればこのノートは割と使える方だ。
駆動時間は半透過液晶を搭載した頃に比べればカタログ詐称が少ないし、
液晶は発色こそ地味だが非光沢にしてはギラツキが少ない部類と感じた。
何時もこのサイトで言ってる事だが一般的には、
13型の高価なノート1台買って多用途に使うのが賢い時代はとっくに終わってる。
R731もSSD別途、光学も要らないとなれば8万円程度ので充分。
■VAIO SA:
Core i7-2620Mまで、最厚23.3ミリ、約8-9.5時間。
VAIO Zは画面を開いたままでないと排気スペースを確保できないが、
SAでは逆に、画面を開くと背面中央にある排気口を覆ってしまうデザインになってる。
高負荷では五月蝿く、排気口付近の筐体裏面は47℃逝く事も。
液晶の色域自体はSBと同程度で、VAIO CのフルHD(詳細)よりはかなり狭い。
当然の事ながら視野角も。
■VAIO SB:
Core i7-2620Mまで、最厚23.9ミリ、約8-9.5時間。
CPU / GPUが最小構成であっても、
高負荷時は猛烈に五月蝿く、筐体裏面は52℃逝く事も。
充電中はバッテリー上に位置する左パームレストも熱くなる。
SAより液晶の最大輝度がかなり暗く色ムラもあるが、
平均200カンデラは台湾勢よりはマシな数値。
キーボードたわんだり筐体はヤワな感じ。
SA / SB共に今の所、実用域での実害報告が少ないのが不気味ですらある。
■ThinkPad X1:
Core i5-2520Mまで、厚さ16.5-21.3ミリ、約5時間。
最近のThinkPadは高負荷でも他社より静かだが、
X1の場合には排気口付近のキーボード面は52℃近く逝く事があるのと、
冷却ファンの音質が少し耳障り。
使われてるゴリラガラスの重さだけで200グラム近くあるモバイルに、
道具としての評価は不要。
【8月11日追伸】
DELLのラインナップにVostro V131(13.3型非光沢液晶)が追加されました。
バッテリーは着脱式で4セル時は、
筐体厚さが16.05-21ミリ、最大6.3時間駆動となってます。
その他、目立った仕様は
・CPUはCeleron 847(1.1GHz)~Core i5-2410M
・USB 3.0 x 2、USB 2.0/eSATAコンボ x 1
・HDDは2.5″の9ミリ厚
ですが、海外情報によると上位CPUだとアイドル時でもそこそこ五月蝿い様です。
短編レビュー~ノートPCメーカー編~
★NEC★
事もあろうに中国市場から追い出されるトコまで堕ちた品質問題を解決すべく、
急速に国内生産比率を上げており、去年までの評判は余り気にしなくて良い。
直販は勿論、店頭購入や、安売りが期待できる通販で買っても、60日以内なら、
落下・水濡れに対応するメーカー3年保証に11,970円で加入出来る。
累計の補償限度額は、購入金額を基準に決められており、
・初年度:100%
・2年度:82%
・3年度:64%
となっている。
サポートには定評のあるNECだし、
ぶっちゃけ、VersaPro UltraLite タイプVSの様な尖ったモデルでもなきゃ、
積極的にNECを選ぶ理由も他には無い訳だから、是非とも加入して頂きたい。
直販サイトではモデル名は全て、VALUESTAR G、LaVie G、VersaPro Jとされ、
筐体名をさすアルファベット1文字は、「タイプ」の後に表記される。
例えばLaVie J(店頭モデル)→LaVie G タイプJ(直販モデル)。
★富士通★
国内組立(ただしLOOX M除く)で初期不良が殆ど無い代わりに、
保証・サポートには消極的で、落下対応のメーカー保証がないばかりか、
お問い合わせ11件目より有料[1件あたり2,000円]って・・
追伸:2009年10月発表モデルからは、
使い始め1年間の電話サポートが無料になりました。
LOOX U~NWという現行ノートのフルライン(5.6型~16型。
ただしLOOX M除く)で、液晶解像度がWXGAだったり、
据置モデルで筐体が厚いのにグラフィックがチップ内蔵のみだったり
(NFの直販モデルの一部にRadeon HD 3470があるっきり)と、
このメーカーは基本、ライトユーザー相手なので、
しょーも無い事を問い合わせる人がさぞ、多いのだろうw
★東芝★
主に中国生産で尚且つ、落下対応のメーカー保証が無く、
メーカー修理も高額なので有名。
Qosmioの排熱問題(買って僅か1,2年での実害報告多数)
を何世代にも渡って放置して来た企業体質も手伝って、
年3回のモデル末期には、店頭モデルが価格暴落する。
CX、EX、Satellite PXW、AX、一部TXという据置の売れ筋で、
未だに有線が100Base LANであり、
東芝にしてみれば、Qosmioとそれ以外って感じなんだろう。
乱立著しいQosmioについては「Qosmioまとめ」を参照されたし。
直販モデルのモデル名には、最後に「W」が付く。
★SONY★
09年6月30日をもって店頭モデルへの、落下対応のメーカー保証を止めてしまう。
しかしモバイルに関しては、
他社が独自の頑丈基準を設定する中、
SONYは軽量・長時間駆動というスペック表に現れる処に特化しているので、
ハードケースで持ち歩くなり、
落下・水濡れ対応が付けられる直販で購入するなりの、
自衛手段を講じる必要がある。
ここの落下対応(SONYではワイド保証という)の様に、
補償限度額、免責金額共に無いってのは、私の知る限り他メーカーに例が無い。
保証料は機種によって違うが、金額的にもこれを利用しない手は無いので、
VAIO買うなら直販で購入し、同時にワイド保証に加入するってのは鉄則である。
VAIOたる所以は液晶の発色にある訳だが、
光沢ながら写り込みを押さえた「クリアブラック」や、
非光沢ながら光沢並みのコントラストを実現した「クリアソリッド」など、
綺麗で見易いのが特徴。
ただ、クリアブラック「LE」ってのは、
輝度(バックライト本数)、発色、反射具合など、
全てに渡って手抜きなので、それしか選べないtype C、type Nなどは、
所謂VAIOではない。
type TZ以降、各モデルに採用された電卓型キーボードは、
タワミが無く、キーピッチの割に隣接キーへの干渉を防げるが、
キートップを滑る様な、所謂ノート用タイピングには不向き。
OSは、一部にXPモデルが存在するものの、
基本、Vista 64ビットなので、アプリはともかく、
周辺機器には苦労するかもしれない。
これはVAIOが、信頼性よりもパフォーマンス
(64ビットならメモリ容量を活かせる)を優先している事を、
広く世間に知らしめた一例に過ぎず、
SONYがキモオタとの距離を取るのに良く使う手法である。
(イメージで売るブランドには、メーカーによる、ユーザーの選別も重要。)
SONYは、モバイル分野における駆動時間の優秀さでは、今やレッツと双璧だが、
休止状態でさえ、放電が半端じゃないので要注意。
尚、VAIOと言えど、持ち運びさえしなければ、
他メーカーより壊れ易いって事はない。と、個人的には思ってるんだけど・・
★Panasonic★
全数、国内組立で、初期不良が無い事が、
日本人には頑丈のイメージに繋がっている様だ。
しかし日本でタフブックとして売ってるモデル以外では、
ThinkPad程、頑丈じゃないし、
開発が止まっているせいか、とにかく仕様そのものが低いのが目に付く。
レッツノートは搭載液晶がショボイにも拘らず、
デジタル出力可能なモデルがF8(ポートリプリケータにDisplayPort)
のみってのは、セントリーノ2世代として、怠慢と言われてもしょうがない。
(これ以外の点は、比較的最近の設計になるF8の項目に書いた。)
ウリにしている駆動時間に関しても、
T8とほぼ同仕様の海外版の公称だと、3時間も減っており、
パナだけじゃないにしても少なくとも、
海外メーカーとはカタログ値の基準が違うのは明らか。
落下・水濡れに対応するメーカー保証は、直販で本体と同時購入するしかない。
本体ボッタクリの直販で購入する事の是非はともかく、一応紹介すると、
それぞれ3年保証に、R/Tが10,500円、W/Fが12,600円で加入できる。
累計の補償限度額は
1年目:購入金額の100%まで
2年目:購入金額の70%まで
3年目:購入金額の50%まで
となっている。
★エプソン★
一日修理を謳う、業界最速のサポート体制。
落下・出張修理に対応する保証も安い。
落下・水濡れに対応する保証(安心プラス保証)の場合、
一度の補償限度額は、
・最初の一ヶ月は、本体購入金額。
・以後毎月、本体購入金額の1/36ずつ減額(3年でゼロになる)。
累計限度額の記載は無く、加入するには安心プラス保証料金の他、
その間の標準保証料金が要る。
肝心のPC本体だが、主にベアボーンを使用し、
一から設計してる訳ではないので、
機種ごとに当たり・ハズレは否めない。
しかし、サポートNo.1のメーカー故、
そもそも、壊れ易いのは採用しないハズ。
メモリ、HDDの容量を上げて注文すると、途端に価格が跳ね上がるので、
最小構成で購入して、ご自分で増設するのがお得である。
電話注文だと、内蔵HDDのメーカーはある程度、指定出来るらしい。
★lenovo★
良い意味でペーパー・カンパニー。
電話対応は10人前後らしい。>レノボ・ジャパン。
これなら直販のゴタゴタにも説明が付く。
で、ThinkPadの開発は未だ、日本IBM敷地内の大和事業所でやってて、
サポートも未だ、日本IBMが担当。製造はIBM時代からの契約工場。
レノボになってから質感落ちたって言ってる奴はX300系を知らんのだろ。
そもそも、全機種コストダウン無縁なメーカーなど存在しない訳だし。
(レッツノートは開発費の方をケチってる。)
マイクロソフトはWindowsの開発をThinkPad上で行っており、
(Super Validation Customer。他にはHPと東芝)
これと米軍頑丈規格
(セミラグド。他にはPanasonicの日本名タフブックとDELL Latitude ATG)
の両方を満たすのは現在、
ThinkPad(現行Xシリーズ、Tシリーズ、R400、SL300)しかない。
最も信頼出来る統計も、lenovoを最も故障の少ないメーカーとしている。
現在までの大気圏外でのノートPCシェアも、確認できる範囲で100%との事。
何だかんだ言っても、人類がThinkPad以外を宇宙に連れ出した事例は無いらしい。
トラックポイントは、一度触ってしまうだけで、永遠に卒業できない。
現行ThinkPadは、ノートでありながら液晶閉じたままの常時稼動が可能な程、
排熱・静音性が優秀だが、更に現行モデルからは、
PC内部への埃の進入を防ぐ為、吸気口にメッシュを貼るという大きなハンデを、
人知れず背負っているのだから恐れ入る。
ThinkPadで問題視されるのは重量で、
これは強度を維持したまま、薄型筐体(RとSL以外)を追求している為、
マグネシウム余分に使ってワザと重くなってる事に起因する。
まぁその宿命を背負った上で、X200sの最小1.1kgってのはある訳だが。
一方、駆動時間の方は最早、国内メーカーにも負けてない。
Core 2 Duo SL9400(1.86GHz、6MBL2)のX200sが
無線LAN使用のWEB閲覧で10時間43分駆動したという実例もある。
初期不良は少なくないが、この点はサポートがIBMだから安心して良い。
電話も直ぐ繋がる。
ThinkPadが、長い付き合いに最も適したブランドと言われている理由は、
保守マニュアルと部品のみの購入の容易さにある。
各部品の交換手順をご丁寧にも、ビデオで解説(リンク先はX200s関連)する様な
ふざけたメーカーは、レノボくらいしかない。
落下・水濡れに対応するメーカー保証は、
補償の累計限度額は無く、
・一部損で修理代が10万超えた場合は、超えた分だけを客が負担。
(ThinkPadには10万超える壊れ方は殆ど無い。)
・全損の場合は、5万円負担で相応の新品と交換出来る。
注意して頂きたいのはで購入すると、
落下対応のデフォ1年は付いて来ないってトコ。
購入1年2ヶ月以内に落下対応を延長する事は出来るので、
万が一、故障が延長前だった場合には、
故障してる事を棚上げして保証に加入すべし!
(これはレノボの説明不足の方に非がある。)
ThinkPad本体を直販購入の場合、3年・引取修理・落下対応で26,250円
現在、ThinkPadの中のThinkPadと言えるのは、
目に優しい液晶をシングルベンダで指定できる、
・X200sのWXGA+
・X301
・T400のHigh Nit LEDバックライトWXGA
・W700のWUXGA
の4機種である。
★ヒューレット・パッカード★
hpの場合、品質レベルには次の3段階がある。
上位=通常保証3年モデル=現行だとEliteBook:
ThinkPadのW、T、Xシリーズを意識したモデル。
排熱・静音性や、ポイントスティック(2ボタンで動きもイマイチ)など、
道具としてはThinkPadに敵わないが、ヘアライン仕上げのパームレストなど、
モノとしての満足度はコチラが上。
落下・水濡れに対応するメーカー保証は、
累計の補償限度額が16万円に設定されている(←hp共通)。
加入料は3年で7,245円~。
中位=通常保証1年の法人モデル(個人での購入も可)=現行だとProBook:
ThinkPadのRと違い、道具としての品質にまで踏み込んでコストカットしてあり、
買い替えサイクルは自ずと短くなり、それこそが、
レノボより商売が上手く行ってる秘訣!
落下対応のメーカー保証への加入は、3年で16,275円~。
下位=個人向け=Pavilionブランド:
メーカーの落下保証に加入出来ないばかりか、
通常の保証でさえ、2年延長するのに13,650円も掛かる。
故障件数を誰よりも把握しているメーカー当人による値付けなのだから、
当たり前に3年使える代物だとは思わない方が良い。
案の定、排熱・静音性に問題を抱えてるモデルは多く、
3年確実に使える事より、使い捨て感覚で筐体デザインを楽しむ人向け。
– – – – – – – – – – – – – – –
今や薄利多売だけでは、PCの価格競争は勝ち抜けない訳だが、
hpはそれを、
・サポートに中国人を多用する
・内部パーツにモデル末期の余剰パーツを多用する
事で行っており、逆に言えば激安でも、最初からまるで使えない様な粗悪品は無い。
★DELL★
いくら安くても、お勧め出来るのは以下の2パターンのみ。
・共にサポートに定評がある、法人モデル(個人購入可)またはXPSシリーズを、
コンプリート・ケア(落下・水濡れ対応の保証。累計の補償限度額は本体購入額。)
付きで購入。
・取扱のある家電店での店頭購入。保証は店頭のでも良い。
これらは初期不良に対して、誠意ある対応をしてもらう為には、絶対必要!
メーカー保証の場合、メーカー/ユーザーどちらに過失あるか決めるのは、
メーカー側。
しかしVostroのコンプリート・ケア、最長が1年ってのはどうなのよ?
★ASUS★
世界中のデスクトップPCを分解すると、
7割にASUSの基盤が入ってるとまで言われる大メーカーなのに、
社員は全員、残業代すら貰わずに仕事してるとの話もあり、
かつての日本メーカーを彷彿させる。
液晶解像度で選択肢から外すのが、残念でならない。
★acer★
世界シェア3位ながらメーカーの体を成してないとは、恐ろしやw
短編レビュー~10型以下、Atom機編~
△NEC LaVie Light:キーボード良し。液晶画質フツー。冷却ファン音うるさい。
○富士通 LOOX U:極小文字にはギラツキきついが、空いた時間を制する者こそ人生を(ry
×富士通 LOOX M:所謂、富士通製じゃないとなると利点が見当たらない。
◎東芝 dynabook UX:
・他のネットブック⇒5万円で売る為に10型の奴が出来ました。
・UX⇒10型で実用に耐える物を作ったら5万円になりました。
この差はデカイ。まさにネットブックの覇者!
◎SONY type P:
XPモデル追加。
type Pの8型液晶ってのは、16:10画面なら6.53型相当の液晶縦寸であり、
これじゃ縦解像度あっても快適な訳ないし、
Atom Z+US15Wチップな為、エクセルのシートをスクロールするだけでもっさり。
でもコレ、手帳代わりに使うものだからw
地味だが液晶(非光沢)、キーボード、排熱・静音性など、そつが無い。
筐体もシッカリしており、落下・水濡れに対応するメーカー保証込みでも低価格。
学生に電子辞書代わりとして買い与えるには持ってこい。
さしあたってメイン液晶は綺麗(光沢でギラツキなし)。
しかし光センサー液晶パッドを活かす為にはVistaとせざるを得ず、
中途半端に買い易くしたネットブック仕様が仇となり、
コレ自体は単なるキワモノに留まっている。
△Lenovo IdeaPad S10e:
特徴が似てるので、サポートのNECか?シッカリ感のS10eか?って処。
○HP Mini 2140(SSDモデル):
解像度、高速起動、堅牢性でネットブックを圧倒。
キーボード、静音性もまずまず。
しかしICH7Mでは折角のインテルSSDも、
転送速度が130~150MB/sで頭打ち。
これは同価格帯に続々参入するCULV勢には無縁の問題だけに、
2140の小ささとアルミボディに価値を見出せる人以外は、
早まらない方が良い。
×HP Mini 1000:静音重視の為、低温火傷に注意!
△DELL Inspiron Mini 10(HD解像度版):
VAIO type P同様、ファンレス機。
解像度、キーボード共、充分だが
こちらもAtom Z+US15Wチップな為、本格作業向きじゃない。
更にこちらはメモリも1GB固定だし。
あと、DELLのXPS以外の個人向けは、
直接苦情が言え、即納可能な店頭販売じゃないと選択肢に入らない。
△工人舎 SX:
機能詰め込み過ぎ。
サポートが期待出来ないんだから、もう少し部品点数減らして余裕を見るべき。
そうすれば逆に、こんな値段で売らなくて済む。
SXは用途と運次第では最高の選択にもなり得るだけに惜しい。
△工人舎 SC:幾ら3万円台タブレットでも、直接苦情が言えない通販では買うな!
薄型、長時間駆動、SSDによる耐衝撃、静音、ギラツキ少ない非光沢液晶
と揃ってるのだが、dynabook UXの登場で、ツマラン外装なんかやってる場合じゃなくなった。
高解像度+Atom N+XPへ移行するまでは最早、ASUSを本気とみなす訳に行かない。
ASUSには失うものが無い(大したB5シェアが無い)んだから上位モデルなら出来るハズ。
ギラツキ少ない非光沢液晶とスッキリデザインは評価できるが、
薄さ、駆動時間、耐衝撃でS101に劣る。
これではdynabook UXに客を持ってかれるの必至で、一時代の終わり。
△ASUS Eee PC 1000HE:
こっちはギラツキ非光沢液晶。大容量バッテリーをデフォで積む様なモデル。
△ASUS Eee 901-16G:
長時間駆動、SSDによる耐衝撃、ギラツキ少ない非光沢液晶は評価できるが、
今となってはキーボードやタイピング時のタッチパッド干渉が痛過ぎた。
解像度とCPUがネットブック仕様で、
GeForce 9300M GS(オン・オフ可)+HDMIな変り種。
娯楽系の方向に振るなら、
YouTubeの720pxが再生できるCPUと解像度がなければネタにしかならない。
筐体からハミ出たバッテリー(日本仕様は6セル標準の為)で1.55kgって重量
にしてまで、最長7時間駆動とするくらいならCULV+HD解像度で出直して来いや!
×ACERのネットブック:論外。PCの場合、世界シェアと信頼性は全く連動しない。
×MSIのネットブック:
基本的にネットブックの場合、非光沢液晶の方が目が疲れる。
このメーカーの液晶ギラツキは特に酷い。
10万円以下、10.2型以下PC、カラーカタログ!
ネットブックの普及で、PC持ち歩く事くらいは普通になってしまった。
せめて筐体カラーで自己主張したいって事で、
白、黒、銀以外が選べるものをご紹介する。
★NEC LaVie Light(光沢10.1型1024×576ドット、1.16kg、カタログ駆動3時間、
幅250x奥行176.5x高さ31.3-36.5ミリ):
筐体の殆どがパステルにカラバリされる威力は絶大で、
液晶ベゼルが細くなった今や、店頭で最も目を引くネットブック。
店頭では普通、冷却ファン音を確認出来ないので、余計性質が悪い。
図書館で使うには気が引ける場合もあろう。
家でヘッドホンしながら使う用なら反対はしない。
その分、排熱は良好なので、
購入1、2年で倒れていく台湾製を横目で見れるかもしれない。
その辺は、アフターで持ってるメーカー気質という事か。
★富士通 LOOX U 直販モデル
(光沢5.6型1280×800ドット、約550グラム(SSD搭載時)、カタログ駆動約5.3時間、
幅171x奥行135x高さ26.5-33ミリ):
18%OFFクーポン適用時93,316円~。
こちらも回り出せば、ファン音は負けてない。
が、落ち着いたトコで使う機種でもなく
(或いはヘッドホンしながら寝モバとか)、
キャラがそれ(ファン音)を許してしまう。
★東芝 NB100/HW(直販のXP+HDDモデル=シャンパンゴールド、
光沢8.9型1,024×600ドット、1,070グラム、カタログ駆動3.7時間、
幅225x奥行190.5x高さ29.5-33ミリ):
店頭モデルだと直販とは逆に、シャンパンゴールドの方がVista+SSDモデル。
直販モデルは店頭モデル程、価格的融通は利かないが、その分
3年保証(パーツ保証、海外保証(制限付、持込))が標準で付くってのは、
モノが東芝製品なだけに、
トータルコスト(修理費含む)の大きな分かれ道にもなり兼ねない。
★SONY VAIO type P(光沢8型1600×768ドット、588グラム~、カタログ駆動4~4.5時間、
幅245x奥行120x高さ19.8ミリ):
今回紹介するPCの中では、特別スペックが低い訳でもないのだが、
type Pは唯一のVista機なので、モッサリが際立ってしまっている。
改善策として
・IE⇒Google ChromeなどのWEBブラウザ
・McAfee⇒Norton 2009など
・いらないサービスの削除
で、起動時間も半分になるのだが、ソニーがこれを出荷時に済ませとかないお陰で、
中古市場がエライ事になりそうな予感w
ま、ぶっちゃけ現行Atomノートがもてはやされるのは、
一般ノートにWiMAXが内蔵されだす今年後半までだろう。
通信が速くなると人間の欲望というものは、
HDストリーミングや高画質Skypeなどに向かうからだ。
デスクトップで先行してるDualCore Atom330だと、
YouTubeの「&fmt=22」でもCPU使用率50~60%
(GPUによる再生支援が有効になるローカルデータなら、
同じ動画が25~30%で済んでいた。)
って例もあるので現行Atomノートの購入は、
DualCore(ノート用Atomは9月より順次)とWiMAXに対応した筐体設計
までの繋ぎととらえた方が良く、
間違ってもソニスタで、倍額になる様なスペックアップを今、行うべきじゃない。
★lenovo IdeaPad S10e(光沢10.1型1,024×576ドット、1.38 kg、カタログ駆動5.3時間、
幅250x奥行196x高さ22-36ミリ):
売れてる理由はズバリ、価格に似合わないシッカリ筐体。
ただ、大和開発ではないので素ではこちらも、不要にファン音デカイ。
★HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition
(光沢10.1型1,024×576ドット、1.1 kg、カタログ駆動3.3 時間、
幅261.7x奥行166.7x高さ25.9ミリ):
こういうの↓をZEN-designでやられた日にゃ、日本の文化汚染が憂慮される。
それだけは避けたい。
★DELL Inspiron Mini 9(光沢8.9型1,024×600ドット、1,035グラム、
幅232x奥行172x高さ27.2-31.7ミリ、ファンレス+ゼロスピ):
日本語キーボードを選択するならキー配列に注意。
DELLからは
Inspiron Mini 10(10型。1,280×720ドット液晶追加予定)、
そしてAdamo 9(超薄筐体の9型版)が控えている!
★ASUS Eee PC S101(非光沢10.2 型1,024×600ドット、1.06kg、カタログ駆動6時間、
幅264x奥行180.5x高さ18-25ミリ)
★ASUS Eee PC 1002HA(非光沢10型1,024×600ドット、1.25kg、カタログ駆動4.1時間、
幅264x奥行181x高さ27.6-27.8ミリ):
台湾メーカーでもASUSだけは良心的な印象があるが、
Eee PC 1000H⇒1002HAでスタンダード10型液晶でも、
目が疲れにくいタイプに変更してくれたトコにもそれは感じる。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
この他にもMSIのWind Netbook U100や、Acer Aspire oneなどにカラバリがあるが、
前者は余りにも目が疲れる為、後者は安心して使い続けられるメーカーじゃないので、
割愛させてもらった。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
開発案件が忙しくなってきた為、当分の間、
今後の投稿は基本、週一で予定しております。
目に優しい現行モバイルのランキング
白画面での(ギラツキ,写り込み)の減点形式で理由を記述する。
視野角に問題がある場合のみ、最後にもう1つ要素を付加する。
ランクS(目が疲れない)
dynabook NX(0,0) ThinkPad X301(0,0)
ランクA(チョイ疲れる)
LaVie Light(0,-1) dynabook UX(0,-1) VAIO type T(-1,0)
VAIO type G(-1,0) VAIO type Z(1,366×768)(-1,0) VAIO type S(0,-1)
レッツノートR8(-1,0) レッツノートW8/T8(-1,0) IdeaPad S10e(0,-1)
ThinkPad SL300(0,-1) ThinkPad T500/R500(WSXGA+、2ベンダ)(-1,0)
Inspiron Mini 9(0,-1) Inspiron Mini 12(0,-1) EeePC S101(-1,0)
EeePC 1002HA(-1,0) EeePC 901(-1,0) Aspire one(0,-1)
工人舎SX(0,-1)
ランクB(疲れる)
LaVie J(-1,-1) LaVie N(0,-1.5) LOOX R光沢(-1,-1) BIBLO MG光沢(-0.5,-1)
dynabook CX(0,-1.5) VAIO type P(-1,-1) VAIO type C(0,-1.5)
ThinkPad W500(WUXGA)(-2,0)
ランクC(目潰し。輝度を下げて使うべし!)
LOOX U(-2,-1) dynabook SS RX2(-3,0,-1) レッツノートY8(-2,0,-2)
EeePC 1000H、1000HE(-3,0) MSI Wind Netbook U100(-3,0) SOTEC DC101(-3,0)
LuvBook G1000(-3,0)
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
白画質以外にも目が疲れる要素はあるが、
白画面が多くなる、WEBでのテキスト読みにはぜひ、この表を参考にしてほしい。
マルチベンダなどで判断が難しい機種もあるが、確認次第、順次追加していく予定。
デザインがオシャレな、モバイルが欲しい。
LaVie J ポタリーホワイト(12.1″フラット筐体):
12.1″級WXGAで真っ白筐体ってのは、他にはdynabook NXがあるっきり。
ぶっちゃけデザインってのは飽きるものだが、最安店頭9万円なら乗り換えも苦にならない。
ま、LaVie Jがここまで値崩れたのはXPモデルが無いからで、キータッチさえ納得できれば、
安心して購入して良い。折角NECなんだから↓は利用すべし。
富士通 LOOX U(5.6″WXGAタブレット):
こーゆーの持ち歩く事自体、カッコイイ。
東芝 dynabook NX(12.1″カタログ駆動10時間級モバイル):
このクラスにしては重い方だが、カタログ値に囚われず、
実用方向(キータッチ、駆動時間)に振ってるのが好感持てる。
最安店頭10万円前後まで値崩れする、パッとしない機種だが、
目立った手抜きも無く、解ってる人ならRXよりコチラだろう。
SONY VAIO type S(13.3″):
女子高生でもPCの事だと判るブランド、VAIOからはtype Sをお勧め。
VAIO購入で失敗しない為には、
冒険モデル(極薄天板やCPU)、液晶手抜きモデル(type C、N、BZ、殆どの現F)
を避けるのがコツ。低価格やスペックを選べ、国内組立の、直販からに限る。
ユーザー過失に対応する保証に入っとけば、後で揉める事もない。
カラバリ、Vista Home Premium、メモリ2GB、スーパーマルチ、3年落下対応で、
129,800 円~。
ThinkPad X301(13.3″WXGA+、軽量薄型):
元来、機能美追求のThinkPadだが、万人ウケするデザインは現在、X301しかない。
DELL Latitude E4200(12.1″軽量薄型):
もし、他のLatitude同様スティック・ポインタが付いてたら、
ThinkPad X200はヤバかった(;´Д`) 汗っ”
E4200は超低電圧版CPUを載せてるだけあって、軽量(最小1kg)、薄さ(19.2-26.8ミリ)、
バッテリー持ちの全てでX200を圧倒。キーボード、静音性も文句無い。
メール・チェックだけならOS起動不要。
SSDオンリーな事もあり中々安くならないが、DELLなら何時か、やってくれるハズ!
コンプリート・ケア保証をお忘れなく。
Eee PC S101(薄型・長時間駆動ネットブック):
ネットブック故の縦解像度だが、最安店頭6万円切りの今、次を待たずに買っても良いかも。
Aspire oneみたいなイイカゲンさも無いし。
これがEee PC S101の活きる道!
ネットブックとしての評価を中心に
(ネットブック一般にありがちな話題には触れない)。
【製品コンセプト】
①薄型・軽量
②素材への拘り
③動作のサクサク感
④排熱・静音性
⑤駆動時間
【良い所】
まず①だが、最薄部1.8cm(最厚部2.5cm)。
しかもインタフェース構成は、従来機からの変更なし。
(その代わり、カードリーダまでもが背面に移動してしまったのはどーしたものか。)
重量は1kgだが、重心が中央にある為、実際にはそれより軽く感じる。
10.2型液晶搭載ながら、Eee PC 901-X(8.9型)と筐体奥行は殆ど変わらない。
②の素材とは、
・UVコーティングの光沢天板。
・39工程ものメッキ加工を施した液晶額縁。
・ヘアライン加工、酸化防止処理されたパームレスト。
・ラメの入ったキーボードユニット。
・液晶ヒンジ両端には、スワロフスキーのクリスタルガラス。
しかし全体としてケバさも無く、
ラッチレスでピタリと閉まる液晶、たわまない筐体など、基本も押さえている。
③のサクサク感は、4チャンネル書込が可能な最新コントローラーにより、
MLC方式ながら、901-X(CドライブのSLC)比2倍のリード速度を誇るSSDに
拠るところが大きい。しかもその16GBでCドライブを形成する
(初期空き容量は11.2GB)。
ただし所詮は安物MLCなので、書込(特にシーケンシャル)は未だ、
ノート用(2.5インチ)HDDを超えるには至っていない。
とは言え、XpressPath(起動画面表示の省略)と合わせて、
Windows XPを20秒で起動、12秒で終了させられるのは圧巻!
(901-Xは起動25秒、終了22秒。それぞれ初期状態。)
④の排熱性は、
・8層基板のマザーボードを採用し、シングルファンで効率よく冷却。
・バッテリーの取り付け位置変更により、熱源をパームから遠避けた。
・筐体に、ファイバーを混ぜたABS樹脂を採用し、散熱効率を高めた。
・内部温度に応じてCPU、チップ、メモリの周波数・電圧を動的制御。
結果、パームレスト温度を、負荷に関わらず27℃前後に保つ事に成功。
(デモではHP 2133が38.5℃、Aspire Oneが37℃だった。)
高負荷時に最も温度が高いと感じられるのは、
本体底面中央だが、そこでさえ34.8℃しかなかった。
一方、動作音は25dBA以下。殆ど聞こえない。
排気口が背面に移り、液晶が防音壁になってもいる。
さらに低負荷時にはファンの回転が停止し、無音となる。
⑤は901-Xより短くなったとは言え、カタログ駆動6時間。
ユーザーが用途に応じてパフォーマンスを切り替えられる、
Super Hybrid Engineを利用する。
その他では、
■キーボードの主要キーのピッチは17.5ミリ(901-X比2ミリ増)。
キーストローク2ミリ。たわみも少なく、無理な配列も無い。
■従来通りの広いタッチパッド(ただし、キー入力中に誤って触れてしまう)は、
マルチタッチに対応(残念ながらボタンはシーソー式になってしまった)。
■n対応の無線LANとBluetoothを標準装備。
■USB 2.0*3
■60GBのオンラインストレージ。
■ACアダプタがコンパクト(901-Xと同じもので、215グラム)。
■アスペクト比を無視して、無理やり1024×768ドット分を表示させる圧縮表示を、
タスクトレイのアイコンから行える。これで一応、XGA分の文字は一覧できる。
■同梱の、キャリングケースやACアダプタ用ポーチまで、抜かりなし!
【悪い所】
■液晶が1024×600ドットのまま、10.2型(ドットピッチ0.218ミリ)、非光沢
という事で視認性は良くなったが、表示品質は従来モデルと比べると、
やはり薄型化の影響は否めない。
青が強く、輝度は901-Xより低めで、Eee PC 1000H-Xからだとかなり暗い。
■Webカメラの画素数が30万画素に退化(これも液晶部薄型化のシワ寄せ)。
■SSDは本体を完全にバラさないと交換できず、
封印もはがす事になるので保証継続も危うい。
(一方メモリは、底面のネジ1本だけでアクセス出来る。
メモリスロットは1基のみだが、2GBを認識する。)
ちなみに901-X用の、バッファローやアイ・オー・データ製64GB SSDは、
付かない事もないが、元のに比べてアクセス速度が大幅に落ち、
OS起動高速化「XpressPath」も無効になる。
【どういう人に選ばれるノートか?】
物欲に訴える、最安ノート。
当初、Aspire oneがこの役割を担うハズだったが、
道具としてが、あまりに駄目過ぎた(突然死問題への公式見解はコチラ)。
【ライバルとの比較】
(ThinkPad使いの方なら納得しかねるとは思うが、)
Eee PC S101は、ネットブック界のThinkPad X300系である。
ネットブックとしては、MacBook Air程には使い勝手を犠牲にしてないし。
今時、この値段を出してまで1024×600液晶のノートを買うという行為も、
X300系(の非力CPU)に通じるものがある。
【こーゆー人は買ってはいけない】
ネットブックとしてはイイ値段する訳だが、
ぶっちゃけ、数年使うつもりで購入すべきものではない。
来年あたり、WXGA版が追加されれば、
今のモデルには何の価値もなくなってしまうからだ。
それ程までに、縦解像度の壁は大きいと言わざるを得ない。
【最後に】
正直私は、Eee PC S101を欲しいとも思わないし、
他人にも勧めないが、台湾メーカーのモバイル技術が、
圧倒的低価格をあくまで一翼として、
日本メーカー製を直ぐにでも飲み込めるレベルにあるという事を、
判らせてくれたノートではある。
今後数年の流れはこのS101から顕在化したのだなぁと、
後に思い起こすであろう。日本人としては寂しい話だが。
奇しくもVista(直接的には、XP配布のULCPC条件)は今の処、
日本メーカー製を(縦解像度の壁で)保護するのに役立っている様だ。
WXGAなMS公認ULCPC自体は、あるにはあるにしても。
【参考】
ASUS、10.2型液晶搭載で最薄部18mmの「Eee PC S101」
ASUSTeK「Eee PC S101」製品版ファーストインプレッション
ASUSTeK「Eee PC S101」製品版詳細レビュー
~SSDはリード80MB/secオーバーを確認
薄・軽・美にこだわった第3世代Eee PC“S101”が日本上陸
新型Eee PC詳細レポート
CPUの動作周波数コントロールなどで「熱くない」パームレストを実現
これがエプソンNa01の活きる道!
ネットブックとしての評価を中心に
(ネットブック一般にありがちな話題には触れない)。
【製品コンセプト】
モバイル性よりも快適性を重視し、
①10.2型の大きめ液晶。
②筐体サイズを生かしたキーボード。
③厚めの筐体により排熱・静音性、筐体剛性を確保。
そして何と言っても、
④落下・水濡れに対応するメーカー保証込みでも低価格。
【良い所】
まず①だが、この液晶は、非光沢としては画質が最も良さげ。
10.2型搭載ながら筐体奥行を、東芝NB100(8.9型)から
バッテリー出っ張りを取り去った程度に抑えている。
②のキーボードはピッチ17ミリ(標準キー)、ストローク2ミリ。
たわみがなく打ち易い。配列も標準的。打鍵音も小さい。
③は待機時動作音23dBを達成。HDD含め、高負荷時もかなり静か。
筐体左と底面が若干熱を持つが、ひざ上に長時間乗せても不快感はない。
筐体細部に至るまでしっかり感がある(組み立ては中国)。
サポートで売ってるエプソンだけに④は価値がある。
ただし落下対応の方は、補償限度額が毎月減ってくし、
Na01の場合、元の購入金額が安いだけに、
マザボ交換(約¥25,200(部品代)+¥14,175(諸経費))なんかでは、
追加費用が掛かるかもしれない。
その他では、
■天板がマット仕上げ。指紋が目立ちにくい。
■USB*3
■ACアダプタはコード込みで213グラムと軽量、コンパクト。
■電源スイッチが液晶ヒンジの横にあるのだが、
液晶を閉じている時は押しても反応無
■タッチパッド機能をオフに出来る(Fn+F9)。
■FnキーとCtrlキーをBIOS設定画面で入れ替え可能。
■リカバリCD付属。
■底面にはHDDベイとメモリスロットがあり、
いずれもビス2本だけで簡単にアクセスできる。
メモリ2GBでの動作報告多数。
【悪い所】
■無線LANがn非対応。Bluetoothなし。
■WEBカメラなし。
■そーゆーコンセプトだからしょうがないが、1.28kg、39ミリ厚の筐体。
【どういう人に選ばれるノートか?】
快適性重視、非光沢、縦600ドットの解像度(WEB閲覧は、
情報が凝縮されてるページでないとキツイ)と来れば、
ズバリ、学習用だろう。
落下対応の保証も、子供に持たせるには欠かせない。
【ライバルとの比較】
落下対応のメーカー保証が付けられるネットブックには他に、
LaVie Lightがあるが、保証込みだとNa01より2万円以上高く、
爆音仕様で話にならない。
一方、販売店の同様保証っていうとPC盆バーくらいかねぇ。
そちらではその保証込みで、東芝NB100がNa01と同価格帯で買える。
【こーゆー人は買ってはいけない】
ネットブックとしては、携帯性(小ささ、軽さ、バッテリー持ち)はパッとしない。
【最後に】
Aspire oneのBIOS問題など、ネットブック(低価格)だからこそ許される甘えは、
Na01には見られない。エプソンにはエイサーと違って、
「サポートの評判に傷を付ける訳には行かない」
という使命感があり、その為には、
いい加減な製品は販売しないって事なのだろう。
【参考】
エプソンダイレクト「Endeavor Na01 mini」
~コストパフォーマンスと使い勝手に優れたネットブック
これが東芝NB100の活きる道!
ネットブックとしての評価を中心に
(ネットブック一般にありがちな話題には触れない)。
【製品コンセプト】
■光沢液晶を採用し、NETBOOK中一番綺麗。
低反射処理も効いている(疲れ難さより鮮やかさ寄り)。
ただし、赤が強い、青が強いなど、色味には個体差あり。
必要に応じてグラフィックオプションで調整すべし。
■筐体奥のバッテリーの出っ張りはともかく、
同サイズ液晶のライバルと比較してコンパクト
(液晶ベゼルが、まぁ許せる太さ)。
バッテリの固定はそれほど強固ではないので、
意図したものではないだろうが、
バッテリーの出っ張りは、片手持ちに便利。
■中国製とは言え、日本メーカー製である以上、
「安いんだから、すぐ壊れてもしょうがない」は通用しない。
実際、筐体のシッカリ感は高い。
日本メーカー製にありがちな、余計なアプリは入ってない。
【良い所】
■キーボードは、横ピッチ15.9ミリ(A~Zなど使用頻度の高いキー)、
ストローク1.5ミリで、たわみが少なく、タッチは良い方。
■底面の蓋を開けるだけでメモリ換装(1スロットしかない為)できる
(仕様ではXPのULPC基準をクリアさせる為かMAX1GBだが、
2GBでの動作報告多数)。
■ファン音は、高負荷時に少し気になる程度で、静か。
一応、Fn+F8でサイレントモードのON/OFF。
■排熱は上手く行ってる。高負荷でもキーボード面均一に暖かくなる程度。
底面中心部は熱くなるが、バッテリーをつかんでいれば大した事ない。
■1,050グラムだが重心がど真ん中にあり、
どんな持ち方でも、実際より軽く感じる。
■USB端子*3。Bluetooth標準装備。
■Fn、「A」「S」キーの組み合わせで画面の拡大、縮小。アプリ制限もなさそう。
■SS RXと違い、液晶は最大180度まで開くことが出来る。
【悪い所】
■タッチパッドの面積が小さい。左クリックボタンが大きいのは良い。
■実測1時間半~2時間程度しか持たないバッテリー持ち。
バッテリーは1個210グラム。大容量バッテリーはまだ無い。
ACアダプターは320グラムで、ネットブックでは重い方。
■30万画素と、今時控えめなWEBカメラ。
■天板はケバくはないが、ピアノブラックで指紋が目立つ。
一方、底面のプラスチックのシボ処理は、
国内メーカー製らしさがある。
【どういう人に選ばれるノートか?】
バッテリー絡み(出っ張り、駆動時間)に納得できるなら、
6万円以下ネットブックはNB100を基軸に考えて良い。
2年、3年と使うなら、
ACER Aspire oneだとメッキのハガレが早そうだし
(東芝と言えどサポートには雲泥の差が付くだろう)。
【ライバルとの比較】
ネットブックには、NB100が分類される①綺麗液晶系、
Eee PC 901の②モバイル系(バッテリー持ち、SSDによる耐衝撃性)、
1280×768ドット液晶の③高解像度系がある。
価格と筐体デザインに納得できればNB100は、
①の中は勝ち抜けるであろう。
問題は③との比較である。WEB閲覧には
縦たった168ドットが、生死を分ける程の差となる。
ただ、HP 2133にはCPUの非力さとOS絡みの煩わしさ、
Gigabyte M912には販売店の問題があり、
XPモデルとなった工人舎SXは価格帯が違い過ぎる。
次期Aspire oneはこの解像度になる事が決定しているが、
それまでは③にも決定打はない。
国内大手との比較ではNECのLaVie Lightがあるが、
あちらはファン音のハズレ(まぁ、ユーザーの個人差もあるが)を
引いてしまうと、使い続けるのが辛い。
【こーゆー人は買ってはいけない】
NB100の様なピアノ天板は小キズで、あっという間に貧相になる。
駆動時間から言っても、持ち歩きには気を使うだろう。
サポを必要としない上級者が、寝モバ程度に使うのであれば、
耐久性そこそこでも良い訳で、Aspire oneの高解像度版を
待った方が良いかも知れない。
【最後に】
東芝が本気出せば、重量も駆動時間も
こんなもんじゃなかったと言われるが、
本気出したRXよりは無難さが目立つ、NB100なのでした。
【参考】
メーカー公式
-
最近
- ステマサイト見破る11の予備知識。
- 2013年春スマホの特徴を各1行で
- 2012年夏スマホの短か過ぎるレビュー。
- lenovo G580を買わない理由を考える・・
- Ivy Bridgeモデル攻略への第一歩。
- Xperia acro HD SO-03Dの対抗馬はこんなにある!
- 3月上旬発売のRHDM-U500HRを調べてみた。
- 予算10万で狙えるPC2台体制(ASUS U24E等)
- 長持ちしそうなPC 2012年春版(dynabook Satellite T571など)
- 解像度別スマホ主要機種1行レビュー 2012年春
- SSD+HDDを内蔵できるノートPC一覧。
- 今、Ultrabookを買わない8つの理由。
-
リンク
-
アーカイブ
-
カテゴリー
- @タブレットまとめ
- ①NEC
- ②富士通
- ③東芝
- ④SONY
- ⑤Panasonic
- ⑥エプソン
- ⑦lenovo
- ⑧hp
- ⑨DELL
- ⑩他メーカー
- ⑪液晶
- ⑫キーボード、タッチパッド等
- ⑬OS
- ⑭CPU
- ⑮チップセット、GPU
- ⑯メモリ
- ⑰HDD(SSD)
- ⑱光学ドライブ
- ⑲通信
- ⑳保証
- ○○なデバイスはどうよ?
- ○○なPCが欲しい。
- ○○の松・竹・梅。
- 用途①:WEB、掲示板の閲覧
- 用途②:動画サイト閲覧
- 用途③:ワード、エクセル
- 用途④:動画鑑賞
- 用途⑤:ファイルサーバ、ファイル交換
- 用途⑥:エンコ
- 用途⑦:プログラミング
- 用途⑧:3Dゲーム
- 用途⑨:持ち歩き
- 用途⑩Thin client
- @スマホ
- AQUOS PHONE IS17SH
- AQUOS PHONE SERIE ISW16SH
- AQUOS PHONE SL IS15SH
- AQUOS PHONE st SH-07D
- AQUOS PHONE sv SH-10D
- AQUOS PHONE ZETA SH-09D
- ARROWS X F-10D
- ARROWS Z ISW13F
- HTC EVO 3D ISW12HT
- HTC INFOBAR A02
- HTC J butterfly HTL21
- HTC J ISW13HT
- iPhone 4S
- MOTOROLA PHOTON ISW11M
- NECカシオ MEDIAS ES N-05D
- NECカシオ MEDIAS PP N-01D
- NECカシオ MEDIAS X N-04E
- NECカシオ MEDIAS X N-07D
- Optimus G LGL21
- Optimus G pro L-04E
- Optimus it L-05D
- Optimus LTE L-01D
- Optimus Vu L-06D
- Panasonic ELUGA power P-07D
- Panasonic ELUGA V P-06D
- Panasonic ELUGA X P-02E
- Panasonic LUMIX Phone P-02D
- REGZA Phone T-02D
- SAMSUNG GALAXY NEXUS SC-04D
- SAMSUNG GALAXY Note II SC-02E
- SAMSUNG GALAXY S II LTE SC-03D
- SAMSUNG GALAXY S III α SC-03E
- SAMSUNG GALAXY SII WiMAX ISW11SC
- SHARP AQUOS PHONE SERIE SHL21
- SHARP AQUOS PHONE SH-04E
- SHARP AQUOS PHONE ZETA SH-02E
- Xperia acro HD SO-03D
- Xperia AX SO-01E
- Xperia GX SO-04D
- Xperia NX SO-02D
- Xperia VL SOL21
- Xperia Z SO-02E
- 富士通 ARROWS μ F-07D
- 富士通 ARROWS Kiss F-03E
- 富士通 ARROWS V F-04E
- 富士通 ARROWS X F-02E
- 富士通 REGZA Phone T-01D
- 富士通東芝 ARROWS ES IS12F
- 富士通東芝 ARROWS Z ISW11F
- 京セラ DIGNO ISW11K
- 京セラ DIGNO S KYL21
- 京セラ URBANO PROGRESSO
- @低価格モバイルまとめ
- Uncategorized
- 周辺①接続
- 周辺②ソフトウェア
- 周辺③NAS
- 四季報:コスパ命のPC選び
- 御バカ
- 使用者①:老眼
- 使用者②:節電・エコ
-
RSS
Entries RSS
Comments RSS