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小型PC専門の解説サイト

予算6万で検討する、CULV以外の選択肢。

CULV機がお買い得であるからには、
手頃感で売ってた既存13、14型ノートも価格的影響を受けるし、
Atom機を作り続けるにも、解像度などの課題を克服し、損失の出ない商品にせねばならない。

ところでこのサイトは、以下に挙げる情報には触れないで来た。

・責任持って勧められないメーカーや店舗(商業サイトはこの手の広告収入がデカイ!)
・型落ち筐体や中古品
・2、3日で古くなる激安情報

今後もその方針なので、
情強のみなさんなら、以下にお勧めする機種をもっと安く購入できるかも知れないし、
ココに挙げた以外の機種が6万レンジに入って来る事もあるだろう。


dynabook UX

3万円台前半でこの質感が買えるなら、
この画面解像度、性能に耐える用途、すなわち

・メール
・動画鑑賞やYouTube(本体モニタの解像度の範囲で)
・文書作成
・Logicool Vid
・学習ソフト

などに限定されても欲しいって人は多いハズ。

液晶が赤系の発色に弱い事、モノラルスピーカーながら青歯無しとかが注意点。


VAIO W

4万円台前半で、「CULVより小さいのが欲しい。駆動時間イラネ」ならコレ。

液晶ドットピッチも、万人向けとは言わないが実用に耐える。
液晶の発色に加え、排熱・静音性もまずまず。

大容量バッテリーなら駆動時間すら克服できるが、
大容量での出っ張りはVAIOに似合わず、(VAIOの上位モデルの多くは、仮に大容量でも出っ張らない)
大容量前提のVAIO Wという選択は、返ってカッコ悪い。

無線n無し。ネットブックの中でも、スピーカーは良い方ではない。

Atom N280+10.1型WXGAの対抗馬には、
HP Mini 110の量販店モデルもあるが、
そちらも駆動時間長くないし、販路が限られてるせいで値崩れイマイチ、
糞ニー嫌いですらUターンさせる程のデザインwと、一般的じゃない。


工人舎 EX スタンダードモデル:

Atom N27011.6型1,366x768px(LEDバックライト)+XPのタブレット型PC
液晶横のスティックポインタとタッチパネル(抵抗膜方式だが)で操作。

公称4.5時間駆動、重量1.7kgながら光学ドライブ内蔵、ExpressCardスロットも備える。

350kg耐荷重ってのは面加圧とは言え、工人舎には聞き慣れないフレーズで、
光学無しで1.48Kgながら国内サービス始めたばかりのGIGABYTE T1028Xよりは、地雷臭少ない。

なにせタブレット型では、もう少し出費しようにも2kg近くなったり液晶汚かったり。

6万切る直販専用モデルは青歯無し。


ThinkPad R400WXGA+LEDバックライトモデル:

13.3型CULV機に、価格的、設置面積的な手軽さを求めてるなら、
圧倒的使い易さでこのR400も選択肢に入れて良い。

Celeron 900(2.20GHz)、Win7 Home Premium(32でも64でも)、メモリ2GB(1スロット)、HDD250GB、
DVDスーパーマルチ、青歯、無線a/b/g/nで一般直販価格58,065円~(少なくとも11/12まで)。

いくらシングルコアCPUでも、2.20GHzもあれば大抵の事は出来る。
24時間稼動に耐える排熱・静音性などは、所謂CULV機に真似出来る芸当でもない。

液晶は発色が良いとは言わないが、目に優しいのと縦解像度は裏切らないし、
トラックポイントまで含めるなら事務作業においては、フルスペックのVAIO Zすら敵じゃない。
スループットはボトルネック部分の速さで決まるが、
大抵、事務作業でのボトルネックはユーザーインターフェイスである!

R400は、光学ドライブ⇒ウェイトセーバーでも2.3kgあるので家中モバイルだが、
光学の代わりにSATA接続なセカンドHDDを入れられ、
高速SSD+大容量HDDと内蔵出来るのが、SSDの普及期にも合っている。

持ち運びしない14型ノートにも、セミラグドは無駄じゃない。

これからの季節、家に居ても暖房で部屋が暑くなったり、風呂場からや加湿器の蒸気が不意に掛かったり、
寒くて外で遊べない子供が家でノートに乗ったり(R400は天板にも鉄骨入り!)と、危険は幾らでもある。

セミラグドPCがそれら全てに無事だとは言わないが、元々それらを念頭に設計されるのと、
ただCore 2 Duo載ってりゃ安い方が良いでしょ?ってノートじゃ、
使用者に求められる配慮ってものが違って来るのは当たり前。

6万くらいの価格帯だと、「あともう少し出せば○○に手が届く」とか
「○○がこの価格帯に下りて来るかもしれない」とか
「PCは数年使うものだから数万なら無理すべき」とか、よぎる訳だが、
+1.5万でCore 2 Duo逝くのはともかく、ぶっちゃけハズレ液晶にあたる可能性ある14型WXGA+では、
R400のこの辺りに留めとくのが賢いと思うよ?モバイルが安くなった今、14型持ち歩くとか現実的じゃないし。

IdeaPad S12(上の画像は3セルバッテリー装着時。仕様PDF):

12.1型1,280x800pxのLEDバックライト光沢液晶+Atom N270。

バッテリーは標準(6セル)だと出っ張り、公称5.5時間駆動、1.55 kg。キーボードそこそこ。

NVIDIA ION+Win7なモデルは、GeForce 9400M Gの3D性能がウリで6万円台前半。
インテルチップ+XPなモデルは、価格勝負で4万円台前半。どちらもあと5千円程度下げられると思う。

IONの方はExpressカードスロット無し、インテルチップの方はHDMI無し。
両方共、

・液晶は120度くらいしか開かない。
・無線n無し。
・電源ケーブル太過ぎ。
・メモリ増設は簡単だが、HDD交換は分解作業。

Flash PlayerのGPUサポートが進んで行く中で、
IONならCPUはAtomでも良いかと思われる方も居られると思うが、
スペック差の割に、Atom N270がN280より体感遅いのは、
Atomがそれ程までにボトルネックになってるせい
だろうって事で、
N270であるうちは、12型ノートに3D性能要る人以外、IONモデルは忘れて良い。

ただ、IONモデルでさえ、排熱・静音性にも問題なし。

尚、12型ながら凝ったGPU載せるノートにはhp Pavilion dv2もあるが、
そもそもあの大型筐体に12型液晶って方が不自然。


Eee PC 1005HR

・10.1型1,366×768px
・Atom N280
・Win7 Starter
・1.27kg
・公称8.4時間駆動
500GBの無料Webストレージ
・定価49,800円(最安だと4万円前後まで下がるのでは?)

10.1型1,366×768px+Atom Nにはhp、VAIO W、GIGABYTE T1028Xがあったが、
長時間駆動、1.3kg以内、定価5万円未満を満たすモデルは、1005HR-WSが初めて。

Windows 7 Starterは、

・Windows Aero利用不可。
・Media Center付属しない。
・Win7新機能のリモートメディアストリーミング(SONYのロケフリみたいなもん)に非対応。
・マルチディスプレイ不可。(外付けと本体に同画面表示は可能)
・壁紙は専用ソフトで変更。

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あと検討したいのは、現在最安で7万円台中盤に差し掛かってるLet’s note LIGHT R8くらいかなぁ。

CULV機のdynabook MX(11.6型)、ASUS UL20Aと、X200sのCeleronモデルを加えた辺りが、
現状、この予算の10~14型ノートでは一般的な選択肢かと。

2009.11. 7土曜日 Posted by | ASUS, ネットブック旧モデル, レッツノート, ③東芝, ④SONY, ⑤Panasonic, ⑦lenovo, ⑧hp, ⑩他メーカー, ⑪液晶, ⑫キーボード、タッチパッド等, ⑬OS, ⑭CPU, ⑮チップセット、GPU, ⑯メモリ, ⑰HDD(SSD), ⑱光学ドライブ, ⑲通信, ⑳保証, ○○なPCが欲しい。, 用途①:WEB、掲示板の閲覧, 用途②:動画サイト閲覧, 用途③:ワード、エクセル, 用途④:動画鑑賞, 用途⑤:ファイルサーバ、ファイル交換, 用途⑥:エンコ, 用途⑦:プログラミング, 用途⑨:持ち歩き, EeePC 1005HR-WS, ENVY, GIGABYTE, GIGABYTE T1028X, IdeaPad S旧モデル, Let's note R, Mini 210, Pavilion dv2, ThinkPad Lシリーズ, ThinkPad T430, ThinkPad T430s, ThinkPad Tシリーズ, ThinkPad X旧モデル, TouchSmart tx2, UL20FT, Uncategorized, VAIO Z, 周辺①接続, 工人舎, 工人舎 EX | 予算6万で検討する、CULV以外の選択肢。 はコメントを受け付けていません

13.3型以下ノート(Atom機除く)用スペック解説まとめ。

ノートが安くなり複数所有当たり前になったし最早、14型以上を持ち歩く時代ではなかろう
(筐体が13.3型相当のFMV-BIBLO MGは良いとしても。)

今回は、13.3型以下ノートのスペックに難癖付けて行きますw
まぁ運が良ければ、仕様見て機種ごとのコンセプトを判断したり、BTOのお役にも立つでしょうと。

■液晶解像度、表示品質

高解像の方から

WXGA++(1,600x900px)
WXGA+(1,440x900px)
WXGA(の1,366x768px)
WXGA(の1,280x800px)
XGA(1,024x768px)

がある。

縦解像度900ドットによりWEBブラウザにおいて、据置並の一覧性を確保するのが

これより縦解像度増やそうとすると現行モデルでは、
最小でも15.4型(その殆どが3kg級)になってしまう。
(在庫のみで終了のレッツノートY8除く)

CULVノートを東芝は、ネットノートと呼んでもらいたいらしいが、
ネットブックもネットノートも、一覧性からしてWEBでの情報収集が得意な機種ですらなく、
そもそもこの2つのカテゴリ名称に「ネット」が付くのは、
コンシューマ用途の筆頭がWEB閲覧であり、その用途をなめて掛かってるだけの話だ。

逆にCPUなんぞは、CULVなら他用途にも全然困らない。

13.3型以下に関しては、
はVAIO Zのみ。はThinkPad X301、X200s(X301以外はオプション)しかない。

これらは全て、TMDという日本メーカー製パネルを採用し、
X301は目が疲れ難い事重視、VAIO ZとX200sはそれに比べると発色重視(極僅かにギラツキ)。

この中でドットピッチはX301が最も大きく(0.199ミリ)、
VAIO ZとX200sは全く同じ(0.181ミリ)。

それぞれ所謂A4ノートより液晶とキーボードとの距離が近く
コントラストのハッキリした優秀なパネルなので、
視認性でよく言うピッチ0.2ミリの壁ってのは、これら3機種に関しては当てはまらない。
(VAIO Wなんて更に1割程ピッチ小さい(0.164ミリ)けど、これまた意外に見易い。)

まぁこれらドットピッチが万人向けとは言わないが、
表示品質に関わらずこれらが問題となる人には、12.1″WXGAすらお勧めし難い。

XGAが多くのアプリの最低ラインであるのと同様に、
自宅に居てWEBで情報収集する場合に外付モニタ不要となる最低ラインは、WXGA+だろう。

ついでに、TMDパネルで有名なノートにはVAIO TTがあり、これが最も発色寄り(8ビットフルカラー)で、
逆にギラツキあるので事務用には向かない。

で、そのTTですら、発色青く色調整必要と感じさせてしまうVAIO Xがあると。
コレはAtom機だけど。ギラツキはVAIO TTと同程度。

軽量・省電力志向の本格モバイルに、据置並の発色を求めるのは酷な話で、
13.3型以下では、TMDの上記4機種とVAIO Xの綺麗さだけが例外。
これらは動画鑑賞してても、非光沢液晶である事すら忘れさせる域にある。

ちなみに非光沢液晶のモバイルには、ギラツキがあるのは普通で、
「グレア液晶の方が、目が疲れる」の図式は通用しない。
(非光沢ながらギラツキ皆無ってのは、上で触れたノートの他にはdynabook NXなどがある。)

一方、筐体小さいだけで「軽量化関係ない」所謂CULV機となると、話は変わって来る。

CULV機に採用されてる11.6型と13.3型の1,366x768px液晶は、
グレア処理されてしまうと各社ノート間で発色に違いを見出すのは最早困難。
パネル設計が新しい事もあり、正面から見る分には発色、コントラスト共に申し分無い。

VAIO TTやX程の鮮やかさは当然無いが、
sRGB(すなわちNTSC比72%。動画は普通、これを基に製作される。)用途では寧ろ、
CULV機の方が肌色を自然に写すかも知れない。

ただ上下視野角が狭く、上から見ると白ボケ、下からだと黒くなるので、
ちょっとした姿勢変化にすら天板の角度調整は要るだろう。

の16:9画面は、筐体横幅が結構あるので持ち歩きには要注意。

の代表的機種はレッツノートR8。メモ帳開くだけでブラウザ隠れてしまうの必須だが、
極小筐体、実用的な縦解像度、視認性の良さを併せ持つ貴重なモバイル。

多くの学習ソフトがXGAベースで作られており、
それやる用なら、XGA超える解像度は疲れるだけ。

■LEDバックライト液晶

最も威力を発揮するのが、輝度下げたときの省電力具合。

レッツノート S8/N8が、通常電圧CPU逝きながらも、
カタログ駆動時間稼げた最大のカラクリがココにある。

もしもX200に、大容量バッテリーに合わせた厚めの筐体と、LEDバックライトが与えられていたなら、
その他仕様が快適路線でないS8/N8では完全に埋もれてしまう。

LEDバックライトは経年劣化も少ないが、RGB LEDを採用する高級液晶と違い、
モバイルに採用(白色光源を液晶上下に配置するだけ)する意図は、軽量・薄型化のし易さにある。

■ユーザーインターフェイス

ポイントスティックがあれば、マウスはリモコン代わりにしか使わないなぁ。
マウスと比べて、コピペやショートカット操作の手数も激減するし。

ポイントスティックが情報収集や動画鑑賞にまで必要な装備とは言わないが、
その操作に馴初めないなんて言ってる輩は、
プログラミングとか、良く練られた文章書く仕事にはそもそも就いてないだろw

キーボードにポイントスティックが付いた13.3型以下ノートには、

NEC VersaPro UltraLite VS

富士通 FMV-P8270

同 FMV-T8170

・VAIO P

・ThinkPad X301

・同 X200系

HP EliteBook 2530p(とそのタブレットの2730p。これらは2ボタン注意。)

Dell Latitude E4300

等がある。

キーボードに関しては以下の問題

・主要キーピッチ16ミリ未満
・キーストロークやタッチの軽さの割に、縦ピッチ広過ぎ(これだと不要なキーを押してしまう)
・極端にストローク浅くクリック感も無い(VAIO TTとか)
・キーストローク以上に大きくキーが沈み込む(たわみ。VAIO Gとか)
・キートップのグラツキ(X200系のCHICONY製とか)

さえなければ大抵、慣れるよ。悲しくもw
気分良くタッチタイプしたいなら、実際に触って自分にあったもの選ぶしかない。

■CPU

今回は、現行のインテルULV(TDP10W以下)に絞って解説する。

Core 2 Duo SU9600(2コア、1.6GHz、3MBL2、289ドル(1ku Bulk Budgetary Price))

Core 2 Duo SU9400(2コア、1.4GHz、3MBL2、262ドル)

Core 2 Solo SU3500(1コア、1.4GHz、3MBL2、262ドル)

Celeron SU2300(2コア、1.2GHz、1MBL2、134ドル)

Celeron M 743(1コア、1.3GHz、1MBL2、107ドル)

Celeron M 723(1コア、1.2GHz、1MBL2、107ドル)

(以下断りが無ければ、CPU以外は同じ構成の機種を比較してると思って頂きたい。)

この中でSpeedstep無効なのはセレ723743だけ。長時間駆動狙うにはかなりキツイ。
dynabook MXの11.6型のは、そんなハンデがありながらも公称9.5時間を謳う。)

コンシューマ向けノートとしては、
&fmt=22(YouTubeの720p)のストリーミング再生が出来るCPUを積んでるか否かでは、
その価値は全く変わってくる。

&fmt=22にも処理の重さは色々あるが、
ここに挙げたULVで、&fmt=22が無理なのはセレ723743だけだ(※1)。

これ積んだ機種はdynabook MXの11.6型でさえ、かなりの値崩れ必至で、
手軽な事務用という位置付け。

※1CoreAVCというソフトを利用すれば、Atomですら&fmt=22が出来てしまうらしい。
そもそもインテル内蔵グラフィック以外ならFlashプレイヤー10.1からは、
GPUによる再生支援が使える
様になる。

SU2300ではSpeedstep有効だが省電力機能は限定的で、
同じ筐体でSU9400SU2300となる店頭モデルだと、軒並み駆動時間落とす。

富士通 LOOX Cでは9.2⇒6.2時間と落ち込みが激しく、
唯一、僅かに逆転が見られる同社 FMV-BIBLO Rでも、
メモリ4GB⇒2GBが効いてるせいだろう。

VAIO TT直販で言うと、SU9600でさえSU2300より駆動時間長い。

しかしSU9400SU2300の処理能力は、これまでのCeleronとは違い、
より多くの用途で体感差を感じないで済む

VAIO TT直販の様に元々13万円以上かつ、SU9400との価格差数千円って言われると旨みは無いが、
一般的にはCPU原価は何倍にもなってノート売値に反映されて来るので、
拘りがなければSU2300モデルから探し、浮いたお金でSSDってのが賢いやり方かも知れない。

逆に拘りがあるなら、モバイルのCPUは後からは交換し難いし、
交換し易いメモリやHDDより無理してでも、処理性能、駆動時間共に勝るSU9400以上逝っとけと。

SU9400は、ココにある中ではSU3500の次に駆動時間が期待出来る
しかしシングルコアのSU3500と違い、SU9400ならCPU的には、メイン機すら充分勤まる

普段から複雑な科学計算余儀なくされる科学者、技術者ならいざ知らず、
SU9400で不足とか、どんなキモオタだよw

まぁSU9400で遅いとか言っちゃってる輩は、重い処理以前に、

・Vistaの初期最適化による魔の一週間の只中に居る
・メモリ容量不足
・1プラッタあたりの記憶密度が低いHDD使用
・不当にCPU酷使するウイルス対策ソフト(McAfeeなど)使用

のいずれかである事が多いのだが。

SU3500は、SU9400の片コア無効にしただけなのでCPU原価は変わらない。

この中で唯一、TDP5.5Wなので排熱に余裕があるし、当然バッテリーは最も持つ
一方シングルコアなので、この程度のクロック差では処理性能でSU2300にも負ける。
(スーパーπはシングルコアで処理される為、当然SU3500のが速い。
が、今時の重い処理なら、複数コアを利用する様に出来てるのが普通。)

X200sなどの、元々、快適性重視の機種には最低でもデュアルコアが欲しくなるが、
レッツノートR8の様にモバイルとして以外、使い様が無い機種には、
積極的にSU3500を選びたい。(レッツノートLIGHT)

SU9600SU9400はどちらでも良いと思うが、積極的にSU9600選んだ方が良い場合ってのは、
駆動時間が多少犠牲になっても良いから、液晶綺麗なVAIO TTやWXGA+のX200sなどで、
&fmt=22のストリーミング再生に更なる余裕を持たせたいって場合くらいか?

これら2つのCPUでは限界付近の重い処理でしか体感出来る程の差は出ないし、
SU9600に出来てSU9400に出来ない処理なんて、探す方が大変だ。

実際、各社から発表されたばかりのWin7モデルでも、
ULV機の上位モデルは、殆どが未だSU9400

■チップセット

インテル4シリーズチップセット(GS45、GM45、GL40、PM45)なら、
現行SSDの転送速度をしっかり活かせるし、
デジタル出力できる機種も多く、デスクトップPCもウカウカしてると、セレ機に負けてしまう程。

グラフィック内蔵でもGS45、GM45のGMA4500MHDなら、
Vista以降でBlu-ray再生をサポートする。(フレームレート調整の形だが)

この辺はたとえセレ機でも、Atom機からのステップアップの大きな意義になる。

■メモリ

未だにDDR3に移行していないモバイルってのは、やる気が無いか、
余程、部品在庫を抱えてるかしかあり得ない。(例えばレッツノートN8/S8)

仕様表のメモリの欄には必ず記載のある項目なので、
CULV機ならそこで、メーカーの意気込みをチェックして頂きたい。

メモリ容量はダウングレードXPなら、1GBx2スロットで充分
大した事しない人が駆動時間重視なら512MBx2でも良い。
それ以上投資したければSSDに直行すべき。

XP以外を今選ぶなら、Win7の64ビットだろうが、
これはモバイルなら4GB、据置なら8GBが定番か。

■ストレージ

お目当てのストレージ・メーカーでの納品が約束されてるノートは少ないし、
HDDの最小容量でBTOして、後で載せ替えってパターンを想定する。

転送速度重視やモバイル(耐衝撃性)するなら、東芝製SSDがお勧め。

リード最大230MB/sライト最大180MB/sを誇り、
安物と違って、使い込んでも遅くなり難い(だろう)。
容量64GBが24,800円。

逆に据置機に、速度より信頼性や容量を求めるなら、
ディスクからして自社設計の日立製HDDの500GBならハズレがない。
250GB/1プラッタと記憶密度分の速度出るし、7200rpm版もそろそろ出回る。

SSDにも既に信頼性はあるとする意見もあるが、Google辺りに試されるのと、
金融システムで長年データ突き合わされて来た実績を、同列に扱えるハズがない。
まぁどの道、バックアップ(ry

■通信

無線だと、通信速度も重要だが、そもそも繋がり易さってのがノートにより違うので要注意。

海外メーカーの現行ビジネス機は、液晶べゼル上端にアンテナ数本組み込んであるのが多く、
繋がり易さからしても、伊達にべゼルが太い訳じゃない。

あと、出掛ける先や用途によって持ってくノートが変わる場合、
WiMAXを内蔵にしてしまうと、ノートごとの契約になってしまうので不経済だ。

この様な複数モバイルになってしまう可能性があるのならと言う事で、
Atom機にもExpressカードスロットを求めてしまう訳だが、これが又、絶滅危惧種なんだよなぁ。

小さくて使えるノートが欲しい場合には、今のうちにHPのmini 2140押さえておくべきかも。

■可搬性

頑丈でなかったり(CULV機やVAIOなど)、頑丈になる為に筐体厚くしたノート(レッツノートなど)が、
そうでないもの
(ThinkPadなど)より重量軽いのは当たり前だ。同じコストや素材だったなら。

重量が同じでもいざ、持ち歩くとなれば、
頑丈じゃなければハードケース要るだろうし、筐体厚ければ鞄への収まりが悪い。

駆動時間短ければ予備バッテリーやACアダプター、
ポイントスティック付いてなければマウスも合わせて持ち歩く事もあるだろう。

単純に本体軽いと言った次元では、可搬性は語れない。

■駆動時間

カタログ駆動時間ってのは機種、スペックによる違いの他に、
メーカーに売る気があるか無いかってのも大きく影響して来る。

売る気のあるメーカーなら、JEITAの基準(PDF)さえ満たせば、
かなり有り得ない環境設定で駆動時間伸ばそうとする。有名ドコでは、
dynabook SS RXのバックライトOFF(半透過液晶故に許される)を含めたカタログ値や、
同じ仕様のノートを、国内向け、海外向けで公称値3時間も変えてるレッツノートW8などがある。

液晶こそが最も電気食いなのは解るが、何故にここまで暗くなる必要があるんだろ?
ってノートが多いのは、上記PDFの測定法b)として、「最低輝度での稼動」があるからだ。

そんなこんなで実駆動というのは、良くてカタログ値の7~5割ってのが普通なのだが、
何故かThinkPadだけは、開発側(日本IBM敷地内の大和事業所)と販売側(レノボ)
の歩調が取れてないせいか、
工場出荷状態(これが又、不当に電気食いな設定なんだわw)での測定を公言するせいもあり、
無線使ってのWEB閲覧程度ならカタログ値を上回る事すら珍しくない。

それにしても重い処理の方、測定法a)ってのも今時、
320x240px動画を20カンデラで再生とか、ぬる過ぎだよなぁ。
俺なんてついつい、全画面(1440x900px)&最大輝度(250カンデラ!)で見ちゃうもんなぁ。
まぁ、重量1.1kgのモバイルでの話だけどw

■頑丈さ

同機種100台の内、1台しか生還できない災いがあるとして、
頑丈になる事によって生還率が倍になったとしても、
助からない確率は、たった1%減るだけだ。

他方、それぞれの商品説明にもある様に、

VersaPro UltraLite VMは150kgf面加圧クリア⇒点加圧は25kgfレベル

FMV-BIBLO Rは200kgf面加圧クリア⇒点加圧は35kgfレベル

という事例もある。

そう考えると何処までの頑丈さが必要で、コストを掛けるのが適切かってのは、
ノートを開発・販売する当事者
(メーカー)の意見だけ聞いててもホントの処は解らない。

HDDの代わりにSSD積んでればデータだけは守れるとする見方もあるし、
幾らCULV機がヤワだったとしても、
その分、価格が安いんだから服着替える様に買い換えれば、良い気分転換になるとも言える。

壊れ易くても保証が万全な為、何とか持ってる大メーカーもある。

まぁ私に言える事は、ユーザーが対価払ってまで買う価値のある頑丈ノートは、セミラグドPCだけだ。

2009.10. 19月曜日 Posted by | 1810T, 1年保証が標準の法人モデル, 3年標準保証モデル, acer, Adamo 13, Aspire Timeline, Aspire Timeline 1820P, Aspire TimelineX AS3830T, ASUS, ビジネスモバイル旧モデル, ポイントスティックモバイル旧モデル, モバイル旧モデル, レッツノート, ①NEC, ②富士通, ③東芝, ④SONY, ⑤Panasonic, ⑥エプソン, ⑦lenovo, ⑧hp, ⑨DELL, ⑩他メーカー, ⑪液晶, ⑫キーボード、タッチパッド等, ⑬OS, ⑭CPU, ⑮チップセット、GPU, ⑯メモリ, ⑰HDD(SSD), ⑲通信, ⑳保証, ○○なPCが欲しい。, 用途①:WEB、掲示板の閲覧, 用途②:動画サイト閲覧, 用途③:ワード、エクセル, 用途④:動画鑑賞, 用途⑦:プログラミング, 用途⑨:持ち歩き, dynabook R732, EC1400-31K, EliteBook, EliteBook 2530p, EliteBook 2730p, ENVY, 薄型旧モデル, Gateway, IdeaPad U310, Inspiron 11z, Latitude, Let's note R, Let's note SX2 / NX2, LIFEBOOK SH, Mini 5103, MSI, Pavilion dm1-3200, Pavilion dm3, Pavilion dv2, ProBook, ProBook 5310m, Studio XPS 13, ThinkPad 薄型旧モデル, ThinkPad Twist / Helix, ThinkPad X230, ThinkPad X旧モデル, TouchSmart tx2, U20A, Uncategorized, UX30, VAIO Duo 11, VAIO S, VAIO Z, VersaPro, Vostro, Vostro 1200, Vostro 1320, X340, XPS, XPS、ALIENWARE以外の個人向け, 周辺①接続, 周辺②ソフトウェア, 法人向け, 中型旧モデル | 13.3型以下ノート(Atom機除く)用スペック解説まとめ。 はコメントを受け付けていません

駆動時間単価が安い、モバイルランキング!

CULVノートが登場するまでは、モバイルの高価格を正当化するのは駆動時間であった。
長らく続いたその法則が崩れた半年を振り返るべく今回は、
バッテリー1時間駆動あたりの本体価格が安いモバイルを調べてみた。

本投稿では、

13.3型以下、一応XGA以上の解像度の液晶を搭載するモデルが対象。Atom Zは除外した。

・駆動時間は基本的にカタログ値を使用。

・その駆動時間を実際に叩き出した構成(CPUなど)や、最長駆動構成での価格を採用。

・直販モデル以外は、価格.comにおける最安価格(10月3日現在)を採用。hp直販は送料込。

・大容量バッテリーが存在するモデルでは、その場合の駆動時間、バッテリー込価格でもエントリー。

・そもそも10万円位まで(バッテリー込)で買える構成に限る。

それでは、カウントダウン形式で行ってみる。

第25位dynabook CX Core 2 Duoモデル 駆動時間単価27,843円(本体94,668円 / 3.4時間駆動)

第24位HP TouchSmart tx2 駆動時間単価25,921円(82,950円 / 3.2時間)

第23位VAIO type S Celeronモデル(で10万以内) 駆動時間単価25,657円(89,800円 / 3.5時間):

ソニーと言えば、今週の話題はコレ↓だろう。

電源のワイヤレス化に成功–50cm離れた機器へ60Wの電力を供給

今はたった50cmでも、駆動時間無制限に向かう道のりにあっては、
半分以上踏破したも同然だ。
天板にソーラーパネルとかも含めて、今後はこの分野で日本がリードして行くのだろう。

第22位Dell XPS13 駆動時間単価21,734円(99,979円 / 4.6時間)


第21位ASUS UX30 駆動時間単価20,915円(99,769円 / 4.77時間):

基本、バッテリー交換出来ない機種らしいので要注意。

ASUSに関しては、デザインや質感はともかく、
日本メーカー程度の安心感はある。これは社風だからしょうがない。


第20位HP ProBook 4310s Core 2 Duoモデル 駆動時間単価20,370円(101,850円 / 5時間)

第19位HP Pavilion dv2 駆動時間単価20,300円(73,080円 / 3.6時間)

第18位LaVie J タイプN 駆動時間単価18,875円(79,275円 / 4.2時間):

コストダウンの為にAMDチップ積むモデルは、やはり駆動時間でキツイ。

綺麗液晶なり、デジタル出力さえあれば、グラフィックパワーも活きるのだが・・

第17位HP Mini 5101 SSDモデル 駆動時間単価16,590円(82,950円 / 5時間)

本体10万以内でマトモなSSD積む希少モデル。

耐800kg級の頑丈さってのは、点加圧でもThinkPadに迫る勢い。
EliteBookの様にポイントスティックあったら、戦いを終わらせられるポジションにある一台。

第16位ThinkPad X200s 7465RH6(Celeron、XPモデルで10万以内)
駆動時間単価15,950円(63,800円 / 4時間)

第15位MSI X340 Super 駆動時間単価15,142円(53,000円 / 3.5時間)

U350
第14位IdeaPad U350 Core 2 Soloモデル 駆動時間単価14,476円(72,383円 / 5時間):

残念ながらキーボード、排熱共に、ThinkPadレベルには程遠い。

第13位工人舎 EX 直販最小構成  駆動時間単価13,288円(59,800円 / 4.5時間)

第12位VAIO W 駆動時間単価12,131円(42,460円 / 3.5時間)

Atom Z(のUS15W)って地雷がある訳でもあるまいし、
とうとうWXGAモバイルも、4万が在り来たりの時代に突入してしまった。

Timelineなどの様にCore 2採用するか、X200sの様にトラックポイント付いてる事で
やっと付加価値が付けられて6万とか、これではチョット、メーカーが心配になる。

サポート頼みの客ヅラも、そろそろ改める時代ですよと。

11z
第11位DELL Inspiron 11z(大容量バッテリ選択) 駆動時間単価11,705円
(64,980円+バッテリ増分5,250円 / 6時間)

残るはいよいよベスト10。


第10位ASUS U20A 駆動時間単価11,262円(93,480円 / 8.3時間)

第9位Let’s note LIGHT R8 駆動時間単価10,997円(87,982円 / 8時間):

低価格ながら、最もレッツらしいレッツ!

N8/S8登場も、駆動時間の為に液晶表示品質まで犠牲にしているレッツにとっては、
小さい事こそが正義だからだ。


第8位Gigabyte T1028X 駆動時間単価10,046円(65,300円 / 6.5時間)

第7位HP Mini 5101 SSDモデル(6セルバッテリ選択) 駆動時間単価9,450円
(82,950円+バッテリ増分11,550円 / 10時間)

斜め
第6位ThinkPad X200s 7465RH69セルバッテリ 駆動時間単価9,128円
(63,800円+バッテリ代18,354円 / 9時間(以下に説明))

レノボのカタログ駆動時間は、工場出荷設定によるもので、それがまた、
贅沢に電力食う設定になってる事もあり、国内メーカーに比べると、かなり押しが弱い。

X200sの場合、用意された省電力設定を行うだけでも、Core 2 Duo SUで1セルあたり1.5時間なので、
CPUに省電力機能が無いこのCeleronモデルでさえ、1セルあたり1時間は割と普通に持つと思われる。

ところで今週は、レッツノートのN8/S8に触れない訳には行くまい。

ネットブックやCULV機への過剰反応から、通常電圧CPUを載せて来た訳だが、
その結果として駆動ベンチは、

レッツN8標準バッテリ(8セル)時:8時間26分

X200sのCore 2 Duo SU、9セルバッテリ時:約13.5時間(ただし出っ張りは半端ない)

レッツN8軽量バッテリ時:4時間13分(公称値とからの推測)

X200sのCore 2 Duo SU、4セルバッテリ時:約6時間

は、と同条件で計測。WXGA+なら、の本体重量は、ほぼ同じ)

と、特に軽量構成での駆動時間の差は既存レッツユーザーを切り捨てるモデルチェンジに他ならない。

天板側こそLEDバックライト採用で薄くなったが、通常電圧を乗りこなすには、
パナソニックの排熱技術では本体側をより厚くする必要があったと見え、
それでもN8底面の手前左が45.8℃まで行ってたらしいが、
L2キャッシュが倍もあるSL9400を搭載し、遥かに薄型のX200sでさえ、
最も熱い処で28℃台だというのは是非、参考にして頂きたい。

HDMI付いたは良いが、液晶閉じたまま運用できる程の排熱性無しってんじゃ据置にもならない。

話をCeleronモデルのX200sに一旦戻しても、Core 2 Duo P8700を積むレッツN8/S8が、
ビジネス機としてよりパワフルだとは思わない。

何故なら通常ビジネス用途でのボトルネックはCPUではなく、
ユーザー自身であり、ユーザーインターフェースこそが能率に直結するからだ。

パナソニックやVAIO type Zが本気でビジネス機に進出したいなら、
海外高級機には付いてて当然のポイントスティックを避けては通れまい。

そもそもレッツに決定的に足りないのは液晶の表示品質であり、これはN8/S8になっても変わらない

B5ノートでNTSC比50%遥かに超えるのは未だ、VAIO type TとX200sのWXGA+っていう
TMDパネル勢だけ
で、その流れを作った戦犯は、やはりちょっとやそっとじゃ動かせないって事かw

第5位IdeaPad S12 駆動時間単価7,582円(41,706円 / 5.5時間)


第4位Gateway EC1400 駆動時間単価7,100円(56,800円 / 8時間):

Celeron SU2300はデュアルコアかつ省電力機能付
このCPUは今後、モバイル界のパワーバランスを大きく狂わす事間違いなし!

第3位IdeaPad S10-2 1280x720pxモデル 駆動時間単価6,930円(41,580円 / 6時間)

VAIO W
第2位VAIO W大容量バッテリ 駆動時間単価6,618円
(42,460円+バッテリ代13,800円 / 8.5時間):

ソニーは長時間駆動時、バッテリーが出っ張るか否かでtype Tとの棲み分けを行いたいらしく、
スリムバッテリーとの駆動時間差がやたらにある。なのでROWA製スリムは純正より持つのかも。

第1位Acer Aspire Timeline AS3810T Core 2 Soloモデル 駆動時間単価6,585円
(52,683円 / 8時間):

13.3型、1,366x768pxってノートはこれからも増えて行くだろう。
しかしAS3810Tも横幅は322ミリと、書類作業の傍らだと意外な程、机の場所を取る。
(12.1型のX200sが丁度A4用紙大であり、
縦横どちらかでもコレ超えると、可搬性も急激に悪化する。)

これは数年前、モバイルと作業性を両立すると評判だった14.1型1,400×1,050pxのノートよりも、
横幅で更に大きく、縦解像度のあまりの退化を考えると、低価格化、合理化の犠牲者は、
案外、メーカーだけではないのだと、思い知らされる。

2009.10. 4日曜日 Posted by | 1年保証が標準の法人モデル, 3年標準保証モデル, acer, Aspire Timeline, Aspire TimelineX AS3830T, ASUS, ネットブック旧モデル, レッツノート, ①NEC, ③東芝, ④SONY, ⑤Panasonic, ⑦lenovo, ⑧hp, ⑨DELL, ⑩他メーカー, ⑪液晶, ⑫キーボード、タッチパッド等, ⑭CPU, ⑮チップセット、GPU, ⑰HDD(SSD), ⑳保証, ○○なPCが欲しい。, 用途①:WEB、掲示板の閲覧, 用途②:動画サイト閲覧, 用途③:ワード、エクセル, 用途④:動画鑑賞, 用途⑦:プログラミング, 用途⑨:持ち歩き, EC1400-31K, EliteBook, ENVY, Gateway, GIGABYTE, GIGABYTE T1028X, IdeaPad S10-2, IdeaPad S旧モデル, IdeaPad U310, Inspiron 11z, Latitude, Let's note R, Let's note SX2 / NX2, Mini 5103, MSI, Pavilion dv2, Precision, ProBook, ProBook 5310m, Studio XPS 13, ThinkPad X旧モデル, TouchSmart tx2, U20A, Uncategorized, UX30, VAIO Duo 11, VAIO S, VAIO Z, X340, XPS, XPS、ALIENWARE以外の個人向け, 周辺①接続, 工人舎, 工人舎 EX, 法人向け | 駆動時間単価が安い、モバイルランキング! はコメントを受け付けていません

2台目だからこそ真価を発揮するモバイル達。

仕事の為の購入だったり、更新系データを任せたりのモバイルと、
趣味やちょっと情報を得たいだけのモバイルでは、選択の基準は違って当然だ。

私なら後者には、堅牢性よりも、手軽さだとか洒落になるかの方が重要だ。

そこで今回は、信頼性は仮にイマイチだったとしても、
6万円以内で買えて、より生活にも密着し得るモバイル達をご紹介する。


富士通 LOOX U(光沢5.6型1,280x800px565グラム、カタログ駆動6時間(Atom Z520)):

ゴツイ筐体の割に画面が小さかったり、液晶解像度高過ぎでタッチパネルし難かったり、
ギラツキで目が疲れたりではあるが、
XPが動く最小筐体である事や、画面の綺麗さ、駆動時間の長さは買える。

え?Viliv?mbook?そんなの知りませんw

type P KB
VAIO type P(光沢8型1,600x768px580グラム~、カタログ駆動4時間):

タッチタイプが無理なく出来る、最小ノート。

ARコートされた液晶は、VAIO Wとかネットブックとは違い、光沢でも写り込みが少ないが、
パネル自体のギラツキ、クラムシェル最小のドットピッチは辛く、
これ又あくまで、手帳代わり

工人舎SK
工人舎 SK 最小構成(光沢7型1,024x600px、700グラム、カタログ駆動3.7時間。
直販49,800円):

筐体に占める画面の大きさ、タッチパネルし易い解像度などでは、
上記2機種より実用性が高いのだが、駆動時間が実質、持って2時間半ってのがネック。

液晶は前モデルのSCからギラツキは減ったが、写り込みはある。

ポイントスティックは無し。

メモリはオンボード1GBのみで、増設不可。

HDDは1.8インチ。

無線n対応だが、Bluetoothは上位モデルのみ。

ExpressCard/34スロットがあるので、通信端末の使い回しに便利。

天板の、130kg静耐荷重実験をクリア。

2Wayカメラ(天板側に300万画素オートフォーカス、液晶側に30万画素)を備える。

静かな場所を想定したサイレントモードでは、
省電力機能を駆使して冷却ファンを積極的に停止させる。

尚、ここまでに紹介した3機種はXP Home+Atom Zの組み合わせ。
Atom Z(正確にはGMA500)を我慢出来るのは、これらUMPC3機種が限度。


工人舎 EX 直販最小構成(光沢11.6型1,366x768px、1.7Kg、カタログ駆動4.5時間。
59,800円):

スタイラスペンや指で操作できる抵抗膜方式タッチパネル。その横にはスティックポインタ。
筐体は厚さ26-33.8ミリ。

キーボードはピッチ17.5ミリ、ストローク2ミリ。

XP Home+Atom N270の組み合わせ。

有線1000 BASE+無線n対応だが、Bluetoothは上位モデルのみ。

こちらもExpressCard/34スロットとサイレントモードを備える。

天板の、350kg静耐荷重試験クリア。

光学ドライブ止めて1.5kg以内に収めれば、世間の評価も劇的に変わるのに・・

9月11日追伸

本日、GIGABYTEより10.1型タッチスクリーンのタブレット型PCが発表されました。

1,366x768pxの液晶
・XP HomeとAtom N280の組み合わせ
・公称6.5時間駆動
・1.48kg

と、工人舎には厳しい仕様です。

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ここからは、「既にPCは足りてるが、負荷分散の意味でオールラウンドに使えるノート
もあって良いかな?
」って方向け。

6万円以内が条件という事で、Core 2 solo SU3500(1.4GHz、3GBL2)モデルである。

SU3500はCeleron ULVと違って省電力機能(Speedstep)も有効だったり、
シングルコアな為、TDPが5.5Wだったりで、実際の駆動時間には最も期待が持てる。
(TDPとは正確には、「その熱源を積む事でPCメーカーがどの程度、
排熱に気を配らなければならないかを、熱源部品のメーカー側で定めた目安。」
の事だが、ある程度までなら、省電力、駆動時間の優劣判断に使える。)

ACER Aspire TimelineのSU9400(Core 2 Duo)版とSU3500版とで、
同条件の駆動時間計測(BBench)を行った結果、
前者が6時間20分の処、後者はそれより1時間ほど長く駆動したというデータもある。

SU3500はYouTubeの720pでこそ、全画面で引っ掛かる事もあるって程度で、
処理性能的に出来ない用途は少ないし、
メモリ、ストレージ、通信回線が同じならAtom N270/N280機と比べ、
Webページをより速く表示し、動画もよりスムーズに再生するのが体感できる。

今回紹介する2機種にはCore 2 Duo SU9400(同クロック、L2)の上位機種も存在するが、
この種の低価格・そこそこ品質ノートに同額上乗せするのなら、
耐衝撃性の点でもSSDのが良いだろう。


レノボ IdeaPad U350 29633EJ(13.3型1,366x768px
1.6 kg、カタログ駆動5時間。価格はコチラ。発売直後の為、値落ちはこれから。):

厚さ17-24.9ミリの薄型筐体。

液晶は明るく、Dolby Soundのスピーカーも、音質は悪くない。
周りの明るさを自動的に感知し、液晶輝度を自動調節。

マルチタッチパット。

4GBDDR3メモリ+320GBのHDD搭載は、Timeline(2GB(空き1)、250GB)より優位。

ファン音は常時大きめ。左パームレストは熱くなる。

駆動時間は無線WEBで4時間、動画で2.5時間って処。大容量バッテリーあり。

HDD保護機能あり。

現在までの処、13.3型液晶と超低電圧Core 2が組み合わされる低価格ノートには、
このIdeaPad U350の他、MSI X340 Super、以下に紹介するTimeline AS3810Tがある。

MSI X340 Super(これもSU3500)は駆動時間が短かかったり、
プラスチック丸出し筐体が頼りない為に今回割愛したが、
この3機種に共通する点は、

・Enterキー周辺配列に癖がある(Enterより右にキーがある)。
・Vista Home Premium
・HDMI出力端子
・有線1000 BASE+無線n対応+Bluetooth
・HP Pavilion dv2やASUS U20Aなどの様に、何の為の小画面か解らない程には重くない。

Timeline
ACER Aspire Timeline AS3810T-S22(光沢13.3型1,366x768px
1.6 kg、カタログ駆動8時間(6セル)。価格はコチラ):

安物らしからぬ金属的筐体。キーボードには指紋が付き易い。

液晶は輝度200カンデラと、まあまあだが写り込みはある。初期状態では発色も青っぽい。
視野角自体は普通だが、液晶が122度しか開かないので、姿勢によっては不足する。

スピーカーはこちらもDolby Sound。

キーボードはキーピッチ19ミリ。
独自構造によりストロークは深く、たわみも無いが、タッチは軽く、キートップもぐらつく。

マルチタッチパット。ただしボタンはシーソー式っぽい2ボタンで固い。
タッチパッドの無効ボタンが付いてる。

メモリ増設やHDD交換は容易だが、ユーザーがやると保証外になる。

着脱頻度の高い端子ほど手前、USB左右など、配列も考えられている。

この機種を2台目以降としてしかお勧めしない理由は、メーカー自体が芳しくないからだが、
Timelineに関しては、熱源と底面との充分なスペースにエアフローを発生させる冷却構造など、
見掛け(筐体厚23.4-28.9ミリ)より実用性(排熱)を重視している処に、
僅かながら企業姿勢の変化は感じる。この機種から法人向けを始めたのも無関係ではあるまい。

11.6型液晶、重量1.4kgのTimeline 1810Tも発売間近

ちなみに今回紹介したノートは偶然にも、全てがLEDバックライト液晶だった。

2009.9. 6日曜日 Posted by | ネットブック旧モデル, ポイントスティックモバイル旧モデル, ②富士通, ④SONY, ⑦lenovo, ⑧hp, ⑪液晶, ⑫キーボード、タッチパッド等, ⑬OS, ⑭CPU, ⑮チップセット、GPU, ⑯メモリ, ⑰HDD(SSD), ⑲通信, ⑳保証, ○○なPCが欲しい。, 用途①:WEB、掲示板の閲覧, 用途②:動画サイト閲覧, 用途③:ワード、エクセル, 用途④:動画鑑賞, 用途⑨:持ち歩き, ENVY, GIGABYTE T1028X, IdeaPad U310, Pavilion dv2, Uncategorized, 周辺①接続 | 2台目だからこそ真価を発揮するモバイル達。 はコメントを受け付けていません

グラフィック、モバイル性、低価格が揃ったノートが欲しい。

ライトユーザーというものは、いきなりエンコや多重処理(これらは主にCPU依存)をしたりはしないが、
ブルーレイを「コマ落ち無し」で再生できる事くらいなら望む可能性はある。

OS認識上限メモリ、高速SSDなど、体感速度を向上させる要素は他にも幾つかあるが、
それらや外付ドライブは、大抵のノートなら後から何とでもなる一方、
グラフィックってのはノートの場合、ユーザーにとってのPC寿命を決めてしまい兼ねない。

そこで今回は、14.1型液晶以下、10万円未満の強力グラフィック搭載ノートを探してみた。
まぁ強力といってもミドルレンジを載せるモデルは無いので、最新3Dゲームがバリバリに出来る程ではない。

掲載価格は投稿時点のもの。


SONY type C 直販モデル(14.1型、GeForce 9300M GS):

Vista Home Premium 64ビット、Core 2 Duo P8600(2.4GHz)、2GBメモリ、250GBHDD、
スーパーマルチ、無線a/b/g/n+青歯、3年保証(落下対応はプラス8千円)で84,800円~。

液晶はtype N同様、他社同価格帯より劣り(バックライト1灯、上下の狭視野角に加え、
他社より白飛びが酷い。)、type Cではデジタル出力も出来ない。

そもそもtype Cの場合、
唯サイズがコンパクトなだけで、モバイルを意識した頑丈設計にはなってない。


ThinkPad R400(のRadeon HD 3470(ON/OFF可)搭載モデル。14.1型):

Celeron 575(2.00GHz)、Vista Home Premium、Radeon HD 3470、2GBメモリ、160GBHDD、
コンボドライブ、インテル WiFi Link 5100(a/b/g/n)で、一般直販62,895円~カスタマイズ可能。

DELLのLatitude E5400と違い、GeForce  9200M GSだったり、WXGA+のLEDバックライトが選べなかったり
という、上位モデルとの露骨な差別化が無いのがウリ。
上位(T400)との違いは軽さと筐体厚、天板素材が主で、保守マニュアルや拡張部品すら共用。

今回紹介するノートはスペックはともかく、価格のせいでキワモノ揃いなので、
所有PCが1台の場合には、このR400辺りが無難である。

デジタル出力はドック経由。


ThinkPad SL400(のGeForce G105M搭載モデル。14.1型):

SL400の液晶は全て、WXGA、LEDバックライトで光沢タイプ。

どーしてもRADEONは嫌とか、一切、持ち運びしない人用で、
それ以外なら、セミラグドのR400までは行く価値がある。


Lenovo IdeaPad S12 NVIDIA IONモデル(12.1型、近日発売):

焼き品質考えると、ノート使いならブルーレイは、外付も買うであろう。
となるとAtom N機のS12は、HDMIも付いてるし、
ブルーレイ映像を余すトコなく再生できる最安ノートPCという位置付けになろう。


HP Pavilion dv2(の直販モデル。12.1型、Radeon HD 3410(512MB専用メモリ)):

Vista Home Premium、AMD Turion Neo X2(1.6GHz)、2GBメモリ、320GBHDD、
無線a/b/g/n+青歯で、送料込82,950円~。

14.1″SXGA+が載ってれば・・と思わせる筐体大きさ、重さを許容出来るか?で評価が分かれる。

性能は、デュアルコアのAtom 330プロセッサ+GMA950に、グラフィックだけ大幅強化した感じ
ネットブック級だがシッカリHDMIも付いている。

液晶は光沢で、発色、コントラストは悪くない。

騒音はそれ程でもないがキーボード、パームレストは熱を持つ。

マッチョな割りに、有線LANが100BASEなのは要注意。


HP TouchSmart tx2(12.1インチタブレット型、Radeon HD 3200(チップ内蔵)):

Vista Home Premium、Athlon X2(2.2GHz)、無線a/b/g/n、2GBメモリ、250GBHDD、
スーパーマルチで送料込91,350円~。

唯のノートとして見たら、液晶綺麗じゃない上にデジタル出力無し。

タブレット型はある程度の画質があって、お絵かき用に使うんでなければ、
片手で持って操作する事が多くなると思うのだが、
液晶サイズの割に重くなりがちだし、目の近くで操作するなら液晶サイズも要らないので、
もっと小さいLOOXとかのが良いのでは?

XPS
DELL Studio XPS 13(のGeForce 9400M G(チップ内蔵)モデル。13.3型):

静音性、挙動安定性、SLI対応ゲームの少なさからして、GeForce 9500Mまで行く価値は無い。

現行モデルはLEDバックライト液晶を選んでも筐体厚さは変わらない。

それにしても、液晶開けると排熱口塞がるとか、DELLにも程がある造りで、
フリーズ対策にも皆さんかなり、苦労されてる模様。BIOS更新で落ち着いて来てはいるが、
最近は動いてる時より放置してる時のフリーズが話題になっており(熱以外の問題)、
元々、インテルチップでない事が騒動の原因かも。

サポート手厚いXPSだけは、個人用DELLでも、ひいき目で見てたんだが・・


DELL Vostro 1320(のGeForce 9300M GSモデル。13.3型):

こちらはLEDバックライト液晶は選べない。デジタル出力もできないので、
何の為のGPUか考える必要はある。


acer Aspire Timeline 4810T(14型、Radeon HD 4330(512MB専用メモリ)。価格はコチラ):

Core 2 Solo SU3500 (1.4GHz、3MBL2)ながら、AcerPower Smart使用時9時間駆動を謳う

正直、acerってのはメーカーそのものが地雷なのだが、今回のTimelineシリーズは、
サポートこそ期待出来ないが、機械としてはかなり頑張っている。
腕におぼえのある方の2台目以降としてなら、価格も安いしアリかも知れない。


Gateway EC3800-35K(13.3型、Radeon HD 4330(ON/OFF可、512MB専用メモリ)):

ジョーシンさん、K’sデンキさんのみの取扱で、価格は9万円台

Gatewayはacerグループで、この機種も、
13.3型、Core 2 Duo SU9400(1.40GHz, 3MBL2)のTimelineに独立GPUを載せた派生機種

1.8kgながら、こちらも8時間駆動を謳い
LEDバックライト液晶も200カンデラの同じパネルと思われ、まずまず。

2009.8. 14金曜日 Posted by | acer, Aspire Timeline, ②富士通, ④SONY, ⑦lenovo, ⑧hp, ⑨DELL, ⑩他メーカー, ⑪液晶, ⑭CPU, ⑮チップセット、GPU, ⑯メモリ, ⑰HDD(SSD), ⑱光学ドライブ, ⑲通信, ○○なPCが欲しい。, 用途④:動画鑑賞, 用途⑥:エンコ, 用途⑧:3Dゲーム, 用途⑨:持ち歩き, ENVY, Gateway, IdeaPad S旧モデル, Latitude, Pavilion dv2, Studio XPS 13, ThinkPad Lシリーズ, ThinkPad T430, ThinkPad Tシリーズ, ThinkPadコンシューマ旧モデル, TouchSmart tx2, Uncategorized, Vostro, Vostro 1320, XPS, 周辺①接続, 法人向け | グラフィック、モバイル性、低価格が揃ったノートが欲しい。 はコメントを受け付けていません

短編レビュー~ノートPCメーカー編~

★NEC★

事もあろうに中国市場から追い出されるトコまで堕ちた品質問題を解決すべく、
急速に国内生産比率を上げており、去年までの評判は余り気にしなくて良い。

直販は勿論、店頭購入や、安売りが期待できる通販で買っても、60日以内なら、
落下・水濡れに対応するメーカー3年保証に11,970円で加入出来る。

累計の補償限度額は、購入金額を基準に決められており、
・初年度:100%
・2年度:82%
・3年度:64%
となっている。

サポートには定評のあるNECだし、
ぶっちゃけ、VersaPro UltraLite タイプVSの様な尖ったモデルでもなきゃ、
積極的にNECを選ぶ理由も他には無い訳だから、是非とも加入して頂きたい。

直販サイトではモデル名は全て、VALUESTAR G、LaVie G、VersaPro Jとされ、
筐体名をさすアルファベット1文字は、「タイプ」の後に表記される。
例えばLaVie J(店頭モデル)→LaVie G タイプJ(直販モデル)。

★富士通★

国内組立(ただしLOOX M除く)で初期不良が殆ど無い代わりに、
保証・サポートには消極的で、落下対応のメーカー保証がないばかりか、
お問い合わせ11件目より有料[1件あたり2,000円]って・・

追伸2009年10月発表モデルからは、
使い始め1年間の電話サポートが無料
になりました。

LOOX U~NWという現行ノートのフルライン(5.6型~16型。
ただしLOOX M除く)で、液晶解像度がWXGAだったり、
据置モデルで筐体が厚いのにグラフィックがチップ内蔵のみだったり
(NFの直販モデルの一部にRadeon HD 3470があるっきり)と、
このメーカーは基本、ライトユーザー相手なので、
しょーも無い事を問い合わせる人がさぞ、多いのだろうw

★東芝★

主に中国生産で尚且つ、落下対応のメーカー保証が無く、
メーカー修理も高額なので有名。

Qosmioの排熱問題(買って僅か1,2年での実害報告多数)
を何世代にも渡って放置して来た企業体質も手伝って、
年3回のモデル末期には、店頭モデルが価格暴落する。

CX、EX、Satellite PXW、AX、一部TXという据置の売れ筋で、
未だに有線が100Base LANであり、
東芝にしてみれば、Qosmioとそれ以外って感じなんだろう。

乱立著しいQosmioについては「Qosmioまとめ」を参照されたし。

直販モデルのモデル名には、最後に「W」が付く。

★SONY★

09年6月30日をもって店頭モデルへの、落下対応のメーカー保証を止めてしまう。

しかしモバイルに関しては、
他社が独自の頑丈基準を設定する中、
SONYは軽量・長時間駆動というスペック表に現れる処に特化しているので、
ハードケースで持ち歩くなり、
落下・水濡れ対応が付けられる直販で購入するなりの、
自衛手段を講じる必要がある。

ここの落下対応(SONYではワイド保証という)の様に、
補償限度額、免責金額共に無いってのは、私の知る限り他メーカーに例が無い。

保証料は機種によって違うが、金額的にもこれを利用しない手は無いので、
VAIO買うなら直販で購入し、同時にワイド保証に加入するってのは鉄則である。

VAIOたる所以は液晶の発色にある訳だが、
光沢ながら写り込みを押さえた「クリアブラック」や、
非光沢ながら光沢並みのコントラストを実現した「クリアソリッド」など、
綺麗で見易いのが特徴。

ただ、クリアブラック「LE」ってのは、
輝度(バックライト本数)、発色、反射具合など、
全てに渡って手抜きなので、それしか選べないtype C、type Nなどは、
所謂VAIOではない。

type TZ以降、各モデルに採用された電卓型キーボードは、
タワミが無く、キーピッチの割に隣接キーへの干渉を防げるが、
キートップを滑る様な、所謂ノート用タイピングには不向き。

OSは、一部にXPモデルが存在するものの、
基本、Vista 64ビットなので、アプリはともかく、
周辺機器には苦労するかもしれない。

これはVAIOが、信頼性よりもパフォーマンス
(64ビットならメモリ容量を活かせる)を優先している事を、
広く世間に知らしめた一例に過ぎず、
SONYがキモオタとの距離を取るのに良く使う手法である。
(イメージで売るブランドには、メーカーによる、ユーザーの選別も重要。)

SONYは、モバイル分野における駆動時間の優秀さでは、今やレッツと双璧だが、
休止状態でさえ、放電が半端じゃないので要注意。

尚、VAIOと言えど、持ち運びさえしなければ、
他メーカーより壊れ易いって事はない。と、個人的には思ってるんだけど・・

★Panasonic★

全数、国内組立で、初期不良が無い事が、
日本人には頑丈のイメージに繋がっている様だ。

しかし日本でタフブックとして売ってるモデル以外では、
ThinkPad程、頑丈じゃないし、
開発が止まっているせいか、とにかく仕様そのものが低いのが目に付く。

レッツノートは搭載液晶がショボイにも拘らず、
デジタル出力可能なモデルがF8(ポートリプリケータにDisplayPort)
のみってのは、セントリーノ2世代として、怠慢と言われてもしょうがない。
(これ以外の点は、比較的最近の設計になるF8の項目に書いた。)

ウリにしている駆動時間に関しても、
T8とほぼ同仕様の海外版の公称だと、3時間も減っており、
パナだけじゃないにしても少なくとも、
海外メーカーとはカタログ値の基準が違うのは明らか。

落下・水濡れに対応するメーカー保証は、直販で本体と同時購入するしかない。
本体ボッタクリの直販で購入する事の是非はともかく、一応紹介すると、
それぞれ3年保証に、R/Tが10,500円、W/Fが12,600円で加入できる。

累計の補償限度額は
1年目:購入金額の100%まで
2年目:購入金額の70%まで
3年目:購入金額の50%まで
となっている。

★エプソン★

一日修理を謳う、業界最速のサポート体制
落下・出張修理に対応する保証も安い。

落下・水濡れに対応する保証(安心プラス保証)の場合、
一度の補償限度額は、
・最初の一ヶ月は、本体購入金額。
・以後毎月、本体購入金額の1/36ずつ減額(3年でゼロになる)。

累計限度額の記載は無く、加入するには安心プラス保証料金の他、
その間の標準保証料金が要る。

肝心のPC本体だが、主にベアボーンを使用し、
一から設計してる訳ではないので、
機種ごとに当たり・ハズレは否めない。

しかし、サポートNo.1のメーカー故、
そもそも、壊れ易いのは採用しないハズ。

メモリ、HDDの容量を上げて注文すると、途端に価格が跳ね上がるので、
最小構成で購入して、ご自分で増設するのがお得である。

電話注文だと、内蔵HDDのメーカーはある程度、指定出来るらしい。

★lenovo★

良い意味でペーパー・カンパニー。
電話対応は10人前後らしい。>レノボ・ジャパン。
これなら直販のゴタゴタにも説明が付く。

で、ThinkPadの開発は未だ、日本IBM敷地内の大和事業所でやってて、
サポートも未だ、日本IBMが担当。製造はIBM時代からの契約工場。
レノボになってから質感落ちたって言ってる奴はX300系を知らんのだろ。
そもそも、全機種コストダウン無縁なメーカーなど存在しない訳だし。
(レッツノートは開発費の方をケチってる。)

マイクロソフトはWindowsの開発をThinkPad上で行っており、
(Super Validation Customer。他にはHPと東芝)
これと米軍頑丈規格
セミラグド。他にはPanasonicの日本名タフブックとDELL Latitude ATG)
の両方を満たすのは現在、
ThinkPad(現行Xシリーズ、Tシリーズ、R400、SL300)しかない。

最も信頼出来る統計も、lenovoを最も故障の少ないメーカーとしている

現在までの大気圏外でのノートPCシェアも、確認できる範囲で100%との事。
何だかんだ言っても、人類がThinkPad以外を宇宙に連れ出した事例は無いらしい。

トラックポイントは、一度触ってしまうだけで、永遠に卒業できない。

現行ThinkPadは、ノートでありながら液晶閉じたままの常時稼動が可能な程、
排熱・静音性が優秀だが、更に現行モデルからは、
PC内部への埃の進入を防ぐ為、吸気口にメッシュを貼るという大きなハンデを、
人知れず背負っているのだから恐れ入る。

ThinkPadで問題視されるのは重量で、
これは強度を維持したまま、薄型筐体(RとSL以外)を追求している為、
マグネシウム余分に使ってワザと重くなってる事に起因する。
まぁその宿命を背負った上で、X200sの最小1.1kgってのはある訳だが。

一方、駆動時間の方は最早、国内メーカーにも負けてない。
Core 2 Duo SL9400(1.86GHz、6MBL2)のX200sが
無線LAN使用のWEB閲覧で10時間43分駆動したという実例もある。

初期不良は少なくないが、この点はサポートがIBMだから安心して良い。
電話も直ぐ繋がる。

ThinkPadが、長い付き合いに最も適したブランドと言われている理由は、
保守マニュアルと部品のみの購入の容易さにある。
各部品の交換手順をご丁寧にも、ビデオで解説(リンク先はX200s関連)する様な
ふざけたメーカーは、レノボくらいしかない。

落下・水濡れに対応するメーカー保証は、
補償の累計限度額は無く、
・一部損で修理代が10万超えた場合は、超えた分だけを客が負担。
(ThinkPadには10万超える壊れ方は殆ど無い。)
・全損の場合は、5万円負担で相応の新品と交換出来る。

注意して頂きたいのはで購入すると、
落下対応のデフォ1年は付いて来ないってトコ。
購入1年2ヶ月以内に落下対応を延長する事は出来るので、
万が一、故障が延長前だった場合には、
故障してる事を棚上げして保証に加入すべし!
(これはレノボの説明不足の方に非がある。)

ThinkPad本体を直販購入の場合、3年・引取修理・落下対応で26,250円

現在、ThinkPadの中のThinkPadと言えるのは、
目に優しい液晶をシングルベンダで指定できる、
・X200sのWXGA+
・X301
・T400のHigh Nit LEDバックライトWXGA
・W700のWUXGA
の4機種である。
ラインナップ改

★ヒューレット・パッカード★

hpの場合、品質レベルには次の3段階がある。

上位=通常保証3年モデル=現行だとEliteBook

ThinkPadのW、T、Xシリーズを意識したモデル。

排熱・静音性や、ポイントスティック(2ボタンで動きもイマイチ)など、
道具としてはThinkPadに敵わないが、ヘアライン仕上げのパームレストなど、
モノとしての満足度はコチラが上。

落下・水濡れに対応するメーカー保証は、
累計の補償限度額が16万円に設定されている(←hp共通)。
加入料は3年で7,245円~。

中位=通常保証1年の法人モデル(個人での購入も可)=現行だとProBook

ThinkPadのRと違い、道具としての品質にまで踏み込んでコストカットしてあり、
買い替えサイクルは自ずと短くなり、それこそが、
レノボより商売が上手く行ってる秘訣!

落下対応のメーカー保証への加入は、3年で16,275円~。

下位=個人向け=Pavilionブランド

メーカーの落下保証に加入出来ないばかりか、
通常の保証でさえ、2年延長するのに13,650円も掛かる。

故障件数を誰よりも把握しているメーカー当人による値付けなのだから、
当たり前に3年使える代物だとは思わない方が良い。

案の定、排熱・静音性に問題を抱えてるモデルは多く、
3年確実に使える事より、使い捨て感覚で筐体デザインを楽しむ人向け。

–   –   –   –   –   –   –   –   –   –   –   –   –   –   –

今や薄利多売だけでは、PCの価格競争は勝ち抜けない訳だが、
hpはそれを、
・サポートに中国人を多用する
・内部パーツにモデル末期の余剰パーツを多用する
事で行っており、逆に言えば激安でも、最初からまるで使えない様な粗悪品は無い。

★DELL★

いくら安くても、お勧め出来るのは以下の2パターンのみ。

・共にサポートに定評がある、法人モデル(個人購入可)またはXPSシリーズを、
コンプリート・ケア(落下・水濡れ対応の保証。累計の補償限度額は本体購入額。)
付きで購入。

・取扱のある家電店での店頭購入。保証は店頭のでも良い。

これらは初期不良に対して、誠意ある対応をしてもらう為には、絶対必要!
メーカー保証の場合、メーカー/ユーザーどちらに過失あるか決めるのは、
メーカー側。

しかしVostroのコンプリート・ケア、最長が1年ってのはどうなのよ?

★ASUS★

今やlenovoと並んで、最も故障が少ないメーカー

世界中のデスクトップPCを分解すると、
7割にASUSの基盤が入ってるとまで言われる大メーカーなのに、
社員は全員、残業代すら貰わずに仕事してるとの話もあり、
かつての日本メーカーを彷彿させる。

液晶解像度で選択肢から外すのが、残念でならない。

★acer★

世界シェア3位ながらメーカーの体を成してないとは、恐ろしやw

2009.6. 21日曜日 Posted by | 1年保証が標準の法人モデル, 3年標準保証モデル, acer, Adamo 13, Adamo 9, Aspire One 722, Aspire Timeline, ASUS, エイサー Aspire one, タフブック, ビジネスモバイル旧モデル, ポイントスティックモバイル旧モデル, メインストリーム旧モデル, モバイル旧モデル, レッツノート, ①NEC, ②富士通, ③東芝, ④SONY, ⑤Panasonic, ⑥エプソン, ⑦lenovo, ⑧hp, ⑨DELL, ⑩他メーカー, ⑪液晶, ⑫キーボード、タッチパッド等, ⑬OS, ⑳保証, ○○なPCが欲しい。, Compaq 2230s/CT, Compaq 6535s/CT, Compaq 6730b(/CT), Compaq 6730s/CT, Compaq 6830s, 用途①:WEB、掲示板の閲覧, 用途②:動画サイト閲覧, 用途③:ワード、エクセル, 用途④:動画鑑賞, 用途⑤:ファイルサーバ、ファイル交換, 用途⑥:エンコ, 用途⑦:プログラミング, 用途⑧:3Dゲーム, 用途⑨:持ち歩き, 直販大型旧モデル, 直販廉価旧モデル, dynabook Qosmio, dynabook R732, dynabook Satellite Kシリーズ, Eee PC 1002HA, Eee PC 901, Eee PC S101, EeePC 1000HE, EliteBook, EliteBook 2530p, EliteBook 2730p, EliteBook 6930p, EliteBook 8560p, EliteBook 8760w, Endeavor NJ3700E, Endeavor NJ5700E, ENVY, IdeaPad S10-2, Inspiron Mini 10, Inspiron Mini 12, Latitude, LaVie L, LIFEBOOK SH, Mini 210, Mini 5103, N10Jc, Pavilion dv2, Pavilion dv3500, Pavilion dv6-7000, Pavilion dv7-7000, Precision, Precision M6600, S121, Studio XPS 13, ThinkPad 薄型旧モデル, ThinkPad Lシリーズ, ThinkPad T430, ThinkPad T430s, ThinkPad T530, ThinkPad Tシリーズ, ThinkPad Twist / Helix, ThinkPad W530, ThinkPad W701, ThinkPad X230, ThinkPad X旧モデル, ThinkPadコンシューマ旧モデル, Uncategorized, VAIO Duo 11, VAIO F, VAIO S, VAIO Z, VersaPro, Vostro, Vostro 1200, Vostro 1320, Vostro 1400, Vostro 1510, Vostro 1710, XPS, XPS、ALIENWARE以外の個人向け, 周辺①接続, 大画面旧モデル, 大型液晶旧モデル, 廉価ノート旧モデル, 法人向け, 中型旧モデル, 中型旧モデル | 短編レビュー~ノートPCメーカー編~ はコメントを受け付けていません

短編レビュー~B5サイズ編~


LaVie J(直販名はLaVie G type J):

ピアノブラック+自己修復な天板、ワイヤレスUSBハブを選べるが、
光沢液晶はギラツキが無い訳ではなく、キーボードも特別良い訳ではなく、
B5としての特徴と言えば、OSがVistaのみって処かw


VersaPro J UltraLite タイプVC

Core 2モデルは、
・軽量・駆動時間・頑丈と言ったバランスの取れたモバイル要件
・まぁまぁの非光沢液晶・キーボード(ただしキーピッチ17ミリ)・筐体排熱性
・評判の拡張保証・サポート
などで現状、ワイド画面モバイルを消去法で選ぶと必ず、最終選考まで残りそうなタイプ。

Celeron 723モデルはCULVな為、CPUはAtom N280より少し上の性能。
駆動時間もCore 2モデルの2/3程度になってしまうが、
その代わり直販でも購入し易い価格設定。


富士通 LOOX R

ThinkPad X200系と並び、このクラスで最も排熱・静音性に優れ
リアルモバイルながら、据置での長時間稼動をも可能としている。

ご注意:この春からポートリプリケータが無くなってしまいました。
当然、デジタル出力も無し。安モニタとの接続には向きません。

液晶ギラツキやキーボード窮屈さを許容出来るかは実機を確認して頂きたい。

衝撃を筐体しなりでかわす、RX2、VAIO type T、type Gなどと同様のタイプなので、
パームレストがたわみ、LOOX Rは筐体表面が地味な事もあり、
モノとしての満足度が得られるかが問題。


×東芝 dynabook SS RX2

半透過液晶は建前上、野外での視認性向上を謳っているが、コレに限らずRX2には、
筐体軽さ・薄さ・駆動時間などカタログ値を飾る為には手段を選ばない
って姿勢が随所に見られ、次の処にシワ寄せが行き、
そこではノートPC最悪レベルに甘んじている。
・液晶ギラツキ、狭い視野角(半透過液晶の為)
・排熱・静音性(筐体薄型化の犠牲)
・駆動時間のカタログ値との乖離(測定環境に液晶バックライト・オフが含まれる為)


東芝 dynabook NX

RX2で極限までカタログ値を追求した技術力が、
カタログ値に拘らないNXでは使い易さに繋がっている。


SONY VAIO type T

17″未満のノートで唯一、フルカラー液晶を搭載し、
非光沢である事を忘れさせる程に綺麗!

地上デジ(フルセグ)x2も選択できる。

ただし特別頑丈でもなければ薄型でもない。キーボードも有り得ない。
排熱は静音重視。


×SONY VAIO type G

ビジネスモデルでこれ程酷いキーボードは例が無い。
液晶も目が疲れない訳ではない(レッツ12″と同じパネル)し、
ファン音も静かとは言えない。

type Gはレッツノートと比べ、他人から見られる事を意識したモデルだが、
これじゃ、「仕事が出来ません」と言って回ってる様なもの。


Panasonic レッツノート W8T8

老眼の人にも、モバイルを持ち歩く権利はある!(12″以下で最も表示が大きい。)

しかしそれ以外の方を新規ユーザーとする気は毛頭無く、
開発が止まってる感は否めない。

レッツノートは信頼性こそ高いが、そもそもの仕様(液晶の表示品質など)が低い。
今時F8以外、デジタル出力できないのも痛い。


Panasonic レッツノート R8

XGA以上、万人ウケする表示サイズ、キーボード(慣れは要る)を持つ最小PC。

LEDバックライト液晶を得て、確実に長持ちさせられる事ウリに、価格を維持。


×Epson Endeavor NA104

地味でキーボードが駄目ってんじゃ今時、誰が買うのか、こっちが訊きたい。


ThinkPad X200sWXGA+(直販限定)のCore 2 Duoモデル):

開けばそこが、本気モードの戦場になる!

液晶表示サイズの小ささ(ドットピッチ0.181ミリ。
これはVAIO type Z(WXGA++)と全く同じで、type Tより僅かに大きい。)は、
ギラツキ皆無な日本メーカー製パネルでカバー。
(ただし、ディザリング点滅を減らして目が疲れない事を優先した為か、
階調表現は得意じゃない。)

これより上の作業性を求めるなら、縦解像度1,050ドット以上って事になるが、
そうなると重量が、このX200s(4セル1.1kg)から一気に2.5倍以上にまで達してしまうし、
私の知る限り現状、そこ(15.4″高解像度)には、目に優しいパネルもない。

セントリーノ2時代は、
デジタル出力(X200系はドック経由)や一応、フルHD再生をも、
X200sサイズのノートで可能にしてしまった。(XPでのフルHDはサポートしない)

バッテリー効率もSU9400(1.40GHz 3MBL2 )なら、国内B5に劣らない。

そんなこんなでこのX200sは、全ての現行ノートを見渡してみても、
道具としての良さが特出してる。

直販ではWXGA+にもCeleron M 723(シングルコア 1.20GHz 1MBL2)
を組み合わせられるがセレ723だと、
・SU9400比で1/3の性能(コア数、クロック、L2の分)。
(CPU単体Atom N270比で2,3割増し。)
・省電力機能無効な為、SU9400比で駆動時間は2/3。(それ以外の構成にもよるが)
となってしまうし、価格がCore 2 Duoと2万~2万5千しか違わないってのは、
ベース価格の値崩れが期待できない直販では大した差にならないので、
WXGA+なら、素直にCore 2 Duo行っとけ。

ThinkPad X200

上記X200sの廉価版。ただしCPUパワーだけはコチラが上で、A4ノートにも劣らない。

上記X200s比で劣化してるのは
WXGA(非LED、マルチベンダ)
②重量1.1⇒1.33kg(4セル時WXGA+のみ、天板がカーボン+グラスファイバーな為)
③底面一部が張り出しており、その分、筐体が厚い。(通常電圧CPU冷却の為)

ThinkPad X200sCeleron M 723の店頭モデル):

更なる廉価版で、上の①、②に加え、上記X200sからCPU性能、駆動時間が劣化。

この為、一気に出来ない事(YouTubeの720pxとか)は増えるが、
既製品故にXP Pro版でも、終始7万円以上の売値を維持する事は無いと思われ、
トラックポイント、GMA 4500MHD、排熱・静音性、堅牢性、ExpressCard/54、
デジタル出力(ドック経由)などで、ネットブックからのアップグレードパスには充分だ。

一方、台湾勢辺りはCULVで、ネットブックからの脱却を狙っている訳だが、
ハッキリした強み(トラックポイント、IBMサポート)を持ってるThinkPadに
いきなりそんな価格で来られた日には、
CULVで出したからと言って、マトモな売値は維持できまい。

まぁレノボとしては、一からThinkPadブランドのネットブックを開発するよりかは、
返って安上がりなのだろうが、今回これをX200eとせず、
フラッグシップのX200sと同じ名称を与えたってのは、
それ程までにレノボが目先の数字を確保しなければならないお家事情がある。
(海外法人需要冷え込みの影響は、その分野を主力とするレノボが最も受け易い。)

てかセレ723の店頭モデル、コンパクトなサーバとして最適じゃないか!

X200、X200sには共通して使えるドッキングステーション、ウルトラベースがある。

これには通常の端子に加えて、
・デジタル出力端子(DisplayPort。必要に応じて変換)
ウルトラベイ
スペアバッテリースロット(充電も出来る)
・ステレオ・スピーカー、音声入出力端子
などがあり、
9セルバッテリーをノート本体に装着したままでもドッキング出来る。

このウルトラベイには
・光学ドライブ(Blu-rayなど)
セカンドストレージ(HDDやSSD)
を格納でき、SATA接続な事もあり、仮にインテルSSDにするとしても、
ノートに内蔵するのと転送速度は変わらないし、そこから起動する事も出来る。

X200系の場合、太い液晶ベゼルがヤリ玉に挙がる訳だが、

・大抵のビジネスマンはA4書類(X200はA4ジャストサイズ)を持ち歩くし、
キーボードサイズなどからしても、筐体をA4より小さくする利点がない。

・筐体サイズに余裕があると言っても、
13.3型液晶搭載は、ベゼル幅が5ミリにも達しない為、不可能。

・他社より感度の良い無線アンテナ故、スペース(ベゼル内)は食う。

といった処で、この液晶ベゼルは機能美と諦めるべき。


HP EliteBook 2530p

ポイントスティックは相変わらず2ボタン式だが、
メモリスロット2基や2.5″ストレージなど、従来の弱点を克服。

しかし光学無し、3セルで1.49kg、価格も高値安定だし、
ハッキリ言ってこれを自費で買う人は、かなりのヘソ曲がり。


HP Compaq 2230s/CT

プアマンズX200。ただしこちらは光学ドライブを内蔵できる

通常電圧CPUでありながら、そこそこの排熱・静音性で、バッテリー持ちもまずまず。
液晶、キータッチも悪くない。(ただしキー配列に注意)

Celeron T1600(デュアル・コア、1.66GHz)を選択出来る為、
価格的には更に有利だが、X200との価格差は、
ポイントステック、重量、堅牢性、サポート分。


×HP Pavilion dv2(の内、直販モデル):

ショボイCPUと強力グラフィックの組み合わせってのは、
動画専用機にはアリだと思うが、
YouTube 720pxが出来たり出来なかったりってんじゃ、流石に無いわ。

追伸:海外ではデュアルコアCPU版が追加されました。

12″最強グラフィックって言ってもdv2の場合、液晶サイズが小さいだけで、
筐体大きさも重量も最早、12″クラスじゃない。
爆音・爆熱だし、素直に13″行っとけ。


Dell Latitude E4200

・Core 2 Duo(1.2~1.4GHz、TDP10W)
・ストレージを1.8″SSDのみ
・ExpressCard/34
とした事で、X200sよりも更に軽量(4セル時1kg切り)、薄型、コンパクト
剛性も充分で、急速充電対応のACアダプタも軽量薄型。

バッテリーは4セル、6セル(背面張り出し)、
それらと併用できる6セル(下敷、約600g)と多彩。

液晶(非光沢)は、周囲の明るさに反応して輝度の自動調節を行える。

キーボードは19ミリピッチ。配列にも癖は無く、シッカリしたクリック感。たわみも無し。
他のLatitudeと違い、ポイントスティックを装備しないのが残念。
タッチパッドは横長でクリックボタンは遊びが大きい。
マウスを接続すると、自動的にタッチパッド無効とする設定が可能。

高負荷時には気温22℃で、筐体底面左手前が43.5℃。
他は人肌以下だが、夏場はキツイかも。
ファン音はまぁ、普通。アイドル時にたまに止まるが基本、一定速度。

USBポートは2基だが、うち1基はeSATA共用、
もう1基はPC電源オフ時にも電源供給できる。

各インタフェースのレイアウトも使い易い。

Core 2 Duo 1.4GHzを選択した時のみ、
ココにある様に、綺麗な外側カラーを選択できる。


×Dell Vostro 1200:これも液晶のサイズが小さいだけ。排熱不足。


Dell Inspiron Mini 12

Atom Zな為、XP+WXGAでも格安。薄型筐体+ファンレスをも実現。

Atom Z(に組み合わされるUS15Wチップ、更にMini 12は最大メモリ1GB)
+1.8″4200回転HDDなので、Excelシートのスクロールですらもっさり。

標準バッテリー(3セル)で最大3時間32分駆動。6セルも用意される。

液晶は、光沢ながらギラツキが無い分、LaVie JやLOOX Rなどより寧ろ良い。

キーボードは、自分はストロークが浅いと感じたが評判は悪くない。
ただ、キーボード打つ時、タッチパッドが当たって邪魔。

ファンレスな為、返って液晶インバータ鳴きが目立つ個体も。

スピーカーがモノラル、ヘッドホン出力もショボイので、
内蔵サウンドチップ殺せる、USB音源がお勧め。携帯は出来ないけど。

あと、Dell個人向け機種はメーカーサポートが期待できない故、店頭購入に限る。


ASUS S121

Inspiron Mini 12を2.5″ストレージにして、ファンをくっつけた感じ。

ASUSは、Dell個人より品質・サポート共、信頼出来るので、通販で買っても良く、

それを利用するならMini 12との価格差も縮まって行くだろう。

2009.5. 23土曜日 Posted by | 1年保証が標準の法人モデル, 3年標準保証モデル, ASUS, ビジネスモバイル旧モデル, モバイル旧モデル, レッツノート, ①NEC, ②富士通, ③東芝, ④SONY, ⑤Panasonic, ⑥エプソン, ⑦lenovo, ⑧hp, ⑨DELL, ⑩他メーカー, ⑪液晶, ⑫キーボード、タッチパッド等, ⑬OS, ⑭CPU, ⑮チップセット、GPU, ⑯メモリ, ⑰HDD(SSD), ⑱光学ドライブ, ⑳保証, ○○なPCが欲しい。, Compaq 2230s/CT, 用途①:WEB、掲示板の閲覧, 用途②:動画サイト閲覧, 用途③:ワード、エクセル, 用途④:動画鑑賞, 用途⑤:ファイルサーバ、ファイル交換, 用途⑨:持ち歩き, dynabook R732, EliteBook, EliteBook 2530p, ENVY, Inspiron Mini 12, Latitude, Pavilion dv2, S121, ThinkPad X230, ThinkPad X旧モデル, Uncategorized, VAIO Duo 11, VersaPro, Vostro, Vostro 1200, XPS、ALIENWARE以外の個人向け, 周辺①接続, 法人向け | 短編レビュー~B5サイズ編~ はコメントを受け付けていません