お勧めしないPCとその理由まとめ。
広告の入るサイトでは絶対に書けない記事ですわ。
■新ワイド画面(横縦比が16:9)の13型ノート:
13型はフットプリントがA4用紙大に収まらないので、鞄も選ぶし、
持ち歩きに適さない。
というか、これだけモバイルが安くなると結局、もっと小さいのを買い足したくなる。
一方、13.1型の画面縦寸は旧ワイド(16:10)の12.1型と同じなので、
家で外部モニタ無しで使うには物足りない。
このサイズでも所謂デスクトップPC並の性能は可能だが、
同時にデスク並の排熱・静音性は無理。
結局このサイズのノートが適してるのは、3台目需要である。
庶民としては、高価なモデルはお呼びじゃない。
■4コアCPUノート:
CPU単体で見ると、
①i7 740QM(4コア)
②i5 460M(2コア)
は、4コア全てがフル稼働し続ける様な特殊用途以外では、
②の方が体感性能は上。
これは、「45nm世代の4コアCPUでは、
つまらないプロセスなんかで3コア以上占有してしまうと、
殆どTurbo Boostしない」事による。(来月の32nmでどうなるか?)
■縦解像度768ドット未満:
慣れたページをスクロールしていても、「あれ?今どの辺に居たっけ?」
■15.6型HD液晶ごときで立派な値段の国内ノート:
中には立派なGPUを搭載したモデルもあるが、
軽自動車にオプション満載する様なもの。
■ASUS以外の台湾メーカー、レノボのノンブランド(Think、Idea以外)、
DELL Inspiron:
検証・検品を最小限とし、初期不良対応にも予算を割かないから
今の時代に”通販の王者”で居られるのだ。
まぁ実際には、大半がそれでも普通に使えてるんだが、
「あのサイトの勧めるものを買ったのに・・」という読者は極力作りたくない。
■タッチパネルモデル:
写り込みに負けない為の輝度が必要になる場合が殆ど。
当然、目が疲れる。
「あれば便利かも」という安易な気分では決して手を出してはいけないオプション。
以下は、「一見イケテルのに何故勧めない?」ってノートや注意点を解説しておく。
【富士通】
■LIFEBOOK NH(18.4型):白飛び液晶。
■LIFEBOOK PH(12.1型モデル):今時、これだけ汚い液晶も珍しい。
【東芝】
■dynabook R730(13.3型):SSDモデルはマザー直付け。
【SONY】
■VAIO F(16.4型):
液晶は、
クリエイティヴ・エディション(以下CE)で白の発色が汚く、ギラツキあり。
CE以外では白飛び。
高負荷時は本気で五月蝿い。
■VAIO Z(13.1型):
「ブラックアウト⇒強制終了」の可能性がある限り、更新系用途には使えない。
フルHD設定で常用できてる人にあった事がない。
高負荷時は本気で五月蝿い。
■VAIO G(12.1型):液晶はギラツキ。キーボードも駄目過ぎる。
■VAIO W(10.1型):出っ張り無しバッテリーの駆動時間ショボ過ぎ。
【Panasonic】
■Let’snote F9(14.1型):
ノートPCに取っ手を付けるという発想は、
紙媒体を一緒に持ち歩く人を想定していない。
■Let’snote N9 / S9(12.1型):
キーボード、パームレストの剛性が低い(S9)まま、
CPUパワーを追求しても快適にはならない。
殆どの用途でCPUパワーを持て余す現在にあっては、
作業のボトルネックは液晶解像度や入力インターフェイスにある。
ノート単体でそれらに優れ、N9 / S9より遥かに薄く、硬く、
重量、実駆動時間、頑丈さでも同等な機種が他にあると、
最早、10万円以上では勝負になるまい。
「少量生産だから高価で当たり前」ってのは、PCでは通用しない。
■Let’snote C1(12.1型):タブレットにこの視野角は許されないという事をPanaが学んだ1台。
■Let’snote J9(10.1型):
社会人ならPCの他にA4紙媒体の1枚も持ち歩くだろうし、
鞄の多くはA4サイズが入る事を基準に作られているので、
A4用紙大にフットプリントが収まってさえいれば、
多くの方が次に優先するのは「堅牢性を確保した上での軽さ」じゃないだろうか?
ジャケット装着時1.185kg(スタンダードモデル)では、
それを下回るThinkPad X201sの4セル構成に対して、
駆動時間(BBench)で大差つけられる訳でなし、
作業性、特にマン-マシン・インタフェイスで格段に落ちるのが痛過ぎる。
「高クロックCPU+HDMI出力+そこそこの排熱性」
とくれば、値段も手頃だし据置ではどうか?と考えたが、
高周波は無いものの、ファン音量は小さくない。
Logicool Vid HDやUstの普及で、
小型・低解像度なモバイルにも高クロック需要があるのは解るが、
どういった方、用途なら、
小さいが分厚く重いLet’snote J9がベストと言えるのか、
探してる最中である。
【ThinkPad】
■W510(15.6型):爆熱。これでも現行ThinkPadでは五月蝿い方なんだが・・
■T410s(14.1型):
この1台だけを見ていれば、薄くてカッコイイし不満も無いが、
これより遥かに上等な液晶のT510 フルHD、
作業性変わらずでこれより遥かに軽く、小さく、バッテリーも持つX201sがあると、
全く出番が回って来ないって機種にしては高価過ぎる。
1.8″SSDが、何時になっても普及価格にならないのが大誤算。
【HP】
HPがノートPC世界シェア1位でいられるのは、
連続稼動に弱く、自ずと買い替えサイクルが速くなるというのもある。
■Mini 210-2000(10.1型):
メモリが1GBしか選択できず、空スロットも無いので交換になる。
相性問題も出易い。
冷却ファンが高音で、回転数切り替えが頻繁に行われる為、
かなり五月蝿く感じる。
CULV機より更に小さいノート一覧。
今回は主に、10.1型以下のノートを採り上げる。
ただし画面解像度はXGA以上。
Atom機が多くなるので、先にその特徴や注意点をまとめておく。
Atom機を買う利点として言われてるのは、筐体サイズの小ささと、CULV機より更に安い価格。
持ち歩きPCは、同伴するであろうA4用紙からフットプリントはみ出し、
その部分に衝撃が集中する様では駄目だ。
更にこれより小さい事に、意義がない訳でもない。
ThinkPad X200s、Core 2 SU9xxx以外のノートでは、
マウスや予備バッテリー合わせて持ち歩く機会もあるだろうから。
一方、価格に関しては、2、3年使う事を考えればCULV機との差は大きくない。
家電店だとCULV機は影薄いが、
客が買って満足度の高い商品と、店が売りたい商品は違うのだから、そういう演出も当然だ。
特にCore 2 SU9xxx搭載機なんてのは、売る側としては今の値段じゃ困る訳よ。
現行通常電圧で最も賢い選択であろうCore i5-540M(2.53GHz、TB時3.066GHz)よりも、
CPU自体は高い訳だから。
PCに限らずモデルチェンジが年数回行われる家電製品に値下がりは付物だが、
購入したものが直後に安くなっただけなら、まだ耐えられるものの、
同じ値段で上位機種買えるとなると、打ちのめされてしまう。
そんなこんなでモバイルにエンタメ耐性まで求める一般の方には、
少し筐体大きくなってでも、
720p以上のストリーミング再生できる、Celeron SU2300以上積んだCULV機がお勧めで、
今、Atom機を積極的に選ぶのは、事務用と割り切れる方限定だろう。
Atom N280⇒N450は性能同程度で、駆動時間延ばす方向のモデルチェンジ。
統合グラフィックにも大きな変更は無く、IO周りも旧ネットブックと同じICH7ベース。
一方US15Wが問題視されるAtom Zだが、Z550(2GHz)搭載するものに関してなら、
それだけで極小ノートの選択肢から外す必要は無くなりつつある。
これらはWin7既定ドライバでは能力を発揮出来ないが、
特にVAIOなどはインテル製ドライバをメーカーアップデートさせる形で改良を進めている。
非力なAtom機を実用に耐えるノートに育てる過程は、アプリ選択の腕も要るからこそ面白い訳で、
まとめ最後に、セキュリティソフトとして以下をお勧めしておく。
「ノートン アンチウイルス 2010(90日間無料体験版はコチラ)」
「Microsoft Security Essentials(無料ソフト。ダウンロードはコチラ)」
ノートン擁護の理由だが、ITmediaやGigazineにおいて
>セキュリティソフトの比較検証を行う独立機関の「最大手」
と紹介されているAV-Test.orgのデータ↓をご覧頂きたい。
AV-Testのはウイルス検体が多く、1%の検出率でも大違いと言われてるので、
マルウェア96%以下のソフトではお話にならない。
G DATA、カスペと、私が使ってるF-Secureは重いんで「有名」。
間違っても軽くはないので、2009年版から急に軽くなったノートンが消去法で残る。
(ノートン(Endpoint Protection含む)とF-Secureは現に、日本企業採用のスタンダード。)
Security Essentialsは、この表にあるLive OneCareが無料化したもので、
使用に際しては以下を参照されたし。
△NEC LaVie Light BL530/WH:
10.1型光沢HD液晶モデルには、
・後ろに20ミリ、下に5ミリ出っ張るバッテリー(天板共色)
・Win 7 Home Premium
が標準で組み合わされる。
Atom N450を採用し、1.36kg(内、バッテリーが365グラム)で公称7.6時間駆動。
これに対しスッキリバッテリー(別売)の重量は190グラムで、容量は半分。
キーボードは、主要ピッチ17ミリ正方、ストローク2ミリ。
配列は素直でタッチは軽め。打刻時の安っぽい音は気になるかも。
タッチパッドは65×39ミリと、このクラスでは大きめ。
n対応無線LANだが、有線は100BASEで青歯無し。
ノートの電源オフ時にも電源取れるUSB端子あり。
スピーカーはステレオ。
メモリスロットは1基のみで、既に最大の2GB積んでる。
このLaVie Lightの特徴には、外付けHDDとして振舞う「USB Duet」機能がある。
LaVie Lightで設定した4~128GBの共有領域は、データ不整合が起こらない様、
別PCに接続されるとLaVie Lightからは見えなくなる。
NECは、値崩れ期待できる、直販以外での購入であったとしても、購入60日以内であれば、
落下・水濡れ対応のメーカー3年保証を全機種11,970円で付けられる。
累計補償上限が購入金額ベースで減額されてくタイプだが、
同等品への交換時には、補償残額を足しに出来るので、
LaVie Lightの様な低価格モデルに保証料金が見合うか、各自判断されたし。
液晶表示汚な過ぎ。使ってるだけで気分まで暗くなるので忘れて良い。
手帳代わりに短時間しか使わないにしても、液晶ギラツキ酷過ぎる。
ギラツキ液晶使って目から頭まで疲れが回る様では、人生損してる。
10.1型光沢HD液晶+Atom N450の現行モデルからは、国内組立となった。
1.2kgで公称5時間駆動。
別売の大容量バッテリー装着時は1.35kg、公称10時間。
キーボードは主要ピッチ17.5ミリ。
n対応無線+GbE+青歯と揃っており、WiMAXモデルもある。
PCの内部パーツというのは基本、四角いので、
LOOX Mの様に筐体角を丸くすると、筐体寸法は大きくなってしまう。
フットプリント270×189ミリと、案の定、ライバルより大きめ。
△VAIO P:
8型光沢液晶を搭載するAtom Z機で、
筐体幅245ミリを許せるなら、ファンレスだし手帳代わりに使える。
Win7の標準仕様で609グラム、公称4時間駆動。
以下に紹介するVAIO X共、直販でZ550(2GHz)選択可。
解像度は1,600x768pxだが、そのままだとドットピッチ0.114ミリと辛いので、
アプリごとに表示サイズ工夫すべし。
仮に文字サイズ同じになっても、元から低解像度よか、文字滑らか。
(VAIO ZのフルHDも、使い方はこんな。現にあっちは、125%大表示で出荷。
いずれにせよ、どちらもギラツキ液晶だから凝視は禁物。
ギラツキは長時間作業向けじゃない手帳代わりのVAIO Pだからこそ通用する言い訳で、
13.1型のVAIO Zでそれじゃ、フルHDが安いだけの事はある。)
ポイント・スティックはアルプスドライバ切れば、ポインタの加速度移動も可能。
n対応無線+GbE+青歯+WiMAXの構成あり。
・補償限度無し
・何度でも修理
がウリの、落下・水濡れ対応ソニスタ3年保証は、VAIO P、VAIO X共、7,000円で加入できる。
ただSONYの場合、「性能とモビリティー、そして高級感。
一切の妥協を許さず開発した」と謳う先代VAIO Zにしてこの程度の品質なので、
他は推して知るべしか?
△VAIO W:
10.1型光沢HD液晶+Atom N450。標準仕様で1.19kg。
VAIO Pより落ち着いて作業できるVAIO W選ぶ方にとっては、
公称3.5時間(標準仕様)という駆動時間は短過ぎ、
上の画像の様に、出っ張り大きい大容量バッテリー(公称9時間駆動)要るのが大減点。
n対応無線+青歯だが、有線は100BASE。
まぁ落下・水濡れ対応3年付けて、直販で54,800円~なんだし、
今までPCすら無かったシーンに溶け込ませるには贅沢な程。
◎VAIO X:
TMD製の11.1型非光沢HD液晶は、
現行リアルモバイルで最も写真を綺麗に表示する。
ただsRGB(NTSC比72%相当)モードの無い広色域なので、
sRGBで製作される代表である動画の再生なんかでは、多少、発色クドイかも。
(RGB LEDバックライト採用でノート最強液晶の呼び声高かった、在りし日のVAIO A PEも、
発色は赤みがかっており、一般の方にとって広色域は、そのままハイスペックである事を意味しない。)
画面ギラツキあるので、純粋な事務用途にも辛く、
かと言え、Atom Zでは出来る用途も限られる。
ところで、2chで騒がれるハイスペックと、使い易い道具というのは、そもそも一致しない。
車の運転に例えると、
①街乗り(要小回り⇒持ち歩きPCには、フットプリントがA4用紙大に収まる事必須)
②高速道路(要快適性⇒家中モバイルには、単純に大画面が有利)
程度がPCユーザーの多数派ではないだろうか?
PCの場合、
・データ保全性
・管理に掛かる手間
など考慮すると、低価格化が進む現在は1人(一家?)2台体制がお勧めなのだが、
持ち歩きアリの場合、素直に①、②それぞれに丁度良いノートを割り当てれば良いのであって、
ラリーカー並に重武装しながら、どちらにもジャストフィットしない1台
(PCで言うと、フルHDのVAIO Zなど)で回すよりは遥かに快適だし、
所有欲満たす高価なモノが、生活反映する道具よりカッコイイ時代は
もうとっくに終わってる。
私の様な、「悪い大人の見本」ともなると、
訪問報告少ないサイトにまで切り込んでマルウェア耐性求められる訳だが、
そこで3台目逝かない様、踏み留まる為には、
①に割り当てるノートにも作業性(WXGA+、UI)備えたThinkPad X200s
(A4用紙大に収まり、新VAIO Zと比べ、液晶縦寸同じ、
最薄で3ミリ、最厚で4ミリ薄く、遥かに頑丈でありながら軽量構成同士で200グラム以上軽く、
液晶は新Z店頭モデルと同じ縦解像度・ドットピッチ)となるが、
一般の方なら耐衝撃性(SSD)や、補償限度無しがウリのソニスタ保証付ければ、
フルフラット13.9ミリ厚、標準765グラムというVAIO Xのスペックは、
そのまま実用性に直結するハズだ。
◎Let’s note R9 / LIGHT(ただし、以下の記述はR9に対するもの):
デュアルコアCPU( i7-620UM(1.06GHz、TB時2.13GHz))積む最小フットプリントPC。
しかしその弊害で、パームレストと机との段差は半端無く、
液晶ヒンジが本体側にあるせいで、筐体サイズの割には開いた画面も遠く感じる。
実機見れない方はそこをまず、覚悟されたし。
930グラムでBBenchデータは、4.9時間(液晶輝度最大、無線LAN、「バランス」)や
6時間2分(輝度中、無線LAN)など。
ACアダプタはコード込215グラム、予備バッテリー(標準搭載と同じもの)も220グラムと軽い。
10.4型非光沢XGA液晶はお世辞にも綺麗とは言えないが、
WLEDになってからのRでは、目の疲れが軽減されてる。
(現行ラインでやっと、全てのレッツがWLED化を済ませた。)
キーボードはアルファベットピッチが17×14.3ミリ。
指の移動距離少ないせいか実は私も、レッツRでタイプするときが最も速度出る。
縦ピッチ狭いのも、ストローク浅いキーボードには合ってる。
ただしアルファベット以外には更に狭いキーがあるので、かな入力の方には向かない。
内部設計が一新され、排熱・静音性は、R8⇒R9で大きく改善された。
SSDにでもしなければ最早ファンレスとの違いすら判らん程、静か。
レッツの本格派としての弱点は拡張性で、PCカードスロットにこそ拘ってるが、
新レッツ全てで、ドッキングステーション、ポートリプリケータを持たない為、
F9とR9に至ってはデジタル出力すら出来ない。
レッツ全てで、ボッタクリ直販以外、青歯無しってのも痛い。
R9はアンテナ・スペース無い為、現行レッツで唯一、WiMAXやWWAN無し。
店頭モデルのOSはWin 7 Pro 32bit版だが、HDDリカバリで32bit版と64bit版を選択可。
レッツにも落下対応のメーカー保証はあるが、
ボッタクリ直販での購入が条件なのでコレ又、無いも同然。
・hp Mini210(HD液晶モデル):
日本未発表の為、実機見てない。今回は海外版に関する、信頼筋の情報をまとめる。
10.1型液晶+Atom N450。
キーボード最上段は、[Fn]キー同時押しで[F1]~[F12]に出来るタイプ。
カーソルキー上下は、他のキー1個分に詰め込まれており小さい。
タッチパッドは1枚板で、左右ボタンを示す境界線がペイントしてある。
吸排気口が後ろ以外の側面全てに設けられているにも拘らず、静音性重視で
本体底面(底には吸排気口は無い)が熱くなり、排熱設計はファンレスに近い。
無線はn対応。
落下・水濡れ対応のメーカー保証は、Mini 110のものが適用されるのであれば、
3年で12,600円。
hpの場合、「累計補償上限=購入金額(16万円まで)」であり、それ超える修理費は別途請求される。
購入金額の安いMini 210で基板交換まで逝ってしまうと、持ち出しが発生する可能性大。
日本未発売(執筆時)の為、実機見てない。(◎評価は、5101見た上での期待値)
10.1型HD液晶(多分、今回も非光沢)+Atom N450。今回はタッチパネル搭載機も加わった。
最軽量モデルは1.16kg、最大4.5時間駆動。
n対応無線+GbE+青歯モデルあり。
写真だと液晶枠太く見えるが、フットプリントは262×180ミリに留まっている。
DVI出力まで付いたドッキングステーション等、CPUがAtomである以外、全く手抜きが無さそう。
落下・水濡れ対応のメーカー保証は、3年で16,275円。
10.1型HD液晶。1.27kg、公称8.4時間駆動。
低価格と、Atom N280ながらの長時間駆動で、ネットブックでは一歩抜けてる。
n対応無線+青歯だが、有線は100BASE。
500GBの無料Webストレージのおまけ付。
10.1型HD液晶+Atom N280。タブレットスタイルな為、重量は1.48kg、公称6.5時間駆動。
n対応無線+青歯だが、有線は100BASE。
△ONKYO DX:
10.1型HD液晶x2画面、中央の液晶枠幅2センチ弱で、2,732x768pxの解像度を実現。
左右同じ表示にも出来る。ただし外部モニタ使用の場合は本体では1画面表示になる。
2画面は完全な平面にはならず、左側が若干、自分の方を向く。
2画面状態でもコンバーチブルに畳めるが、
タッチパネル機能は備えてない。
倒した液晶が後ろに転ばない様、足が後方にも、せり出す。
筐体自体は280x210x19-42ミリと、大きさが12.1型ワイド並で、重量は1.8kg。
BBenchは2時間2分。(輝度最大、無線g、省電力無効、残5%)
液晶右枠には、ポイティングデバイス(光学式マウスの裏面みたいなもの)と指紋リーダー。
左枠にはマウスの左右ボタンと130万画素Webカメラ。
Athlon 64 MV-40(1.6GHz、シングルコア)+AMD M780Gチップ。
[Fn]+[F7]で、ファンの騒音モード切り替え。
HDDとメモリは、本体裏面のカバーから増設等できる。
キーボードはアイソレーションで、ピッチは17~18ミリ、ストロークは1.7ミリ。
タッチは硬め。
スピーカーは1.5+1.5Wのステレオで、モバイルにしては悪くない。
n対応無線+GbE+青歯だが、デジタル出力は無し。
不思議なのは、
・起動時、NumLockが有効になるレジストリ設定。
・HDD脇に隠しUSBポート。
・CATALYST Control Centerがプリインスコされておらず、マニュアルに書いてある事が一部出来ない。
など。
短編レビュー~ノートPCメーカー編~
★NEC★
事もあろうに中国市場から追い出されるトコまで堕ちた品質問題を解決すべく、
急速に国内生産比率を上げており、去年までの評判は余り気にしなくて良い。
直販は勿論、店頭購入や、安売りが期待できる通販で買っても、60日以内なら、
落下・水濡れに対応するメーカー3年保証に11,970円で加入出来る。
累計の補償限度額は、購入金額を基準に決められており、
・初年度:100%
・2年度:82%
・3年度:64%
となっている。
サポートには定評のあるNECだし、
ぶっちゃけ、VersaPro UltraLite タイプVSの様な尖ったモデルでもなきゃ、
積極的にNECを選ぶ理由も他には無い訳だから、是非とも加入して頂きたい。
直販サイトではモデル名は全て、VALUESTAR G、LaVie G、VersaPro Jとされ、
筐体名をさすアルファベット1文字は、「タイプ」の後に表記される。
例えばLaVie J(店頭モデル)→LaVie G タイプJ(直販モデル)。
★富士通★
国内組立(ただしLOOX M除く)で初期不良が殆ど無い代わりに、
保証・サポートには消極的で、落下対応のメーカー保証がないばかりか、
お問い合わせ11件目より有料[1件あたり2,000円]って・・
追伸:2009年10月発表モデルからは、
使い始め1年間の電話サポートが無料になりました。
LOOX U~NWという現行ノートのフルライン(5.6型~16型。
ただしLOOX M除く)で、液晶解像度がWXGAだったり、
据置モデルで筐体が厚いのにグラフィックがチップ内蔵のみだったり
(NFの直販モデルの一部にRadeon HD 3470があるっきり)と、
このメーカーは基本、ライトユーザー相手なので、
しょーも無い事を問い合わせる人がさぞ、多いのだろうw
★東芝★
主に中国生産で尚且つ、落下対応のメーカー保証が無く、
メーカー修理も高額なので有名。
Qosmioの排熱問題(買って僅か1,2年での実害報告多数)
を何世代にも渡って放置して来た企業体質も手伝って、
年3回のモデル末期には、店頭モデルが価格暴落する。
CX、EX、Satellite PXW、AX、一部TXという据置の売れ筋で、
未だに有線が100Base LANであり、
東芝にしてみれば、Qosmioとそれ以外って感じなんだろう。
乱立著しいQosmioについては「Qosmioまとめ」を参照されたし。
直販モデルのモデル名には、最後に「W」が付く。
★SONY★
09年6月30日をもって店頭モデルへの、落下対応のメーカー保証を止めてしまう。
しかしモバイルに関しては、
他社が独自の頑丈基準を設定する中、
SONYは軽量・長時間駆動というスペック表に現れる処に特化しているので、
ハードケースで持ち歩くなり、
落下・水濡れ対応が付けられる直販で購入するなりの、
自衛手段を講じる必要がある。
ここの落下対応(SONYではワイド保証という)の様に、
補償限度額、免責金額共に無いってのは、私の知る限り他メーカーに例が無い。
保証料は機種によって違うが、金額的にもこれを利用しない手は無いので、
VAIO買うなら直販で購入し、同時にワイド保証に加入するってのは鉄則である。
VAIOたる所以は液晶の発色にある訳だが、
光沢ながら写り込みを押さえた「クリアブラック」や、
非光沢ながら光沢並みのコントラストを実現した「クリアソリッド」など、
綺麗で見易いのが特徴。
ただ、クリアブラック「LE」ってのは、
輝度(バックライト本数)、発色、反射具合など、
全てに渡って手抜きなので、それしか選べないtype C、type Nなどは、
所謂VAIOではない。
type TZ以降、各モデルに採用された電卓型キーボードは、
タワミが無く、キーピッチの割に隣接キーへの干渉を防げるが、
キートップを滑る様な、所謂ノート用タイピングには不向き。
OSは、一部にXPモデルが存在するものの、
基本、Vista 64ビットなので、アプリはともかく、
周辺機器には苦労するかもしれない。
これはVAIOが、信頼性よりもパフォーマンス
(64ビットならメモリ容量を活かせる)を優先している事を、
広く世間に知らしめた一例に過ぎず、
SONYがキモオタとの距離を取るのに良く使う手法である。
(イメージで売るブランドには、メーカーによる、ユーザーの選別も重要。)
SONYは、モバイル分野における駆動時間の優秀さでは、今やレッツと双璧だが、
休止状態でさえ、放電が半端じゃないので要注意。
尚、VAIOと言えど、持ち運びさえしなければ、
他メーカーより壊れ易いって事はない。と、個人的には思ってるんだけど・・
★Panasonic★
全数、国内組立で、初期不良が無い事が、
日本人には頑丈のイメージに繋がっている様だ。
しかし日本でタフブックとして売ってるモデル以外では、
ThinkPad程、頑丈じゃないし、
開発が止まっているせいか、とにかく仕様そのものが低いのが目に付く。
レッツノートは搭載液晶がショボイにも拘らず、
デジタル出力可能なモデルがF8(ポートリプリケータにDisplayPort)
のみってのは、セントリーノ2世代として、怠慢と言われてもしょうがない。
(これ以外の点は、比較的最近の設計になるF8の項目に書いた。)
ウリにしている駆動時間に関しても、
T8とほぼ同仕様の海外版の公称だと、3時間も減っており、
パナだけじゃないにしても少なくとも、
海外メーカーとはカタログ値の基準が違うのは明らか。
落下・水濡れに対応するメーカー保証は、直販で本体と同時購入するしかない。
本体ボッタクリの直販で購入する事の是非はともかく、一応紹介すると、
それぞれ3年保証に、R/Tが10,500円、W/Fが12,600円で加入できる。
累計の補償限度額は
1年目:購入金額の100%まで
2年目:購入金額の70%まで
3年目:購入金額の50%まで
となっている。
★エプソン★
一日修理を謳う、業界最速のサポート体制。
落下・出張修理に対応する保証も安い。
落下・水濡れに対応する保証(安心プラス保証)の場合、
一度の補償限度額は、
・最初の一ヶ月は、本体購入金額。
・以後毎月、本体購入金額の1/36ずつ減額(3年でゼロになる)。
累計限度額の記載は無く、加入するには安心プラス保証料金の他、
その間の標準保証料金が要る。
肝心のPC本体だが、主にベアボーンを使用し、
一から設計してる訳ではないので、
機種ごとに当たり・ハズレは否めない。
しかし、サポートNo.1のメーカー故、
そもそも、壊れ易いのは採用しないハズ。
メモリ、HDDの容量を上げて注文すると、途端に価格が跳ね上がるので、
最小構成で購入して、ご自分で増設するのがお得である。
電話注文だと、内蔵HDDのメーカーはある程度、指定出来るらしい。
★lenovo★
良い意味でペーパー・カンパニー。
電話対応は10人前後らしい。>レノボ・ジャパン。
これなら直販のゴタゴタにも説明が付く。
で、ThinkPadの開発は未だ、日本IBM敷地内の大和事業所でやってて、
サポートも未だ、日本IBMが担当。製造はIBM時代からの契約工場。
レノボになってから質感落ちたって言ってる奴はX300系を知らんのだろ。
そもそも、全機種コストダウン無縁なメーカーなど存在しない訳だし。
(レッツノートは開発費の方をケチってる。)
マイクロソフトはWindowsの開発をThinkPad上で行っており、
(Super Validation Customer。他にはHPと東芝)
これと米軍頑丈規格
(セミラグド。他にはPanasonicの日本名タフブックとDELL Latitude ATG)
の両方を満たすのは現在、
ThinkPad(現行Xシリーズ、Tシリーズ、R400、SL300)しかない。
最も信頼出来る統計も、lenovoを最も故障の少ないメーカーとしている。
現在までの大気圏外でのノートPCシェアも、確認できる範囲で100%との事。
何だかんだ言っても、人類がThinkPad以外を宇宙に連れ出した事例は無いらしい。
トラックポイントは、一度触ってしまうだけで、永遠に卒業できない。
現行ThinkPadは、ノートでありながら液晶閉じたままの常時稼動が可能な程、
排熱・静音性が優秀だが、更に現行モデルからは、
PC内部への埃の進入を防ぐ為、吸気口にメッシュを貼るという大きなハンデを、
人知れず背負っているのだから恐れ入る。
ThinkPadで問題視されるのは重量で、
これは強度を維持したまま、薄型筐体(RとSL以外)を追求している為、
マグネシウム余分に使ってワザと重くなってる事に起因する。
まぁその宿命を背負った上で、X200sの最小1.1kgってのはある訳だが。
一方、駆動時間の方は最早、国内メーカーにも負けてない。
Core 2 Duo SL9400(1.86GHz、6MBL2)のX200sが
無線LAN使用のWEB閲覧で10時間43分駆動したという実例もある。
初期不良は少なくないが、この点はサポートがIBMだから安心して良い。
電話も直ぐ繋がる。
ThinkPadが、長い付き合いに最も適したブランドと言われている理由は、
保守マニュアルと部品のみの購入の容易さにある。
各部品の交換手順をご丁寧にも、ビデオで解説(リンク先はX200s関連)する様な
ふざけたメーカーは、レノボくらいしかない。
落下・水濡れに対応するメーカー保証は、
補償の累計限度額は無く、
・一部損で修理代が10万超えた場合は、超えた分だけを客が負担。
(ThinkPadには10万超える壊れ方は殆ど無い。)
・全損の場合は、5万円負担で相応の新品と交換出来る。
注意して頂きたいのはで購入すると、
落下対応のデフォ1年は付いて来ないってトコ。
購入1年2ヶ月以内に落下対応を延長する事は出来るので、
万が一、故障が延長前だった場合には、
故障してる事を棚上げして保証に加入すべし!
(これはレノボの説明不足の方に非がある。)
ThinkPad本体を直販購入の場合、3年・引取修理・落下対応で26,250円
現在、ThinkPadの中のThinkPadと言えるのは、
目に優しい液晶をシングルベンダで指定できる、
・X200sのWXGA+
・X301
・T400のHigh Nit LEDバックライトWXGA
・W700のWUXGA
の4機種である。
★ヒューレット・パッカード★
hpの場合、品質レベルには次の3段階がある。
上位=通常保証3年モデル=現行だとEliteBook:
ThinkPadのW、T、Xシリーズを意識したモデル。
排熱・静音性や、ポイントスティック(2ボタンで動きもイマイチ)など、
道具としてはThinkPadに敵わないが、ヘアライン仕上げのパームレストなど、
モノとしての満足度はコチラが上。
落下・水濡れに対応するメーカー保証は、
累計の補償限度額が16万円に設定されている(←hp共通)。
加入料は3年で7,245円~。
中位=通常保証1年の法人モデル(個人での購入も可)=現行だとProBook:
ThinkPadのRと違い、道具としての品質にまで踏み込んでコストカットしてあり、
買い替えサイクルは自ずと短くなり、それこそが、
レノボより商売が上手く行ってる秘訣!
落下対応のメーカー保証への加入は、3年で16,275円~。
下位=個人向け=Pavilionブランド:
メーカーの落下保証に加入出来ないばかりか、
通常の保証でさえ、2年延長するのに13,650円も掛かる。
故障件数を誰よりも把握しているメーカー当人による値付けなのだから、
当たり前に3年使える代物だとは思わない方が良い。
案の定、排熱・静音性に問題を抱えてるモデルは多く、
3年確実に使える事より、使い捨て感覚で筐体デザインを楽しむ人向け。
– – – – – – – – – – – – – – –
今や薄利多売だけでは、PCの価格競争は勝ち抜けない訳だが、
hpはそれを、
・サポートに中国人を多用する
・内部パーツにモデル末期の余剰パーツを多用する
事で行っており、逆に言えば激安でも、最初からまるで使えない様な粗悪品は無い。
★DELL★
いくら安くても、お勧め出来るのは以下の2パターンのみ。
・共にサポートに定評がある、法人モデル(個人購入可)またはXPSシリーズを、
コンプリート・ケア(落下・水濡れ対応の保証。累計の補償限度額は本体購入額。)
付きで購入。
・取扱のある家電店での店頭購入。保証は店頭のでも良い。
これらは初期不良に対して、誠意ある対応をしてもらう為には、絶対必要!
メーカー保証の場合、メーカー/ユーザーどちらに過失あるか決めるのは、
メーカー側。
しかしVostroのコンプリート・ケア、最長が1年ってのはどうなのよ?
★ASUS★
世界中のデスクトップPCを分解すると、
7割にASUSの基盤が入ってるとまで言われる大メーカーなのに、
社員は全員、残業代すら貰わずに仕事してるとの話もあり、
かつての日本メーカーを彷彿させる。
液晶解像度で選択肢から外すのが、残念でならない。
★acer★
世界シェア3位ながらメーカーの体を成してないとは、恐ろしやw
短編レビュー~軽量・堅牢設計の14型編~
○富士通 FMV-BIBLO MG(の内、14.1型モデル):
14.1型液晶ながら、13.3型相当サイズの小型、薄型筐体。
軽さと駆動時間を選べるモバイル・マルチベイ構造。
これにより、最軽量時1.68kg。
通常電圧CPU(Core 2 Duo Pシリーズ)ながら、
ベイにセカンドバッテリーを格納すれば、出っ張り無しで最大11.5時間駆動。
直販ではノングレア液晶も選べる。WXGAのみってのが弱点。
キーボードの出来の良さからも、富士通が真面目に作っているのが解る。
Pシリーズ+DDR3メモリとなった去年秋冬モデル以降は、
排熱・静音性はかなりマシになったが、据置としては、
常時稼動をこなせる程でもなければ、
デジタル出力できる訳でもなければ(安モニタとの接続には向かない。)、
ドッキングステーションの類がある訳でもない。
(一方、今回紹介する他モデルは、この3項目全てが揃ってる。)
直販ではS3 Chrome 430 ULPって独立グラフィックも選べるが、
これは駆動時間を減らすだけでメリット無し。
14″液晶+取っ手付にも拘わらず約1.6kg。
店頭モデル(WXGA、Core 2 Duo SU9400(1.4GHz))は、
カタログ駆動10時間。
直販モデルはWXGA+となり、
SP9600(2.53GHz)を選択してもHDD構成でカタログ駆動9時間。
始めから通常電圧CPUで開発された事もあり、
SPシリーズ搭載でも排熱・静音性は充分である。
Panasonicっていう事で、確かに信頼性はあるのだが、
仕様そのものは決して高くない。
例えば
・メモリは未だDDR2。
・無線はインテル WiFi Link 5300を選べない。
・Bluetoothは直販一部のみ。
・HDD保護は、衝撃緩衝材だけでヘッド退避は無し。
更に今回紹介する中では唯一、
・LEDバックライト液晶が選べない。
・マルチベイ無し。
直販が、余りのボッタクリ価格である事を考えるととにかく、
店頭モデルの仕様の低さ(解像度、CPU)が痛過ぎる。
レッツノートが軽さを維持したまま頑丈なのは、
無神経に筐体を厚くしているからで、最厚部はなんと48.5ミリもある
(最薄部は25.5ミリ)。
F8は取っ手の分もあり、とにかく筐体がデカイので注意。
取っ手を付けたからって、
ビジネスマンの持ち歩く書類は無くならないのだし、かなり迷惑。
この世代のThinkPadは排熱と静音性が素晴らしい。
バッテリー持ちもかなり改善された。(それぞれ、X301だけは例外)
液晶は685カンデラ(ちなみに東芝QosmioのG50、F50ですら、
300カンデラしかない。)を誇る、High Nit LEDバックライトのWXGAが、
シングルベンダだしお勧め。この液晶を選ぶと、天板部品も特別製となる。
WXGA+のLEDバックライト液晶も、2ベンダにはなるが悪くは無い。
青が強い発色はココで調整しよう!
今年4月の製造分からは、キーボード下に金属プレートが補強され、
キーボードたわみも解消した。
RADEON(オプション)の発色に拘る動画マニアは多い訳だが、
RADEONオフでもデジタル出力できる(ドック経由。
内蔵グラフィックでもデジタル出力できるのはT400世代から。)ので、
普段は安定したインテルGMAで使用すれば良いだろう。
マルチベイには、光学ドライブ(出荷時)の他、
セカンド・ストレージ(HDDまたはSSDをSATA接続)、セカンド・バッテリー、
ウェイトセーバー(光学より200グラム程、本体を軽く出来る)を格納可能。
Tシリーズ(に限らず薄型ThinkPad)は、
薄さ、頑丈さを極限まで追及する余り、マグネシウム余分に使って、
ワザと重くなってるのをどう見るかで評価が分かれる。
ところで近々、T400sという、軽量・薄型の派生機種が登場する訳だが、
噂通りなら、
・画面解像度は最高でもWXGA+
・グラフィックはチップ内蔵のみ
・ストレージは1.8″で、ウルトラベイは、あってもショボイ
・ExpressCard、PCカードスロット無し(下記追伸参照の事)
と、まるでX301な訳だが、14″まで来ると流石に最後の項目で、
かなり意味不明な機種になってしまう。
ってのは今時、14″以外にも持ち運び用PCを用意するのが普通だし、
庶民ならその場合、WiMAXのプロバイダへ登録する機器は、
WiMAX内蔵PCごとなんて事はせず、
WiMAX受信用のカード類1つで済ますだろうから。
6月23日追伸:T400s、本日発表されました。
ExpressCard slot or 5-in-1 media card reader
ってなってました。
保守マニュアルによると液晶は、T400にないパネル。
道具としてはThinkPad T400の劣化版。
逆に筐体の金属部分は全てヘアライン仕上げで、
今回紹介する中では最も質感が高い。保証も標準で3年付く。
ただ、パームレストが金属ってのは、熱が手に伝わってしまうので、
前モデルの様な爆熱仕様でないのがせめてもの救い。
WXGA+(非LEDのみ)モデルには、Radeon HD3450が組み合わされ、
WXGA(LEDのみ)モデルは、チップ内蔵グラフィック。
周囲の明るさに応じた、液晶輝度の自動調整は共通。
キーボードは、ストローク浅めだが、タッチ自体は普通。
Enterキーが端にないので要注意。
ポイントスティックは2ボタン式で尚且つ、
ThinkPadの様には上手く動かない。
搭載メモリは未だDDR2。
アップグレードベイは、セカンドストレージ(HDD、SSD)
とする事も出来、RAID 0やRAID 1構成も可。
突起部含まない筐体最薄部で31.3ミリもあり、
今回他モデルより5ミリ近く厚い。底面のゴム脚も長い。
ACアダプタは、コード長、太さに至るまで巨大。
こちらもThinkPad Tシリーズを手本とした、
薄型筐体+独立グラフィック可能ってモデル。
薄さ、軽さでは、僅かにリードしており、
カラー天板の質感も良く、
道具以外の処ではこちらもThinkPadには無い魅力を備えている。
NVIDIA Quadro NVS 160Mを選択可能だが、それだと高負荷では、
キーボードに熱を持つ。ファン音は普通なのだが。
しかし、安定したグラフィックパワーで選ぶなら、今回はコレだろう。
WXGA+のLEDバックライトの奴は、コントラストが低く、白浮きぎみ。
照度センサーは敏感過ぎる。
キーボードは、中央が少したわむ個体もあるが、総じてまあまあ。
表面に指紋が残り易い。
ポイントスティックも、使えるレベル。
Core 2 Duo T9800(2.93GHz)を標準搭載するがメモリはDDR2のまま。
こちらもセカンドストレージ(HDD、SSD)を搭載可能。
そこから起動も出来る。
アグレッシヴPC購入なら先んず、このノートを押さえておけ!
常用2台体制の一方が奇抜なPCであっても、
この1台さえあれば、モバイラーのPCライフを支えきれるってノートをご紹介。
カテゴリ1:リアルモバイルで支える。
リアルモバイルが頼りになれば、2台体制のもう1台が、
・据置ノート
・デスクトップ
・RADEON搭載の動画再生機
などであっても不自由はしない。マトモなB5ノートなら1.5kg以下、頑丈さは当然として、
更に求めたのは、
①ノート本体から出っ張らないバッテリーにて、実駆動6時間以上。
家電店に並んでるA4ノートに負けない程度の作業性を確保する為、
②ギラツキ無くかつ非光沢なWXGA以上の液晶、ドットピッチ0.200ミリ±1割程度
③クリック感あるキーボード
と言った処である。
尚、このカテゴリより小さいPCがどーしても必要な人が、
誤ってこのカテゴリから選んでしまうと、3台体制に発展してしまうので注意されたし。
★東芝 dynabook NX(12.1型1,280x800px、
1.45kg、カタログ駆動10.5時間(HDDモデル)):
①の駆動時間に対しては、
オプションの軽量バッテリー時だと公称5.2時間(装着時本体1.33kg)。
③のキーボードだが、NXではタワミが出るのでその辺、許容出来るかは要確認。
★ThinkPad X200s(の内、Core 2 Duo SU9400モデル):
6セルバッテリーなら筐体うしろには出っ張らないし、
6時間以上持たせるのも容易。
SU9400は、1.4GHzしかないが、Core Duoの2GHz程度の能力があり、
大抵の用途に使える事は想像に難くない。
X200系だと、キーボードベンダによる当たりハズレが大きく、
中にはキーがふら付くものさえあるので、マトモなベンダのが来るまで
何度でもキーボード交換する覚悟は要るかも知れない。
しかし、
・国内B5に、全ての要素が劣らないリアルモバイル
・作業性の良い据置機(WXGA+選択可。デジタル出力はウルトラベース経由。)
・その気になれば連続稼動の静音サーバ
の全てをこなせるってPCってのは、現状これ以外存在しない。
カテゴリ2:高解像度モバイルで支える
このノートは普段、据置として使う為、カテゴリ1よりは快適性重視になる。
出先で長時間作業の可能性がある場合だけはこれを持ち出すとして、
普段の持ち出し用となる2台目PCには、思い切って10.2型以下を選択できる。
ここでの高解像度モバイル選定の主な絞り込み要件は、
・普通の人がギリギリ持ち出す気になれる14.1型、2kgを上限とする。
・液晶は非光沢、WXGA+以上、ドットピッチ0.200ミリ±1割程度。
・通常電圧版CPU、(相性問題を避ける為)インテル製チップセット
・排熱性、静音性
尚、このカテゴリよりハイスペックなPCがどーしても必要な人が、
誤ってこのカテゴリから選んでしまうと、3台体制に発展してしまうので注意されたし。
★Panasonic レッツノート F8(の内、直販モデル。14.1型WXGA+、
約1.6kg、カタログ駆動9時間(Core 2 Duo SP9600(2.53GHz)時):
モデル当初からファン付きとして設計されただけあって、
通常電圧CPUでも排熱には余裕がある。
このカテゴリでは最もモバイル性(軽量・長時間駆動)に優れる一方、
・ポイント・スティック無し
・液晶表示品質
・以下で紹介するノートが2台以上買えてしまえる本体価格
等に難あり。
★ThinkPad T400(の内、WXGA+(LEDバックライト)。
14.1型。4セルバッテリー、ベイにはウェイトセーバーっていうなら本体約2kg。):
動画は綺麗だが安定感に欠けるRADEON搭載PCでは唯一、
RADEONオフで常用する事も出来(ThinkPad T500、R400もそうだが。)、
T61以前と違い、内蔵グラフィックでもデジタル出力できる(ドック経由)ってのが、
何と言ってもT400の強み。
一方、RADEON不要なら、近々登場が噂されてる、薄型軽量版のT400s
(ただし解像度そのままで、ストレージは1.8″専用らしい)を待て。
マイクロソフトはWindowsの開発をThinkPad上で行っており、
(Super Validation Customer、他にはHPと東芝)
これとセミラグド認定の両方を満たすのは現在、ThinkPadしかない。
ThinkPadの開発は未だに大和事業所が行い、サポートは日本IBMの担当だ。
液晶もLEDバックライトモデルに関しては悪くない。
青過ぎる発色はココで調整。
それでもThinkPadを避ける理由があるなら、それは個人的理由だろうからご自由に。
ただ、販売を担当しているレノボ・ジャパンって会社の言動だけは、幾ら私でも保証しかねる。
★DELL Latitude E6400(の内、WXGA+(LEDバックライト)かつQuadroモデル。
14.1型、最小1.95kg。):
安定した独立グラフィックが欲しい場合はコレ。ポイント・スティックも付いてる。
コンプリート・ケア保証さえ付けておけばサポートも充分で、
同じくNVIDIA製が載るVAIO type Zなどよりは、安心、安定して使い倒せる。
何に拘る人が、2140(X25-M)をスルーするのか?
レッツノートRと比較したくなるAtomノートの出現。
HP Mini 2140(インテルSSD X25-M搭載モデル)である。
以下に示す通り、死角もない。
①10.1型1,366×768ドット液晶
②打ち易いキーボード(ピッチ縦横17.5ミリ、ストローク2ミリ)
③XP Professional(Vista Businessダウングレード)
④Atom N270(1.60 GHz)
⑤メモリ2GB標準搭載
⑥無線n対応+Bluetooth、Gigabit Ethernet
⑦ExpressCard/54スロット
⑧DVI出力(ドッキングステーション経由)
⑨最大駆動は3セル5時間(1.16kg)、6セル10時間(1.32kg、搭載時↓)
⑩筐体はほぼ、オール・アルミ。Atomノート最強の質感、堅牢性
①は液晶保護の為、表面がアクリルになっており、
写り込みを抑える為の純正フィルム「DA-PFA101H」(アイ・オー・データ製)
が用意されている。
ドットピッチは0.164ミリ。これは15.4″WUXGAの0.173ミリと同程度だが、
最近はDPI設定以前に、文字サイズを細かく設定出来るブラウザが普通だし、
FireFox 3に至っては閲覧するサイトごと、丸ごとサイズ変更・記憶できるし、
結果として同じ文字サイズで表示するにしても、
元の解像度高ければ文字はより美しく表示されるので、
10.1型高解像度自体は歓迎して良い。
②のキーボード自体は2133時代から定評あるが、
2140からはAtom採用になり、
筐体(パームレスト、底面)が熱くならないのが有難い。
レッツRより更に余裕あるキーピッチはワイド液晶ならでは。
ワイドな分、Rより32ミリ筐体幅は大きいが、奥行はしっかり21ミリ削れており、
2140がAtomを採用しながらも、ただの劣化版モバイルでない理由はココにある!
③のXP Proは、企業内ドメインに参加出来るのがネットブックとの違い。
④のAtom Nであるという事は、グラフィック、SSDアクセスに、
高解像度Atom機特有の地雷(Atom Zのチップセット起因)を抱えていない事を示す。
Atomは確かに非力だが、CPU単体でもPen4の同クロック程度の能力はあり、
チップ、メモリ、ストレージ速度がその時代より強化されてるので、XPなら
標準的ネットブックと言えど解像度以外、そこそこなのは理解してもらえると思う。
モバイル用Core 2 Duoに出来てAtomに出来ない処理といえば、
一般的にはHD動画、ニコ動弾幕の再生くらい。
YouTubeなんかはもう直ぐ課金され、HD動画は手軽に見れなくなるだろうし、
もうすぐ行われるインテル超低電圧CPUの安売り(Consumer Ultra Low Voltage、
リンク先では2140が引き合いに出されてる)は、ビジネス用途なら気にする事ない。
⑦のExpressCard/54には、WiMAX端末も収まるかも。
2140がこんなに注目されるのも、
現在4万円程度するインテルSSD X25-M(80GB)を搭載しながら、
8万円切る本体価格(送料別途)にある。
しかしこのSSD、読込速度こそ250MB/sだし
(ただし2140の場合、ICH7-Mなので実速150MB/sしか出ない。)、
プチフリも無いのだが、
所詮、MLCは信頼性に乏しい(Google談)し、
書込速度70MB/sってのはHDDに比べれば速いが
SLC版のインテル X25-Eのsequential 170 MB/sに比べると見劣りする事もあり、
MLCのコチラだけは、今月末に大幅な価格改定(半額?)が控えている。
それでも③のOSだけで2万円程度と考えれば、
HPは早くも、「リアルモバイルでの」決着を付ける気なのだろう。
ところが本体(送料込)8万3千円ともなると、
今まで低価格ノートを検討していた人にも別の選択肢が見えてしまう。
★ポイントスティック付モバイル
⇒ThinkPad X200(12.1型):
情報発信する者にとって、キーボードと共にトラックポイントは外せない。
PCブログにThinkPad関連がやたら多いのもそのせいだ。
そもそもPCのボトルネックはHDDじゃない。
ユーザーだ。だからUIが重要なんだ!
現在8万台で買えるものはVista Home Premiumモデル故だが、
レノボの事ではConsumer ULVより先手を打って、
X200系の更なる安売りを始める可能性大。
あと最近のThinkPadはどうも、カタログ駆動時間良心的過ぎ。
Consumer ULVなら国内メーカー実動並みまでは、行けるんちゃう?
VAIO type Pも同価格帯だが、ポイントスティックがなんちゃってなので割愛。
補足:VAIO type Pのポイント・スティックは、
アルプスのドライバを無効にすれば、普通に使える様になるそうです。
自己責任でお願いします。
★タッチパネル
⇒富士通 LOOX U(5.6型1,280×800、565グラム、カタログ駆動5時間~)、
⇒工人舎SC(7型1,024×600、約800グラム)
⇒工人舎SX(8.9型1,280×768、1,250グラム)
3機とも、XP+不器用なUS15Wチップで7万円以下~。
工人舎はメモリ2GB行ける。
LOOXとSXはタッチパネルらしからぬ好発色と高解像度が、
SCは5万円を優に割り込む価格が魅力。
SXはキーボードも悪くなく、光学ドライブまで搭載の欲張り仕様だが、
工人舎故、別途PCは必要だし、光学止めて軽量化すればもっと売れるハズ!
★通常電圧版CPU搭載モバイル
⇒ThinkPad X200(画像は上で既出)
⇒HP Compaq 2230s/CT(12.1型、1.58kg(光学無)/1.75kg(光学有)、
最大駆動4.3時間)
★ファンレス
⇒SONY VAIO type P(8型1,600×768、588グラム~、カタログ駆動4~4.5時間):
最近ちらほら、7万円切る店頭を見掛けるが、店頭モデル対象の、
「VAIO延長保証サービスは、2009年6月30日17時をもちまして、
その販売を終了させていただきます。」ってのには意図を感じるし(そもそも高価)、
直販だと国内組み立てに加え、落下対応保証さえtype Pだと6千円増で入れるのだから、
今後VAIOに関しては、直販オンリーと考えるべき。
12.1型以下、XGA以上、使えるキーボードで選ぶと、ファンレスに限らず、
Mini 10、Mini 12がぶっちぎりに安い!XPでさえ。
★信頼性
⇒Panasonic Let’snote:
最早新品が、10万円チョットで売られてる店も少なくないが、
依然、強気の価格設定を貫く唯一のブランド。
落下対応保証自体は2140にも付けられる(3年16,275円~)し、
ハードウェアではレッツよりThinkPadの方が遥かに頑丈なのだが、
そもそも一般レベルのPCユーザーが、重要データを任せられると言ったら今や、
ノートに限らずパナソニックに帰着する。
元々、モバイル需要は法人が主だったし、
法人はPCには、イニシャルコストなんぞより大事なものがある事を知っているし、
値段で動ける部分はとっくにDELL、HPに移行してるのだから、
今後もレッツはビクともしないだろう。
★2140(X25-M)と同程度の出費で、国内大手の、現行かつ新品2台体制
⇒東芝 dynabook Satellite T42(15.4型)+NB100(8.9型綺麗液晶):
両方XPなので、デュアルコアCPUノート1台より大抵、便利。
4月20日追伸:本日、NB100の後継、dynabook UXが発表されました。
ネットブックは全て10型以上に移行して行くとの事で、
キーボードが改善されるのは判ってましたが・・
解像度こそ据置ですが、
10時間駆動を謳う大容量バッテリ(装着時1.33kg)
とか、本気出し過ぎw
これが3ヶ月以内には本体4万円~で買えるって、
一転、台湾メーカーヤバイだろww
カワイイはつくれる!液晶も然り。
店頭でビジネス・ノートの液晶を見ると、
①階調が滑らかじゃない。
②発色が青い。
③発色が薄い。
と、散々な訳だが、既定がこうなってるのはある程度、ワザとである。
①は、グラフィック プロパティ⇒ディスプレイ設定⇒画面の色
の既定が16ビットになってる事が多いからで、
これは省電力と疲れ目対策(ディザリング点滅の抑制)が目的か?
②は、経年劣化では青が薄れるので、予め強くしてある。
(実際、劣化の少ないLEDバックライト液晶の機種、
例えば、フラッグシップのX200s、WXGA+やT400sなどでは、
発色の初期設定が青に寄ってない。)
③は非光沢液晶故で、写り込み気にせずに、輝度を落として使う用。
いずれも必要とあらば、簡単に改善出来るので、購入候補から外すのはもったいない。
今回は、その簡単をご紹介する。
まず①。これは「16ビット」となってる処を「32ビット」に変えるだけ。
動画では気にならないかもしれないが、写真見るなら必須である。
次に②。Calibrize 2.0という無料ソフトで調整する。
手順1:ダウンロードはこのページの「Click here to download」をクリック。
手順2:保存したセットアップ・ファイルをダブルクリックで実行。
指示に従い他アプリ閉じて、同意、インストール・フォルダ、アイコンの有無を順次選択。
手順3:Calibrizeを起動させ、「Next」をクリック。
手順4:コントラスト調整なのだが、これはノートでは必要なし。
同じく「Next」。
手順5:赤、青、緑の中に円があるのだが、それが最も目立たなくなる位置まで、
各スライダを動かす。液晶真正面に陣取り、画面中央で色調整しよう。
ビジネス・ノートだと↓の様な位置に来るかな?終わったら「Next」。
手順6:「Save」で保存。
②は以上。
③は完全に用途・環境次第だが、
低反射処理された光沢フィルムの貼り付けである。
光源が遠い場合でしか使わないなら、
文字もクッキリするので、事務用に貼っても間違いじゃない。
お勧めはエレコムのコレ。
目の疲れについては、流石に光興業程の効果はないが、
それでも10万円以下で売られるノートの様な写り込みは防げる。
取付方法は製品リンクにあるので省略するが、
フィルムは静電気で埃を集めるので、
ノートは大きなポリ袋の上に置き、
雨合羽着用でやった方が良いかもしれない。
単体モニタに付ける場合は、
シャワーで埃を流した風呂場で、裸になってやれとまで、言われているので。
パワーモバイルが欲しい。
モバイルといっても14.1型液晶以下、
パワーといってもローエンドの独立GPU相当以上(13.1~14.1型)や
通常電圧版Core 2 Duo(12.1型以下)搭載ノートを採り上げる。
★NEC LaVie N(直販ではLaVie G タイプN。13.3型、1.96kg、カタログ駆動4時間前後):
手軽にグラフィック稼げるRadeon 3100(AMD M780Vチップ内蔵)搭載。
ただし液晶画質が控えめで、デジタル出力も無しという事から、
軽めのオンラインゲームで威力を発揮する程度に考えといた方が良い。
Vista HP、Sempron X2、2GBメモリ、落下対応3年保証、無線(ドラフト11n対応)付けて、
直販で105,840円~という価格がウリ。
★SONY VAIO type Z(13.1型、1.35kg~、カタログ駆動7.5~11時間):
GeForce 9300M GSのオン/オフが可能だが、
GeForceが活躍するのは最早、3D(ローエンドな為、軽めの)だけだろう。
CPUにT9800(2.93GHz)を選んでしまうと、熱でクロックダウン。
パワー、軽さ、駆動時間のバランスと、13″液晶ながら
高解像度(WXGA++(1600×900))を選べるのがウリ。
★SONY VAIO type S(13.3型、1.9kg、カタログ駆動3.5~6時間):
Radeon HD 3470選択可。
有線が100BASEって事からしても欲張り構成で買うモデルじゃないが、
HDMIもあるし(Radeon選択時のみ)、動画見るならZよりこっち。
パステル筐体選択可能な、手抜きの少ないVAIOってココ最近、コレしか無い。
★SONY VAIO type C(14.1型、2.6kg、カタログ駆動4.5時間)
GeForce 9300M GS選択可。
上記2VAIOと違いこちらは、液晶サイズこそ14.1″でも、
ノートである以上のモバイル耐性は期待しない方が良く、
液晶の表示品質も手抜き(LE)なので、
GeForceどころか、可能な限り最小構成で買うべきモデル。
しかし、持ち歩きが少ない人の2台目用途なら、デザインと低価格のコレもまた、正義。
★EPSON Endeavor NA802(13.3型。標準バッテリで1.92kg、カタログ駆動4.1時間。
軽量バッテリで1.79kg、2時間。):
GeForce 9600M GTというのは、モバイルとしては特出してるが、
ゲームやらない人にはファン音とGeForceならではの発色が難点だし、
ゲームやる人ならそもそも、ノート用ミドルレンジじゃ全然足りないタイトル多数。
GPU単体でのアップグレードが出来ないノートPCでは、賞味期限も短い。
ま、私がこう言った処で、NA802のゲーミング・モバイルとしての地位は
いささかも揺るがないだろうし、薄型筐体にもかかわらず無難にやってるのがスゴイ。
★14.1型ThinkPad(T400だと6セルで2.28Kg):
14.1″で独立GPUを選択できるThinkPadはT400、R400、SL400と3つもある。
まず、ヘッドホンの音が悪いSLシリーズは外して良いだろう。
(GeForce 9300M選択可であるにもかかわらずSL300の紹介を省いたのもそのせい。)
Rシリーズは決して手抜きモデルじゃないが、
R400は直販専用モデルなのであまり値落ちが期待出来ないし、
2万程度の価格差ならT400を避ける理由にはならないだろう。
(ThinkPadなら3年位は使うだろうし、T400は最近、
キーボードも改良というか、T61のものに戻ったらしい。)
T400ではオン/オフ可能なRadeon HD 3470を選べるのだが、
ThinkPadといえど、Radeonの安定性までが確保される訳ではなく、
(①現行ThinkPadでの、こんな不具合。②ATIは今頃、こんな事やってるw)
更新用途で使う場合は結局、Radeonオフまたは無しモデルって事になる。
インテルチップが標準で、デジタル出力をサポートする様になったのも大きい。
その分、CPUでは目一杯頑張りたい。折角、T9600(2.8GHz、6MBL2)を選んでも
何とかなりそうな排熱具合だからして。
(ただしW500ではGPUが強力なせいか、T9600では明らかに熱い。
どちらにしてもP9600(L2とFSBは同じで、2.66GHzながらTDPは35W⇒25Wと余裕がある。)
を待つのがベスト。)
よく、「ビジネス用途(通常はテキスト作業を指す)にはCPUパワーは要らない」と、
私の様なX301厨は言う訳だが、
誰でも、ウイルス対策ソフトを外すと通信すら速く感じた経験はあるだろうし、
そこはPCスペックで改善できる部分なのだから、
少しばかり素材が豪華だからと言ってX301を、据置に使うのはナンセンスである。
で、ビジネス用途でさえCPUパワーを体感できる周波数・L2容量っていうのが、
2倍(T9600)程度からなのである。
★ThinkPad X200(12.1型。4セルで約1.35Kg、カタログ駆動約4時間):
P8600(2.40GHz、3MBL2)選択可能。
しかし出先で回線速度が出ず、用途もテキスト作業となると、
CPUパワーは据置兼用の為だろう。
キーボードもA4ノートと同サイズだしマウス要らずなので、
快適環境を持ち運べる、最小PCと言える。
ま、私の様に手が巨大になると、パームレストの縦幅でボツな訳だがorz
★HP EliteBook 6930p(14.1型、4セルで2.28kg、カタログ駆動3~5時間(CPUによる)):
>14.1″で最薄・最軽量
嘘は止めよう。
Latitude E6400(薄さ、4セル重量)もレッツノートF8(重量)も知らないとは言わせないw
Radeon HD3450搭載モデルはほぼ、スペック固定(T9400(2.53GHz、6MBL2))で、
送料込み179,550円。あと5万円安くないとスペック外でも定評のあるT400とは戦えない。
HPも日本では売る気無いって事だから、へそ曲り御用達としか言いようが無い。
HP Pavilion Notebook PC dv4a(14.1型、2.25kg、カタログ駆動約3時間):
手軽にグラフィック稼げるRadeon HD 3200(AMD M780Gチップ内蔵)搭載なだけあって、
Vista HP、Athlon X2(2.1GHz)、メモリ2GB、無線で送料込み73,500円~。
ユーザー過失に対応しない保証の2年延長ですら13,650円というのは、
この機種が、何かあれば使い捨て覚悟のノートである事を物語っている。
Pavilion Noteはアクシデントサポート(=ユーザー過失対応)には加入できない。
実際、熱く、ファン音うるさい。
★HP Compaq 6535s/CT(14.1型、2.2kg、駆動時間3.75時間):
dv4aからHDMI端子を省いてしまうと、Radeon HD 3200の意味が半減してしまうが、
Vista Business、Athlon X2(1.9GHz)、メモリ2GB、無線で送料込み59,325円~と更に安い。
ところが何時の間にか、
「/CT」法人向けでもアクシデントサポートに加入出来る様になった(3年で16,275円。)
事やそれぞれの筐体寸法を考えると、
6535sでは少なくともdv4aよりかは、基本パーツの強化が行われてると見て良い。
★HP Pavilion dv3500(13.3型、2.1 kg、カタログ駆動4時間(6セル)):
排熱・静音性はdv4aよりマシだが、
折角GeForce 9300M GSなのにVista Homeのみとか、
保証体制がdv4aと変わらない事を考えると、最早この値段ではキツイ。
★HP Compaq 2230s/CT(12.1型。4セルで1.58kg(光学無)、カタログ駆動4.3時間)
ThinkPad X200に対する利点は、
XP、P8600(2.40GHz、3MBL2)、メモリ2GB、無線でも送料込み10万円切る価格
(法人購入の場合、税制上の区切りとして重要)、
DVDドライブを搭載可能(+4,200円~)な処。
しかし個人で買うなら同スペックのX200との価格差は、4万円以上が妥当か。
★DELL Latitude E6400(14.1型、約1.95kg(4セル)):
CPUはT9600(2.80GHz、6MBL2)固定。
安定したグラフィック(Quadro NVS 160M選択可能)+3ボタンのポイント・ステック
となると、モバイルではコレしかない。
筐体厚も25.4-31.0ミリと、今やThinkPad Tより薄く、カラー天板(青・赤)も選べる。
★DELL Studio XPS 13(13.3型、約2.2kg(6セル)):
GeForce 9500MのHybrid SLI構成を選択可。
Hybrid SLIは、9500Mのオン/オフ機能も含んでるハズなので、
少なくともEndeavor NA802よりは万人ウケするのでは?
サポートならStudio XPS専門も負けてないだろうし。
-
最近
- ステマサイト見破る11の予備知識。
- 2013年春スマホの特徴を各1行で
- 2012年夏スマホの短か過ぎるレビュー。
- lenovo G580を買わない理由を考える・・
- Ivy Bridgeモデル攻略への第一歩。
- Xperia acro HD SO-03Dの対抗馬はこんなにある!
- 3月上旬発売のRHDM-U500HRを調べてみた。
- 予算10万で狙えるPC2台体制(ASUS U24E等)
- 長持ちしそうなPC 2012年春版(dynabook Satellite T571など)
- 解像度別スマホ主要機種1行レビュー 2012年春
- SSD+HDDを内蔵できるノートPC一覧。
- 今、Ultrabookを買わない8つの理由。
-
リンク
-
アーカイブ
-
カテゴリー
- @タブレットまとめ
- ①NEC
- ②富士通
- ③東芝
- ④SONY
- ⑤Panasonic
- ⑥エプソン
- ⑦lenovo
- ⑧hp
- ⑨DELL
- ⑩他メーカー
- ⑪液晶
- ⑫キーボード、タッチパッド等
- ⑬OS
- ⑭CPU
- ⑮チップセット、GPU
- ⑯メモリ
- ⑰HDD(SSD)
- ⑱光学ドライブ
- ⑲通信
- ⑳保証
- ○○なデバイスはどうよ?
- ○○なPCが欲しい。
- ○○の松・竹・梅。
- 用途①:WEB、掲示板の閲覧
- 用途②:動画サイト閲覧
- 用途③:ワード、エクセル
- 用途④:動画鑑賞
- 用途⑤:ファイルサーバ、ファイル交換
- 用途⑥:エンコ
- 用途⑦:プログラミング
- 用途⑧:3Dゲーム
- 用途⑨:持ち歩き
- 用途⑩Thin client
- @スマホ
- AQUOS PHONE IS17SH
- AQUOS PHONE SERIE ISW16SH
- AQUOS PHONE SL IS15SH
- AQUOS PHONE st SH-07D
- AQUOS PHONE sv SH-10D
- AQUOS PHONE ZETA SH-09D
- ARROWS X F-10D
- ARROWS Z ISW13F
- HTC EVO 3D ISW12HT
- HTC INFOBAR A02
- HTC J butterfly HTL21
- HTC J ISW13HT
- iPhone 4S
- MOTOROLA PHOTON ISW11M
- NECカシオ MEDIAS ES N-05D
- NECカシオ MEDIAS PP N-01D
- NECカシオ MEDIAS X N-04E
- NECカシオ MEDIAS X N-07D
- Optimus G LGL21
- Optimus G pro L-04E
- Optimus it L-05D
- Optimus LTE L-01D
- Optimus Vu L-06D
- Panasonic ELUGA power P-07D
- Panasonic ELUGA V P-06D
- Panasonic ELUGA X P-02E
- Panasonic LUMIX Phone P-02D
- REGZA Phone T-02D
- SAMSUNG GALAXY NEXUS SC-04D
- SAMSUNG GALAXY Note II SC-02E
- SAMSUNG GALAXY S II LTE SC-03D
- SAMSUNG GALAXY S III α SC-03E
- SAMSUNG GALAXY SII WiMAX ISW11SC
- SHARP AQUOS PHONE SERIE SHL21
- SHARP AQUOS PHONE SH-04E
- SHARP AQUOS PHONE ZETA SH-02E
- Xperia acro HD SO-03D
- Xperia AX SO-01E
- Xperia GX SO-04D
- Xperia NX SO-02D
- Xperia VL SOL21
- Xperia Z SO-02E
- 富士通 ARROWS μ F-07D
- 富士通 ARROWS Kiss F-03E
- 富士通 ARROWS V F-04E
- 富士通 ARROWS X F-02E
- 富士通 REGZA Phone T-01D
- 富士通東芝 ARROWS ES IS12F
- 富士通東芝 ARROWS Z ISW11F
- 京セラ DIGNO ISW11K
- 京セラ DIGNO S KYL21
- 京セラ URBANO PROGRESSO
- @低価格モバイルまとめ
- Uncategorized
- 周辺①接続
- 周辺②ソフトウェア
- 周辺③NAS
- 四季報:コスパ命のPC選び
- 御バカ
- 使用者①:老眼
- 使用者②:節電・エコ
-
RSS
Entries RSS
Comments RSS