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これがEee PC S101の活きる道!


ネットブックとしての評価を中心に
(ネットブック一般にありがちな話題には触れない)。

【製品コンセプト】

①薄型・軽量

②素材への拘り

動作のサクサク感

排熱・静音性

⑤駆動時間

【良い所】

まずだが、最薄部1.8cm(最厚部2.5cm)。
しかもインタフェース構成は、従来機からの変更なし
(その代わり、カードリーダまでもが背面に移動してしまったのはどーしたものか。)
重量は1kgだが、重心が中央にある為、実際にはそれより軽く感じる。
10.2型液晶搭載ながら、Eee PC 901-X(8.9型)と筐体奥行は殆ど変わらない。

の素材とは、
・UVコーティングの光沢天板。
・39工程ものメッキ加工を施した液晶額縁。
・ヘアライン加工、酸化防止処理されたパームレスト。
・ラメの入ったキーボードユニット。
・液晶ヒンジ両端には、スワロフスキーのクリスタルガラス。

しかし全体としてケバさも無く、
ラッチレスでピタリと閉まる液晶、たわまない筐体など、基本も押さえている。

のサクサク感は、4チャンネル書込が可能な最新コントローラーにより、
MLC方式ながら、901-X(CドライブのSLC)比2倍のリード速度を誇るSSDに
拠るところが大きい。しかもその16GBでCドライブを形成する
(初期空き容量は11.2GB)。

ただし所詮は安物MLCなので、書込(特にシーケンシャル)は未だ、
ノート用(2.5インチ)HDDを超えるには至っていない。

とは言え、XpressPath(起動画面表示の省略)と合わせて、
Windows XPを20秒で起動、12秒で終了させられるのは圧巻!
(901-Xは起動25秒、終了22秒。それぞれ初期状態。)

の排熱性は、
・8層基板のマザーボードを採用し、シングルファンで効率よく冷却。
・バッテリーの取り付け位置変更により、熱源をパームから遠避けた。
・筐体に、ファイバーを混ぜたABS樹脂を採用し、散熱効率を高めた。
・内部温度に応じてCPU、チップ、メモリの周波数・電圧を動的制御。

結果、パームレスト温度を、負荷に関わらず27℃前後に保つ事に成功。
(デモではHP 2133が38.5℃、Aspire Oneが37℃だった。)
高負荷時に最も温度が高いと感じられるのは、
本体底面中央だが、そこでさえ34.8℃しかなかった。

一方、動作音は25dBA以下。殆ど聞こえない。
排気口が背面に移り、液晶が防音壁になってもいる。
さらに低負荷時にはファンの回転が停止し、無音となる。

は901-Xより短くなったとは言え、カタログ駆動6時間
ユーザーが用途に応じてパフォーマンスを切り替えられる、
Super Hybrid Engineを利用する。

その他では、

■キーボードの主要キーのピッチは17.5ミリ(901-X比2ミリ増)。
キーストローク2ミリ。たわみも少なく、無理な配列も無い。

■従来通りの広いタッチパッド(ただし、キー入力中に誤って触れてしまう)は、
マルチタッチに対応(残念ながらボタンはシーソー式になってしまった)。

■n対応の無線LANとBluetoothを標準装備。

■USB 2.0*3

60GBのオンラインストレージ。

■ACアダプタがコンパクト(901-Xと同じもので、215グラム)。

■アスペクト比を無視して、無理やり1024×768ドット分を表示させる圧縮表示を、
タスクトレイのアイコンから行える。これで一応、XGA分の文字は一覧できる

■同梱の、キャリングケースやACアダプタ用ポーチまで、抜かりなし!

【悪い所】

■液晶が1024×600ドットのまま、10.2型(ドットピッチ0.218ミリ)、非光沢
という事で視認性は良くなったが、表示品質は従来モデルと比べると、
やはり薄型化の影響は否めない。
青が強く、輝度は901-Xより低めで、Eee PC 1000H-Xからだとかなり暗い。

■Webカメラの画素数が30万画素に退化(これも液晶部薄型化のシワ寄せ)。

■SSDは本体を完全にバラさないと交換できず、
封印もはがす事になるので保証継続も危うい。
(一方メモリは、底面のネジ1本だけでアクセス出来る。
メモリスロットは1基のみだが、2GBを認識する。)

ちなみに901-X用の、バッファローやアイ・オー・データ製64GB SSDは、
付かない事もないが、元のに比べてアクセス速度が大幅に落ち、
OS起動高速化「XpressPath」も無効になる。

【どういう人に選ばれるノートか?】

物欲に訴える、最安ノート。
当初、Aspire oneがこの役割を担うハズだったが、
道具としてが、あまりに駄目過ぎた(突然死問題への公式見解はコチラ)。

【ライバルとの比較】

(ThinkPad使いの方なら納得しかねるとは思うが、)
Eee PC S101は、ネットブック界のThinkPad X300系である。
ネットブックとしては、MacBook Air程には使い勝手を犠牲にしてないし。

今時、この値段を出してまで1024×600液晶のノートを買うという行為も、
X300系(の非力CPU)に通じるものがある。

【こーゆー人は買ってはいけない】

ネットブックとしてはイイ値段する訳だが、
ぶっちゃけ、数年使うつもりで購入すべきものではない。
来年あたり、WXGA版が追加されれば、
今のモデルには何の価値もなくなってしまうからだ。
それ程までに、縦解像度の壁は大きいと言わざるを得ない。

【最後に】

正直私は、Eee PC S101を欲しいとも思わないし、
他人にも勧めないが、台湾メーカーのモバイル技術が、
圧倒的低価格をあくまで一翼として、
日本メーカー製を直ぐにでも飲み込めるレベルにある
という事を、
判らせてくれたノートではある。
今後数年の流れはこのS101から顕在化したのだなぁと、
後に思い起こすであろう。日本人としては寂しい話だが。

奇しくもVista(直接的には、XP配布のULCPC条件)は今の処、
日本メーカー製を(縦解像度の壁で)保護するのに役立っている様だ。
WXGAなMS公認ULCPC自体は、あるにはあるにしても。

【参考】

公式

ASUS、10.2型液晶搭載で最薄部18mmの「Eee PC S101」

ASUSTeK「Eee PC S101」製品版ファーストインプレッション

ASUSTeK「Eee PC S101」製品版詳細レビュー
~SSDはリード80MB/secオーバーを確認

薄・軽・美にこだわった第3世代Eee PC“S101”が日本上陸

新型Eee PC詳細レポート
CPUの動作周波数コントロールなどで「熱くない」パームレストを実現

“華麗なるミニノート”――ASUS「Eee PC S101」の真価を問う

国内発売が待ち遠しい! 「Eee PC S101」に触った

ASUSTeKの本気ミニノート、写真で見る「Eee PC S101」

2008.12. 5金曜日 - Posted by | acer, Apple, Aspire One 722, エイサー Aspire one, ネットブック, ⑦lenovo, ⑧hp, ⑩他メーカー, ⑪液晶, ⑫キーボード、タッチパッド等, ⑬OS, ⑭CPU, ⑯メモリ, ⑰HDD(SSD), ⑲通信, 用途①:WEB、掲示板の閲覧, 用途⑨:持ち歩き, Eee PC 901, Eee PC S101, MacBook Air, Mini 5103, ThinkPad 薄型旧モデル, Uncategorized

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