LaVie S、LIFEBOOK AH、dynabook T351 / T551買う奴ぁ情弱だ!
何かこの辺の、
ホームモバイルなのに縦768ドット液晶で8~10万円ってノートが
店頭で定番っぽくなってるのを阻止せねばってのはある。
WEB閲覧に特別な性能は要らんが、
「快適に」となるとこの辺では全然駄目だ。
フルHDモニタが安くなって自室で当たり前になると、
別の部屋で使用するノートとして、
「縦900」ならまぁ我慢できなくもないが、
「縦768」ってのは流石に有り得ない。(比較画像とか)
幾ら国内メーカーの信頼性云々って言っても、
PCというものは道具としてが使い難かったらどうにもならないのだよ。
拡張性とか割とマトモなEpson Endeavor NY3200S(詳細)がi5で今、
送料込み6万円ちょっとな事を考えると、
ホームモバイルにそれ以上出すなら、次に求める付加価値は解像度で間違いない!
って事で今回は、
8~10万円の価格帯で縦900ドット以上の第2世代Core i ノートをご紹介する。
■dynabook Satellite T571:
17.3型HD+の光沢液晶と書込対応ブルーレイドライブを搭載し、
i5版なら出始めの今でさえ直販で10万円切ってる。
17.3″と言っても、4:3画面の14.1″と縦寸は殆ど一致する。
そこに縦900ドットなら多少老眼はいってる方でも大丈夫だろう。
重量も3.2kgしかないし、どの道ホームモバイルなら15型に拘る事もなかろう。
■VAIO Fの16.4型フルHDの直販モデル:
出始めながら最小構成なら10万切ってる。
普通に写り込みはあるが、高級ノートの光沢液晶として表示品質も妥当。
VAIO F 3D(16.0型)を売ってかなきゃならないメーカー事情も解るが、
この16.4型フルHDは、その影に隠してしまうにはもったいないモデル。
>>公式ページでの冷遇ぶり
■VAIO C 15.5型フルHDモデル(詳細):
綺麗なフルHD液晶とRadeonミドルレンジを搭載し、
動画向けのノートと言ったらまずはコレ。
■VAIO C 14型HD+モデル(詳細):
上下視野角せまいのが許せるなら安いし良いんでない?
■ThinkPad T420のHD+モデル:
14型TならT420sを推す方も多いと思うが、
パームレストの剛性あげてから出直して来い!って感じで、
X1もそうだが、道具としてが駄目なThinkPadに興味ない。
重量さえ許せれば積極的にT420のほう選んで正解!
■ThinkPad T520 / L520のHD+モデル:
残念がならギラツキ酷いパネルが混じってる。
T520では変なバランス感覚でHD+勧める人を見掛けるが、
フルHD版(詳細)買って後悔してる人に会った事がない。(10万超えるけど)
■HP Pavilion dv7-6000 / ENVY17-2000:
まぁHPのこの辺は五月蝿いか熱いか、
良くてどっちかだなw
■DELL Vostro 3750:
17.3型非光沢HD+液晶でグラフィックはGeForce GT525Mを選択可能。
見たのはAUOパネルが載ってた。発色はまあまあだが視野角は狭い。
i3の内蔵グラフィックモデルだったが、
連続高負荷でやっと五月蝿くなる程度で排熱も問題ない。
USB 3.0 x 2、eSATAコンボ x 1と、スタイルの割に拡張性も悪くなく、
17.3型ながら最小重量も3kgと軽い。
意外にも防滴キーボードだったりする。(レッツノート B10涙目w)
落下・水濡れに対応する1年保証が高くても2,100円で追加できるが、
延長は不可って所がVostroの部品耐久性を物語る。
このカテゴリには他にも
■HP ProBook 4530s / 6560bのHD+モデル
■DELL Latitude E5520のフルHDモデル
などがある。
お勧めしないPCとその理由まとめ。
広告の入るサイトでは絶対に書けない記事ですわ。
■新ワイド画面(横縦比が16:9)の13型ノート:
13型はフットプリントがA4用紙大に収まらないので、鞄も選ぶし、
持ち歩きに適さない。
というか、これだけモバイルが安くなると結局、もっと小さいのを買い足したくなる。
一方、13.1型の画面縦寸は旧ワイド(16:10)の12.1型と同じなので、
家で外部モニタ無しで使うには物足りない。
このサイズでも所謂デスクトップPC並の性能は可能だが、
同時にデスク並の排熱・静音性は無理。
結局このサイズのノートが適してるのは、3台目需要である。
庶民としては、高価なモデルはお呼びじゃない。
■4コアCPUノート:
CPU単体で見ると、
①i7 740QM(4コア)
②i5 460M(2コア)
は、4コア全てがフル稼働し続ける様な特殊用途以外では、
②の方が体感性能は上。
これは、「45nm世代の4コアCPUでは、
つまらないプロセスなんかで3コア以上占有してしまうと、
殆どTurbo Boostしない」事による。(来月の32nmでどうなるか?)
■縦解像度768ドット未満:
慣れたページをスクロールしていても、「あれ?今どの辺に居たっけ?」
■15.6型HD液晶ごときで立派な値段の国内ノート:
中には立派なGPUを搭載したモデルもあるが、
軽自動車にオプション満載する様なもの。
■ASUS以外の台湾メーカー、レノボのノンブランド(Think、Idea以外)、
DELL Inspiron:
検証・検品を最小限とし、初期不良対応にも予算を割かないから
今の時代に”通販の王者”で居られるのだ。
まぁ実際には、大半がそれでも普通に使えてるんだが、
「あのサイトの勧めるものを買ったのに・・」という読者は極力作りたくない。
■タッチパネルモデル:
写り込みに負けない為の輝度が必要になる場合が殆ど。
当然、目が疲れる。
「あれば便利かも」という安易な気分では決して手を出してはいけないオプション。
以下は、「一見イケテルのに何故勧めない?」ってノートや注意点を解説しておく。
【富士通】
■LIFEBOOK NH(18.4型):白飛び液晶。
■LIFEBOOK PH(12.1型モデル):今時、これだけ汚い液晶も珍しい。
【東芝】
■dynabook R730(13.3型):SSDモデルはマザー直付け。
【SONY】
■VAIO F(16.4型):
液晶は、
クリエイティヴ・エディション(以下CE)で白の発色が汚く、ギラツキあり。
CE以外では白飛び。
高負荷時は本気で五月蝿い。
■VAIO Z(13.1型):
「ブラックアウト⇒強制終了」の可能性がある限り、更新系用途には使えない。
フルHD設定で常用できてる人にあった事がない。
高負荷時は本気で五月蝿い。
■VAIO G(12.1型):液晶はギラツキ。キーボードも駄目過ぎる。
■VAIO W(10.1型):出っ張り無しバッテリーの駆動時間ショボ過ぎ。
【Panasonic】
■Let’snote F9(14.1型):
ノートPCに取っ手を付けるという発想は、
紙媒体を一緒に持ち歩く人を想定していない。
■Let’snote N9 / S9(12.1型):
キーボード、パームレストの剛性が低い(S9)まま、
CPUパワーを追求しても快適にはならない。
殆どの用途でCPUパワーを持て余す現在にあっては、
作業のボトルネックは液晶解像度や入力インターフェイスにある。
ノート単体でそれらに優れ、N9 / S9より遥かに薄く、硬く、
重量、実駆動時間、頑丈さでも同等な機種が他にあると、
最早、10万円以上では勝負になるまい。
「少量生産だから高価で当たり前」ってのは、PCでは通用しない。
■Let’snote C1(12.1型):タブレットにこの視野角は許されないという事をPanaが学んだ1台。
■Let’snote J9(10.1型):
社会人ならPCの他にA4紙媒体の1枚も持ち歩くだろうし、
鞄の多くはA4サイズが入る事を基準に作られているので、
A4用紙大にフットプリントが収まってさえいれば、
多くの方が次に優先するのは「堅牢性を確保した上での軽さ」じゃないだろうか?
ジャケット装着時1.185kg(スタンダードモデル)では、
それを下回るThinkPad X201sの4セル構成に対して、
駆動時間(BBench)で大差つけられる訳でなし、
作業性、特にマン-マシン・インタフェイスで格段に落ちるのが痛過ぎる。
「高クロックCPU+HDMI出力+そこそこの排熱性」
とくれば、値段も手頃だし据置ではどうか?と考えたが、
高周波は無いものの、ファン音量は小さくない。
Logicool Vid HDやUstの普及で、
小型・低解像度なモバイルにも高クロック需要があるのは解るが、
どういった方、用途なら、
小さいが分厚く重いLet’snote J9がベストと言えるのか、
探してる最中である。
【ThinkPad】
■W510(15.6型):爆熱。これでも現行ThinkPadでは五月蝿い方なんだが・・
■T410s(14.1型):
この1台だけを見ていれば、薄くてカッコイイし不満も無いが、
これより遥かに上等な液晶のT510 フルHD、
作業性変わらずでこれより遥かに軽く、小さく、バッテリーも持つX201sがあると、
全く出番が回って来ないって機種にしては高価過ぎる。
1.8″SSDが、何時になっても普及価格にならないのが大誤算。
【HP】
HPがノートPC世界シェア1位でいられるのは、
連続稼動に弱く、自ずと買い替えサイクルが速くなるというのもある。
■Mini 210-2000(10.1型):
メモリが1GBしか選択できず、空スロットも無いので交換になる。
相性問題も出易い。
冷却ファンが高音で、回転数切り替えが頻繁に行われる為、
かなり五月蝿く感じる。
ホームノートの価値は縦解像度で決まる!
ノートPCは本当に安くなったのだろうか?
3年前のノートは、殆どが縦800ドット以上なのに、
更なる快適さを求めて買い替え様にも、今の主流ときたら768ドットだ。
価格.comでスペック検索すると、
Arrandale世代+縦900ドット以上で8万円程度までというのは1台もヒットしない。
そこで今回は、そういうのを探してみた。
高解像度を選択してもどれも一応は、
最低限使えるスペックでこの値段をクリアしている。(価格は全て、投稿時点のもの)
直販でHD+が選べる。
WLEDだが、光沢液晶で写り込みが激しく、上下視野角も狭い。
筐体色は白・黒だけでなく、青も選べる。
直販でFHDが選べる。
WLEDで、光沢だが低反射処理が効いている。
上下視野角も比較的広い。
現行VAIOノートで最も動画に強いモデルではあるが、
VAIO Fなどと違ってIEEE 1394端子が無いのは要注意。
筐体色は白または黒。
15.6型の非光沢液晶で、HD+を選択可。
視野角は狭い。排熱・静音性は、Core i世代としては標準的。
17.3型だが、今回紹介する中でもズバ抜けて安い。
非光沢HD+固定でWLED。
外装の質感などは前モデルより良くなったが、
キーボード、タッチパッドは評判悪い。
ファン音は、
「個体にかかわらず誰が聞いても五月蝿かった」前モデル(特にCeleron)に比べれば、
かなりの改善が見られる代わりに、底面はかなり熱くなる。
メモリ増設やHDD交換が大変である事からしても、末永く使える機種ではなさそう。
17.3型、非光沢HD+固定でWLED。
筐体最薄26.8ミリで重量も2.7kgと、サイズの割りに軽量だが、
堅牢設計ではないので持ち出せるとは思わない方がイイ。
筐体はアルミ外装で、最安パッケージでは
・外装色が銀
・CPUはi3-370M
・GPUはチップ内蔵
と、固定される。
上位パッケージの4コアCPU+GeForce GT 330Mの組み合わせでは、
ファン音も小さくないし、高負荷時には筐体左側が50℃クラスに熱くなるが、
最安パッケージならファンも静か。
ユーザー過失に対応する保証(累計補償上限は本体購入金額)は
プラス2,100円で付けられるが、最長1年間である所がLatitudeなどとの違い。
訪問修理サービス(翌営業日対応)は、3年間でプラス10,500円。
14.1型、非光沢WXGA+固定でWLED。
液晶や筐体は上質とは言い難いが、
①ユーザー過失に対応する保証(累計補償上限は本体購入金額)
②訪問修理サービス(翌営業日対応)
が、3年間なら無料で付くので、贅沢を言わなければ手堅い選択かも。
15.6型の非光沢液晶で、HD+を選択可。WLED。
14.1型に無料で付く①、②の3年保証が、何故かこちらだと1年になり、
3年にするには①でプラス2,100円、②でプラス5,250円掛かる。
14.1型の方もそうだが、ポイントスティック(3ボタン)が付けられる。
14~16型のHD液晶ノート達。
据置(14~16型)なのに一覧性の悪い液晶(縦768ドット)を搭載するノートは、
このサイトでは余り扱って来なかった。
しかしこのカテゴリは、
通常電圧CPU(※1)、光学ドライブ内蔵の低価格ノートとしてまだまだ無視できないし、
価格コム売れ筋にlenovo G560や台湾メーカーがズラッと並ぶ状況にあって、
一度、このカテゴリで私なりのお勧めをまとめておこうという事になった。
<※1>現在売られている外付モニタの7割強がフルHDだと聞くが、
グラフィックが例えインテルオンボでも、
OSがWin7、CPUが今時のデュアルコア2GHz以上であれば、
フルHD動画の再生には困らない。
ただし、来年のSandy Bridgeでの主な強化点が内蔵グラフィックにある以上、
駆動時間の要請などからインテル・オンボを積極的に選ぶのであれば、
来年モデルを待った方が良いだろう。初期ロットはけるの待ってると半年以上先になるが。
駆け込みでXP機を注文するのであれば、メモリ2GBで済む分の省電力にはなる。</※1>
ハッキリ言って、このカテゴリのlenovo G560や台湾メーカーノートは、
不具合報告のバリエーションからしても、一筋縄では逝きそうにない。
メーカー好感度が高いとされるASUSにしても例外じゃなく、
K52Fはマトモなメディア使っても高確率でリカバリ作成に失敗するとか、
そもそもこのメーカーは商品ページに辿り着くまでに何度もトップページへ飛ばされるなど、
国内メーカーならこういう検証不足は有り得ない。
そんなものを知人に勧めてしまったが最後、面倒臭い事に付き合わされる。
私なら少々高くても、以下の機種の中から勧めておくだろう。
■NEC LaVie L スーパーシャインビューEX2液晶モデル(直販名はLaVie G タイプL):
16型HD液晶(光沢)という事でココに入ってしまったが、LaVie Lは決して安物ではない。
据置ノートでありながら、
一覧性に優れる訳でもなく、
10万円程度~なので値段も安くない・・・
とくれば、このノートが想定する客層は、
「外付モニタに頼らず使いたいが、老眼だから細かい表示はどうせ見れない。
でも動画鑑賞を中心に快適に使えるなら、出費は厭わない。」
って方だろう。
確かにEX2液晶の発色には特別なものがあり、
比較的良いとされてる LaVie LのフルHDと並べても、
その違いはハッキリ判る。
これなら写真編集なんかにも、印刷を目的にしない用途としてなら使えるだろう。
■NEC LaVie S(直販名はLaVie G タイプS):
低反射処理された光沢液晶を搭載する14~16型では、
ぶっちぎり最安モデルとなる15.6型ノート。
非光沢の法人ノートだと、液晶がマルチベンダの可能性もあり、
ギラツキが無いと断言するのは難しい。
その点LaVie Sなら、LEDバックライト採用でパネルの設計年代も最近のハズだし、
光沢液晶で今更、ギラつく個体があるとも思えない。
ただし所詮は有線100BASEの安物ノートなので、割り切った構成でどうぞ。
価格コムモデルなら5万円台前半~で買える。東芝の場合、
この値段で2年目以降も使用相談が無料ってトコが、ポイント高い。
光沢15.6型を採用する液晶の画質は中位モデル並だし、冷却ファン音も静か。
キーボードも悪くない。
画面のデジタル出力ができないのと、有線100BASEは要注意。
PCってのは他の家電製品と違って、使ってるウチに用途が変わって来るものだ。
まだ用途の定まらない初心者がPCを選ぶ場合、「安い」という要素も馬鹿には出来ない。
■SONY VAIO E 14型:
スタイルやカラーコーディネイトを安価に楽しむPC。
16:9画面の14型の縦寸は、16:10の13.3型に近く、
パーソナルに使うには丁度イイ。
ただ、液晶はVAIO上位機種の様に低反射処理されてないし、
14型と言っても頻繁に持ち出す程には頑丈設計されてない。
水濡れ・落下にまでに対応するメーカー保証では、
本体販売価格を累計補償上限とするメーカーが多いが、
SONYの場合は上限も免責も無い(ただし、一度の新品交換で保証終了)ので、
こういった低価格モデルでは大きな武器になる。
元々のサポート体制が良いのに加えて、
・訪問修理も付けられる最長5年の基本保証
・水濡れ・落下にまで対応する保証(安心プラス。最長3年)
・PCなんでもホットライン(最長1年)
などを比較的安く付けられる。15.6型PCだが、i7だけはやはり五月蝿い。
非光沢液晶、タッチパッドOFFスイッチなどを採用するなら、
もう少したわまないキーボードが欲しかった。
低価格ながら堅牢性(セミラグド)と拡張性(ドッキングステーション)を兼ね備えた、本物のThinkPad。
14型、15.6型から選べ、液晶は非光沢のみ。
耐久性が求められる法人モデルにあって、
長期に渡って使えるかどうか(耐久性、保守性)が、hpやDELLの下位モデルとの決定的な違い。
拡張保守契約(年間1万円程度~で最長5年)が無い場合、
使用相談が購入後たった1ケ月で有料になるので、初心者にはお勧めしない。
パワーCPU搭載の、メインストリーム・ノート達。
一番高価なノートが一番優秀な道具と限らないからこそ、ノート選びは面白いとも言えるが、
T510 FHD Core i5-540Mが覚悟してたのより大幅に安く、予算が余ってしまったので、
720pまでのテレビ電話にも対応しそうなノートを買い足す事にした。
ただ現在、720p通話が出来るカメラはFREETALK Everyman HDしか無い。
このカメラについて販売元(通販)のskypeショップに詳細を尋ねた処、
「ハードウェアの事はメーカーに訊いてくれ」との返事。
メーカーHPに行ってもサポートは英語で受け付けるメールのみってんじゃこのカメラ、
怖くて6,880円 × 2台分は出し様が無いという・・
ちなみに現在はVGA(640×480)画質のLogicool Vidを使ってる訳だが、
両側に光回線(プロバイダはOCN)、
悪い方のCPUがPenryn世代のCore 2 Duo 2.1GHzという構成で、
快適に使えている。
試しにDothan世代のPen M 1.73GHz、メモリ512MBでやってみた時には、
時折、画面がモザイク状になったり、動きがカク付いていた。
WEBカメラではグラフィックとの相性問題が懸念されるが、
先日Logicoolに問い合わせた処、
「現行WEBカメラの動作確認は、全てのグラボでないにせよ、
インテルオンボードに限らず、NVIDIA、ATIでもやっている。」との回答を得た。
この先、Logicool Vidが720pに進出してくれる事を祈りつつ今回は、
上記カメラEveryman HDの720p用動作環境
「デュアルコア 2 GHz プロセッサあるいはそれ以上。」を参考に、
一般の方が3年程度、メインとしても使えるパワーを秘めた、価格的にも無難なノートを探してみた。
【追伸】Logicool Vid HD(720p対応)が出ました。
HDテレビ電話を行う為の必要システムは、
「2.4GHzデュアルコア以上のCPUと2GBのメモリ」となっており、
やはりこの記事に登場するノートが最低ラインと言えそうです。【追伸終】
ノート検索要件は
・液晶の発色が地味過ぎない事(在り来たりのビジネスノートを弾く為の要件)。
・14型以上なら縦解像度は900ドット以上。
・2.5GHz × 2コア駆動が可能(下の表の赤で囲ったもの)なCore i世代CPU。
・HDMI(またはDisplayPort)出力端子。
・12万円(価格は全て、投稿時点のもの)程度まで。
といった感じ。ワリと当たり前の条件なのだが、私が実機確認した範囲では、
以下の10機種に絞られた。
○NEC LaVie L(の内、16型光沢フルHD液晶モデル。直販名はLaVie G タイプL):
液晶が綺麗でUSB3.0が付いてる以外は消去法で選ばれるフルHDノート。
と言うのも現在、NVIDIA、ATIのグラフィック共、ドライバに不安を抱えているからで、
LaVie Lの様にフルHDながらインテル・オンボってノートは、他に殆ど例が無い。
フルHDモデルの筐体色は黒のみ。Core i5は430Mのみ。
個人的には筐体前面に端子をズラッと並べたデザイン(って言えるのかなぁ?)
は有り得ない。私ならここまでカッコ悪いノートはどうせ持ち運ばなくなるし、いっそデスクトップ買うだろう。
△富士通 FMV-BIBLO MG(予算内だと価格.comモデル。13.3型HD液晶):
今回のMGは、コンシューマ寄りのデザインに大きく舵を切った。
歴代MGが富士通で最も力(開発コスト)の入った機種だっただけに、
機械としては悪くないんだろうけど、
私的には液晶下の無駄スペースが「目立ち過ぎる」ので却下。
旧モデル知ってると、16:10の14.1型の代わりに載せました感あり過ぎで、
こっちが恥ずかしくなる。
△VAIO S(13.3型光沢HD液晶):
光学ドライブを搭載し重量2kg前後、GeForce 310Mもオプションで選択できるが、
こちらも16:9のHD液晶が採用された為、
駆動系以外はCULVノートっぽくなってしまった。
パームレストがシボ加工され、黒筐体を選択しても指紋が目立たない等、
お洒落に使うには悪くない。
一方、キーボード中央で軽くたわんだり、底つき感も乏しい事や、
一定以上の速さでキー連打すると一回分しか有効にならない等、
やはりと言うか、本気で使える道具ではない。
私が試したのはCore i3モデルだったが、ファンの回転数切り替えが少なく、静かではあった。
駆動時間は、省電力モード使って標準バッテリーで4時間前後といった処。
○VAIO E(の内、14型光沢HD+または15.5型光沢フルHD液晶モデル)
海外には17型も存在するVAIO Eだが、上下視野角からして、
[VAIOディスプレイプラス]の15.5型フルHD一択と言って良い。
現行フルHDノートで液晶が綺麗と言うと、
(ThinkPad、hp、DELLにあるRGB LEDバックライトや東芝の18型ノートを除くと、)
LaVie L、このVAIO Eの15.5型、ThinkPad T510の3台であろう。
前2者は自然な発色で光沢画面。
それぞれ高画質エンジンの、「彩りプラス(専用チップ)」、「Motion Reality HD」を搭載。
後者は広色域、広視野角の非光沢画面。
バックライトは後2者がLEDである。
VAIO Eで高解像度を選択すると、グラフィックはRADEONが載って来るが、
実を言うとWin7では、コチラの一番下の見出しにもある様に、RADEONの安定性は捨てたモンじゃない。
しかし長期的にはATIの体質もある事だから、RADEON搭載ノートを更新系には勧め辛い。
まぁ
・飛んで困るデータは置かない。
・動画再生、ゲームを中心に3年間使い倒せれば充分。
と消費に徹するなら、補償上限無しの落下・水濡れ対応メーカー保証(だだし、新品交換になるとそこで終了)
が付けられるVAIO E程、理想的なノートも無い。RADEONなら画質も綺麗だろう。
夏モデルで筐体色が白、黒以外にも選べる様になるかが気になるが、
私的には同時期購入のもう一台が保守的機種(ThinkPad T510)なだけに、
このVAIO E フルHDの個性には大いに惹かれるものがある。
PCというのは電化製品と違い、管理が付き物なので、無闇に台数増やすのもお勧めしないが、
今やたった一台に資力を集中させるべきでない事だけは明らかだ。
私は最近、かなり有名かつ有料のあるソフトをPCに入れたのだが、
それ以降、頻繁にエクスプローラが落ちる様になってしまった。
調べたら、これ又かなり有名な別のソフトとの競合が判明した。
片方のソフト外してからは案の定、エクスプローラ落ちてない。
△VAIO F(予算内だと、クリエイティヴ・エディション(以下CE)でないモデル):
「どーしても地デジ内蔵が欲しいけど、CEまでは手が届かない。」
という方向け。今時12万近く出して我慢ノート(この機種の場合、液晶がイマイチ)はお勧め出来ない。
まぁCEも、白の発色汚くて冷めた。視野角も、T510 フルHDより遥かに狭い。
VAIO Aありし頃は、MAC以外でクリエイティヴ系を担ってたVAIOだが、
この世代はVAIO Zの発色といい、クリエイティヴ・エディションが名ばかり過ぎて心配になる。
◎ThinkPad X201s(12.1型非光沢WXGA+液晶):
大型のクーポン来れば、一般の方でも12万円程度から購入できる。
Core i世代になって、Turbo Boost、Hyper-Threading(論理4コア)、
そして強化されたグラフックが使える様になり、
X200sから確実に性能はアップし、駆動時間もSU9xxxと比べなければ充分長い。
心配されていた発熱も、低電圧i7は選別品というピラミッドの頂点に立つ石だし、
X200sで排熱、静音性にかなりの余力(SU9xxxは、ホントFAN回らない。)があった分、
Core i世代の他のモバイルに比べれば、X201sなら許容範囲と言えよう。
(それでも長時間エンコを膝上でするのはお勧め出来ない。この小型筐体で
その用途だと、熱が排気口側に集中するだけマシといったレベル。)
尚ThinkPadには、駆動時間稼ぐ為、Speedstep切らずにTurbo Boost切る設定もある。
「省電力マネージャ」の「ファン制御モード」で、マックスパフォーマンスだとTB有。バランスだとTB無。
「最大のプロセッサの状態」を99%にしてもTBしなくなる。
モバイルなら駆動時間こそ最重要だという方も多いだろうが、
大型ノートなりデスクトップを併用してると、
それらから動作クロック半分程度といったCPUでは、用途を絞ってもストレス皆無とは言い難い。
720pのテレビ電話やUSTREAMもエンコ伴うが、
それらに手を出すとモバイルでもやってみたくなるのは時間の問題。
その点X201sなら、2台体制のもう一台に、イザとなったら持ち出せるノートなんぞ不要だし、
大型ノートやデスクトップを組み合わせる事でPC環境はより快適になる。
ところで私がVAIO Zに厳しい理由は主に液晶サイズにある訳で、
帯に短し(縦寸がX201sと全く同じ。家で外付モニタ無しに「落ち着いて」使うのには物足りない。)
襷に長し(A4用紙大を超える筐体幅。華奢なVAIO Zでは持ち運ぶのにハードケースも要る。)
という16:9画面特有の問題であり、フルHDも13.1型では活かせない訳で、
当然の事ながら、こういう使い勝手の部分は掲示板やスペック検索では表面化し難く、
反論の声はデカイ方が良いと考えての厳しい評価な訳だ。
一方のX201sは、筐体がA4用紙大に収まる、唯一の縦解像度900ドット機だ。
発色の良さも、「A4用紙以下の非光沢としてなら」対抗馬すら存在しない。
このパネルが何時までも作り続けられるとは限らないし、今まで製造元だったTMDが
この分野から撤退してしまった事で、この品質が維持される保証も無い。
グラフィック内蔵ノートは一般的に言って、GMCHまで32nm化される来年のSandy Bridgeを待つべきだが、
このX201sに限っては、買える内に買っておいて損はない。
尚、DisplayPortは、ドッキング・ステーション(ウルトラベース)側に付いてるので、
ウルトラベース無料追加キャンペーンを狙いたい。
ついでだが、目が疲れない液晶をお求めなら寧ろ、X100eの一部パネルの方がまだ優れている(ギラツキ皆無)。
当該パネルに関しては発色も悪くなく、本体実質4万円ながらレッツS9 / N9などと比べては失礼なレベル。
しかしX100eは、付いて来るパネルのベンダによって発色にバラツキがあり過ぎる。
X100eの液晶を酷評しているサイトも多いが、悪い方のベンダだけ見れば、私も同じ事を言うだろう。
○ThinkPad T510(15.6型非光沢の、HD+またはフルHD液晶モデル):
T510は視野角、発色からして、フルHD一択。
ThinkPadは常にキーボードに手を置いて使うPCだから、表示サイズも問題無かろう。
そもそも縦900ドットで良いなら、表示サイズそう変わらず、圧倒的に軽量・薄型なT410sもある。
しかし広色域パネル見ながら製作したWEBページは、
大多数を占める「広色域以外で閲覧してる方々」には眠たい配色になってしまうのを心しておきたい。
そんな事より問題は、フルHD選択すると、最近ドライバの評判がすこぶる悪いNVIDIAが載って来る事だ。
今やフルHDでも、インテル・オンボだからと言って使えない事もないのだが、
ThinkPadフルHDモデルのGPU独立はSandy世代でも変わらないだろうし、
最近4世代のTシリーズからして順番的に、T520はRADEONのハズ。
最近ではGMCH周り以外、ArrandaleはSandyを前倒ししたものだとする見方が優勢だし、
独立GPUモデルなら更に陳腐化を受け難い。どう転んでも不安定なRADEONにまた悩まされる位なら、
今年NVIDIAモデル買ってドライバ安定するのを来年覚悟で気長に待つか・・
自分的にはフルHDのTシリーズを更新系の用途に使いたいので困り果てた末、
選んだ解決策がXPだった。これなら鉄板ドライバにも困らない。
「Core i世代のノートともなると、安定性重視の観点からも最早、
XPという選択肢は無い」と去年末の記事には書いた。しかし
・ThinkPadとレッツノートだけは現行ラインの既製品モデルにズラッとXPモデルを揃える事。
・インテル社内のWindowsが、ほんの数ヶ月前まで全てXPだった事。
からして、「今度こそ最後」のXPノートとして購入する事にした。
ただ、ビジネスノートとは言え、今更XP選ぶ事には注意もある。
・安全に使えるまで(延長サポート終了日)が2014/04/08である事。
・付属するリカバリメディアがWin7の「32ビット」である事。
などだ。まぁ一般直販でフルHD+XPの構成を12万に収めるのは難しいので、
今回の見出しではT510を◎評価にしなかった。
XPなら、メモリは2GBで構わない。グラフィックに専用メモリあるし、それ以上にする位ならSSDへ。
ところでフルHDがT510で選択できる様になったにも係らず、
このサイトで沈黙を守ったのには理由がある。
今だから白状するがT510に関しては、レノボからの入金確認メール来てから、
CPUのステッピング変更(事例はコチラ)だけを理由にキャンセルさせて頂いた経緯がある。
今回レノボには大変な迷惑を掛けた。特別扱いしてくれた恩義もある。
フルHD発売直後の稼ぎ時に、ブログ更新を自粛する程度の礼儀は私にもある。
先日ようやく、新ステッピングをサポートするT510用BIOSの発表もあったので、
今回これら経緯を告白する運びとなった。以降は安心してお勧めも出来る。
新ステップ(K0)になっての改良点はこちらPDFの11~14ページにあり、
歩止まり上がる為か、発熱抑えられる為か、今後より高クロックなモデルナンバーも追加されるが、
今回の改良では、従来とナンバー同じなら、発熱の改善自体は見込めそうにない。
ちょっと話それるが、なにせ更新頻度の少ないブログなんで、ココで触れておきたい事がある。
ThinkPadのT410sが、スペックでVAIO Zに大負けしてる(特にグラフィック)にも係らず、
これまた一方的に、排熱不足に陥ってる件だ。
原因としては、
①筐体最厚部がVAIO Zより7ミリ近くも薄い事。
②職場で急に大騒音出るのが許されない機種である事。
③防塵仕様である事。
などが挙げられる。
①の薄さがどれ程、排熱に不利かと言うと、
開発元の大和の目安として、「筐体を2ミリ薄くすると2dB騒音が増える」
というのがある。ちなみにdBという単位は、3dBごとに倍音量になって行く。
②の騒音縛りはビジネスノートとして当然だ。
VAIO Zの高負荷時騒音値が、同じくi5-520Mを搭載するT410sのそれに比べ、
16dB以上高いのは、VAIO Zが所詮は静かな職場を想定してないからだ。
③の防塵をやりだすと、ミドルタワーの様な巨大なPCでさえ、
内部温度が5℃近く上がってしまう。
この一点だけでも今後、ThinkPadがVAIOを露出スペックで上回る事は期待できない。
上で示したリンク先の映像を見るに、かなりの埃に耐えてるが、
レノボに問い合わせた処、デスクトップと違ってフィルターの定期ケアは必要無いとの回答を得た。
排熱不足は決して褒められた事ではないし、T410s / T410siの購入もお勧めしないが、
大和が挑戦してる事の崇高さはもう少し評価されて良い。
最近、4年前のThinkPadの冷却ファン交換をしたのだが、
部品はIBMパーツセンターで3千円ちょっと、他に用意したのはドライバー1本だし、
交換方法は公式ページで丁寧に解説されてるし、
そもそも素人でも交換し易い設計になってるんだと感動した。
こういう処にコスト使うメーカーのPCってのは、買えばちょっとした財産かも知れない。
どれとは言わんがファン音うるさいという事は、それだけファン寿命も短いだろうし、
その交換に何万も掛かってしまう様では結局、「買い換えた方が」にも繋がってしまい、
ノート自体の寿命を左右してしまう。
△HP Pavilion dv7(予算内だとi5-430Mモデル。17.3型光沢HD+液晶):
液晶は視野角こそ狭いが、発色、輝度共に悪くない。
グラフィックはGeForce GT 230M(ミドルレンジ相当)。
hpの個人向けだとキーボード、排熱、静音性が気になる処だが、
これらも心配する程じゃない。
Win7で64ビットを選べないのが難点。
送料込み11万弱~なら今時、ワザワザhpやDELLのコンシューマ選ぶ人って居るんかね?
△HP ProBook 4720s/CT(i5-540Mモデル。17.3型非光沢HD+液晶):
こちらもWin7は64ビット選べず、
無線など追加すると送料込みで11万円強~。
グラフィックはRadeon HD 4350。
△ASUS U30Jc(13.3型光沢HD液晶):
CPUはCore i5-430M。
アプリやコンテンツごとに使用グラフィックス(U30JcではGeForce 310M or オンボ)を設定し
以後自動で切替できる、NVIDIA Optimus テクノロジを搭載。
これと標準8セルバッテリーにより、
BBenchは7時間19分(「Power4Gear Battery Saving」、バックライト40%、バッテリ残8%)。
ただ筐体厚さ20-29.9ミリに8セルを詰め込んだ為、
奥行238ミリと、液晶サイズの割にフットプリント大きくなっている。
光学ドライブ内蔵で重量は2.1kg。
天板は金属っぽく、底側は樹脂。
液晶に関しては付属の画質調整ソフト、「ASUS Splendid」が使える。
メモリは標準が2GBだが、底面に増設用の蓋がある。
ACアダプタは大きめ。
購入日より2年間のグローバル保証(バッテリーのみ1年)と、初期不良率の少ない事で定評のあるASUSだが、
台湾メーカーに10万円近く出費するのは、未だ抵抗ある方も少なくないだろう。もう少し実績を積んでもらうしかない。
洒落で買っても後悔しない、お手軽ノート達。
外観最優先で購入してもソコソコ使えそうなノートを、
7万円程度までで探してみた。
■dynabook MX、11.6型モデル(光沢HD液晶):
・Nissha IMDの筐体塗装
・綺麗め液晶(上下視野角が狭いので角度調整要るが)
・国内大手メーカー製かつ5万円切りも珍しくない
とくれば、もう少し話題になっても良さそうだが、
店頭ではAtom機程の利幅が無いので売る気無し、
掲示板ではデュアルコア信仰が根強いので相手にもされない。
1.5kg超の本体重量や、ACアダプタが電源ケーブル込320グラムだったり、
有線LANが100BASEなど、弱点も少なくない。
しかし
・BBenchが5時間39分(gの無線LAN、輝度最大、ハイパフォモード、残量5%)
・HDMI端子
など、サブと割り切れば使い道には困らない。
マルチコアCPUというのは、マルチスレッド対応アプリ(重い処理が主)以外では、
速いと言うより、(複数処理時に)遅くならないだけで、
同じ1万円追加なら、CULVで行う軽作業にはデュアルコアよりX25-Vのが効く。
キータッチは悪くないし、タッチバッドも広い。
(ただし広めのキー(スペースキーなど)はカチャカチャ音がある)
シングルコアCPUのお陰か、高負荷でやっとファン音が聞こえる程の静音性。
パームレストも熱くならない。
■VAIO E、14型、Core i3モデル(光沢液晶):
現行のノート用通常電圧CPUの選択は、
余程、BTOで価格差に偏りがない限り、Core i5-540Mかi3の2択で良いと思う。
現行のインテル4コアCPU(45nm)は、走るプロセスがとっちらかって物理3コア以上使ってしまうと、
2コアCPU(CPU部は32nm)と違って厳格に、使用コア数ごと定められたTB上限クロックを守ろうとし、
ノート用4コアCPUではこれが、2コアCPUに比べて露骨に遅くなってしまう。
次に2コアCPUに話を絞ると、同じ設計のCPUは普通、
最高クロックの高い製品程、フルパワー時の消費電力(=発熱)も高くなり、
その高くなり方も性能曲線を遥かに上回る訳だが、
i5全てで消費電力が変わっていない、コチラのデータが典型的なものであるとするなら、
i5-540Mは選別品という事になる。
2コアCPUを比較したこのデータで、最上位のi7-620Mの消費電力だけ跳ね上がっているのは、
idle時の消費電力の高さから見て、キャッシュ容量の差が効いてると思われるが、
この差が性能差になって現れるかと言うと、単に差別化が目的なのではないか?
i3はCore 2に対する最大のメリット、すなわちHyper-Threading
(物理2コアなのにOSからは4コアに見える)が有効になる最安CPU。
以上を踏まえた上でVAIO Eをコスパで選ぶなら、CPUはi3だろう。
16:9画面の14型は、16:10の13.3型よりも縦寸が短く、
2.35kgというのは外出用にも使えないが、
・Core i3+HDMI端子+GbE
・低発熱で静音性に優れる(少なくともi3+統合GPUモデル)
とくれば、一般人が据置PCに求める最低条件はクリアする。(VAIO EにはeSATAも付いてる。)
逆にCPU性能がこれ以下だと、フルHD動画再生や、720pテレビ電話も覚束ない。
価格的には現在、直販最小構成からi3を選択した処で7万円になり、
マット系以外の筐体カラーが5千円増、
あらゆるユーザー過失に対応するワイド保証(本体新品交換で終了)が6千円増となる。
5千円増カラーの内、青、白、黒筐体なら、
HD+(1,600x900px、WLED)+独立GPU(Radeon HD 5145)
が1万円増で選択出来る。
どうせVAIO E買うなら、筐体とキーボードウェアをカラーコーディネイトしたい。
■hp mini 5102(10.1型半光沢HD液晶):
・アルミニウム、マグネシウムを多用した筐体
・天面耐加重500kgf
・パームレストや底面部分はラバーコーティング
・ドッキングステーションにDVI出力
など、CPUがAtom Nである事以外は本気モバイル。
気になったのは、
・天板は手脂汚れが目立ち易く、落ち難い。
・液晶の開きは最大130度(タッチパネルモデルは135度)。
・キータッチは軽めで若干のたわみ、タッチパッドは狭まめ。
・メモリが1スロットで最大2GBとなっている。
・最大4.5時間駆動で、ACアダプタは電源ケーブル込350グラムと重い。
・高負荷時には排気口の風切り音が大きく、底面も40℃くらいになる。
・下位モデルでは無線n、青歯無し。
・パネルタッチは、天板押さえてないとがたつく。
など。
■HP ProBook 5310m、Celeron SU2300モデル(13.3型HD液晶):
Core 2モデルは排熱不足なので忘れて良い。
■DELL Vostro V13(13.3型半光沢HD液晶):
16.5-19.7ミリの超薄型アルミ筐体+亜鉛強化ヒンジ。
天板も片手で開くスマートさ。
しかも法人カテゴリーのノートなので、最低限の操作性は確保されてる。
薄型の金属筐体は熱が手に伝わり易いものだが、
CPUがシングルコアなので(海外仕様にはデュアルコアもある)、
ぶん回しても筐体の何処もが、体温より遥かに冷たい。
14型以下のHD液晶の上下視野角は皆、そうだが、
V13は半光沢なので余計に狭い。
キーボードはEnterキーが右端に来ないので要注意。
メモリやHDD、バッテリー交換に至るまでが、大規模な分解作業を伴う。
メモリスロットが1つで最大2GBなので、OSはXP Proが良いだろう。
USBは2つしかないが、一方がeSATA兼用でExpressCardあるのがCULVノートには珍しい。
スピーカーはモノラルだが青歯内蔵のノートは、
・公共施設⇒ワイヤレス・ヘッドホン
・自宅⇒ワイヤレスの外付スピーカー
とする方が、これまたスマートだ。
■ASUS UL20A(12.1型光沢HD液晶):
天板にヘアラインアルミを採用し、厚さ12.1-25.9ミリの薄型筐体。
剛性、質感も充分で、こちらも排熱が優秀な為、高負荷でも筐体表面が熱くまではならない。
ファンも通常は静かで、変速こそ小刻みだが、高周波が混じらないので気にならない。
電源プラン「Power4Gear Entertainment」なら、BBenchは5時間32分持つ。
(この設定ではバッテリー駆動時のCPUクロックが、最大でも80%に制限される。
液晶輝度は40%に変更。)
ACアダプタも小型で、ケーブル込215グラム。
小型ノートとしては液晶も綺麗な方。
初期設定は青が強いが、付属ソフト「ASUS Splendid」でガンマや色温度を調整できる。
液晶は135度までしか開かない。
キーボードは中央付近で若干たわむが、タッチは悪くなく、
キートップはラバーコートされてる。
ただタッチパッドだけは、滑り、ボタン(シーソー)共にイマイチ。
メモリやHDDは底面カバーから簡単に交換出来るし、
UL20Aの様な、比較的操作性の良いCULVノートなら、
インテルX25-Vや、
HDDとしては静音・高速で有名な東芝MK3265GSX(320GB、1プラッタ品)
を入れる事でかなりの戦闘力になろう。
しかし有線100BASEで、無線もカタログの印象程には速くなく、
HDMI端子も無いので、据置が勤まるとまでは流石に言い難い。
この辺のデスクトップなら、
Core i3-530(2.93GHz x デュアルコア、HT有、TB無)、OS込、モニタ別で、
6万円チョット~なので、UL20Aの本体重量などウルサイ事言わない人なら、
この低価格2台体制でも充分だったりする。
筐体の大きさはともかく、このデスクトップが、OS込3万円~のhp機と何処が違うのかと言えば、
80PLUS電源に象徴される信頼性だろう。(ワット数は、むやみに大きくない方が良い。)
ノートばっか触ってると疎くなるが、電源効率が良くなればスピーカーやヘッドホンの音も良くなるし、
逆に粗悪な電源は、逝った時に周りのパーツまで巻き込んでしまう。
ところで、このUL20Aや、HP ProBook 5310m、DELL Vostro V13といった薄型ノートは、
この1年で更に評価が上がると思われる。
なぜならCore i系のCPU積んだ世代となると、最厚部3センチ以下ってノートですら、
マトモなメーカーからはThinkPad T410s、同X201s、ASUS U30Jcしか出てないからだ。
ついでだが普段、ThinkPadやVAIOを擁護する私だからこそ、この世代では
・T410s、W510の排熱不足
・T410のファン音うるささ
・VAIO Zのブラックアウト問題
に注意を呼び掛けておく。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
ThinkPad T510 FHDポチるまでは禁欲生活を続ける私なのですが、
レノボに問い合わせ、
「せめてあと、1ケ月なのか、3ケ月なのか、半年なのかハッキリせい!」
と迫った処、
「3ケ月までは流石に無いんじゃないか。
一度、供給が復活してしまえば、数日で売り切れるなどという事も無いだろう。」
との回答でした。
世の中には色んなサイズ、用途のノートPCが存在する訳ですが、
私にはこのT510 FHDが、
「今年ノートを語る上で外せない存在になる!」と信じるに足る理由があります。
しかし推測に基づいた話を展開して行く程、暇でもありませんし、読者の皆様もそれは同じでしょう。
実機が手元に来るまでは、このサイトが開店休業状態になる事をお許し下さい。
CULV機まとめ追加。
△VAIO Y:
13.3型光沢HD(1,366x768px解像度)液晶。(13.3型以下の16:10画面なので、当然WLED)
標準で310グラムの大容量バッテリーを搭載し、
メモリ標準4GB(Win7の64ビットで有効活用)にも拘らず、
BBenchで8時間25分駆動する。(Win7を「省電力」、無線ON、液晶輝度40%)
その代わり本体重量は1.7kg。
ACアダプタも小型・軽量で、ケーブル込で200グラム。
キーボードはピッチ19ミリ、ストローク2ミリ。タッチや配列も悪くない。
タッチパッドも面積充分。
HDD交換は、本体底面から簡単アクセス。
ExpressCard/34スロットなど、拡張性に至るまで死角が無く、
HDMI、GbE無し、無線LAN蟹のASUS UL20Aより、数万高いだけの理由はある。
しかし周辺機器やアクセサリまで揃えたくなる様な
デザイン、カラバリがあってこそのVAIOなハズなのに、この素っ気無さは何なのかと。
13.3型非光沢HD液晶。上下視野角は当然狭い。
VAIO Yとは対照的に、重量1.48kgしかない代わりに、
BBenchは2時間31分しか持たない。
ただこちらもACアダプタはコンパクトで軽く、ケーブル込234グラム。
厚さ19.6-20.8ミリの薄型筐体にも拘わらず剛性もソコソコだし、
HDDも2.5インチと頑張っている。
青みがかったヘアライン加工のアルミ天板や、
ベタ付きを軽減するソフトレザー塗装のパームレストなどもあり、
最小構成(シングルコアCPU)からメモリ2GB、3年間 安心プラス保証にするだけで
送料込76,860円(これ以降に記述する価格は全て投稿時点のもの)したり、
SU2300選べず、SU9400にするのにプラス2万という強気販売。
しかしWEBカメラ省略の跡を隠すでもなく、
タッチパッドのクリックボタンがシーソー式だったり、
無線n、内蔵青歯、デジタル出力無しなど、
ディテール甘い。
XP Pro選択可。
キーボードは主要ピッチ18ミリ、ストローク1.7ミリで、タッチ、配列は悪くない。
CPUがAMD製なので正確にはCULV機ではないが、
搭載するTurion Neo X2 L625は、Celeron SU2300とCore 2 Duo SU9400の中間程度の性能。
13.3型光沢HD液晶(天板も光沢)は、所謂CULV群と同レベルの表示品質。
デュアルコアCPU+AMD M780Gチップ+HDMI、
n対応無線+青歯+GbEなど、ThinkPadとして見なければ、
5万円で売られる事を想定するお手軽ノートの機能構成としては、一つの理想型を行っている。
Edgeも大和主導で開発された事になってるが、キーボードのピッチ20ミリってのが、
それを激しく否定する。
重量1.64kgでBBenchは2.4時間。
(Win7 Home Premium 64ビット、4セルバッテリの場合。
省電力マネージャーで「マックス・バッテリ・ライフ」、無線ON、バッテリ残5%)
6セルバッテリも用意される。
排熱・静音性は筐体大きい分、X100eよりはマシ。
筐体左側が、より暖かい。
キータッチは悪くもないが、最上段は機能キーになっており、
[Fn]同時押しで[F1]~[F12]キーになる。(元戻すにはBIOSのKeyboardで設定)
機械、道具としてはともかく、X100eより更にプラスチッキーだったり、
液晶枠太過ぎで、私的には生理的に受け付けない。
11.6型非光沢HD液晶を搭載する、大和が作った100円ライター。
AMD M780Gチップながらデジタル出力無しなど、コスト競争力に最大限振っており、
案の定、X200s直販CTOからCeleronの選択肢が消えた。
X200sの様に素材にコスト掛けられないし、筐体も最厚3センチ以内に収めた為、
ドーム形状の天板など筐体構造で強度を維持し、結果として重量はCULV機並。
(海外では重量より薄さが好まれる。)
標準の6セルバッテリ(これだけで337グラム、後ろに出っ張る)だと1.5kg、
BBenchは4.6時間。(「マックス・バッテリ・ライフ」、無線ON、バッテリ残5%)
出っ張らない3セルも用意される。
XP Proも選べるが、他のThinkPad同様、
サスペンドと休止状態からの復帰を速くするWin7 Lenovo Enhanced Experienceもウリ。
(現状、入力を受け付ける様になるまでだと、多少、時間が掛かっている。)
液晶は事務用のそれでパッとせず、上下視野角が正面だけなのは当然として、
赤の発色は調整でも直らない。
ステレオスピーカーは意外に良く、少なくともEdgeよりはシャリシャリ感少ない。
キーボードはアイソレーション6段という事を除いても、
柔らかめのタッチや浅いストロークが、ThinkPad使いの間で賛否両論。
現行のシングルコアCPUでも、GPU使えるFlash Player 10.1 β2なら、
YouTubeの720pでCPU使用率50~60%前後。
(ちなみにSU9400+GMA 4500MHDなら、このCPU使用率で1080pイケル。)
n対応無線+青歯(オプション)+GbEなど、通信関係は犠牲になってない。
排熱・静音性はThinkPadにしては甘く、ファンは基本、回りっぱ。底面も熱くなる。
それでも実用レベルに踏みとどまる処が、HPとの違いではある。
デュアルコアCPUも投入予定とされるが、
・液晶ショボイ事
・デジタル出力できない事(以上2つで用途が限られる。)
・この筐体では排熱シビアな事
・バッテリー持ち
など考えるとシングルのままで良い気がする。
割り切った処が新しいライフスタイルを連想させるX100eではあるが、
これは5万円以内で買うからこその正義な訳で、
X200s 74653PJ(WLED、XP Pro、Cele723、1.19kg)の在庫があるうちは、
プラス2万までならX100e忘れて良い。
X100eの紅白実機見ると、ThinkPad廉価筐体は黒に助けられて来た事が解る。
△HP Pavilion dm3i(仕様変更):
量販店モデルはCeleron SU2300、250GB HDD、ビデオはチップ内蔵。
直販モデルはCore 2 Duo SP9300(2.26GHz)、160GB SSD(Intel製)、
GeForce G105M(512MB、再起動せずにON/OFF可)で送料込112,980円~と色分けされ、
どちらも青歯は搭載しなくなった。
△HP Pavilion dm3a/CT(仕様変更):
量販店専用から直販専用に販路が変更され、
青歯付けて送料込76,230円~。
Turion Neo X2 L625(1.6GHz)選択時には
Radeon HD 4330も搭載される(ON/OFF可、プラス7,455円)。
△HP Pavilion dm1(仕様変更):
直販モデルはSSD(Intel製80GB)専用となり送料込78,120円~。
13.3型非光沢HD液晶は上下視野角が狭く、
液晶が130度までしか開閉しないので要注意。
筐体の厚さ23.5-25ミリは、
通常電圧CPU(Core 2 Duo SP9300、2.26GHz)を搭載可能なノートとして世界最薄を謳うが、
これを搭載した場合、高負荷時にはキーボードやパームレストの左側が人肌以上、
その底面に至っては45℃以上になるし、ファン音もうるさくなるので、通常電圧の存在は忘れて良い。
もう一方の選択肢、Celeron SU2300なら、高負荷時でも排熱・静音性に問題ない。
マグネシウム合金ボディで、底面や側面がラバー風塗装、
酸化アルミニウムのヘアライン天板とパームレストなど高級感充分だが、
天板、パームレスト、タッチパッドに指紋が付き易く、落ち難い。
SU2300、XP Pro、インテルWiFi 5100、青歯で送料込80,850円~。
64ビットOS選べないのと、メモリスロットが1つしかないので要注意。
WiFi Linkも5100どまり。ストレージやメモリ交換には底面からアクセス可能。
重量1.72kgでBBenchが5時間46分。
(SU2300+HDDモデル。液晶輝度40%、バッテリ残4%)
大容量バッテリーは用意されず、ACアダプタは極太のケーブル込で400グラム。
キーボードは主要ピッチ19ミリ、ストローク2ミリでタッチも悪くないが、
キートップが平板なのと、EnterやBackSpaceキーが右端に来ないのが難点。
タッチパッドは85(横)x42(縦)ミリと大きいが滑りが悪い。クリックボタンは遊びが多い。
ワンタッチボタンが3つある。
本体にDisplayPort(アナログRGB出力への変換ケーブル付属)。
13.3型の半光沢HD液晶。
16.5-19.7ミリの薄型筐体。
天板と筐体底面がアルミで、亜鉛強化ヒンジを採用し重量1.59kg。
液晶の隅を持って開けても、たわみを感じない剛性感。
CPUはシングルコアのみ(北米ではCore 2 Duo SU7300の選択肢あり)で、
BBenchは4時間37分。
(Core 2 SU3500、Win7 Pro 32ビット、「省電力」設定、無線ON、液晶輝度40%)
SU3500で使ってる限り、排熱・静音性も悪くない。
液晶は例によって上下視野角狭いが、ディスプレイが145度まで開くし、
ヒザ上でも使えるだろう。
キーボードは主要ピッチ19ミリ、ストローク2ミリ、キートップは15×15ミリ。
たわみも問題無い程度で入力時のカチャカチャ音も無い。
Enterキーが右端に来ないが右隣との間隔は6ミリある。(日本語、英語KB共)
パームレスト、タッチパッド共、広く、パッドはくぼんでるのでキー入力中も干渉しない。
スピーカーはモノラルでパームレスト左側。
メモリスロットが1つで、選択肢も2GBしかなく、交換の難易度も高いので、
OSはXP Proが良かろう。
筐体両側面に端子は無く、右側面にSDメモリーカードを装着しても、
カードは出っ張らない。
ExpressCard/34スロットを持ち、
背面に2ポートあるUSBのうち、1基はeSATA共有。
無線n無し、デジタル出力無し。
バッテリーは内蔵タイプで、劣化交換は分解作業になる。
16:9画面の13.3型(や13.1型)ノートは、持ち歩けない訳ではないが、
今の様にモバイルが安くなると、せめてA4用紙サイズに収まるものをと買い足したくなるし、
(鞄もそのサイズで設計されたものが多い)
家中モバイルとして使うには、液晶縦寸が16:10画面の12.1型とあまり変わらないので、
落ち着いて作業するのに物足りない。
私の様に部屋数多い家に住み、出先でもPC使うとなれば、
この液晶サイズは洒落で使う3台目ポジションに収まる運命にあり、
最早、道具としてがどうかなど二の次になってしまう。
これはフルHDのVAIO Zとて例外じゃなかろう。
今回、このVostro V13にだけ高評価を下したのは、
直販で5万円程度~という価格を含め、最も「洒落になる」と思えたからだ。
日本未発表であり、実機見てない。
11.6型ながらGeForce GT335M(ON/OFF可)を搭載し、
駆動時間は通常モードで6.5時間、ゲーミングモードで2時間以上を謳う。
13.3型光沢HD液晶。光学内蔵で1.8kg。
Celeron SU2300を搭載し、Win7モデルで7時間、
XPモデル(2月下旬より)で6.2時間駆動を謳う。
青歯、デジタル出力は無し。ExpressCard/34スロットあり。
11.6型光沢HD液晶。アルミヘアライン天板。
Celeron SU2300搭載で公称5.1時間駆動。1.4kg。
M311A6はminiB-CASカード採用により、地デジの視聴・録画に対応。
メモリスロットが1つで、仕様では最大2GB。
有線100BASE、青歯無し。
このメーカーのPC部門は前身がSOTECであり、サポートの評判含めて様子見の段階。
まだ実機見てない。
13.3型HD液晶。SU9400、1.8kg、公称6.5時間駆動。
セット販売されるドッキングステーション側に
GeForce GT220(625MHz、DDR3-1GB、DVI/HDMI)を備え、外付モニタにて利用できる。
本体側も、
メモリ4GB、500GB、光学内蔵、GbE(ドック側にも)+n対応無線+青歯、eSATA、HDMI
と充実。
光学ドライブは、別売りのセカンドバッテリーに交換可能でその場合公称10.5時間駆動。
台湾メーカーながら店頭予想価格15万円前後となっており、真剣に売る気は無いと思われる。
低価格にして高解像度なノートが欲しい。
私は据置PCにWXGAの画面解像度は無いと思っている。
少し高解像度のWXGA+は縦900ドットだが、
WXGAというのが縦800ドットだったとしても、WEBページの一覧性は劇的に変わって来る。
その検証にはまず、Yahoo Japanトップページを開いて頂きたい。
ブラウザは上からタイトルバー、ツールバー、タブスペースと来て、
Yahooのトップバナー、検索スペースになってると思うが、
ココまでは切り詰めても300ドット程取られる。
ブラウザ下のステータスバーを削り、Windowsのタスクバーを隠す設定にすると、
WXGAなら残りの500ドットが内容表示に充てられる一方、
WXGA+ならこれが600ドットだから、2割増の内容が一覧できる事になる。
広告を上段に持ってくる商売熱心なサイトだと、(例えばPC Watch)
この差は2割じゃ済まないし、少しでも縦解像度高ければ、
WEBサーフィンで広告だけのゴミサイトに出くわしても、一瞬でそれと見抜ける。
まぁ高額な据置なら今時、高解像も当たり前なので今回は、
本体10万円以下で探してみた。(価格は投稿時点のもの。)
尚、目が疲れるギラツキ液晶機種は、予め除外させてもらった。
★LaVie G タイプL(s)の光沢16型Full HDモデル:
何時誰もが10万以内で買えるホームノートとしては、最高品質の液晶。
Celeron T1600(1.66GHz x デュアルコア)、XP Pro、メモリ2GB 、250GBHDD、
スーパーマルチ、3年保証、n対応無線で、直販クーポン利用時96,810円~。
省電力機能のあるCore 2 Duoでは少なくとも、排熱・静音性に問題なし。
★EPSON Endeavor NJ3100の非光沢15.4型WXGA+モデル:
地味だが排熱、静音性に気を配った無難な機種。
XP Pro、Celeron T3000(1.8GHz x デュアルコア)、メモリ2GB、160GBHDD、
スーパーマルチ、インテルWiFi 5300、セキュリティーチップ、青歯で送料込み87,255円~。
液晶詳細の項目があるのも直販専門メーカーならでは。
★ThinkPad T400、R400のWXGA+、LEDバックライトモデル。
R400、Celeron 900(2.20GHz)、Win7 Home Premium(32または64ビット)、メモリ2GB、250GBHDD、
スーパーマルチ、青歯、インテルWiFi 5100がクーポン適用前58,065円~。
モデルチェンジ直前という事で、T400にオプション満載でも、クーポン使えば10万前後だったりする。
しかしそこまで出すなら、もう少し待って、T510のフルHD、WLED逝く資金に回した方が良い。
(初期ロットと旧正月避けるとして、CTOするなら早くても3月辺り。)
次世代プラットフォームがどんなものであろうとも、
(AppleがArrandale拒否してるのは、
GeForce 9400Mよりグラフィック性能下がるのはしょうがないとして、
GMCH無効にしてもリーク電流あるから取っ払えって言ってるのだろう。
これは独立GPUノートに関しては、現行世代を選ぶ理由になり得る。)
大和が開発するThinkPadに足回りで問題が出るなどとは最早、考え難く、
あとは液晶(解像度、バックライト、ベンダによるバラツキの無さなど)
さえマトモなの選択すればそのまま名機になるだろう。
14型ともなれば、どーせ家中モバイルだし。
いや14型が持ち歩けない大きさとまでは言わない。
ただA4用紙サイズにフットプリント収まるモバイルが現在の様に安価になると、
結局、持ち歩き用には別のが欲しくなる。
★HP ProBook 4710s/CT(非光沢17.3型、LEDバックライト液晶):
XP Pro、Celeron T3000、メモリ2GB、160GBHDD、スーパーマルチ、インテルWiFi 5100、
青歯で送料込み77,280円~。
そこそこ綺麗な大型液晶がこの値段なのには訳がある。
メモリやHDDの増設・交換すら考慮されてない設計だし、
冷却ファン音も設置場所を選ぶ。
★DELL Latitude E5400(14.1型)、E5500(15.4型)
落下・出張対応の3年保証付ける気なら、価格競争力はある。
14型、15型それぞれにWXGA+があり、14型は非光沢のみで、15型は光沢/非光沢から選択。
Latitude廉価版のE5xxxで高解像度を選ぶと、バックライトがCCFLになってしまう処が、
同じくポイントスティック付けられるライバルのThinkPad Rと違うトコ。
この画面サイズだとバックライトがLEDかそうでないかでパネルの設計年代が違う訳だし、
設計年代違えば発色も違って来るし、地味なビジネスノートにあっては、印象がかなり変わってしまう。
Latitude E5xxxは、XP Pro、Celeron 900、落下・出張対応3年保証、ポイントスティック、
メモリ2GB、160GBHDD、スーパーマルチ、インテルWiFi 5100、青歯にすると、
クーポン無しで10万円ちょっと超える程度~。
DELLにはこの他、Vostro(15.4型と17型)とStudio 1536(15.4型)に高解像度のがあるが、
これらは当サイト読者にお勧め出来る程の品質管理体制とは言い難い。
どーしてもと言うのなら、近くの量販店経由でStudio逝く位か。
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各社ノートが一新されるまでは何言っても始まらない時期ですし、年末私も忙しかったりで、
まとまった記事の投稿は年内最後になりそうです。
CULV機狙ってる奴、ちょっと待った!
もう少し出せばモバイルから据置まで一台でこなせるPCが手に入るじゃないか!
って事で今回は、以下の条件
・液晶13.3型以下かつ重量2kg以下
・通常電圧Core 2 Duo搭載か、CULV+独立GPU
・外付けモニタへのデジタル出力
・排熱・静音性に、大きな破綻が無い
を満たすノートの中から更に、
年末辺りから発表されるであろう次世代CPU(Arrandaleなど)モデルの登場に伴い、
10万円以内が期待出来るノートをご紹介。
あとは外付モニタに、例えば現在最安4万チョットのフルHD液晶ながら、なんと
で、そこそこ目も疲れ難いと評判の三菱RDT231WM-Xを、
外付キーボードには、かなりタッチが改善されたと評判のトラックポイント付のコレを、
それぞれ用意すれば、普通の人なら液晶がベストとは言い難い大型ノートやボードPCを、
割高に感じるだろう。
ところでArrandaleだが、問題は性能の割に熱効率の悪いインテルグラフィックが、
今回からはCPUの発熱に加算され、
ノート内部で発熱が分散されてたこれまでの様には誤魔化しが効かない処だ。
Arrandaleは、CPUダイとGMCH(Graphics Memory Controller Hub)ダイを
QuickPath Interconnectで結ぶ、なんちゃってGPU統合であり、
本当にGPUがCPUダイに統合されるのは2011年のSandy Bridgeからなのだから、
Arrandale後にCore 2 Duo機選ぶ理由は有り得ても、
Sandy Bridge後にArrandale機選ぶ理由は無い訳で、
冷静に考えれば、値崩れ後のCore 2 Duo機買ってSandy Bridge待てと言う事になる。
店頭モデル故、画面解像度は1,366×768ドットに留まるが、
VAIOというのは最新モデルにこそ価値があると世間も解ってるので、
CPU世代交代の影響を最も受け易く、店頭在庫なら10万円近くまでの値崩れも
有り得ると思う。
搭載されるCore 2 Duo P9700(2.8GHz、6MBL2)というのはTDP25Wながら、
CULV機に現在採用されてる最高位、SU9400の丁度倍の性能なので、
電源設定がマックスパワーなら、軽作業でもCULV機との違いは体感出来るだろう。
グラフィックも、フレームレート調整なしでブルーレイ再生可能なGeForce 9300M GS(ON/OFF可)。
(GMA 4500MHD+Vista以降で行われる再生支援はフレームレート調整が入り、
永ちゃんがCMで紹介する倍速液晶の逆状態になってしまう。)
STAMINAモード(GeForce OFF)なら公称9時間駆動。重量1.48kg。
ただ、直販以外で買うと落下対応のメーカー保証が付けられないし、
VAIOは頑丈の対極にある様な機種なので、持ち運びが多いなら、
店頭保証(殆どが落下には対応しない)と細心の注意で乗り切るしかない。
★ThinkPad X200と、X200sのCore 2 Duo SL9600(2.13GHz、6MBL2)モデル:
レノボ程、直販価格がフレキシブルに変わるメーカーは現在なく、
CPU切り替え前には大幅ディスカウントが期待できる。
(一般的にはオーダーメイドに店頭モデル並の値崩れは期待できない。
これがHPだと、世間がCPUを切り替えた後に、余剰パーツで格安モデルを組んだりする。)
デジタル出力はウルトラベースというドッキングステーション経由。
なので本体は、ウルトラベースが無料で付いてくるタイミングで買いたい。
直販でのWXGA、LEDバックライトの販売は、CCFL在庫がはけるの待ちと見た。
コレ言ってしまうと何時まで経ってもLEDバックライトでのCTOが始まらないので、
ココだけの話に留めて頂きたい。
engadgetやGIZMODOの二番煎じサイトなら、ココでThinkPad X100eやThinkPad Edge
の話題に触れるのだろうが、ココは論理的思考を発信するサイトなので、
ThinkPadブログが触れたがらない、メーカー別、3年以内の故障率ランキングってのに、
切り込んでみたい。
このデータで注意して頂きたいのは、
①ライトユーザ多いコンシューマ機中心のメーカー(SONY、acerなど)に有利で、
ヘビーユーザ多いビジネス機中心のメーカー(レノボなど)に不利な統計。
②品質のバラツキを「仕様です」で押し通すメーカー(SONY、acerなど)に有利で、
比較的親身になって直してくれるメーカー(例えばThinkPad)に不利な統計。
③ThinkPadの様に、バスタブ曲線が3年以内に収まらず、3年以内の故障の殆どが、
メーカー全額負担で直してもらえる初期不良で占められるブランドなら、
ユーザー負担は、経済的にも資産保守の観点でも最小限で済む点。
(東芝、ASUSの初期不良の少なさは、素直に褒めたい。)
④突発的故障を除くという条件の統計なので、
このデータに、いわゆる頑丈さは反映されてない点。
まぁマトモに考えれば、重武装のタフブックやDELL Latitude ATGと同じセミラグドに、
薄型ノートで唯一認定されてるThinkPad X、Tシリーズの耐久性と、
他メーカーのそれを、保険会社ごときが比較する方がナンセンスだ。
ちなみにレノボとASUSが壊れ難いとする統計として、以前にもコチラを紹介した。
★HP Pavilion dm3i ハイパフォーマンスモデル:
フルメタルボディ(アルミ天板+マグネシウム合金)。ただ、繋ぎ目処理は甘い気がした。
Core 2 Duo SP9300(2.26GHz、6MBL2)+GeForce G105M(512MB)で公称8時間駆動。
(BBench 1.01(無線g、60秒間隔でのWeb巡回10サイト、キー10秒間隔)で
省電力モード=5時間32分、パフォーマンスモード(輝度最大)=3時間54分)
ディスプレイは130度まで開く。
キーボードはストローク浅く感じた(1.7ミリ)。
最上段キーは初期設定が、他機種でいうFn押しっぱなしの状態になっており、
F1~F12として使うには逆にFn押しながらという変り種。これはBIOSで切り替えられる。
タッチパッドは鏡を触ってる様な感触。
スピーカーまあまあ。
有線LANが100BASEなのと、ハイスペックながら光学ドライブを内蔵しないのが注意点。
X200の項で触れた用にHP製品が美味しいのは、世間が新世代CPUに切り替わった後かも知れない。
筐体が主にプラスチックである代わりに、ExpressCard/34やドッキングステーションを備える。
(本体にHDMI端子)
13.3型1,366x768pxのLEDバックライト液晶は非光沢タイプで、
発色はまあまあだが上下視野角は狭い。
Celeron T3000 (1.8GHz x デュアルコア、1MBL2)+GL40チップ
または
Core 2 Duo P8700(2.53GHz、3MBL2) / T9600 (2.8GHz、6MBL2)+GM45チップ
からの選択で、少なくともCore 2なら排熱・静音性もまあまあ。
北米では独立GPU(RADEON)すら選べる。
キーボードはピッチ19×19ミリ、ストローク3ミリ、JIS・OADG準拠配列。
タッチも悪くない。
重量、最大駆動時間は、
光学無、標準4セルバッテリーで1.88kg、5時間(Celeronも同じなのでどちらかに合わせてあるのだろう)、
光学有、標準バッテリーで2.04kg、
光学有、8セルバッテリーで2.27kg、7時間。
HPファスト・チャージ・テクノロジーにより、電源オフ時1.5時間で90%まで高速充電可能。
堅牢設計はこんな↓感じだが、HPのこのクラスやPavilionには、バスタブ的に3年保証必須かと。
CPUこそCore 2 Duo SU9400だが、
グラフィックがRadeon HD 4330(ON/OFF可。専用メモリ512MB)で、
この組み合わせは駆動時間(公称8時間)とブルーレイ、超解像度再生を両立する最適解。
(YouTubeの「&fmt=37」(1080P)は、Flash Player 10.1ならSU9400+チップ内蔵でも充分。)
販売店はケーズデンキさんとJoshinさんのみ。
同じacerグループには、Aspire 3935って通常電圧CPUのがあり、
スペックと見た目はかなり良いのだが、残念ながらそっちは欠陥商品。
3935は1.8インチHDDなのでSSD逝くのは自然だが、裏蓋止めてるシールはがすと保証外とかw
acerは世界シェア2位なのに、未だにこんな機種が出て来てしまう。
13.3型以下ノート(Atom機除く)用スペック解説まとめ。
ノートが安くなり複数所有当たり前になったし最早、14型以上を持ち歩く時代ではなかろう。
(筐体が13.3型相当のFMV-BIBLO MGは良いとしても。)
今回は、13.3型以下ノートのスペックに難癖付けて行きますw
まぁ運が良ければ、仕様見て機種ごとのコンセプトを判断したり、BTOのお役にも立つでしょうと。
■液晶解像度、表示品質:
高解像の方から
①WXGA++(1,600x900px)
②WXGA+(1,440x900px)
③WXGA(の1,366x768px)
④WXGA(の1,280x800px)
⑤XGA(1,024x768px)
がある。
縦解像度900ドットによりWEBブラウザにおいて、据置並の一覧性を確保するのが①と②。
これより縦解像度増やそうとすると現行モデルでは、
最小でも15.4型(その殆どが3kg級)になってしまう。
(在庫のみで終了のレッツノートY8除く)
CULVノートを東芝は、ネットノートと呼んでもらいたいらしいが、
ネットブックもネットノートも、一覧性からしてWEBでの情報収集が得意な機種ですらなく、
そもそもこの2つのカテゴリ名称に「ネット」が付くのは、
コンシューマ用途の筆頭がWEB閲覧であり、その用途をなめて掛かってるだけの話だ。
逆にCPUなんぞは、CULVなら他用途にも全然困らない。
13.3型以下に関しては、
①はVAIO Zのみ。②はThinkPad X301、X200s(X301以外はオプション)しかない。
これらは全て、TMDという日本メーカー製パネルを採用し、
X301は目が疲れ難い事重視、VAIO ZとX200sはそれに比べると発色重視(極僅かにギラツキ)。
この中でドットピッチはX301が最も大きく(0.199ミリ)、
VAIO ZとX200sは全く同じ(0.181ミリ)。
それぞれ所謂A4ノートより液晶とキーボードとの距離が近く、
コントラストのハッキリした優秀なパネルなので、
視認性でよく言うピッチ0.2ミリの壁ってのは、これら3機種に関しては当てはまらない。
(VAIO Wなんて更に1割程ピッチ小さい(0.164ミリ)けど、これまた意外に見易い。)
まぁこれらドットピッチが万人向けとは言わないが、
表示品質に関わらずこれらが問題となる人には、12.1″WXGAすらお勧めし難い。
XGAが多くのアプリの最低ラインであるのと同様に、
自宅に居てWEBで情報収集する場合に外付モニタ不要となる最低ラインは、WXGA+だろう。
ついでに、TMDパネルで有名なノートにはVAIO TTがあり、これが最も発色寄り(8ビットフルカラー)で、
逆にギラツキあるので事務用には向かない。
で、そのTTですら、発色青く色調整必要と感じさせてしまうVAIO Xがあると。
コレはAtom機だけど。ギラツキはVAIO TTと同程度。
軽量・省電力志向の本格モバイルに、据置並の発色を求めるのは酷な話で、
13.3型以下では、TMDの上記4機種とVAIO Xの綺麗さだけが例外。
これらは動画鑑賞してても、非光沢液晶である事すら忘れさせる域にある。
ちなみに非光沢液晶のモバイルには、ギラツキがあるのは普通で、
「グレア液晶の方が、目が疲れる」の図式は通用しない。
(非光沢ながらギラツキ皆無ってのは、上で触れたノートの他にはdynabook NXなどがある。)
一方、筐体小さいだけで「軽量化関係ない」所謂CULV機となると、話は変わって来る。
CULV機に採用されてる11.6型と13.3型の③1,366x768px液晶は、
グレア処理されてしまうと各社ノート間で発色に違いを見出すのは最早困難。
パネル設計が新しい事もあり、正面から見る分には発色、コントラスト共に申し分無い。
VAIO TTやX程の鮮やかさは当然無いが、
sRGB(すなわちNTSC比72%。動画は普通、これを基に製作される。)用途では寧ろ、
CULV機の方が肌色を自然に写すかも知れない。
ただ上下視野角が狭く、上から見ると白ボケ、下からだと黒くなるので、
ちょっとした姿勢変化にすら天板の角度調整は要るだろう。
①と③の16:9画面は、筐体横幅が結構あるので持ち歩きには要注意。
⑤の代表的機種はレッツノートR8。メモ帳開くだけでブラウザ隠れてしまうの必須だが、
極小筐体、実用的な縦解像度、視認性の良さを併せ持つ貴重なモバイル。
多くの学習ソフトがXGAベースで作られており、
それやる用なら、XGA超える解像度は疲れるだけ。
■LEDバックライト液晶:
最も威力を発揮するのが、輝度下げたときの省電力具合。
レッツノート S8/N8が、通常電圧CPU逝きながらも、
カタログ駆動時間稼げた最大のカラクリがココにある。
もしもX200に、大容量バッテリーに合わせた厚めの筐体と、LEDバックライトが与えられていたなら、
その他仕様が快適路線でないS8/N8では完全に埋もれてしまう。
LEDバックライトは経年劣化も少ないが、RGB LEDを採用する高級液晶と違い、
モバイルに採用(白色光源を液晶上下に配置するだけ)する意図は、軽量・薄型化のし易さにある。
■ユーザーインターフェイス:
ポイントスティックがあれば、マウスはリモコン代わりにしか使わないなぁ。
マウスと比べて、コピペやショートカット操作の手数も激減するし。
ポイントスティックが情報収集や動画鑑賞にまで必要な装備とは言わないが、
その操作に馴初めないなんて言ってる輩は、
プログラミングとか、良く練られた文章書く仕事にはそもそも就いてないだろw
キーボードにポイントスティックが付いた13.3型以下ノートには、
・VAIO P
・ThinkPad X301
・同 X200系
・HP EliteBook 2530p(とそのタブレットの2730p。これらは2ボタン注意。)
等がある。
キーボードに関しては以下の問題
・主要キーピッチ16ミリ未満
・キーストロークやタッチの軽さの割に、縦ピッチ広過ぎ(これだと不要なキーを押してしまう)
・極端にストローク浅くクリック感も無い(VAIO TTとか)
・キーストローク以上に大きくキーが沈み込む(たわみ。VAIO Gとか)
・キートップのグラツキ(X200系のCHICONY製とか)
さえなければ大抵、慣れるよ。悲しくもw
気分良くタッチタイプしたいなら、実際に触って自分にあったもの選ぶしかない。
■CPU:
今回は、現行のインテルULV(TDP10W以下)に絞って解説する。
・Core 2 Duo SU9600(2コア、1.6GHz、3MBL2、289ドル(1ku Bulk Budgetary Price))
・Core 2 Duo SU9400(2コア、1.4GHz、3MBL2、262ドル)
・Core 2 Solo SU3500(1コア、1.4GHz、3MBL2、262ドル)
・Celeron SU2300(2コア、1.2GHz、1MBL2、134ドル)
・Celeron M 743(1コア、1.3GHz、1MBL2、107ドル)
・Celeron M 723(1コア、1.2GHz、1MBL2、107ドル)
(以下断りが無ければ、CPU以外は同じ構成の機種を比較してると思って頂きたい。)
この中でSpeedstep無効なのはセレ723、743だけ。長時間駆動狙うにはかなりキツイ。
(dynabook MXの11.6型のは、そんなハンデがありながらも公称9.5時間を謳う。)
コンシューマ向けノートとしては、
&fmt=22(YouTubeの720p)のストリーミング再生が出来るCPUを積んでるか否かでは、
その価値は全く変わってくる。
&fmt=22にも処理の重さは色々あるが、
ここに挙げたULVで、&fmt=22が無理なのはセレ723と743だけだ(※1)。
これ積んだ機種はdynabook MXの11.6型でさえ、かなりの値崩れ必至で、
手軽な事務用という位置付け。
※1:CoreAVCというソフトを利用すれば、Atomですら&fmt=22が出来てしまうらしい。
そもそもインテル内蔵グラフィック以外ならFlashプレイヤー10.1からは、
GPUによる再生支援が使える様になる。
SU2300ではSpeedstep有効だが省電力機能は限定的で、
同じ筐体でSU9400⇒SU2300となる店頭モデルだと、軒並み駆動時間落とす。
富士通 LOOX Cでは9.2⇒6.2時間と落ち込みが激しく、
唯一、僅かに逆転が見られる同社 FMV-BIBLO Rでも、
メモリ4GB⇒2GBが効いてるせいだろう。
VAIO TT直販で言うと、SU9600でさえSU2300より駆動時間長い。
しかしSU9400⇒SU2300の処理能力は、これまでのCeleronとは違い、
より多くの用途で体感差を感じないで済む。
VAIO TT直販の様に元々13万円以上かつ、SU9400との価格差数千円って言われると旨みは無いが、
一般的にはCPU原価は何倍にもなってノート売値に反映されて来るので、
拘りがなければSU2300モデルから探し、浮いたお金でSSDってのが賢いやり方かも知れない。
逆に拘りがあるなら、モバイルのCPUは後からは交換し難いし、
交換し易いメモリやHDDより無理してでも、処理性能、駆動時間共に勝るSU9400以上逝っとけと。
SU9400は、ココにある中ではSU3500の次に駆動時間が期待出来る。
しかしシングルコアのSU3500と違い、SU9400ならCPU的には、メイン機すら充分勤まる。
普段から複雑な科学計算余儀なくされる科学者、技術者ならいざ知らず、
SU9400で不足とか、どんなキモオタだよw
まぁSU9400で遅いとか言っちゃってる輩は、重い処理以前に、
・Vistaの初期最適化による魔の一週間の只中に居る
・メモリ容量不足
・1プラッタあたりの記憶密度が低いHDD使用
・不当にCPU酷使するウイルス対策ソフト(McAfeeなど)使用
のいずれかである事が多いのだが。
SU3500は、SU9400の片コア無効にしただけなのでCPU原価は変わらない。
この中で唯一、TDP5.5Wなので排熱に余裕があるし、当然バッテリーは最も持つ。
一方シングルコアなので、この程度のクロック差では処理性能でSU2300にも負ける。
(スーパーπはシングルコアで処理される為、当然SU3500のが速い。
が、今時の重い処理なら、複数コアを利用する様に出来てるのが普通。)
X200sなどの、元々、快適性重視の機種には最低でもデュアルコアが欲しくなるが、
レッツノートR8の様にモバイルとして以外、使い様が無い機種には、
積極的にSU3500を選びたい。(レッツノートLIGHT)
SU9600とSU9400はどちらでも良いと思うが、積極的にSU9600選んだ方が良い場合ってのは、
駆動時間が多少犠牲になっても良いから、液晶綺麗なVAIO TTやWXGA+のX200sなどで、
&fmt=22のストリーミング再生に更なる余裕を持たせたいって場合くらいか?
これら2つのCPUでは限界付近の重い処理でしか体感出来る程の差は出ないし、
SU9600に出来てSU9400に出来ない処理なんて、探す方が大変だ。
実際、各社から発表されたばかりのWin7モデルでも、
ULV機の上位モデルは、殆どが未だSU9400。
■チップセット:
インテル4シリーズチップセット(GS45、GM45、GL40、PM45)なら、
現行SSDの転送速度をしっかり活かせるし、
デジタル出力できる機種も多く、デスクトップPCもウカウカしてると、セレ機に負けてしまう程。
グラフィック内蔵でもGS45、GM45のGMA4500MHDなら、
Vista以降でBlu-ray再生をサポートする。(フレームレート調整の形だが)
この辺はたとえセレ機でも、Atom機からのステップアップの大きな意義になる。
■メモリ:
未だにDDR3に移行していないモバイルってのは、やる気が無いか、
余程、部品在庫を抱えてるかしかあり得ない。(例えばレッツノートN8/S8)
仕様表のメモリの欄には必ず記載のある項目なので、
CULV機ならそこで、メーカーの意気込みをチェックして頂きたい。
メモリ容量はダウングレードXPなら、1GBx2スロットで充分。
大した事しない人が駆動時間重視なら512MBx2でも良い。
それ以上投資したければSSDに直行すべき。
XP以外を今選ぶなら、Win7の64ビットだろうが、
これはモバイルなら4GB、据置なら8GBが定番か。
■ストレージ:
お目当てのストレージ・メーカーでの納品が約束されてるノートは少ないし、
HDDの最小容量でBTOして、後で載せ替えってパターンを想定する。
転送速度重視やモバイル(耐衝撃性)するなら、東芝製SSDがお勧め。
リード最大230MB/s、ライト最大180MB/sを誇り、
安物と違って、使い込んでも遅くなり難い(だろう)。
容量64GBが24,800円。
逆に据置機に、速度より信頼性や容量を求めるなら、
ディスクからして自社設計の日立製HDDの500GBならハズレがない。
250GB/1プラッタと記憶密度分の速度出るし、7200rpm版もそろそろ出回る。
SSDにも既に信頼性はあるとする意見もあるが、Google辺りに試されるのと、
金融システムで長年データ突き合わされて来た実績を、同列に扱えるハズがない。
まぁどの道、バックアップ(ry
■通信:
無線だと、通信速度も重要だが、そもそも繋がり易さってのがノートにより違うので要注意。
海外メーカーの現行ビジネス機は、液晶べゼル上端にアンテナ数本組み込んであるのが多く、
繋がり易さからしても、伊達にべゼルが太い訳じゃない。
あと、出掛ける先や用途によって持ってくノートが変わる場合、
WiMAXを内蔵にしてしまうと、ノートごとの契約になってしまうので不経済だ。
この様な複数モバイルになってしまう可能性があるのならと言う事で、
Atom機にもExpressカードスロットを求めてしまう訳だが、これが又、絶滅危惧種なんだよなぁ。
小さくて使えるノートが欲しい場合には、今のうちにHPのmini 2140押さえておくべきかも。
■可搬性:
頑丈でなかったり(CULV機やVAIOなど)、頑丈になる為に筐体厚くしたノート(レッツノートなど)が、
そうでないもの(ThinkPadなど)より重量軽いのは当たり前だ。同じコストや素材だったなら。
重量が同じでもいざ、持ち歩くとなれば、
頑丈じゃなければハードケース要るだろうし、筐体厚ければ鞄への収まりが悪い。
駆動時間短ければ予備バッテリーやACアダプター、
ポイントスティック付いてなければマウスも合わせて持ち歩く事もあるだろう。
単純に本体軽いと言った次元では、可搬性は語れない。
■駆動時間:
カタログ駆動時間ってのは機種、スペックによる違いの他に、
メーカーに売る気があるか無いかってのも大きく影響して来る。
売る気のあるメーカーなら、JEITAの基準(PDF)さえ満たせば、
かなり有り得ない環境設定で駆動時間伸ばそうとする。有名ドコでは、
dynabook SS RXのバックライトOFF(半透過液晶故に許される)を含めたカタログ値や、
同じ仕様のノートを、国内向け、海外向けで公称値3時間も変えてるレッツノートW8などがある。
液晶こそが最も電気食いなのは解るが、何故にここまで暗くなる必要があるんだろ?
ってノートが多いのは、上記PDFの測定法b)として、「最低輝度での稼動」があるからだ。
そんなこんなで実駆動というのは、良くてカタログ値の7~5割ってのが普通なのだが、
何故かThinkPadだけは、開発側(日本IBM敷地内の大和事業所)と販売側(レノボ)
の歩調が取れてないせいか、
工場出荷状態(これが又、不当に電気食いな設定なんだわw)での測定を公言するせいもあり、
無線使ってのWEB閲覧程度ならカタログ値を上回る事すら珍しくない。
それにしても重い処理の方、測定法a)ってのも今時、
320x240px動画を20カンデラで再生とか、ぬる過ぎだよなぁ。
俺なんてついつい、全画面(1440x900px)&最大輝度(250カンデラ!)で見ちゃうもんなぁ。
まぁ、重量1.1kgのモバイルでの話だけどw
■頑丈さ:
同機種100台の内、1台しか生還できない災いがあるとして、
頑丈になる事によって生還率が倍になったとしても、
助からない確率は、たった1%減るだけだ。
VersaPro UltraLite VMは150kgf面加圧クリア⇒点加圧は25kgfレベル
FMV-BIBLO Rは200kgf面加圧クリア⇒点加圧は35kgfレベル
という事例もある。
そう考えると何処までの頑丈さが必要で、コストを掛けるのが適切かってのは、
ノートを開発・販売する当事者(メーカー)の意見だけ聞いててもホントの処は解らない。
HDDの代わりにSSD積んでればデータだけは守れるとする見方もあるし、
幾らCULV機がヤワだったとしても、
その分、価格が安いんだから服着替える様に買い換えれば、良い気分転換になるとも言える。
壊れ易くても保証が万全な為、何とか持ってる大メーカーもある。
まぁ私に言える事は、ユーザーが対価払ってまで買う価値のある頑丈ノートは、セミラグドPCだけだ。
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