CULV機狙ってる奴、ちょっと待った!
もう少し出せばモバイルから据置まで一台でこなせるPCが手に入るじゃないか!
って事で今回は、以下の条件
・液晶13.3型以下かつ重量2kg以下
・通常電圧Core 2 Duo搭載か、CULV+独立GPU
・外付けモニタへのデジタル出力
・排熱・静音性に、大きな破綻が無い
を満たすノートの中から更に、
年末辺りから発表されるであろう次世代CPU(Arrandaleなど)モデルの登場に伴い、
10万円以内が期待出来るノートをご紹介。
あとは外付モニタに、例えば現在最安4万チョットのフルHD液晶ながら、なんと
で、そこそこ目も疲れ難いと評判の三菱RDT231WM-Xを、
外付キーボードには、かなりタッチが改善されたと評判のトラックポイント付のコレを、
それぞれ用意すれば、普通の人なら液晶がベストとは言い難い大型ノートやボードPCを、
割高に感じるだろう。
ところでArrandaleだが、問題は性能の割に熱効率の悪いインテルグラフィックが、
今回からはCPUの発熱に加算され、
ノート内部で発熱が分散されてたこれまでの様には誤魔化しが効かない処だ。
Arrandaleは、CPUダイとGMCH(Graphics Memory Controller Hub)ダイを
QuickPath Interconnectで結ぶ、なんちゃってGPU統合であり、
本当にGPUがCPUダイに統合されるのは2011年のSandy Bridgeからなのだから、
Arrandale後にCore 2 Duo機選ぶ理由は有り得ても、
Sandy Bridge後にArrandale機選ぶ理由は無い訳で、
冷静に考えれば、値崩れ後のCore 2 Duo機買ってSandy Bridge待てと言う事になる。
店頭モデル故、画面解像度は1,366×768ドットに留まるが、
VAIOというのは最新モデルにこそ価値があると世間も解ってるので、
CPU世代交代の影響を最も受け易く、店頭在庫なら10万円近くまでの値崩れも
有り得ると思う。
搭載されるCore 2 Duo P9700(2.8GHz、6MBL2)というのはTDP25Wながら、
CULV機に現在採用されてる最高位、SU9400の丁度倍の性能なので、
電源設定がマックスパワーなら、軽作業でもCULV機との違いは体感出来るだろう。
グラフィックも、フレームレート調整なしでブルーレイ再生可能なGeForce 9300M GS(ON/OFF可)。
(GMA 4500MHD+Vista以降で行われる再生支援はフレームレート調整が入り、
永ちゃんがCMで紹介する倍速液晶の逆状態になってしまう。)
STAMINAモード(GeForce OFF)なら公称9時間駆動。重量1.48kg。
ただ、直販以外で買うと落下対応のメーカー保証が付けられないし、
VAIOは頑丈の対極にある様な機種なので、持ち運びが多いなら、
店頭保証(殆どが落下には対応しない)と細心の注意で乗り切るしかない。
★ThinkPad X200と、X200sのCore 2 Duo SL9600(2.13GHz、6MBL2)モデル:
レノボ程、直販価格がフレキシブルに変わるメーカーは現在なく、
CPU切り替え前には大幅ディスカウントが期待できる。
(一般的にはオーダーメイドに店頭モデル並の値崩れは期待できない。
これがHPだと、世間がCPUを切り替えた後に、余剰パーツで格安モデルを組んだりする。)
デジタル出力はウルトラベースというドッキングステーション経由。
なので本体は、ウルトラベースが無料で付いてくるタイミングで買いたい。
直販でのWXGA、LEDバックライトの販売は、CCFL在庫がはけるの待ちと見た。
コレ言ってしまうと何時まで経ってもLEDバックライトでのCTOが始まらないので、
ココだけの話に留めて頂きたい。
engadgetやGIZMODOの二番煎じサイトなら、ココでThinkPad X100eやThinkPad Edge
の話題に触れるのだろうが、ココは論理的思考を発信するサイトなので、
ThinkPadブログが触れたがらない、メーカー別、3年以内の故障率ランキングってのに、
切り込んでみたい。
このデータで注意して頂きたいのは、
①ライトユーザ多いコンシューマ機中心のメーカー(SONY、acerなど)に有利で、
ヘビーユーザ多いビジネス機中心のメーカー(レノボなど)に不利な統計。
②品質のバラツキを「仕様です」で押し通すメーカー(SONY、acerなど)に有利で、
比較的親身になって直してくれるメーカー(例えばThinkPad)に不利な統計。
③ThinkPadの様に、バスタブ曲線が3年以内に収まらず、3年以内の故障の殆どが、
メーカー全額負担で直してもらえる初期不良で占められるブランドなら、
ユーザー負担は、経済的にも資産保守の観点でも最小限で済む点。
(東芝、ASUSの初期不良の少なさは、素直に褒めたい。)
④突発的故障を除くという条件の統計なので、
このデータに、いわゆる頑丈さは反映されてない点。
まぁマトモに考えれば、重武装のタフブックやDELL Latitude ATGと同じセミラグドに、
薄型ノートで唯一認定されてるThinkPad X、Tシリーズの耐久性と、
他メーカーのそれを、保険会社ごときが比較する方がナンセンスだ。
ちなみにレノボとASUSが壊れ難いとする統計として、以前にもコチラを紹介した。
★HP Pavilion dm3i ハイパフォーマンスモデル:
フルメタルボディ(アルミ天板+マグネシウム合金)。ただ、繋ぎ目処理は甘い気がした。
Core 2 Duo SP9300(2.26GHz、6MBL2)+GeForce G105M(512MB)で公称8時間駆動。
(BBench 1.01(無線g、60秒間隔でのWeb巡回10サイト、キー10秒間隔)で
省電力モード=5時間32分、パフォーマンスモード(輝度最大)=3時間54分)
ディスプレイは130度まで開く。
キーボードはストローク浅く感じた(1.7ミリ)。
最上段キーは初期設定が、他機種でいうFn押しっぱなしの状態になっており、
F1~F12として使うには逆にFn押しながらという変り種。これはBIOSで切り替えられる。
タッチパッドは鏡を触ってる様な感触。
スピーカーまあまあ。
有線LANが100BASEなのと、ハイスペックながら光学ドライブを内蔵しないのが注意点。
X200の項で触れた用にHP製品が美味しいのは、世間が新世代CPUに切り替わった後かも知れない。
筐体が主にプラスチックである代わりに、ExpressCard/34やドッキングステーションを備える。
(本体にHDMI端子)
13.3型1,366x768pxのLEDバックライト液晶は非光沢タイプで、
発色はまあまあだが上下視野角は狭い。
Celeron T3000 (1.8GHz x デュアルコア、1MBL2)+GL40チップ
または
Core 2 Duo P8700(2.53GHz、3MBL2) / T9600 (2.8GHz、6MBL2)+GM45チップ
からの選択で、少なくともCore 2なら排熱・静音性もまあまあ。
北米では独立GPU(RADEON)すら選べる。
キーボードはピッチ19×19ミリ、ストローク3ミリ、JIS・OADG準拠配列。
タッチも悪くない。
重量、最大駆動時間は、
光学無、標準4セルバッテリーで1.88kg、5時間(Celeronも同じなのでどちらかに合わせてあるのだろう)、
光学有、標準バッテリーで2.04kg、
光学有、8セルバッテリーで2.27kg、7時間。
HPファスト・チャージ・テクノロジーにより、電源オフ時1.5時間で90%まで高速充電可能。
堅牢設計はこんな↓感じだが、HPのこのクラスやPavilionには、バスタブ的に3年保証必須かと。
CPUこそCore 2 Duo SU9400だが、
グラフィックがRadeon HD 4330(ON/OFF可。専用メモリ512MB)で、
この組み合わせは駆動時間(公称8時間)とブルーレイ、超解像度再生を両立する最適解。
(YouTubeの「&fmt=37」(1080P)は、Flash Player 10.1ならSU9400+チップ内蔵でも充分。)
販売店はケーズデンキさんとJoshinさんのみ。
同じacerグループには、Aspire 3935って通常電圧CPUのがあり、
スペックと見た目はかなり良いのだが、残念ながらそっちは欠陥商品。
3935は1.8インチHDDなのでSSD逝くのは自然だが、裏蓋止めてるシールはがすと保証外とかw
acerは世界シェア2位なのに、未だにこんな機種が出て来てしまう。
短編レビュー~ノートPCメーカー編~
★NEC★
事もあろうに中国市場から追い出されるトコまで堕ちた品質問題を解決すべく、
急速に国内生産比率を上げており、去年までの評判は余り気にしなくて良い。
直販は勿論、店頭購入や、安売りが期待できる通販で買っても、60日以内なら、
落下・水濡れに対応するメーカー3年保証に11,970円で加入出来る。
累計の補償限度額は、購入金額を基準に決められており、
・初年度:100%
・2年度:82%
・3年度:64%
となっている。
サポートには定評のあるNECだし、
ぶっちゃけ、VersaPro UltraLite タイプVSの様な尖ったモデルでもなきゃ、
積極的にNECを選ぶ理由も他には無い訳だから、是非とも加入して頂きたい。
直販サイトではモデル名は全て、VALUESTAR G、LaVie G、VersaPro Jとされ、
筐体名をさすアルファベット1文字は、「タイプ」の後に表記される。
例えばLaVie J(店頭モデル)→LaVie G タイプJ(直販モデル)。
★富士通★
国内組立(ただしLOOX M除く)で初期不良が殆ど無い代わりに、
保証・サポートには消極的で、落下対応のメーカー保証がないばかりか、
お問い合わせ11件目より有料[1件あたり2,000円]って・・
追伸:2009年10月発表モデルからは、
使い始め1年間の電話サポートが無料になりました。
LOOX U~NWという現行ノートのフルライン(5.6型~16型。
ただしLOOX M除く)で、液晶解像度がWXGAだったり、
据置モデルで筐体が厚いのにグラフィックがチップ内蔵のみだったり
(NFの直販モデルの一部にRadeon HD 3470があるっきり)と、
このメーカーは基本、ライトユーザー相手なので、
しょーも無い事を問い合わせる人がさぞ、多いのだろうw
★東芝★
主に中国生産で尚且つ、落下対応のメーカー保証が無く、
メーカー修理も高額なので有名。
Qosmioの排熱問題(買って僅か1,2年での実害報告多数)
を何世代にも渡って放置して来た企業体質も手伝って、
年3回のモデル末期には、店頭モデルが価格暴落する。
CX、EX、Satellite PXW、AX、一部TXという据置の売れ筋で、
未だに有線が100Base LANであり、
東芝にしてみれば、Qosmioとそれ以外って感じなんだろう。
乱立著しいQosmioについては「Qosmioまとめ」を参照されたし。
直販モデルのモデル名には、最後に「W」が付く。
★SONY★
09年6月30日をもって店頭モデルへの、落下対応のメーカー保証を止めてしまう。
しかしモバイルに関しては、
他社が独自の頑丈基準を設定する中、
SONYは軽量・長時間駆動というスペック表に現れる処に特化しているので、
ハードケースで持ち歩くなり、
落下・水濡れ対応が付けられる直販で購入するなりの、
自衛手段を講じる必要がある。
ここの落下対応(SONYではワイド保証という)の様に、
補償限度額、免責金額共に無いってのは、私の知る限り他メーカーに例が無い。
保証料は機種によって違うが、金額的にもこれを利用しない手は無いので、
VAIO買うなら直販で購入し、同時にワイド保証に加入するってのは鉄則である。
VAIOたる所以は液晶の発色にある訳だが、
光沢ながら写り込みを押さえた「クリアブラック」や、
非光沢ながら光沢並みのコントラストを実現した「クリアソリッド」など、
綺麗で見易いのが特徴。
ただ、クリアブラック「LE」ってのは、
輝度(バックライト本数)、発色、反射具合など、
全てに渡って手抜きなので、それしか選べないtype C、type Nなどは、
所謂VAIOではない。
type TZ以降、各モデルに採用された電卓型キーボードは、
タワミが無く、キーピッチの割に隣接キーへの干渉を防げるが、
キートップを滑る様な、所謂ノート用タイピングには不向き。
OSは、一部にXPモデルが存在するものの、
基本、Vista 64ビットなので、アプリはともかく、
周辺機器には苦労するかもしれない。
これはVAIOが、信頼性よりもパフォーマンス
(64ビットならメモリ容量を活かせる)を優先している事を、
広く世間に知らしめた一例に過ぎず、
SONYがキモオタとの距離を取るのに良く使う手法である。
(イメージで売るブランドには、メーカーによる、ユーザーの選別も重要。)
SONYは、モバイル分野における駆動時間の優秀さでは、今やレッツと双璧だが、
休止状態でさえ、放電が半端じゃないので要注意。
尚、VAIOと言えど、持ち運びさえしなければ、
他メーカーより壊れ易いって事はない。と、個人的には思ってるんだけど・・
★Panasonic★
全数、国内組立で、初期不良が無い事が、
日本人には頑丈のイメージに繋がっている様だ。
しかし日本でタフブックとして売ってるモデル以外では、
ThinkPad程、頑丈じゃないし、
開発が止まっているせいか、とにかく仕様そのものが低いのが目に付く。
レッツノートは搭載液晶がショボイにも拘らず、
デジタル出力可能なモデルがF8(ポートリプリケータにDisplayPort)
のみってのは、セントリーノ2世代として、怠慢と言われてもしょうがない。
(これ以外の点は、比較的最近の設計になるF8の項目に書いた。)
ウリにしている駆動時間に関しても、
T8とほぼ同仕様の海外版の公称だと、3時間も減っており、
パナだけじゃないにしても少なくとも、
海外メーカーとはカタログ値の基準が違うのは明らか。
落下・水濡れに対応するメーカー保証は、直販で本体と同時購入するしかない。
本体ボッタクリの直販で購入する事の是非はともかく、一応紹介すると、
それぞれ3年保証に、R/Tが10,500円、W/Fが12,600円で加入できる。
累計の補償限度額は
1年目:購入金額の100%まで
2年目:購入金額の70%まで
3年目:購入金額の50%まで
となっている。
★エプソン★
一日修理を謳う、業界最速のサポート体制。
落下・出張修理に対応する保証も安い。
落下・水濡れに対応する保証(安心プラス保証)の場合、
一度の補償限度額は、
・最初の一ヶ月は、本体購入金額。
・以後毎月、本体購入金額の1/36ずつ減額(3年でゼロになる)。
累計限度額の記載は無く、加入するには安心プラス保証料金の他、
その間の標準保証料金が要る。
肝心のPC本体だが、主にベアボーンを使用し、
一から設計してる訳ではないので、
機種ごとに当たり・ハズレは否めない。
しかし、サポートNo.1のメーカー故、
そもそも、壊れ易いのは採用しないハズ。
メモリ、HDDの容量を上げて注文すると、途端に価格が跳ね上がるので、
最小構成で購入して、ご自分で増設するのがお得である。
電話注文だと、内蔵HDDのメーカーはある程度、指定出来るらしい。
★lenovo★
良い意味でペーパー・カンパニー。
電話対応は10人前後らしい。>レノボ・ジャパン。
これなら直販のゴタゴタにも説明が付く。
で、ThinkPadの開発は未だ、日本IBM敷地内の大和事業所でやってて、
サポートも未だ、日本IBMが担当。製造はIBM時代からの契約工場。
レノボになってから質感落ちたって言ってる奴はX300系を知らんのだろ。
そもそも、全機種コストダウン無縁なメーカーなど存在しない訳だし。
(レッツノートは開発費の方をケチってる。)
マイクロソフトはWindowsの開発をThinkPad上で行っており、
(Super Validation Customer。他にはHPと東芝)
これと米軍頑丈規格
(セミラグド。他にはPanasonicの日本名タフブックとDELL Latitude ATG)
の両方を満たすのは現在、
ThinkPad(現行Xシリーズ、Tシリーズ、R400、SL300)しかない。
最も信頼出来る統計も、lenovoを最も故障の少ないメーカーとしている。
現在までの大気圏外でのノートPCシェアも、確認できる範囲で100%との事。
何だかんだ言っても、人類がThinkPad以外を宇宙に連れ出した事例は無いらしい。
トラックポイントは、一度触ってしまうだけで、永遠に卒業できない。
現行ThinkPadは、ノートでありながら液晶閉じたままの常時稼動が可能な程、
排熱・静音性が優秀だが、更に現行モデルからは、
PC内部への埃の進入を防ぐ為、吸気口にメッシュを貼るという大きなハンデを、
人知れず背負っているのだから恐れ入る。
ThinkPadで問題視されるのは重量で、
これは強度を維持したまま、薄型筐体(RとSL以外)を追求している為、
マグネシウム余分に使ってワザと重くなってる事に起因する。
まぁその宿命を背負った上で、X200sの最小1.1kgってのはある訳だが。
一方、駆動時間の方は最早、国内メーカーにも負けてない。
Core 2 Duo SL9400(1.86GHz、6MBL2)のX200sが
無線LAN使用のWEB閲覧で10時間43分駆動したという実例もある。
初期不良は少なくないが、この点はサポートがIBMだから安心して良い。
電話も直ぐ繋がる。
ThinkPadが、長い付き合いに最も適したブランドと言われている理由は、
保守マニュアルと部品のみの購入の容易さにある。
各部品の交換手順をご丁寧にも、ビデオで解説(リンク先はX200s関連)する様な
ふざけたメーカーは、レノボくらいしかない。
落下・水濡れに対応するメーカー保証は、
補償の累計限度額は無く、
・一部損で修理代が10万超えた場合は、超えた分だけを客が負担。
(ThinkPadには10万超える壊れ方は殆ど無い。)
・全損の場合は、5万円負担で相応の新品と交換出来る。
注意して頂きたいのはで購入すると、
落下対応のデフォ1年は付いて来ないってトコ。
購入1年2ヶ月以内に落下対応を延長する事は出来るので、
万が一、故障が延長前だった場合には、
故障してる事を棚上げして保証に加入すべし!
(これはレノボの説明不足の方に非がある。)
ThinkPad本体を直販購入の場合、3年・引取修理・落下対応で26,250円
現在、ThinkPadの中のThinkPadと言えるのは、
目に優しい液晶をシングルベンダで指定できる、
・X200sのWXGA+
・X301
・T400のHigh Nit LEDバックライトWXGA
・W700のWUXGA
の4機種である。
★ヒューレット・パッカード★
hpの場合、品質レベルには次の3段階がある。
上位=通常保証3年モデル=現行だとEliteBook:
ThinkPadのW、T、Xシリーズを意識したモデル。
排熱・静音性や、ポイントスティック(2ボタンで動きもイマイチ)など、
道具としてはThinkPadに敵わないが、ヘアライン仕上げのパームレストなど、
モノとしての満足度はコチラが上。
落下・水濡れに対応するメーカー保証は、
累計の補償限度額が16万円に設定されている(←hp共通)。
加入料は3年で7,245円~。
中位=通常保証1年の法人モデル(個人での購入も可)=現行だとProBook:
ThinkPadのRと違い、道具としての品質にまで踏み込んでコストカットしてあり、
買い替えサイクルは自ずと短くなり、それこそが、
レノボより商売が上手く行ってる秘訣!
落下対応のメーカー保証への加入は、3年で16,275円~。
下位=個人向け=Pavilionブランド:
メーカーの落下保証に加入出来ないばかりか、
通常の保証でさえ、2年延長するのに13,650円も掛かる。
故障件数を誰よりも把握しているメーカー当人による値付けなのだから、
当たり前に3年使える代物だとは思わない方が良い。
案の定、排熱・静音性に問題を抱えてるモデルは多く、
3年確実に使える事より、使い捨て感覚で筐体デザインを楽しむ人向け。
– – – – – – – – – – – – – – –
今や薄利多売だけでは、PCの価格競争は勝ち抜けない訳だが、
hpはそれを、
・サポートに中国人を多用する
・内部パーツにモデル末期の余剰パーツを多用する
事で行っており、逆に言えば激安でも、最初からまるで使えない様な粗悪品は無い。
★DELL★
いくら安くても、お勧め出来るのは以下の2パターンのみ。
・共にサポートに定評がある、法人モデル(個人購入可)またはXPSシリーズを、
コンプリート・ケア(落下・水濡れ対応の保証。累計の補償限度額は本体購入額。)
付きで購入。
・取扱のある家電店での店頭購入。保証は店頭のでも良い。
これらは初期不良に対して、誠意ある対応をしてもらう為には、絶対必要!
メーカー保証の場合、メーカー/ユーザーどちらに過失あるか決めるのは、
メーカー側。
しかしVostroのコンプリート・ケア、最長が1年ってのはどうなのよ?
★ASUS★
世界中のデスクトップPCを分解すると、
7割にASUSの基盤が入ってるとまで言われる大メーカーなのに、
社員は全員、残業代すら貰わずに仕事してるとの話もあり、
かつての日本メーカーを彷彿させる。
液晶解像度で選択肢から外すのが、残念でならない。
★acer★
世界シェア3位ながらメーカーの体を成してないとは、恐ろしやw
カワイイはつくれる!液晶も然り。
店頭でビジネス・ノートの液晶を見ると、
①階調が滑らかじゃない。
②発色が青い。
③発色が薄い。
と、散々な訳だが、既定がこうなってるのはある程度、ワザとである。
①は、グラフィック プロパティ⇒ディスプレイ設定⇒画面の色
の既定が16ビットになってる事が多いからで、
これは省電力と疲れ目対策(ディザリング点滅の抑制)が目的か?
②は、経年劣化では青が薄れるので、予め強くしてある。
(実際、劣化の少ないLEDバックライト液晶の機種、
例えば、フラッグシップのX200s、WXGA+やT400sなどでは、
発色の初期設定が青に寄ってない。)
③は非光沢液晶故で、写り込み気にせずに、輝度を落として使う用。
いずれも必要とあらば、簡単に改善出来るので、購入候補から外すのはもったいない。
今回は、その簡単をご紹介する。
まず①。これは「16ビット」となってる処を「32ビット」に変えるだけ。
動画では気にならないかもしれないが、写真見るなら必須である。
次に②。Calibrize 2.0という無料ソフトで調整する。
手順1:ダウンロードはこのページの「Click here to download」をクリック。
手順2:保存したセットアップ・ファイルをダブルクリックで実行。
指示に従い他アプリ閉じて、同意、インストール・フォルダ、アイコンの有無を順次選択。
手順3:Calibrizeを起動させ、「Next」をクリック。
手順4:コントラスト調整なのだが、これはノートでは必要なし。
同じく「Next」。
手順5:赤、青、緑の中に円があるのだが、それが最も目立たなくなる位置まで、
各スライダを動かす。液晶真正面に陣取り、画面中央で色調整しよう。
ビジネス・ノートだと↓の様な位置に来るかな?終わったら「Next」。
手順6:「Save」で保存。
②は以上。
③は完全に用途・環境次第だが、
低反射処理された光沢フィルムの貼り付けである。
光源が遠い場合でしか使わないなら、
文字もクッキリするので、事務用に貼っても間違いじゃない。
お勧めはエレコムのコレ。
目の疲れについては、流石に光興業程の効果はないが、
それでも10万円以下で売られるノートの様な写り込みは防げる。
取付方法は製品リンクにあるので省略するが、
フィルムは静電気で埃を集めるので、
ノートは大きなポリ袋の上に置き、
雨合羽着用でやった方が良いかもしれない。
単体モニタに付ける場合は、
シャワーで埃を流した風呂場で、裸になってやれとまで、言われているので。
とにかく頑丈なノートが欲しい。
温度(オーブン加熱、急速冷凍)、湿気、粉塵、振動、加圧など
米軍が定める8規格に合格すると、
現場や車両での使用に適した「セミラグドPC」の称号を得る訳だが、
今回はそんな厳ついノートの中から、
PCとしての実用性(WXGA以上の画面解像度)があるものをご紹介する。
★Panasonic タフブック CF-52(15.4型WUXGA(低反射処理)、
筐体厚50.7-51.9ミリ、3.4 kg、カタログ駆動4.5時間):
WUXGAなので独立GPUを積む訳だが、
それが信頼性に欠けるRadeon HD 3650ってんじゃ、
狼の皮を被った羊と言われてもしょうがない。
価格.com最安店でも未だ、30万円以上。
★現行ThinkPad Xシリーズ、Tシリーズ、R400、SL300:
薄型(X、T)、低価格(R400、SL300)のまま、米軍8規格をクリアする処こそ、
日本の底力!(大和事業所)
マッチョとは無縁な外観からつい、
他メーカーとのスペック、価格比較なんぞ、してしまいがちだが、
頑丈さで言うなら、
本稿で紹介しないメーカーでは所詮、「自作」の域を出ないとさえ言える。
国益を考えると、大和の技術流出先が中国ってのは宜しくない。
ま、ThinkPadとしての真骨頂は、壊れたときの保守のし易さ
(保守マニュアル、部品調達。それでも駄目ならIBMサポート。)
にある訳だが。
ThinkPadの場合、部品マルチベンダ絡みの品質バラツキは否めない。
キーボード交換くらいはしょうがないが、せめて液晶くらいはハズレたくないものだ。
したがってセミラグド認定モデルでは、液晶パネルがシングルベンダとなる
・X200sのWXGA+(12.1型、筐体厚20.7-28.7ミリ、1.33Kg、
カタログ駆動4.2時間(4セル)(数値はいずれもカタログモデル(WXGA)のもの))
・X301(13.3型WXGA+、筐体厚18.6-23.4ミリ、
1.33Kg(光学なし)/1.42Kg(光学あり)、カタログ駆動3.2 時間(3セル)
(数値はいずれもX300のもの))
・T400のHN(高輝度)LEDバックライト(14.1型WXGA、筐体厚27.6-31.9ミリ、
2.28Kg、カタログ駆動6.4~6.6時間(6セル)(数値はいずれもカタログモデルのもの))
が現在のお勧め。
★DELL Latitude ATG E6400(14.1型WXGA、高輝度LEDバックライト、
タッチスクリーンもあり。筐体厚33.0-36.9ミリ、2.52 kg):
Core 2 Duo T9600(2.80GHz、L2は6MB)固定。グラフィックは手堅く内蔵。
普通のE6400から最薄部7.6ミリ、最厚部5.9ミリ厚くなってるのと、
価格が跳ね上がるのが、ThinkPadとの違い。
旧式のATG D630でさえ、未だ30万円以上で直販してる。
D630には更に厳つい、こういうのもあった。
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