予算10万で狙えるPC2台体制(ASUS U24E等)
予算10万円で2台のPC購入して捗ろう!って企画である。
安いながらも比較的信頼できる以下10機種から組み合わせるとして、
どんな組み合わせが良いかも考える。
■モバイル部門■
①HD解像度のスマホ(各機種の特徴はコチラにまとめてある):
PCじゃないが情報端末って事で。
キャリア割引で本体4万円計算としても合計10万縛りがあると、
出先をスマホだけで乗り切れる方が中心になる。
②東芝 REGZA Tablet AT3S0(詳細):
スマホのHDがキツイ、老眼の方向け。
スマホで使える青歯の折り畳みキーボードも存在するが、
それ打ちながらだと流石にスマホ画面じゃ小さ過ぎってのもある。
③ThinkPad X121e(詳細):
出先でも入力には不自由したくない方向け。
本企画では①~③にはそれぞれ、④~⑩のいずれかを組み合わせる事になる。
④ASUS U24E(詳細):
出先で使うも良し、
外付モニタ繋げて作業するも良しの両刀使い。
■ホームモバイル、据置部門■
⑤SONY VAIO C フルHD液晶モデル(詳細):
これ1台で広い用途をカバーするので、
あとは①~③のいずれかを組み合わせれば良い。
(合計10万だと④は厳しい)
⑥東芝 dynabook Satellite T571(詳細):
老眼の方は⑤の代わりにコチラ。
⑦SONY VAIO E 17.3型(詳細):
保証重視なら⑥の代わりにコチラ。
⑧東芝 dynabook REGZA PC D711のCore i5モデル(詳細):
コレ買うと合計10万でもう1台PC買う余地は無いが、
テレビやレコーダ兼用するのであれば、予算を他から引っ張って来れるかと。
⑨EPSON Endeavor AY320S(メーカー公式):
Win7 HP 64bit、Core i3(3.3GHz)、メモリ4GB、キーボード/マウス無しで
送料込み42,885円~(投稿時)。
画面のデジタル出力がDVIのみ、3.5インチベイは1つだけで、
拡張性も低く(IEEE1394と拡張スロットも無し)
セパレートながら万人向けとは行かないが、
BenQのモニタ買っても辛うじてモバイル資金のこるのが魅力。
HPの格安デスクトップもスペック合わせるとこの位の価格になり
筐体が大きい分、拡張性もあるが、
(HPのもグラフィック内蔵だとデジタル出力はDVIのみ)
拡張性重視なら最初から基本(電源、コンデンサ)がシッカリしてる⑩行くべき。
⑩SYCOM Radiant VX2100H67B3(BTOページ):
機種解説は前回投稿を参照されたし。
モニタを別途用意するとなるとモバイル資金すら残らないが、
手持ちのテレビが「Dot by Dot」表示対応ならとりあえずそれ繋いで、
あとは①~④のいずれかを組み合わせると。
老眼用PCのお勧め2011年版(あえてVAIO Z2も)
■■モバイル部門
■dynabook R731:
最下位モデルのR731/16Cは
光学ドライブ非搭載でExpressCardも省かれるが、
筐体も上位モデルより薄くなるし(16.8-26.6ミリ厚)、
このHDDをSSDに変えれば重量は1.3kg位に、
駆動時間も最上位(公称13時間)と大差ないと思う。
13.3型ではズバ抜けて軽いし、
モデル末期なら本体8万円程度で買えるだろう。
これでもWiMAX内蔵でUSB3.0+eSATAだから拡張性もそこそこ。
ただしR731は、
底面うかせるだけで内部温度が劇的に下がる様な機種なので、
老眼の方がモバイルとして使う以外にはお勧めしない。
■VAIO Z2:
「大画面モバイル」という意味で
あえてコレも老眼用のお勧め「候補」に入れておく。
なにせ13.1型で軽量構成1.15kgというのは圧倒的。
画面解像度はHD+とフルHDの2択だが、
解像度が高過ぎた所で、
今や調整でどうにもならないのは
WEBページ拡大で画像がボケる事がある位。
13型で老眼の方が積極的に高解像度えらぶ必要はないが、
避ける理由にもならない。
筐体厚16.65ミリと極薄ながら、VAIOにしては珍しく
耐久試験の内容を数値で公表してるのも評価できる。
SONYは落下対応のメーカー保証が手厚いので鬼に金棒。
現時点で考えられる問題点は、
ディスプレイ開かないと底面が浮かず、
「排熱不充分」もしくは「爆音」になってしまう構造だったり、
「Power Media Dock」は机がゴチャゴチャするって所だが、
これらは元々、据置兼用を期待しなければ済む話だ。
■■ホームモバイル部門
■dynabook Satellite T571(詳細):
17.3型1,600 x 900pxは、視認性と一覧性を両立してる。
最安8万円ながら書き込み対応ブルーレイ内蔵で、
このくらい画面解像度あれば、最早DVDには戻れまい。
■Epson Endeavor NY3200S(詳細):
面倒な事が嫌いな方むけとしては、
15.6型ではCPU周りのコスパに最も優れる。
ただ、
光沢15型では発色自体もフルHDの方が綺麗という傾向があるので、
画面サイズ同じなら、
老眼だからと言って積極的にこの手の低解像度えらぶ理由は無い。
■dynabook Satellite B351(詳細):
こちらはHDMIやGbE省いて更に低価格に尖がってる。
初めてのMyPCとして、安心して踏み台に出来るモデル。
■■ボードPC部門
■富士通 FMV ESPRIMO FH98/DM(詳細):
動画鑑賞からテキスト作業まで幅広く使える23型液晶がウリ。
外付モニタだと現状、コレより写り込み酷いか、
発色わるいか(広色域除く)のどちらかになってしまう。
■dynabook Qosmio D711:
フルHDはこの21.5型で、
ドットピッチが15.6型HDと同レベルになる。
ESPRIMO FH98/DM程ではないが写り込みも少ないし、
どちらも、ボードPCにしては静かで比較的テレビ録画も安定してる。
今回のお勧めは東芝が多かったが、
2年目以降も使用相談無料とか、面倒臭くない所も考慮した結果である。
acer Aspire TimelineX AS3830T最強杉ワロタwってなる使い道。
今時の13.3型ってのは使い道に困るサイズである。
画面縦寸が、横縦比16:10時代の12.1型相当しかないので
家で使うには小さ過ぎるし、
筐体幅でA4用紙大を超えてしまうので持ち歩き専用にもう1台欲しくもなる。
そこで以下の使い道を提案したい。
自宅の各部屋にモニタやキーボードを設置しておき、
部屋を移動する時にPC本体だけ持ち歩くスタイルだ。
テキスト系ならBenQのBL2400PT / EW2420 / VW2420H(詳細)、
動画なら三菱 RDT232WM-Z(詳細)と、
用途によってモニタを使い分けるのも良いだろう。
そういう発想にさせる程、16:9比になってからのモニタの価格破壊は半端ない。
逆にPC本体は、幾ら安いからといって安易に買い足して逝くと、
管理業務が増えてしまう。(リモートデスクトップとかActive Directory使っても)
どうせ全台毎日バックアップとるし、普段使いのPCは精々3台までに抑えたい訳ですよ。
という事で今回は、家の中を「気軽に」持ち運べる「PC本体」
となりそうな機種を挙げてみる。要件は
・一般的用途に困らない性能
・長時間稼動に耐える排熱・静音性
・画面へのデジタル出力端子
など。
■Let’s note S10 / N10(詳細):
筐体サイズ故に長時間エンコには向かないが、
付属ソフトウェアに至るまでが安定志向というメーカーPCは
他所には中々、例が無い。
■EPSON Endeavor ST150E(詳細):
CPUが旧世代だが、ノートよりは設置スペース節約できる。
デジタル出力はDVI-D。
■ThinkPad X220(詳細):
コチラも長時間エンコはお勧め出来ないが、ThinkPadは
液晶とじたまま運用できる<メーカー検証済>なのが良い。保守性も魅力。
デジタル出力はDisplay Port。
■ThinkPad L420 / E420(詳細)、T420:
設置スペースからしてこの使用形態では14型が上限だろう。
Tシリーズなら同時に最大4画面の外付モニタへ出力できる(要ドック)し、
それ以外は保守性まで含めたトータルコストに秀でている。
筐体の軽さや薄さよりも内部スペースある方が使い易いので
T420sは除外した。
デジタル出力はE420がHDMI、それ以外はDisplay Port。
■DELL OptiPlex 990 ウルトラスモール:
不自由しないCPUが載るセパレート型Win機としては、
Endeavor ST150Eの次に小さいのではないか。
まぁコチラはマトモどころか、
Core i7-2600S(4コア、2.8GHz、TB最大3.8GHz)選んでも
排熱・静音性は悪くない。
デジタル出力はDisplay Port。
DELL、hpはデスクトップでも部品の独自仕様が多い。
■ASUS U31F-RX480(詳細):
13型ノートでAS3830Tに信頼性・耐久性をプラスしたいとなれば、
国内メーカーよりコチラだろう。
第2世代Core i モデルが待たれる。
■acer Aspire TimelineX AS3830T:
この機種が属するカテゴリで国内メーカーといえば
①LIFEBOOK SH
②dynabook R731
③VAIO S
などがあり、低反射液晶の①、軽量モデル選べる②、高解像度えらべる③と、
それぞれウリもあるが、今回の使用形態では重要じゃないし、
排熱・静音性、耐久性・保守性など考慮すると、
「高価でもAS3830Tより確実に長持ちする」とは言い難いメンツばかりだ。
○○職人としての顔を持つ私としては、①~③全てが
光学ドライブ内蔵というのは評価できるが、今や特殊な要求だろう。
AS3830Tは15.6型の「5万円ノート」より長時間駆動するのも魅力だが、
バッテリーが内蔵式で交換はメーカー送りになるだろうから、
長時間駆動が必要な方が2年以上使うのであれば、
国内メーカー製やThinkPadよりランニングコスト掛かるのは覚悟すべし。
LaVie S、LIFEBOOK AH、dynabook T351 / T551買う奴ぁ情弱だ!
何かこの辺の、
ホームモバイルなのに縦768ドット液晶で8~10万円ってノートが
店頭で定番っぽくなってるのを阻止せねばってのはある。
WEB閲覧に特別な性能は要らんが、
「快適に」となるとこの辺では全然駄目だ。
フルHDモニタが安くなって自室で当たり前になると、
別の部屋で使用するノートとして、
「縦900」ならまぁ我慢できなくもないが、
「縦768」ってのは流石に有り得ない。(比較画像とか)
幾ら国内メーカーの信頼性云々って言っても、
PCというものは道具としてが使い難かったらどうにもならないのだよ。
拡張性とか割とマトモなEpson Endeavor NY3200S(詳細)がi5で今、
送料込み6万円ちょっとな事を考えると、
ホームモバイルにそれ以上出すなら、次に求める付加価値は解像度で間違いない!
って事で今回は、
8~10万円の価格帯で縦900ドット以上の第2世代Core i ノートをご紹介する。
■dynabook Satellite T571:
17.3型HD+の光沢液晶と書込対応ブルーレイドライブを搭載し、
i5版なら出始めの今でさえ直販で10万円切ってる。
17.3″と言っても、4:3画面の14.1″と縦寸は殆ど一致する。
そこに縦900ドットなら多少老眼はいってる方でも大丈夫だろう。
重量も3.2kgしかないし、どの道ホームモバイルなら15型に拘る事もなかろう。
■VAIO Fの16.4型フルHDの直販モデル:
出始めながら最小構成なら10万切ってる。
普通に写り込みはあるが、高級ノートの光沢液晶として表示品質も妥当。
VAIO F 3D(16.0型)を売ってかなきゃならないメーカー事情も解るが、
この16.4型フルHDは、その影に隠してしまうにはもったいないモデル。
>>公式ページでの冷遇ぶり
■VAIO C 15.5型フルHDモデル(詳細):
綺麗なフルHD液晶とRadeonミドルレンジを搭載し、
動画向けのノートと言ったらまずはコレ。
■VAIO C 14型HD+モデル(詳細):
上下視野角せまいのが許せるなら安いし良いんでない?
■ThinkPad T420のHD+モデル:
14型TならT420sを推す方も多いと思うが、
パームレストの剛性あげてから出直して来い!って感じで、
X1もそうだが、道具としてが駄目なThinkPadに興味ない。
重量さえ許せれば積極的にT420のほう選んで正解!
■ThinkPad T520 / L520のHD+モデル:
残念がならギラツキ酷いパネルが混じってる。
T520では変なバランス感覚でHD+勧める人を見掛けるが、
フルHD版(詳細)買って後悔してる人に会った事がない。(10万超えるけど)
■HP Pavilion dv7-6000 / ENVY17-2000:
まぁHPのこの辺は五月蝿いか熱いか、
良くてどっちかだなw
■DELL Vostro 3750:
17.3型非光沢HD+液晶でグラフィックはGeForce GT525Mを選択可能。
見たのはAUOパネルが載ってた。発色はまあまあだが視野角は狭い。
i3の内蔵グラフィックモデルだったが、
連続高負荷でやっと五月蝿くなる程度で排熱も問題ない。
USB 3.0 x 2、eSATAコンボ x 1と、スタイルの割に拡張性も悪くなく、
17.3型ながら最小重量も3kgと軽い。
意外にも防滴キーボードだったりする。(レッツノート B10涙目w)
落下・水濡れに対応する1年保証が高くても2,100円で追加できるが、
延長は不可って所がVostroの部品耐久性を物語る。
このカテゴリには他にも
■HP ProBook 4530s / 6560bのHD+モデル
■DELL Latitude E5520のフルHDモデル
などがある。
2011年春モデルの主要どこレビュー。
◎LaVie L LL970/DS / LL770/DS(15.6型光沢液晶)
それぞれフルHDで3D立体視が可能なモデルだが、
i7、メモリ8GBのLL970/DSの方は既定量を完売したとの事。
直販でも3Dモデルは受注停止になっている。(液晶の品切れが原因)
縦解像度が半減する偏光方式の3Dモデルなんぞに興味なかったので
実はノーマークだったのだが、良く見ると
フルHDノートの光沢液晶でこれ程までに写り込みを抑えたパネルは存在しない。
見る角度によっては縞模様が見えるとされる偏光方式のモニタだが、
正面から見る分には光沢液晶として違和感ないし、
それ程、動きが速くない2D動画見る程度なら、
パッと見は光沢液晶のこちらの方が、VAIO F 3Dより綺麗だ。
IEEE1394も拡張カードスロットも無いのでビデオカメラとの接続には要注意。
◎富士通 FMV ESPRIMO FH98/CM(23型光沢液晶)
ESPRIMO FHには裸眼で3D立体視が可能なモデルもあるが、
店頭デモを見る限り遠近部分がおかしくて実用に耐えない。
ここで紹介するFH98/CMはメガネ「あり」で立体視が可能なモデル。
上のLaVie Lを23型にした様な液晶で、
やはり20型以上の光沢モニタで
これ程までに写り込みを抑えたパネルを私は知らない。
・ノート用CPU(4コアだが)
・グラフィックはインテル内蔵
・電源外付(ACアダプター)
という無理しない構成なので、液晶一体型としてはファン音も小さい。
ナノイーが効くかどうかは知らんが、
PCが起動してる時しか発生ユニット使えないし、付けるとジー音も気になる。
ESPRIMO FHの23型でも、裸眼モデルの3Dフィルター外した状態のものや、
3Dモデルじゃない奴(タッチパネルモデル)は普通に写り込みのある液晶だった。
△富士通 LIFEBOOK NH(17.3型光沢液晶)
光沢液晶で今時、これ程ギラツキ酷いとはギャグですかって個体がある。
一方でギラツキ、発色ともに問題ない個体も確認してるので、
国内メーカーのこのクラスには珍しく液晶がマルチベンダになってる様だ。
(少なくとも現行筐体としては)
私のThinkPad T510 フルHDは15.6型な分、初期設定でNHより表示も小さいが、
白画面が何処まで凝視しても牛乳の様な混じりけの無い白なので、
1日使っても全く目が疲れない。
ギラツキのある液晶使ってる人はホ~ント、人生損してますよw
△VAIO L(24型光沢液晶)
タッチパネルじゃない方もPC画面としては写り込み酷過ぎ。
私は自室で
・レグザZ最後の非LED液晶(IPS)
・三菱のWM-Z(23型TN)
をどちらもテレビとして使ってるが両者グレアという事もあって、
正直、パッと見の発色の綺麗さはどっちも変わらん。
VAIO Lでは倍速補間が無い分だけそれらより動画では劣るだろう。
非TNと言っても、このサイズのしかもグレアでは、
寝っ転がって下から見上げる時しか絶対的な優位性は無さそう。
録画は引き続きギガポが担当orz
△VAIO F 3D(16型半光沢液晶)
TMDが開発したOCBパネル(すなわち非TN)を採用する。
ノートPC初の倍速駆動(それも4倍速、240Hz駆動)液晶だが、
2D動画として見る場合に
大型テレビがやる様なコマ間生成をするという記述が何処にも見当たらない。
少なくとも初期状態では、
3D立体視の場合の、
左目用⇒黒挿入⇒右目用⇒黒挿入
のパターンしか出来ないのかも知れない。
3D立体視用に製作された動画を見るなら、メガネから何から3D BRAVIAと同じだ。
具体的には
・黒挿入により、左右切り替え時の残像(クロストーク)が無い。
・一般的な3D Visionと比べると、偏光膜のないアクティブシャッターなので、
輝度は落ち難いが、見る角度が変わると色変化やクロストークが出易い。
という性質がある。
ところでこの液晶、少々ギラツキがある。
白背景画面での情報収集やテキスト作業なら
T510 フルHDの方が遥かに目の疲れは少ないハズだ。
発色の鮮やかさも広色域な分、T510の方がぶっ飛んでる。
(VAIO F 3DはsRGBカバー率100%)
一方、(3D立体視じゃない場合に)自然な発色で艶やかと言えば、
上で紹介したLaVie Lの3Dモデルに分がある。
VAIO F 3Dの視野角はTNのT510 フルHDより少し良い程度。
確かにVAIO F 3Dは液晶で買うノートだし、多分この1年、
どの掲示板でも「糞TNや擬似カラーと比べるな!」って流れにもなるだろうが、
この液晶がノートPCとして圧倒的なのは
・元から3D立体視用として製作された動画
・動きの速い動画、ゲーム
を見る場合に限られ、
それ以外の用途別では上位に食い込む事すら無理なのが現実だ。
私「も」毎年の様にVAIOを購入する程のマニアだが、
・横から見ると極端に後部が厚い(45ミリ)
・天板が噛み合わない
といった極悪筐体が3D VAIOの完成型とも思いたくない。
まぁ筐体が厚いお陰で、
流石に排熱、静音性はまあまあの範囲には収まってる。
強いて言えば連続高負荷で、排気口付近が熱くなり(表面45℃程度)、
冷却ファン音が現行ThinkPadでは有り得ないレベルに五月蝿いだけだ。
VAIOというのは何時も出始めの評判は良く、
ThinkPadみたいに使ってく内に理解されてくものとは対照的だから、
使用報告でボロが出てない春先以上には評価が上がる事もないだろう。
○VAIO C(15.5型 / 14型光沢液晶)
中身はVAIO Eを代替わりさせただけかと。
端子的な違いは
VAIO E - eSATA - ExpressCard + USB3.0 = VAIO C
VAIO Cは直販のフルHD仕様のみ、グラフィックが
Radeon HD 6630M(1GB)+インテル内蔵
のスイッチャブルになる。
液晶見ていて集光材で気が散る様では困るので
そうなるのも仕方ないが、緑、オレンジ、ピンクの筐体は、
ヒンジ周りがかなり安っぽい。
しかし今回はそれらの筐体色とフルHDも組み合わせられるし、
似た様な外観が多い中で、新しいノートを買った気にさせてくれそうで評価は出来る。
×VAIO SB(13.3型半光沢液晶)
液晶視野角が狭いし、ギラツキも少々。
アイソレーションキーボードなのに枠ごとたわむ。
Radeon HD 6470Mでも高負荷連続だと排気口付近が47℃超える事もあるし、
冷却ファン音も笑ってしまう程、大きくなる。
薄型筐体と高性能の両方を追求して
スペック表に現れない使い心地が犠牲になるのはまぁ、VAIOらしくはある。
△Let’s note B10(15.6型非光沢液晶)
液晶だが、視野角は充分。
同じ15.6型のT510程には最大輝度たかくないのでギラツキも目立たない。
発色も割と普通で、初期設定で青くない分、S10 / N10より綺麗に見える。
キータッチも悪くないが、
静穏処理の為、癖を感じる方も居るだろう。
T510は必要なものを付けて行ったら結果として軽量構成2.5kgになりました
ってモデルなので、T510より軽量なB10は
このサイズのノートに必要なものまで無理して削ってる感は否めない。
堅牢性(落下試験30cm、キーボード防滴無し)もそうだし、
WiMAX、IEEE1394、拡張カードスロット無し、Bluetoothも直販だけ。
△Let’s note J10(10.1型非光沢液晶)
こちらも堅牢性が犠牲になっており、
(キーボード防滴無し。ジャケット非装着では落下試験30cm)
主力シリーズの半分でこんなじゃ
そろそろ「レッツノート=頑丈」という看板も掛け替える時期にある。
■ThinkPad T520 フルHDモデル(15.6型非光沢液晶)
これはまだ実機みてない。
AUOが保有する旧TMDの生産ラインがノート用から撤退するのを受けてか今回、
シングルベンダは維持したもののパネルFRUが変わってる。
ちなみにIBMパーツセンターの話では、
シングルベンダでもベンダ自体が切り替わる場合には、
これまでは例外なく部品FRUも変わったそうだ。
性能向上を受けて内蔵グラフィックモデルでもフルHDが選べる様になった。
ThinkPadでは安定動作を求めるユーザーも多いので歓迎できる。
■ThinkPad X220 IPS液晶モデル(12.5型非光沢液晶)
これもまだ実機みてない。
HD解像度なのにフットプリントでA4用紙大こえて来たのは、
このIPSの為だろう(シングルベンダ)。今の所、海外での評判は上々。
IPSは電池もち悪化するし、目が疲れるギラ粒仕様にもなり易いが、
わざわざ採用するからには他の非光沢と比べ発色はズバ抜けてるハズだ。
TMD撤退で変態解像度とかワガママ聞いてくれる液晶ベンダが無くなってしまった以上、
Sandy世代ではX220 IPSが、13.3型以下Win機で唯一の拘り液晶になる。
14~16型のHD液晶ノート達。
据置(14~16型)なのに一覧性の悪い液晶(縦768ドット)を搭載するノートは、
このサイトでは余り扱って来なかった。
しかしこのカテゴリは、
通常電圧CPU(※1)、光学ドライブ内蔵の低価格ノートとしてまだまだ無視できないし、
価格コム売れ筋にlenovo G560や台湾メーカーがズラッと並ぶ状況にあって、
一度、このカテゴリで私なりのお勧めをまとめておこうという事になった。
<※1>現在売られている外付モニタの7割強がフルHDだと聞くが、
グラフィックが例えインテルオンボでも、
OSがWin7、CPUが今時のデュアルコア2GHz以上であれば、
フルHD動画の再生には困らない。
ただし、来年のSandy Bridgeでの主な強化点が内蔵グラフィックにある以上、
駆動時間の要請などからインテル・オンボを積極的に選ぶのであれば、
来年モデルを待った方が良いだろう。初期ロットはけるの待ってると半年以上先になるが。
駆け込みでXP機を注文するのであれば、メモリ2GBで済む分の省電力にはなる。</※1>
ハッキリ言って、このカテゴリのlenovo G560や台湾メーカーノートは、
不具合報告のバリエーションからしても、一筋縄では逝きそうにない。
メーカー好感度が高いとされるASUSにしても例外じゃなく、
K52Fはマトモなメディア使っても高確率でリカバリ作成に失敗するとか、
そもそもこのメーカーは商品ページに辿り着くまでに何度もトップページへ飛ばされるなど、
国内メーカーならこういう検証不足は有り得ない。
そんなものを知人に勧めてしまったが最後、面倒臭い事に付き合わされる。
私なら少々高くても、以下の機種の中から勧めておくだろう。
■NEC LaVie L スーパーシャインビューEX2液晶モデル(直販名はLaVie G タイプL):
16型HD液晶(光沢)という事でココに入ってしまったが、LaVie Lは決して安物ではない。
据置ノートでありながら、
一覧性に優れる訳でもなく、
10万円程度~なので値段も安くない・・・
とくれば、このノートが想定する客層は、
「外付モニタに頼らず使いたいが、老眼だから細かい表示はどうせ見れない。
でも動画鑑賞を中心に快適に使えるなら、出費は厭わない。」
って方だろう。
確かにEX2液晶の発色には特別なものがあり、
比較的良いとされてる LaVie LのフルHDと並べても、
その違いはハッキリ判る。
これなら写真編集なんかにも、印刷を目的にしない用途としてなら使えるだろう。
■NEC LaVie S(直販名はLaVie G タイプS):
低反射処理された光沢液晶を搭載する14~16型では、
ぶっちぎり最安モデルとなる15.6型ノート。
非光沢の法人ノートだと、液晶がマルチベンダの可能性もあり、
ギラツキが無いと断言するのは難しい。
その点LaVie Sなら、LEDバックライト採用でパネルの設計年代も最近のハズだし、
光沢液晶で今更、ギラつく個体があるとも思えない。
ただし所詮は有線100BASEの安物ノートなので、割り切った構成でどうぞ。
価格コムモデルなら5万円台前半~で買える。東芝の場合、
この値段で2年目以降も使用相談が無料ってトコが、ポイント高い。
光沢15.6型を採用する液晶の画質は中位モデル並だし、冷却ファン音も静か。
キーボードも悪くない。
画面のデジタル出力ができないのと、有線100BASEは要注意。
PCってのは他の家電製品と違って、使ってるウチに用途が変わって来るものだ。
まだ用途の定まらない初心者がPCを選ぶ場合、「安い」という要素も馬鹿には出来ない。
■SONY VAIO E 14型:
スタイルやカラーコーディネイトを安価に楽しむPC。
16:9画面の14型の縦寸は、16:10の13.3型に近く、
パーソナルに使うには丁度イイ。
ただ、液晶はVAIO上位機種の様に低反射処理されてないし、
14型と言っても頻繁に持ち出す程には頑丈設計されてない。
水濡れ・落下にまでに対応するメーカー保証では、
本体販売価格を累計補償上限とするメーカーが多いが、
SONYの場合は上限も免責も無い(ただし、一度の新品交換で保証終了)ので、
こういった低価格モデルでは大きな武器になる。
元々のサポート体制が良いのに加えて、
・訪問修理も付けられる最長5年の基本保証
・水濡れ・落下にまで対応する保証(安心プラス。最長3年)
・PCなんでもホットライン(最長1年)
などを比較的安く付けられる。15.6型PCだが、i7だけはやはり五月蝿い。
非光沢液晶、タッチパッドOFFスイッチなどを採用するなら、
もう少したわまないキーボードが欲しかった。
低価格ながら堅牢性(セミラグド)と拡張性(ドッキングステーション)を兼ね備えた、本物のThinkPad。
14型、15.6型から選べ、液晶は非光沢のみ。
耐久性が求められる法人モデルにあって、
長期に渡って使えるかどうか(耐久性、保守性)が、hpやDELLの下位モデルとの決定的な違い。
拡張保守契約(年間1万円程度~で最長5年)が無い場合、
使用相談が購入後たった1ケ月で有料になるので、初心者にはお勧めしない。
新世代CULV級ノート比較。
このクラスはインテルの圧力もあってか、
セキュリティ機能が省かれてたり、
液晶解像度がHD(1,366 x 768px)、光学ドライブ無しが暗黙の了解になっている。
液晶の上下視野角も例外無く狭い。
見る角度が少しでも上からだと白ボケし、下からだと黒潰れるので、
姿勢が変わるごとに液晶の角度調整が要る。
低価格とはいえこのクラスは、
・無線n対応
・青歯
・有線GbE
・HDMI出力
・13型以上はフルサイズキーボード
が当たり前なので、
この記事で触れない場合、これらは付いてるものと判断して頂いて結構。
最初に、この記事で登場するCPU周りだけ解説しておく。
インテル製:
①Core i5-430UM(1.2GHz、Turbo Boost時1.73GHz)
②Core i3-330UM(1.2GHz。ここまでがHT(論理4コア)対応で、ここからはTB無し。)
③Pentium U5400(1.2GHz)
④Celeron U3400(1.06GHz。ここまで全てデュアルコアでSpeedStep有)
L3キャッシュは、①~③が3MB、④が2MBである。
グラフィックの高画質補正は、①、②が「Intel Clear Video HD Technology」まで、
③、④が「Intel Clear Video Technology」のみ対応となる。
お決まりの注意書きだが、
インテル製の超低電圧CPU以外だと、厳密にはCULVとは言わない。
AMD製:
⑤Turion II Neo K625(1.5GHz)
⑥Athlon II Neo K325(1.3GHz。ここまでがデュアルコアでTDP15W。)
⑦Athlon II Neo K125(1.7GHz、TDP12W)
⑤のCPUの性能は、インテルの前世代(Core 2 Duo SU9400辺り)に近いものがある。
しかしこれら⑤~⑦と組み合わされるチップ内蔵グラフィックのRadeon HD 4250は、
・3D描画のDirectX 10.1
・フルHD動画再生支援のUVD2
・GPGPUのATI Stream(対応ソフト(現状は殆ど無い)では動画エンコードが高速になる)
に対応するのがウリ。
○NEC LaVie M(直販名はLaVie G タイプM。13.3型光沢液晶):
・ワイヤレス地デジ(今の処、旧モデルでのみ)
・HDD+SSDの2ストレージ構成
を選択できるのが特徴。
CPUは②Core i3-330UMを採用し、
Mバッテリ時が1.61kgでカタログ駆動5時間、
標準のLバッテリ時が1.79kg、同10.5時間。
実駆動はLバッテリで最大7時間といった処。
WiMAXを標準搭載するが、青歯とeSATAは無し。
USBの1つは、PC電源OFFでも通電。
PCを外付けHDDの様に使えるUSB Duet機能あり。
UIでは、キーボードがストローク3ミリと深く、中央で少したわむ。
タッチパッドは左右ボタン同時押しで手書き文字を受け付ける。
筐体の厚さは27-30.5ミリで、排熱、静音性は特に問題無し。
△富士通 LIFEBOOK PHのAMDモデル(PH520/1A。11.6型光沢液晶):
インテルモデル(PH540/1A、Celeron SU2300)との共通事項は、
・Win7 Home Premium 「32ビット」のみ
・WiMAX無し
・有線100BASE
・eSATA無し
・キーボードは、水滴が浸入し難い「バスタブ構造」
一方、インテルモデルからの変更点は、
・重量1.6kg⇒1.4kg
・筐体厚26.4-30.2ミリ⇒25.9ミリ(フラット)
・キーピッチ19ミリ⇒17.5ミリ
・HDMI端子装備
・BBenchは約3.5時間(輝度50%、バッテリ残5%)
・RADEONを利用した「くっきり機能」
など。
搭載する⑦AMD Athlon II Neo K125ってのはクロックが1.7GHzと高く、
Radeon HD 4225(チップ内蔵)とあわせて、
YouTubeの720pをCPU使用率50%程度(Flash 10.1+対応するディスプレイ・ドライバ)でこなす。
以前なら、ハードな作業をしないモバイルにはこの様なシングルコアCPUでも充分だった。
しかし重武装のセキュリティ対策をしていると、
広告のFlashが意味無く重くのしかかるページが最近増えており、
(まぁ、良い子なら行かない類のサイトなんだがねーw)
そんなのに遭遇するとシングルコアでは「ただ待つしかない」という状況に陥ってしまう。
そんな時、デュアルコアなら、他のソフトで「ながら作業」も出来るし、
最悪、ブラウザの強制終了もスムーズに行える。
○東芝 dynabook MX(11.6型光沢液晶):
②Core i3-330UMまたは④Celeron U3400を搭載し、
重量1.48kg、17.6-26.2ミリの薄型筐体。
カタログ駆動は②、④どちらも6.4時間だが、
この機種はバックライトOFF(これでもそこそこ画面は見えるが)をJEITA測定に含めてるせいか、
普通に使用した実駆動と、カタログ駆動との乖離が、他機種より大きい印象を受けた。
OSはWin7 Home Premium 「32ビット」のみ。
キーボードは、[FN]と[半/全]キー位置に慣れが要るが、タッチは悪くない。
ネジ1本でメモリとHDDにアクセスでき、堅牢性ではHDDプロテクションを備える。
接続性ではWiMAXが標準搭載なのとeSATAがある代わりに、
有線が100Baseだったり、青歯も見当たらない。
冷却ファン音は、左の排気口付近で僅かに聞こえる程度で、
キーボード左側は、若干熱を持つ。
スピーカーは、筐体の大きさを考慮すれば悪くない。
価格的には、
全機種Office Personal 2010(Word、Excel、Outlook)付属ってトコも考慮する必要あり。
○SONY VAIO Y(13.3型光沢液晶):
CPUを
①Core i5-430UM
②Core i3-330UM
④Celeron U3400
から選べ(直販)、本体1.78kgになるSバッテリ時に、②でBBenchが5時間弱。
(この他、カタログ駆動が7⇒10時間となるLバッテリも選べる)
CULV機の光沢液晶では最も低反射コートが効いている。
この機種で言われてる輝度ムラも、数値で見れば大した事ないと思う。
それでも画面下半分が白ボケるという苦情が多いのは、
低反射な分、CULV機にありがちな上下視野角の狭さが目立ってしまうのだろう。
キータッチは悪くないが打刻音は大きめ。
接続性ではExpressCard/34を備えるのが特徴で、
WiMAXとeSATAは無し。
買ったばっかで怖いので、Turbo Boostだけは切らせてもらったが、
連続高負荷でも筐体表裏の全てが、体温以下に保たれていた。
ただ冷却ファンの回り始めだけは、高周波が気になる。
まぁカラバリ目当てで買う機種でしょう。
○lenovo IdeaPad U160(11.6型光沢液晶):
筐体は、奥行が193ミリと小さいのが特徴で、
厚さは最薄22.5ミリながら、後ろの方がバッテリーの分だけ、33.5ミリと比較的厚い。
キーピッチは18.5ミリで、e-SATAも付いてる。ここまでが共通事項。
直販モデルは
①Core i5-430UM
②Core i3-330UM
からの選択でWiMAX無し。
店頭モデルは③Pentium Dual Core U5400を搭載し、
1.40Kg(重量は直販モデルも同じ)でBBenchは3.6時間(「バランス」モード、バッテリ残5%)。
こちらはWiMAX標準装備。
ところで、ThinkPadの保証が7/1から見直された。主な変更点は
①ハードウェア故障以外の無料電話相談が、購入後30日間へと短縮された。
②土日受付がなくなった。
である。
①は拡張保証に加入すれば、保証期間中は無料で受けられる(今までと変わらない)し、
ThinkPad本体を安くしてまで保証に加入させたいのは、実質親会社のIBMに貢ぐ目的もあるだろう。
(本体安く、数が出れば、部品仕入で圧倒的優位に立てるという構造も、この業界にはある。)
しかし変更発表後、即施行な制度なだけに、
6/30以前の購入にも適用するってのは、明らかに消費者との契約違反だ。
レノボジャパン程の企業が、
発表後一年の執行猶予を置いてこの事態を回避しなかったのが不思議でならない。
ある程度、知名度のある企業なら、「マスコミ沙汰にするぞ!」と脅されるだけで対応も変わって来るし、
ウチの会社にもその手の脅しで解雇になった社員が居るので企業イメージの大切さは解ってるつもりだが、
今のレノボにはその企業イメージすら、考える余裕が無いのだって事は心しておきたい。
・HP Pavilion dm1a(11.6型光沢液晶):
発売前の為、実機見てない。
⑦Athlon II Neo K125を搭載し、1.53kgでカタログ駆動6.5時間。
メモリはオンボードが1GBで埋まっており、残りの1スロットを利用する形。
直販モデルは128GB SSD。
接続性は有線100BASE、WiMAX無しで、店頭モデルは更に青歯無し。
富士通 LIFEBOOK PHのAMDモデル同様の「くっきり機能」を謳う。
△DELL Inspiron M301z(13.3型光沢液晶):
24ミリ厚(ほぼフラット)の薄型筐体が特徴。
CPUは
⑤Turion II Neo K625
⑥Athlon II Neo K325
から選べ、1.77kgで⑤だとBBenchは3時間2分(電源「バランス」、画面輝度40%、残5分)。
CULV系ノートは一律、液晶の上下視野角が狭い訳だが、
この機種の様にディスプレイが130度程しか開かないものは、膝上使用が難しい。
キーボードはストロークこそ浅いがクリック感はシッカリしており、たわみもない。
[Enter]や[BackSpace]キーの位置は一番右じゃないが、[Enter]は大きめ。
タッチパッドの面積は広く、パッドの有効/無効を切り替えるボタンも付いてる。
接続性は、アナログRGBを省き、デジタル2系統(HDMIとMini DisplayPort)としている。
有線100BASEでWiMAXも無し。eSATA共有ポート有。
薄型筐体ながらこの機種は、どちらかと言うと冷却重視で、
⑤Turion II Neo K625で連続高負荷やらかしても、
筐体の40℃超えは底面奥の中央付近だけだった。
ファンスケジュールが煩雑じゃないのが救いだが、静かな方ではない。
スピーカ出力全般にイコライザー的な処理を行える「SRS Premium Sound」を備えるので、
動画サイトで音楽を聴くのに重宝する。
○ASUS UL20FT(12.1型液晶):
本日発売な為、実機見てないが、ハッキリ言ってASUSなら、
大きな問題は無いだろう。
CPUは④Celeron U3400ながら、
設定によってCPUとメモリを自動的に、最大約33%オーバークロックするという独自性は、
デスクトップ・マザーの世界シェア7割が伊達じゃない事を思い知らされる。
そんなこんなで筐体サイズ的には、前作UL20Aの厚さ25.9ミリフラットから、
25.1-30.9ミリへと若干厚くなっている(重さは変わらない)。
カタログ駆動は6.1時間。
有線は100BASEのままの様だが、新たにHDMI出力も付き、
大ヒットしたUL20Aから、汎用性を高めたモデルチェンジと言えそう。
○acer Aspire TimelineX 3820T(13.3型光沢液晶):
搭載するCore i5-450M(2.4GHz、TB / HT有)は
低電圧CPUですらない為、正確にはCULV機じゃない。
しかし、1.8kgでBBenchが6時間程度(輝度低め)、22-28.9ミリの薄型筐体ってのは、
価格が数倍もするレッツノートS9 / N9やdynabook RX3には脅威であろう。
流石にファン音は、従来機程、静かじゃない。
[Enter]キーの位置は一番右じゃない。
WiMAXやeSATAは無し。
フルHDのお洒落なモニタが2万円足らずで買える昨今、
この3820Tの登場で、
縦解像度768ドットの15.6型ノートが一気に存在意義を失ってしまった。
それら15型は店頭でも価格コムでもデカイ面してる訳だから、影響力は計り知れない。
ただacerは、次に記述するGateway共々、サポートが期待できない。
問題があっても自分で情報を集められる方(自ずと別PCが必要になる)向きなので、
この3820Tには、
「フルパワー+長時間駆動+13型+低価格」の尖兵としての役割を期待したい。
残念ながら、店頭でちょこっと見ただけ。
11.6型のEC19C-N52C(青と銀の2種)と、13.3型のEC39C-N52Bがある。
両サイズとも①Core i5-430UMで6時間駆動を謳い、
11.6型は1.35kgで筐体厚25-28.9ミリ、
13.3型は1.75kgながら厚さ19.1ミリ(その為こちらだけ、HDDが1.8インチっぽい)を「謳う」薄型筐体。
WiMAXやeSATAは無し。
13.3型には、Vostro V13という16.5-19.7ミリ厚の機種があったが、
あちらが日本ではシングルコアCPU、1.4GHz止まりなのを考えると、
面白い存在ではある。
Small的「地デジ攻略」。
実用性を損なう事無く、最小構成を追及するこのサイト、
今回は今まで手付かずだった、
地デジ(フルセグ)の録画、カット編集、保存までを行えるPCを探してみた。
のだが、どーもこの用途、PCには向いてない様だ。
録画予約の失敗が多いだとか、
録画中、同一PCで別作業し難いだとか、
カット編集したデータを外付HDDに移動する事に制約あったりだとか、
これではとても、実用に耐えない。
確かにHDDは大事なデータの長期保存には向かないが、
地デジを元画質のまま残すとなると、1時間あたり8GB程の容量を食うので、
マスターとコピーで2台の外付HDDを用意する方がまだ、労力やコストとのバランスが取れる。
結局、この用途に最適な機器として私が購入したのが、東芝 VARDIA RD-S304Kだった。
外付HDDに対応する地デジレコーダーは、
今の処、VARDIAにしかなく、それもブルーレイとは排他になる。
外付HDD対応機種間の実用上の違いは、内蔵HDD容量のみだったので、
プラッタ枚数(=発熱)が最も少ないであろう320GBモデルを選んだ。
すぐ上の内蔵1TBモデルとの差額で外付1TB買えるし、
これからの季節は落雷の危険も多いから、内蔵⇒外付のデータ移動くらい小まめにやるべきだ。
VARDIAで実際にカット編集までしてみたが、
リモコン角度が狭いのと、多機能なせいか反応鈍いってのはあるものの、
2、3ページ解説読んだだけで出来る様になったし、編集に要する手数も少なく、
リモコンも目的のボタンに手探りで辿り付ける事が多いので、苦にならない。
カット編集の具体的操作は、
①[編集ナビ]画面で倍速再生(2、3、4、5倍?の4段階)しながら、
要る区間と要らない区間の境界で一時停止⇒[チャプター分割]ボタン。
②そのチャプターのサムネイルとなるシーンを選ぶ為に続けて再生し、
該当シーンで[決定]ボタン。
③[見るナビ]画面をチャプターごとの表示にして、要らないチャプターを選択、
[クイックメニュー]から[チャプター削除]。
と、ただこれだけ。
まぁこれを、手持ちのレグザZ8000でやってる様じゃあ、
何処にも小型化という努力の跡が見られないだろって事で、今回はこれ用のモニタ、
三菱 RDT232WM-Zも同時購入した。
私は道具としてのPCなら、初物を自費で購入したりはしない。
しかし今回、WM-Zを発売日にポチって翌日入手としたのには理由がある。
国内メーカー製ならある程度の検品体制は採ってるし、
(初物にだけ、高耐久なパーツを使う事すらある。)
液晶モニタの場合、発売から時間が経つにつれ販売店では、
ドット欠けによる出戻り在庫(?)比率が増える訳だから、
今時5万近いモニタ買うなら、発売直後の方が良いだろうという判断だ。
ところでモニタというのは、スペックがアテにならんものの代表だが、
それでも動画見る場合、それがあると無いとじゃ大違いってスペック要素も存在する。
それが、
①sRGB
②グレア画面
③超解像度
④倍速駆動(1秒あたり120コマ以上での表示)
である。
①のsRGBは、NTSC比で言うと72%に相当する。
ノートPCのカタログではそれより広色域である方が、優秀であるという誤解を招き易いが、
映像の作り手側はsRGBで製作してるので、見る側が広色域だと肌色が見れたもんじゃない。
広色域モニタの一部高級機にsRGBモードがあるのはその為で、
それが無い片手落ちのノートでは、広色域が仇になってしまう。
(広色域じゃないWM-Zで、ワザワザsRGBモードを試したが、④の倍速駆動とは排他だった。)
②のグレア画面がPC上級者に嫌われるのは、
写り込みに負けない輝度が要るからで、それが長時間作業に向かない事による。
WM-Zの出荷時の色設定は褒められたものではなく、
価格コムのレビューには早くも自分の設定を晒す方が居られるが、
この設定では余程暗い部屋じゃないと写り込みに負けてしまう。
しかし私の様に、正確な発色よりもパッと見の綺麗さを求める場合、
ノングレアの発色が、グレアのそれに敵うハズがない。
三菱には同じパネルでグレア / ノングレア双方用意されてるモデルがあり、
店頭に並んで展示されてたりするので比較してみれば解る。
グレアは輝度で目が疲れると言っても、動画を見るとは元来そういうものである。
③の超解像度は、DVDなんかをフルHD画面で再生するのに最早必須だが、
これはPowerDVD 9などのソフトウェアでも代用できる。
しかし、液晶の表面処理で行う方が効果高いのも事実。
④の倍速駆動は、高級液晶テレビには付いてて当たり前だが、
現行モニタには32型以上のテレビにしか存在しなかった。
①~④の全てを満たすモニタ自体が今まで、レグザ上位モデルしかなかったので、
これまでは最小でも37型と、とてもパーソナルとは言い難かった訳だが、
今回そこへRDT232WM-Zが加わり、一気に23型まで小型化が進んだとあっては、
試さない訳にも行くまい。
で、感想としては、「普通のテレビだな~」という域には達していた。
(一部提灯記事では文字のスクロール表示が滑らかという記載もあったが、
流石にそれは感じなかった。)
内蔵スピーカーも3W+3Wという制約がありながら、音質自体はレグザZより好ましい。
今WM-Zでワールドカップ見てるが、倍速切ると見れたもんじゃない。
(倍速はオフ、弱、強と、リモコンから切り替えられる。)
PCモニタでWM-Z以外の人は、こんなんでよく我慢できるなぁ・・
WM-ZはTNパネルであり、一家に一台のテレビとしてなら、この視野角はお勧めしないが、
短辺の壁に置く程度なら、6畳そこらで不満は出ないだろう。
このサイズの既存パネルでは、TNしか120コマ / 秒をクリアしないらしく、
当分はWM-Zが、小型テレビ、動画用モニタの決定版であり続ける予感はする。
(テレビチューナーは別だから自分はVARDIAのを使ってるが。)
120コマ / 秒と言うと、3Dのアクティヴ・シャッター方式への対応を期待する方も居られるかも知れないが、
WM-Zはその速さの入力信号には対応しないので無理。
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