VAIO Y(YB)レビュー
(黒はYA、それ以外がYB)
AMDベースな11.6型ノートで、
重量1.46kg、BBenchは約5.5時間(標準バッテリ、電源設定「バランス」)。
液晶は光沢の1,366 x 768pxで、
写り込みも普通にあるし、上下視野角も普通に狭い。
天板は130度まで開く。
発色は自分の見た個体では、別段悪いとも思わなかった。
インテルベースの兄弟機YAより悪いとする声もあるが、
それぞれがマルチベンダという可能性もある。
キーボードはピッチ、配列などは問題ないが、
キータッチは現行VAIO最悪かも知れない。
PやWは11型Yよりも更にストローク浅いが、
あっちにはシッカリしたクリック感がある。
キータッチで言えば、
ストローク、クリック感共にF CEとZが最も優秀で、
EとSはクリック感こそ乏しいもののこれ又、我慢は出来る。
アイソレーションの利点はコストを掛けずにタワミを抑えられる事だが
正直11型Yは、単体ではROM専で使うノートだろう。
OSは、VAIOでは珍しく32bit版。
CPUは、TDPがCore iのULVと同じ18WなAMD E-350(1.6GHz)。
再生支援「UVD3」に対応するRadeon HD 6310を同ダイに集積し、
ビデオメモリはメイン共有の384MB。
CPU性能はCeleron SU2300と同等かそれ以下、
GPUはCore i ULVの1.5~2倍といった処。
最新3Dゲームとまでは逝かない。
11型Y共通して、排熱には問題ないが
低負荷でもある程度の生活騒音が要るタイプ。
ファン回転数切替が緩やかなので不快には感じ難い。
接続性では、
HDMI、GbE、無線n対応(Atheros)、青歯と揃ってるがWiMAXは無い。
Lバッテリー付けると本体は1.6kgになり、後方が17ミリ高くなるが、
駆動時間は倍になる。
ACアダプタは最小・最軽量レベル。
この機種をお勧め出来るかどうかは価格次第だ。
ココまでお伝えしてきたYBのキャラにそぐわず、
Office Home and Business 2010(PowerPoint含む)を付属させた
店頭モデルしか用意されないというのは真剣に売る気があるとは思えない。
ワイド保証付ける為にソニーストアで購入すると10万円近くするし、
直販以外で落下・水濡れ対応を付けるならボンバーさん辺りだが、
コチラは購入価格が安いと補償上限も低くなるので悩ましい。
お勧めしないPCとその理由まとめ。
広告の入るサイトでは絶対に書けない記事ですわ。
■新ワイド画面(横縦比が16:9)の13型ノート:
13型はフットプリントがA4用紙大に収まらないので、鞄も選ぶし、
持ち歩きに適さない。
というか、これだけモバイルが安くなると結局、もっと小さいのを買い足したくなる。
一方、13.1型の画面縦寸は旧ワイド(16:10)の12.1型と同じなので、
家で外部モニタ無しで使うには物足りない。
このサイズでも所謂デスクトップPC並の性能は可能だが、
同時にデスク並の排熱・静音性は無理。
結局このサイズのノートが適してるのは、3台目需要である。
庶民としては、高価なモデルはお呼びじゃない。
■4コアCPUノート:
CPU単体で見ると、
①i7 740QM(4コア)
②i5 460M(2コア)
は、4コア全てがフル稼働し続ける様な特殊用途以外では、
②の方が体感性能は上。
これは、「45nm世代の4コアCPUでは、
つまらないプロセスなんかで3コア以上占有してしまうと、
殆どTurbo Boostしない」事による。(来月の32nmでどうなるか?)
■縦解像度768ドット未満:
慣れたページをスクロールしていても、「あれ?今どの辺に居たっけ?」
■15.6型HD液晶ごときで立派な値段の国内ノート:
中には立派なGPUを搭載したモデルもあるが、
軽自動車にオプション満載する様なもの。
■ASUS以外の台湾メーカー、レノボのノンブランド(Think、Idea以外)、
DELL Inspiron:
検証・検品を最小限とし、初期不良対応にも予算を割かないから
今の時代に”通販の王者”で居られるのだ。
まぁ実際には、大半がそれでも普通に使えてるんだが、
「あのサイトの勧めるものを買ったのに・・」という読者は極力作りたくない。
■タッチパネルモデル:
写り込みに負けない為の輝度が必要になる場合が殆ど。
当然、目が疲れる。
「あれば便利かも」という安易な気分では決して手を出してはいけないオプション。
以下は、「一見イケテルのに何故勧めない?」ってノートや注意点を解説しておく。
【富士通】
■LIFEBOOK NH(18.4型):白飛び液晶。
■LIFEBOOK PH(12.1型モデル):今時、これだけ汚い液晶も珍しい。
【東芝】
■dynabook R730(13.3型):SSDモデルはマザー直付け。
【SONY】
■VAIO F(16.4型):
液晶は、
クリエイティヴ・エディション(以下CE)で白の発色が汚く、ギラツキあり。
CE以外では白飛び。
高負荷時は本気で五月蝿い。
■VAIO Z(13.1型):
「ブラックアウト⇒強制終了」の可能性がある限り、更新系用途には使えない。
フルHD設定で常用できてる人にあった事がない。
高負荷時は本気で五月蝿い。
■VAIO G(12.1型):液晶はギラツキ。キーボードも駄目過ぎる。
■VAIO W(10.1型):出っ張り無しバッテリーの駆動時間ショボ過ぎ。
【Panasonic】
■Let’snote F9(14.1型):
ノートPCに取っ手を付けるという発想は、
紙媒体を一緒に持ち歩く人を想定していない。
■Let’snote N9 / S9(12.1型):
キーボード、パームレストの剛性が低い(S9)まま、
CPUパワーを追求しても快適にはならない。
殆どの用途でCPUパワーを持て余す現在にあっては、
作業のボトルネックは液晶解像度や入力インターフェイスにある。
ノート単体でそれらに優れ、N9 / S9より遥かに薄く、硬く、
重量、実駆動時間、頑丈さでも同等な機種が他にあると、
最早、10万円以上では勝負になるまい。
「少量生産だから高価で当たり前」ってのは、PCでは通用しない。
■Let’snote C1(12.1型):タブレットにこの視野角は許されないという事をPanaが学んだ1台。
■Let’snote J9(10.1型):
社会人ならPCの他にA4紙媒体の1枚も持ち歩くだろうし、
鞄の多くはA4サイズが入る事を基準に作られているので、
A4用紙大にフットプリントが収まってさえいれば、
多くの方が次に優先するのは「堅牢性を確保した上での軽さ」じゃないだろうか?
ジャケット装着時1.185kg(スタンダードモデル)では、
それを下回るThinkPad X201sの4セル構成に対して、
駆動時間(BBench)で大差つけられる訳でなし、
作業性、特にマン-マシン・インタフェイスで格段に落ちるのが痛過ぎる。
「高クロックCPU+HDMI出力+そこそこの排熱性」
とくれば、値段も手頃だし据置ではどうか?と考えたが、
高周波は無いものの、ファン音量は小さくない。
Logicool Vid HDやUstの普及で、
小型・低解像度なモバイルにも高クロック需要があるのは解るが、
どういった方、用途なら、
小さいが分厚く重いLet’snote J9がベストと言えるのか、
探してる最中である。
【ThinkPad】
■W510(15.6型):爆熱。これでも現行ThinkPadでは五月蝿い方なんだが・・
■T410s(14.1型):
この1台だけを見ていれば、薄くてカッコイイし不満も無いが、
これより遥かに上等な液晶のT510 フルHD、
作業性変わらずでこれより遥かに軽く、小さく、バッテリーも持つX201sがあると、
全く出番が回って来ないって機種にしては高価過ぎる。
1.8″SSDが、何時になっても普及価格にならないのが大誤算。
【HP】
HPがノートPC世界シェア1位でいられるのは、
連続稼動に弱く、自ずと買い替えサイクルが速くなるというのもある。
■Mini 210-2000(10.1型):
メモリが1GBしか選択できず、空スロットも無いので交換になる。
相性問題も出易い。
冷却ファンが高音で、回転数切り替えが頻繁に行われる為、
かなり五月蝿く感じる。
CULV機より更に小さいノート一覧。
今回は主に、10.1型以下のノートを採り上げる。
ただし画面解像度はXGA以上。
Atom機が多くなるので、先にその特徴や注意点をまとめておく。
Atom機を買う利点として言われてるのは、筐体サイズの小ささと、CULV機より更に安い価格。
持ち歩きPCは、同伴するであろうA4用紙からフットプリントはみ出し、
その部分に衝撃が集中する様では駄目だ。
更にこれより小さい事に、意義がない訳でもない。
ThinkPad X200s、Core 2 SU9xxx以外のノートでは、
マウスや予備バッテリー合わせて持ち歩く機会もあるだろうから。
一方、価格に関しては、2、3年使う事を考えればCULV機との差は大きくない。
家電店だとCULV機は影薄いが、
客が買って満足度の高い商品と、店が売りたい商品は違うのだから、そういう演出も当然だ。
特にCore 2 SU9xxx搭載機なんてのは、売る側としては今の値段じゃ困る訳よ。
現行通常電圧で最も賢い選択であろうCore i5-540M(2.53GHz、TB時3.066GHz)よりも、
CPU自体は高い訳だから。
PCに限らずモデルチェンジが年数回行われる家電製品に値下がりは付物だが、
購入したものが直後に安くなっただけなら、まだ耐えられるものの、
同じ値段で上位機種買えるとなると、打ちのめされてしまう。
そんなこんなでモバイルにエンタメ耐性まで求める一般の方には、
少し筐体大きくなってでも、
720p以上のストリーミング再生できる、Celeron SU2300以上積んだCULV機がお勧めで、
今、Atom機を積極的に選ぶのは、事務用と割り切れる方限定だろう。
Atom N280⇒N450は性能同程度で、駆動時間延ばす方向のモデルチェンジ。
統合グラフィックにも大きな変更は無く、IO周りも旧ネットブックと同じICH7ベース。
一方US15Wが問題視されるAtom Zだが、Z550(2GHz)搭載するものに関してなら、
それだけで極小ノートの選択肢から外す必要は無くなりつつある。
これらはWin7既定ドライバでは能力を発揮出来ないが、
特にVAIOなどはインテル製ドライバをメーカーアップデートさせる形で改良を進めている。
非力なAtom機を実用に耐えるノートに育てる過程は、アプリ選択の腕も要るからこそ面白い訳で、
まとめ最後に、セキュリティソフトとして以下をお勧めしておく。
「ノートン アンチウイルス 2010(90日間無料体験版はコチラ)」
「Microsoft Security Essentials(無料ソフト。ダウンロードはコチラ)」
ノートン擁護の理由だが、ITmediaやGigazineにおいて
>セキュリティソフトの比較検証を行う独立機関の「最大手」
と紹介されているAV-Test.orgのデータ↓をご覧頂きたい。
AV-Testのはウイルス検体が多く、1%の検出率でも大違いと言われてるので、
マルウェア96%以下のソフトではお話にならない。
G DATA、カスペと、私が使ってるF-Secureは重いんで「有名」。
間違っても軽くはないので、2009年版から急に軽くなったノートンが消去法で残る。
(ノートン(Endpoint Protection含む)とF-Secureは現に、日本企業採用のスタンダード。)
Security Essentialsは、この表にあるLive OneCareが無料化したもので、
使用に際しては以下を参照されたし。
△NEC LaVie Light BL530/WH:
10.1型光沢HD液晶モデルには、
・後ろに20ミリ、下に5ミリ出っ張るバッテリー(天板共色)
・Win 7 Home Premium
が標準で組み合わされる。
Atom N450を採用し、1.36kg(内、バッテリーが365グラム)で公称7.6時間駆動。
これに対しスッキリバッテリー(別売)の重量は190グラムで、容量は半分。
キーボードは、主要ピッチ17ミリ正方、ストローク2ミリ。
配列は素直でタッチは軽め。打刻時の安っぽい音は気になるかも。
タッチパッドは65×39ミリと、このクラスでは大きめ。
n対応無線LANだが、有線は100BASEで青歯無し。
ノートの電源オフ時にも電源取れるUSB端子あり。
スピーカーはステレオ。
メモリスロットは1基のみで、既に最大の2GB積んでる。
このLaVie Lightの特徴には、外付けHDDとして振舞う「USB Duet」機能がある。
LaVie Lightで設定した4~128GBの共有領域は、データ不整合が起こらない様、
別PCに接続されるとLaVie Lightからは見えなくなる。
NECは、値崩れ期待できる、直販以外での購入であったとしても、購入60日以内であれば、
落下・水濡れ対応のメーカー3年保証を全機種11,970円で付けられる。
累計補償上限が購入金額ベースで減額されてくタイプだが、
同等品への交換時には、補償残額を足しに出来るので、
LaVie Lightの様な低価格モデルに保証料金が見合うか、各自判断されたし。
液晶表示汚な過ぎ。使ってるだけで気分まで暗くなるので忘れて良い。
手帳代わりに短時間しか使わないにしても、液晶ギラツキ酷過ぎる。
ギラツキ液晶使って目から頭まで疲れが回る様では、人生損してる。
10.1型光沢HD液晶+Atom N450の現行モデルからは、国内組立となった。
1.2kgで公称5時間駆動。
別売の大容量バッテリー装着時は1.35kg、公称10時間。
キーボードは主要ピッチ17.5ミリ。
n対応無線+GbE+青歯と揃っており、WiMAXモデルもある。
PCの内部パーツというのは基本、四角いので、
LOOX Mの様に筐体角を丸くすると、筐体寸法は大きくなってしまう。
フットプリント270×189ミリと、案の定、ライバルより大きめ。
△VAIO P:
8型光沢液晶を搭載するAtom Z機で、
筐体幅245ミリを許せるなら、ファンレスだし手帳代わりに使える。
Win7の標準仕様で609グラム、公称4時間駆動。
以下に紹介するVAIO X共、直販でZ550(2GHz)選択可。
解像度は1,600x768pxだが、そのままだとドットピッチ0.114ミリと辛いので、
アプリごとに表示サイズ工夫すべし。
仮に文字サイズ同じになっても、元から低解像度よか、文字滑らか。
(VAIO ZのフルHDも、使い方はこんな。現にあっちは、125%大表示で出荷。
いずれにせよ、どちらもギラツキ液晶だから凝視は禁物。
ギラツキは長時間作業向けじゃない手帳代わりのVAIO Pだからこそ通用する言い訳で、
13.1型のVAIO Zでそれじゃ、フルHDが安いだけの事はある。)
ポイント・スティックはアルプスドライバ切れば、ポインタの加速度移動も可能。
n対応無線+GbE+青歯+WiMAXの構成あり。
・補償限度無し
・何度でも修理
がウリの、落下・水濡れ対応ソニスタ3年保証は、VAIO P、VAIO X共、7,000円で加入できる。
ただSONYの場合、「性能とモビリティー、そして高級感。
一切の妥協を許さず開発した」と謳う先代VAIO Zにしてこの程度の品質なので、
他は推して知るべしか?
△VAIO W:
10.1型光沢HD液晶+Atom N450。標準仕様で1.19kg。
VAIO Pより落ち着いて作業できるVAIO W選ぶ方にとっては、
公称3.5時間(標準仕様)という駆動時間は短過ぎ、
上の画像の様に、出っ張り大きい大容量バッテリー(公称9時間駆動)要るのが大減点。
n対応無線+青歯だが、有線は100BASE。
まぁ落下・水濡れ対応3年付けて、直販で54,800円~なんだし、
今までPCすら無かったシーンに溶け込ませるには贅沢な程。
◎VAIO X:
TMD製の11.1型非光沢HD液晶は、
現行リアルモバイルで最も写真を綺麗に表示する。
ただsRGB(NTSC比72%相当)モードの無い広色域なので、
sRGBで製作される代表である動画の再生なんかでは、多少、発色クドイかも。
(RGB LEDバックライト採用でノート最強液晶の呼び声高かった、在りし日のVAIO A PEも、
発色は赤みがかっており、一般の方にとって広色域は、そのままハイスペックである事を意味しない。)
画面ギラツキあるので、純粋な事務用途にも辛く、
かと言え、Atom Zでは出来る用途も限られる。
ところで、2chで騒がれるハイスペックと、使い易い道具というのは、そもそも一致しない。
車の運転に例えると、
①街乗り(要小回り⇒持ち歩きPCには、フットプリントがA4用紙大に収まる事必須)
②高速道路(要快適性⇒家中モバイルには、単純に大画面が有利)
程度がPCユーザーの多数派ではないだろうか?
PCの場合、
・データ保全性
・管理に掛かる手間
など考慮すると、低価格化が進む現在は1人(一家?)2台体制がお勧めなのだが、
持ち歩きアリの場合、素直に①、②それぞれに丁度良いノートを割り当てれば良いのであって、
ラリーカー並に重武装しながら、どちらにもジャストフィットしない1台
(PCで言うと、フルHDのVAIO Zなど)で回すよりは遥かに快適だし、
所有欲満たす高価なモノが、生活反映する道具よりカッコイイ時代は
もうとっくに終わってる。
私の様な、「悪い大人の見本」ともなると、
訪問報告少ないサイトにまで切り込んでマルウェア耐性求められる訳だが、
そこで3台目逝かない様、踏み留まる為には、
①に割り当てるノートにも作業性(WXGA+、UI)備えたThinkPad X200s
(A4用紙大に収まり、新VAIO Zと比べ、液晶縦寸同じ、
最薄で3ミリ、最厚で4ミリ薄く、遥かに頑丈でありながら軽量構成同士で200グラム以上軽く、
液晶は新Z店頭モデルと同じ縦解像度・ドットピッチ)となるが、
一般の方なら耐衝撃性(SSD)や、補償限度無しがウリのソニスタ保証付ければ、
フルフラット13.9ミリ厚、標準765グラムというVAIO Xのスペックは、
そのまま実用性に直結するハズだ。
◎Let’s note R9 / LIGHT(ただし、以下の記述はR9に対するもの):
デュアルコアCPU( i7-620UM(1.06GHz、TB時2.13GHz))積む最小フットプリントPC。
しかしその弊害で、パームレストと机との段差は半端無く、
液晶ヒンジが本体側にあるせいで、筐体サイズの割には開いた画面も遠く感じる。
実機見れない方はそこをまず、覚悟されたし。
930グラムでBBenchデータは、4.9時間(液晶輝度最大、無線LAN、「バランス」)や
6時間2分(輝度中、無線LAN)など。
ACアダプタはコード込215グラム、予備バッテリー(標準搭載と同じもの)も220グラムと軽い。
10.4型非光沢XGA液晶はお世辞にも綺麗とは言えないが、
WLEDになってからのRでは、目の疲れが軽減されてる。
(現行ラインでやっと、全てのレッツがWLED化を済ませた。)
キーボードはアルファベットピッチが17×14.3ミリ。
指の移動距離少ないせいか実は私も、レッツRでタイプするときが最も速度出る。
縦ピッチ狭いのも、ストローク浅いキーボードには合ってる。
ただしアルファベット以外には更に狭いキーがあるので、かな入力の方には向かない。
内部設計が一新され、排熱・静音性は、R8⇒R9で大きく改善された。
SSDにでもしなければ最早ファンレスとの違いすら判らん程、静か。
レッツの本格派としての弱点は拡張性で、PCカードスロットにこそ拘ってるが、
新レッツ全てで、ドッキングステーション、ポートリプリケータを持たない為、
F9とR9に至ってはデジタル出力すら出来ない。
レッツ全てで、ボッタクリ直販以外、青歯無しってのも痛い。
R9はアンテナ・スペース無い為、現行レッツで唯一、WiMAXやWWAN無し。
店頭モデルのOSはWin 7 Pro 32bit版だが、HDDリカバリで32bit版と64bit版を選択可。
レッツにも落下対応のメーカー保証はあるが、
ボッタクリ直販での購入が条件なのでコレ又、無いも同然。
・hp Mini210(HD液晶モデル):
日本未発表の為、実機見てない。今回は海外版に関する、信頼筋の情報をまとめる。
10.1型液晶+Atom N450。
キーボード最上段は、[Fn]キー同時押しで[F1]~[F12]に出来るタイプ。
カーソルキー上下は、他のキー1個分に詰め込まれており小さい。
タッチパッドは1枚板で、左右ボタンを示す境界線がペイントしてある。
吸排気口が後ろ以外の側面全てに設けられているにも拘らず、静音性重視で
本体底面(底には吸排気口は無い)が熱くなり、排熱設計はファンレスに近い。
無線はn対応。
落下・水濡れ対応のメーカー保証は、Mini 110のものが適用されるのであれば、
3年で12,600円。
hpの場合、「累計補償上限=購入金額(16万円まで)」であり、それ超える修理費は別途請求される。
購入金額の安いMini 210で基板交換まで逝ってしまうと、持ち出しが発生する可能性大。
日本未発売(執筆時)の為、実機見てない。(◎評価は、5101見た上での期待値)
10.1型HD液晶(多分、今回も非光沢)+Atom N450。今回はタッチパネル搭載機も加わった。
最軽量モデルは1.16kg、最大4.5時間駆動。
n対応無線+GbE+青歯モデルあり。
写真だと液晶枠太く見えるが、フットプリントは262×180ミリに留まっている。
DVI出力まで付いたドッキングステーション等、CPUがAtomである以外、全く手抜きが無さそう。
落下・水濡れ対応のメーカー保証は、3年で16,275円。
10.1型HD液晶。1.27kg、公称8.4時間駆動。
低価格と、Atom N280ながらの長時間駆動で、ネットブックでは一歩抜けてる。
n対応無線+青歯だが、有線は100BASE。
500GBの無料Webストレージのおまけ付。
10.1型HD液晶+Atom N280。タブレットスタイルな為、重量は1.48kg、公称6.5時間駆動。
n対応無線+青歯だが、有線は100BASE。
△ONKYO DX:
10.1型HD液晶x2画面、中央の液晶枠幅2センチ弱で、2,732x768pxの解像度を実現。
左右同じ表示にも出来る。ただし外部モニタ使用の場合は本体では1画面表示になる。
2画面は完全な平面にはならず、左側が若干、自分の方を向く。
2画面状態でもコンバーチブルに畳めるが、
タッチパネル機能は備えてない。
倒した液晶が後ろに転ばない様、足が後方にも、せり出す。
筐体自体は280x210x19-42ミリと、大きさが12.1型ワイド並で、重量は1.8kg。
BBenchは2時間2分。(輝度最大、無線g、省電力無効、残5%)
液晶右枠には、ポイティングデバイス(光学式マウスの裏面みたいなもの)と指紋リーダー。
左枠にはマウスの左右ボタンと130万画素Webカメラ。
Athlon 64 MV-40(1.6GHz、シングルコア)+AMD M780Gチップ。
[Fn]+[F7]で、ファンの騒音モード切り替え。
HDDとメモリは、本体裏面のカバーから増設等できる。
キーボードはアイソレーションで、ピッチは17~18ミリ、ストロークは1.7ミリ。
タッチは硬め。
スピーカーは1.5+1.5Wのステレオで、モバイルにしては悪くない。
n対応無線+GbE+青歯だが、デジタル出力は無し。
不思議なのは、
・起動時、NumLockが有効になるレジストリ設定。
・HDD脇に隠しUSBポート。
・CATALYST Control Centerがプリインスコされておらず、マニュアルに書いてある事が一部出来ない。
など。
Atom機、CULV機のデザイン比較。
・黒、白、灰、銀以外の筐体カラー
・デザイナーズ筐体
・アルミ筐体
などを採用しながら、お手軽価格のノートをご紹介。
ただし、天板のみカラバリっていう、なんちゃて除く。
■特徴的筐体のAtom Z機部門
★VAIO P:
PCにしては小さ過ぎ&色付き筐体に、誰でも知ってる「VAIO」の文字が入ってて、
「あーパソコンなんだ。」と周囲の情弱を驚かす効果は抜群。
クラムシェルとしては液晶縦寸短か過ぎて結局、文字大きくせざるを得ないし、
手帳代わりとして使う事考えると、
記号キーの大きさにまで拘ってレッツノートR8より横幅大きく(16ミリ)なる必要があったのか疑問。
逆に言えば、それらを便利と思うニッチ用途向け。
★VAIO X:
フルフラット13.9ミリ厚の筐体に、モバイルで最も綺麗な液晶を搭載。
搭載されるAtom Zは標準でも高クロックだし、
問題のUS15Wもインテル提供のWin7ドライバなら最小限の作業には耐える。
ただしガジェットとして素晴らしいVAIO Xも、実際買うのは金満の中年オヤジだろう。
私の様なイケメンともなると、(ココ、笑うトコじゃないです。)
「使用者の人柄が滲み出る道具こそが本当のお洒落なのだ。」
という事を知っている。
映画の主人公のボロ車が、近所の新車よりカッコ良く見えるのはそれが理由だし、
確かに経済的余裕はあるに越した事ないが、
使い倒してこそ持てる愛着を感じられない大人買いが、幸せだとも思わない。
VAIO Xに似た薄型筐体にはVersaPro VSがあるが、液晶の汚さが全てを台無しにしてる。
アレでは今時、事務にも使えまい。
■Atom N+WXGA機部門
★VAIO W:
コチラは標準バッテリーの持ちを許せるかがポイント。
結局、自分がPCに何を求めてるのかの考察無しに、VAIOは語れない。
その結果選んだのがVAIOなら、それはそれでカッコ良いが、
な~んも考えずに所有してるだけの金満オヤジは何持っても同じだからw
ちなみに日通のパソコンポのドライバーさん曰く、
VAIOの取り扱いは他社より、かなり多いそうだ。
ま、レノボがThinkPadの検品シッカリやってれば、
パソコンポのにいちゃんと親しくなる事も無かった訳だがw
(T60、X301、X200sで初期不良4件って、それぞれフラッグシップのハズなのに多くね?
その都度、大和から48時間以内に返って来るのが恐れ入るので購入し続けるが、
レッツノートが高価な理由は検品体制にあるって事ですよ。)
★HP Mini 110 by Studio Tord Boontje(WXGAは現在、店頭モデルのみ。):
絶滅危惧動物たちをHP Imprint 3D塗装で描いた、デザイナーズ筐体。
こちらも駆動時間が惜しい。
同じhpでもコチラは、小学館の付録ですかとw
アルミ+マグネシウム合金の筐体は、大人が長く使うのに耐える。
この1、2年でネットブックを店頭で買った人の殆どが、3年保証を付けたそうだが、
いざ使ってみると画面解像度から来る狭さで、慣れたサイトでもココは何処?状態だったり、
すぐ筐体デザインに飽きて、2台目需要ながら流動的になってる方が殆どではなかろうか?
そういう意味では幾らAtom機と言えども、5101の様なシッカリした奴を最初から買ってれば
ってなる。
とは言え、レッツノートLIGHTが軒並み6万円台中盤だと、それより高価なAtom機へは逝けない。
ま、この色しか無いが。
あと言っておくが、弱小メーカーのノートってのは、
経済的に余裕のある人が2台目以降に買うものだ。
■所謂CULV機部門
★LaVie M(直販名称LaVie G タイプM):
何か最近のNECのラインナップ見てると、何時パソコン事業止めてもおかしくないモードに移行してるっぽい。
社長自ら止めないって会見したのが1年前。堅調な事業ならそもそも止める話題は挙がらない訳で。
今ではフルHD画面のLaVie Lがお得だったり、
法人向けに軽いのある以外、NECはプロ用モニタの「専門」メーカー。
頑丈さのアピールは出来てるが、
dynabook MXとのCeleronモデル同士の実駆動時間の差は、
カタログ値程には出ないだろう。
ただ、出先で使うにはタッチパッドの狭さ、
据置としてはHDMI無いのを注意。
赤が選べるのは11.6型のセレ743モデルのみ。
国産CULV機の値崩れが思いのほか早く、
筐体色も彩り豊富とあっては、台湾メーカーへの要求もより、厳しくならざるを得ない。
・アルミ筐体
・同じ解像度、同程度の発色を維持しながら、11.6型CULV機よりひとまわり大きな液晶(12.1型)
・比較的マトモなキーボード
・デュアルコアCPU(SU2300)かつ長時間駆動(公称7.4時間)
・世界共通で2年保証(排熱と静音性の両立)
でありながら最初から5万円程度と、あっという間に所謂CULV機のトップに立ってしまった。
ただ、HDMI無し、有線100BASE、タッチパッドやそのボタンの感触には注意。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
一週間に延べ3万件程、訪問者に来て頂いてるトコ心苦しいのですが、
来週の更新、お休み頂きます。
予算6万で検討する、CULV以外の選択肢。
CULV機がお買い得であるからには、
手頃感で売ってた既存13、14型ノートも価格的影響を受けるし、
Atom機を作り続けるにも、解像度などの課題を克服し、損失の出ない商品にせねばならない。
ところでこのサイトは、以下に挙げる情報には触れないで来た。
・責任持って勧められないメーカーや店舗(商業サイトはこの手の広告収入がデカイ!)
・型落ち筐体や中古品
・2、3日で古くなる激安情報
今後もその方針なので、
情強のみなさんなら、以下にお勧めする機種をもっと安く購入できるかも知れないし、
ココに挙げた以外の機種が6万レンジに入って来る事もあるだろう。
3万円台前半でこの質感が買えるなら、
この画面解像度、性能に耐える用途、すなわち
・メール
・動画鑑賞やYouTube(本体モニタの解像度の範囲で)
・文書作成
・Logicool Vid
・学習ソフト
などに限定されても欲しいって人は多いハズ。
液晶が赤系の発色に弱い事、モノラルスピーカーながら青歯無しとかが注意点。
○VAIO W:
4万円台前半で、「CULVより小さいのが欲しい。駆動時間イラネ」ならコレ。
液晶ドットピッチも、万人向けとは言わないが実用に耐える。
液晶の発色に加え、排熱・静音性もまずまず。
大容量バッテリーなら駆動時間すら克服できるが、
大容量での出っ張りはVAIOに似合わず、(VAIOの上位モデルの多くは、仮に大容量でも出っ張らない)
大容量前提のVAIO Wという選択は、返ってカッコ悪い。
無線n無し。ネットブックの中でも、スピーカーは良い方ではない。
Atom N280+10.1型WXGAの対抗馬には、
HP Mini 110の量販店モデルもあるが、
そちらも駆動時間長くないし、販路が限られてるせいで値崩れイマイチ、
糞ニー嫌いですらUターンさせる程のデザインwと、一般的じゃない。
○工人舎 EX スタンダードモデル:
Atom N270+11.6型1,366x768px(LEDバックライト)+XPのタブレット型PC。
液晶横のスティックポインタとタッチパネル(抵抗膜方式だが)で操作。
公称4.5時間駆動、重量1.7kgながら光学ドライブ内蔵、ExpressCardスロットも備える。
350kg耐荷重ってのは面加圧とは言え、工人舎には聞き慣れないフレーズで、
光学無しで1.48Kgながら国内サービス始めたばかりのGIGABYTE T1028Xよりは、地雷臭少ない。
なにせタブレット型では、もう少し出費しようにも2kg近くなったり液晶汚かったり。
6万切る直販専用モデルは青歯無し。
◎ThinkPad R400のWXGA+、LEDバックライトモデル:
13.3型CULV機に、価格的、設置面積的な手軽さを求めてるなら、
圧倒的使い易さでこのR400も選択肢に入れて良い。
Celeron 900(2.20GHz)、Win7 Home Premium(32でも64でも)、メモリ2GB(1スロット)、HDD250GB、
DVDスーパーマルチ、青歯、無線a/b/g/nで一般直販価格58,065円~(少なくとも11/12まで)。
いくらシングルコアCPUでも、2.20GHzもあれば大抵の事は出来る。
24時間稼動に耐える排熱・静音性などは、所謂CULV機に真似出来る芸当でもない。
液晶は発色が良いとは言わないが、目に優しいのと縦解像度は裏切らないし、
トラックポイントまで含めるなら事務作業においては、フルスペックのVAIO Zすら敵じゃない。
(スループットはボトルネック部分の速さで決まるが、
大抵、事務作業でのボトルネックはユーザーインターフェイスである!)
R400は、光学ドライブ⇒ウェイトセーバーでも2.3kgあるので家中モバイルだが、
光学の代わりにSATA接続なセカンドHDDを入れられ、
高速SSD+大容量HDDと内蔵出来るのが、SSDの普及期にも合っている。
持ち運びしない14型ノートにも、セミラグドは無駄じゃない。
これからの季節、家に居ても暖房で部屋が暑くなったり、風呂場からや加湿器の蒸気が不意に掛かったり、
寒くて外で遊べない子供が家でノートに乗ったり(R400は天板にも鉄骨入り!)と、危険は幾らでもある。
セミラグドPCがそれら全てに無事だとは言わないが、元々それらを念頭に設計されるのと、
ただCore 2 Duo載ってりゃ安い方が良いでしょ?ってノートじゃ、
使用者に求められる配慮ってものが違って来るのは当たり前。
6万くらいの価格帯だと、「あともう少し出せば○○に手が届く」とか
「○○がこの価格帯に下りて来るかもしれない」とか
「PCは数年使うものだから数万なら無理すべき」とか、よぎる訳だが、
+1.5万でCore 2 Duo逝くのはともかく、ぶっちゃけハズレ液晶にあたる可能性ある14型WXGA+では、
R400のこの辺りに留めとくのが賢いと思うよ?モバイルが安くなった今、14型持ち歩くとか現実的じゃないし。
○IdeaPad S12(上の画像は3セルバッテリー装着時。仕様PDF):
12.1型1,280x800pxのLEDバックライト光沢液晶+Atom N270。
バッテリーは標準(6セル)だと出っ張り、公称5.5時間駆動、1.55 kg。キーボードそこそこ。
NVIDIA ION+Win7なモデルは、GeForce 9400M Gの3D性能がウリで6万円台前半。
インテルチップ+XPなモデルは、価格勝負で4万円台前半。どちらもあと5千円程度下げられると思う。
IONの方はExpressカードスロット無し、インテルチップの方はHDMI無し。
両方共、
・液晶は120度くらいしか開かない。
・無線n無し。
・電源ケーブル太過ぎ。
・メモリ増設は簡単だが、HDD交換は分解作業。
Flash PlayerのGPUサポートが進んで行く中で、
IONならCPUはAtomでも良いかと思われる方も居られると思うが、
スペック差の割に、Atom N270がN280より体感遅いのは、
Atomがそれ程までにボトルネックになってるせいだろうって事で、
N270であるうちは、12型ノートに3D性能要る人以外、IONモデルは忘れて良い。
ただ、IONモデルでさえ、排熱・静音性にも問題なし。
尚、12型ながら凝ったGPU載せるノートにはhp Pavilion dv2もあるが、
そもそもあの大型筐体に12型液晶って方が不自然。
・10.1型1,366×768px
・Atom N280
・Win7 Starter
・1.27kg
・公称8.4時間駆動
・500GBの無料Webストレージ
・定価49,800円(最安だと4万円前後まで下がるのでは?)
10.1型1,366×768px+Atom Nにはhp、VAIO W、GIGABYTE T1028Xがあったが、
長時間駆動、1.3kg以内、定価5万円未満を満たすモデルは、1005HR-WSが初めて。
Windows 7 Starterは、
・Windows Aero利用不可。
・Media Center付属しない。
・Win7新機能のリモートメディアストリーミング(SONYのロケフリみたいなもん)に非対応。
・マルチディスプレイ不可。(外付けと本体に同画面表示は可能)
・壁紙は専用ソフトで変更。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
あと検討したいのは、現在最安で7万円台中盤に差し掛かってるLet’s note LIGHT R8くらいかなぁ。
CULV機のdynabook MX(11.6型)、ASUS UL20Aと、X200sのCeleronモデルを加えた辺りが、
現状、この予算の10~14型ノートでは一般的な選択肢かと。
A4用紙大なCULV機比較(LOOX C、dynabook MXなど)
A4用紙大(国際規格)は297×210ミリなのだが、
底面積がこのサイズの堅牢ノートPCを、世間ではB5ノートと呼ぶ。(B5用紙大は国内規格)
ビジネスマンならノートPCの他に、A4用紙大の書類の1つも持ち運ぶだろうし、
多くの鞄も、A4用紙大がピッタリ入る事を想定して作られている。
なので、可搬性と快適性とが丁度折り合うPCサイズとして、
A4用紙大ってのはそれなりの説得力を持つ訳だ。
◎富士通 LOOX C(A4用紙大から幅:マイナス12ミリ、奥:マイナス1ミリ。厚:26.4-30.2ミリ、1.6kg):
Core 2 Duo SU9400で公称9.2時間。
Celeron SU2300(デュアルコア、SpeedStep有)で公称6.2時間駆動。
「省電力ユーティリティ」で各デバイスごと省電力設定できる。
しかし他機種と比較する場合、価格的に見てSU9400モデルは存在しないも同然。
デジタル出力すら出来ない機種では、無理する価値も半減。
ただセレだとガクンと駆動時間落ちるだけに、大柄ACアダプタ(ケーブル込415グラム)が惜しまれる。
大容量バッテリーも用意されない。
所謂CULV機の弱点は堅牢性と重量だが、
液晶ガラス押し試験や天板点加圧35kgf、水滴が浸入し難いバスタブ構造のキーボードなど、
富士通らしく作りは真面目。
光学ドライブ無くてもインストール作業が行える「DVDドライブ共有機能」も親切。
液晶の表示品質に関しては、少なくともLOOX C、dynabook MX(の11.6型)、IdeaPad U150、
Inspiron 11z、acer AS1410、Gateway EC1400では、
ぶっちゃけ違わない。
軽量化縛りが無く、グレアパネルとなると、今の技術ならこの程度にはなるのだろう。
詳しくは前回投稿の■液晶解像度、表示品質の項目を参照されたし。
LOOX Cのディスプレイ面は130度まで開く。
キーボードはピッチ19ミリ、ストローク1.8ミリ。配列はマトモ。
キートップで隣接キーとの間隔がありミスタッチし難い。
強くキー押すと僅かにカチャカチャ音。
dynabook MXより僅かに、スローク深く、タッチ軽いが、形状といい、両者のキーボードは似ている。
メモリスロットやHDDベイは底面から簡単にアクセス出来る。
富士通は老眼や初心者に優しいメーカーを狙ってるらしく、
フォント大やポインタ速度をワンタッチで切替えられる「ゆったり設定2」があったり、
プリインストの辞書類も豊富。
メーカー知名度や筐体品質からしてライバルはdynabook MXだが、デザインの好みは置いといて、
据置比率高いならデュアルコアのLOOX C、
低いならセレでも駆動時間長く、タッチパッド面積広いdyna MXだろう。
LOOX Cみたいにパッド面積狭いと、出先でちょっとした作業するにもマウス要る。
◎dynabook MX(の内、11.6型。幅:マイナス11ミリ、奥:プラス1ミリ。厚:24.9-34.2ミリ、1.58kg):
Celeron 743(シングルコア、SpeedStep無し)ながら公称9.5時間駆動。
ただローコスト・省電力はチップセットにまで及んでおり、外付モニタでフルHD再生って芸当には無理がある。
(GS40のグラフィックはHD付かないGMA 4500M。
ただコレにも、再生支援自体は付いてる。HDでも720pなら殆ど、近年のチップ統合でイケル。)
キーボードはピッチ19ミリ、ストローク1.6ミリで、
「半角/全角」キーやFnキーの配置が変則的な事以外はLOOX Cに似てる。
この筐体サイズにしてはタッチパッド面積広い。
メモリ増設、HDD交換は簡単。
3D加速度センサーによるHDDヘッド退避機能あり。
左側USBポートへは、MX本体の状態に関わらず電力供給可能。
◎ThinkPad X200s(幅:マイナス2ミリ、奥:A4用紙ジャスト。厚:20.7-28.7ミリ、WXGA版でも1.19kg):
WXGA(LEDバックライト)でセレ723な既製品74653PJ(仕様PDF)なら、
・価格はCULVノート並(いずれ6万円までは下がるのでは?)
・重量はB5並(標準の4セルバッテリー時1.19kg。この液晶でも、X200では軽量天板にならないらしい。)
・堅牢性はセミラグド
(ライバルと同程度の駆動時間欲しくて6セルにしても、重量で負けない。)
と、かなり美味しい事に。最初に断っておくが、実際にこの液晶見るまでは、ホントに「買い」かは解らない。
直販ではセレSU2300も準備中と聞く。
今回、見出で紹介するノートは、X200s、ASUS、MSI以外全て、
光沢11.6型1,366x768px(ドットピッチ0.188ミリ、LEDバックライト)なのだが、
X200sは、12.1型1,280x800px(ドットピッチ0.204ミリ)と、
同じ様な筐体サイズにも拘わらず、縦解像度、ドットピッチ共に有利で、
(1,366x768pxなどの16:9画面は、パネルメーカーのコスト削減には役立っている。)
しかも非光沢液晶+ポイントスティックと、作業性で際立っている。
今回紹介する筐体サイズのノートは、タッチパッド面積が小さいモデルが多いので、
ポイントスティックの便利さが余計に目立ってしまう。
あえて弱点挙げるとしたら、
スピーカーがモノラルで、74653PJに限っては青歯も無い処。
本気モードのB5ノートに、セレ搭載して価格を下げたノートには、
VAIO TTやFMV-BIBLO Rなどもあるがこれら2台は、
当たり前ながらCPU分以上には安くなりそうにない。
しかし何と言っても、X200sのWXGA+、Core 2 Duoといった上位モデルは、
使い易さだけを追求して来た従来のThinkPadと違い、液晶の表示品質、
スペックですら、現行全てのB5ノート、CULV機の頂点に立ってる訳だから、
大和は敢えてCULV専用筐体を作らず、
上位からのスペックダウンだけで対応してけば、規模の利益で安くも出来るだろう。
元がB5ノートなのでExpressCardスロット付いてたり、
ドッキングステーション(セカンドHDDをSATA接続とか、セカンドバッテリーまとめて充電とか)あるのも有難い。
ただしデジタル出力はこのドック経由のみ。
廉価版ながら万能選手な、WXGA(LEDバックライト)+セレSU2300(直販CTO)のX200sは、
「ノートってのは使い易さと値段。使い倒してこそ愛着が出る」って人用で、
そこに東芝SSDでも入ってようものなら、「この人はPCって道具を解ってるな!」って感じ。
まぁ所謂CULV機ってのは、安く買ってこその正義な訳で、問題は買い時。
△IdeaPad U150(幅:マイナス5.2ミリ、奥:マイナス17.6ミリ。厚:24.0-34.3ミリ、1.5Kg。仕様PDF):
セレSU2300で公称7時間駆動。
USB兼用のe-SATAポートが特徴。
その他、DolbySound Roomスピーカー、マルチタッチパッド、HDDアクティブプロテクションなど。
天板模様が誰得?状態でお馴染みwのIdeaPadシリーズにあって、U150程度はまだマシな方。
△HP Pavilion dm1(幅:マイナス8ミリ、奥:マイナス6ミリ。厚:19.8-30.6ミリ、1.5kg):
これは実機見てない。(日本未発売)
セレSU2300で公称8時間駆動。
メモリがDDR3なのは良いのだが、オンボード1GB+1GBで空スロット無しってのが曲者。
メモリを3GBより多く積むには、1枚4GBって高価な奴を買わなくちゃならん。
無線はn無し、青歯無し。
パームレスト下にALTEC LANSINGスピーカー。
△DELL Inspiron 11z(幅:マイナス5ミリ、奥:プラス4ミリ。厚:23.5-25.8ミリ、1.39kg (3セルバッテリ時)):
Celeron 743(シングルコア、SpeedStep無し)で、最大駆動時間は3セル3時間3分、6セル6時間1分。
6セル付けると後方下部が2センチ厚くなり、1.55kg。
筐体薄さが特徴の11zだが、ACアダプタまで16ミリと薄い。(幅:66×奥:127ミリ。330グラム)
キーボードはピッチ17.5ミリ、ストロークはやや浅くパチパチ感。
例によってEnterキー周辺配列には要注意。
タッチパッドは、ブラウザの戻るや進む、拡大などのマルチタッチジェスチャー対応。
クリックボタンが地続きなので、感触だけで操作するのはキツイ。
無駄に7色の天板用意するくらいなら、色絞ってでも国内メーカー並の質感が欲しい。
◎ASUS UL20A(幅:マイナス1ミリ、奥:A4用紙ジャスト。厚:12.1-25.9ミリ、1.56kg):
12.1型1,366x768px(ドットピッチ0.196ミリ)と薄型アルミボディが特徴。
Celeron SU2300で公称7.4時間駆動。
同社14型のUL80AGでも、
Core 2 Duo SU9400⇒セレSU2300だと、駆動時間は11.4⇒9.5時間となってるが、
SU9400はCPU原価が倍である事を考えると、
定価59,800円のモデルにはこの辺りの駆動時間が限界かと。
Windows 7 Home Preimumの64ビット。
キーボードや、排熱・静音性も問題無い。
デジタル出力は無いが、スピーカーはAltec Lansing。
ASUSではネットブックの1005HR-WSってモデルも紹介したい。
・10.1型1,366x768px
・Atom N280
・1.27kg
・公称8.4時間駆動
・定価49,800円
10.1型1,366x768px+Atom Nにはhp、VAIO W、GIGABYTE T1028Xがあったが、
長時間駆動、1.3kg以内、定価5万円未満を満たすモデルは、1005HR-WSが初めて。
△acer AS1410(幅:マイナス12ミリ、奥:マイナス6ミリ。厚:22.1-30ミリ、1.38 kg):
セレSU2300で公称7時間駆動。(省電力モード(筐体前面に切替スイッチ)使用時は8時間)
Win7の64ビット。
キーボードはストローク浅く、タッチも軽い上にたわみ、隣接キーとの境もハッキリしない。
タッチパッドは、2本指での拡大/縮小操作までが行えるが、
パッド面積やボタン小さいのが難点。
排熱は悪くないが、静音性の評価は人によるだろう。
Dolby Sound Roomスピーカー。
販売前線は既に、5万円の攻防になっている。一見お買得に見えるが、
なぁに2、3ケ月もすれば、殆どの所謂CULV機が±1万円以内に納まってるハズで、
そうなりゃ国内メーカー品質(LOOX C、dyna MX)であったり、
トラックポイント+軽量にして頑丈+拡張性(X200sセレモデル)であったり、
薄型アルミボディ(ASUS)であったりと言った個性の方が、尊ばれてるだろう。
△Gateway EC1400-31K(幅:マイナス12ミリ、奥:マイナス6ミリ。厚22.1-30ミリ、1.4kg):
上記acer AS1410の兄弟機で、販路が限られてる故、
デザイン上の希少性で割高を許容できるかが選択のポイント。
ただしコチラはWin7で、64ビットと32ビットを選択できる。
まぁ選択出来るにしても、64ビットで良いと思う。
64ビットはハードの互換性が問題になるが、それは出始めのWin7なら同じ事だし、
Win7の末期には、プリインストモデルは殆ど64ビットになってるだろうから。
CPUはAthlon Neo X2 1.2GHzで、今回からチップが省電力になった為、
公称5.5時間駆動(6セル)。
外付けGPU(Radeon HD 4670)接続ポートを持つの特徴。
価格は8万円前後。
×MSI U200(幅:A4用紙大ジャスト、奥マイナス2センチ。厚:24-31ミリ、1.4kg):
残念ながら実機見てない。
セレSU2300ながら実売価格は49,800円。
安い理由はWin7ながらメモリがDDR2の1GBだったり、HDDが160GBだったり、
MSIだったりw(MSIのは筐体が、頑丈の対極にあるモデルが多い。)
比較的軽い理由にはJEITAで2.19時間駆動ってのもある。
12型1,366x768px(ドットピッチ0.195ミリ)だが、この解像度は11.6型に優秀なパネルが多いだけに、
単純に見易さ重視で12型逝くのは得策ではない。
キーボード配列に注意。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
前にも断りましたが、私自身が2chで、他人様の購入相談に答えるなどという事はありません。
私は勤め人な為、スレを見回る事すらままならず、
なりすましの言動にまで責任持てませんので悪しからず。
手軽にROMれるモバイルが欲しい。
新しいレッツノートはスペック厨に人気だが、実際はこんな↓。
機種・・・・重さ(軽量構成)・・解像度(パネル特徴)・・駆動時間(BBench同設定)
レッツN8・・1.105kg・・WXGA(発色はレッツの域出ない)・・4時間13分(P8700)
VAIO Z・・1.39kg・・WXGA++(TMD製で発色重視)・・・・3時間43分(P9700時)
X200s・・・約1.1kg・・WXGA+(dpiまで含めて上に同じ)・・約6時間(SU9600時)
機種・・・・最厚部・・・・頑丈さ・製品サポート・・・・・・・・ソフトウェア信頼性
レッツN8・・41.1ミリ・・セミラグドに満たない(パナ判断)・・・安定Ver決め打ちで親切
VAIO Z・・・33ミリ・・・ソニー規格(笑)・・・・・64ビットOSで互換性よりメモリ活かす
X200s・・・28.7ミリ・・セミラグド+日本IBM・・Windows自体がThinkPad上で開発されてる
(マイクロソフト Super Validation Customer プログラム。他はDELL、hp、東芝のみ)
まぁX200sにレッツ並の筐体厚、VAIO並の頑丈さのいずれか一方でも許されるなら、
重量は800グラム切ってるなw
(ThinkPadは頑丈さを維持したまま筐体薄くする為に、
マグネシウム余分に使ってワザと重くなってる。)
と、お約束の前置きはこの位にして今回は、これら立派なモバイル持ってる人でさえ気になる、
情報収集専用機をご紹介。
とは言えメモくらい取るだろうし、いざとなればタッチタイプ可能なもの。
紹介の前にまとめておくが、Celeron⇒Atomで最も大きいスペックダウンは、
SSDの転送速度が130MB/secまでには頭打ちになる処。
Atom N系はICH7Mのせいであり、Atom Z系(のUS15Wチップ)に至っては、
そもそもPATAしかサポートしておらず、アタリ/ハズレの大きい変換基板に頼らざるを得ない状況で、
この場合、良くて100MB/sを少し超える程度。
蛇足だがSSDは、普通に通販出来る様になった東芝製がお勧め。
高速(リード最大230MB/s、ライト最大180MB/s)かつ手軽な価格(MLC)で、
モバイルには64GBで充分かと。
続けて、Atom N系⇒Atom Z系での大きなスペックダウンはUS15Wのグラフィック周り。
エクセルシートのスクロールでさえもたつき、XPだとOSすら安定しない。
ところがWin7既定ドライバでなく、Intelが開発したWin7用ドライバなら我慢できるとの情報が。
これ見極めるまで当サイトでは、VAIO Xを選択肢に残したいと思う。
★NEC VersaPro J UltraLite タイプVS:
・15.8-23.9ミリの極薄筐体(アルミ)
・ファンレスかつ、キーボード下に熱源が無い構造
・ポイントスティック
・東芝製SSD(ただし転送速度は、リード、ライト共、100MB/sを少し超える程度で頭打ち。)
がウリ。
一方、Atom ZとXPの組み合わせ、無線LANに不安定要素。
無線LANに関しては、メーカー対応がある様だ。
US15W問題に関してはWin7を検討される方が多いだろうという事で、
ここでWin7絡みの記事を紹介しておく。
②テストしてみたらWindows 7はVistaよりほんのちょっぴり速いだけだった
①はWin7が、レノボ、DELL、HP、東芝製PC使って開発されてるって実例。
②はまぁ、その程度だろうねぇ。コア同じだし、Vistaもメモリ食い以外は駄目な子でもないし。
問題は③。
Win7がやらなきゃならないのは普及を即す事であり、
これ無しにソフト、ハードの互換性、安定性向上も無い訳だが、
XPダウングレード権はあるのに、XPから直接アップグレード出来ないってのは、
かなり致命的。
世界的不況で大企業のPC入替は、かなり限定的に進んでく訳だが、
その少数導入分だけをWin7ってんじゃ管理もメンドイしで、
とりあえず当分、ダウングレードXPが選択されるだろうから、
マイクロソフトの強気戦略は、この景気局面のままでは裏目に出てしまう。
★NEC VersaPro J UltraLite タイプVC:
12.1型ノートにあって、軽さ・駆動時間が図抜けてる。
以上2台のVersaPro最大の問題は、直販専売な為、価格が崩れない事。
・11.6型LEDバックライト液晶
・ Intel CULV SU4100
・DDR3メモリ
・HDMI出力
・6セルバッテリーで9時間駆動(公称)
・450ドル~
>NXは壁紙にもこだわりました。通常より省電力効果のある壁紙を搭載しています。
液晶程に電気食いの箇所も無い訳だし、なるほど。
TNパネルは白背景時に最も省電力なんだが、このNX程、白が目に痛くないモバイルは無いんだわ。
その辺が今回投稿に、12.1型ながら選出する理由である。
★VAIO W:
ネットブック故に重量、駆動時間、頑丈さなど、最初からやる気無いが、
A4用紙より縦横ハッキリ小さい筐体と余りに手頃な価格は、やはり魅力。
ドットピッチ0.164ミリは、小型筐体でこれだけ液晶が近くに来ると、
意外にも万人ウケしそう。これで文字小さいとか思われるなら情報収集には、
dynabook UXなど縦600ドットへは行かず、素直に12型液晶行くべき。
★VAIO X:
今までのAtom Z機が使い物にならん事くらい、VAIO Pで懲りたソニー自身が一番良く解ってるだろ。
でも今回、Atom Z機に敢えてフルカラー液晶載せて来るからには、
Intel開発のWin7ドライバが余程、調子良いんだろうよ。(思いの外、TTが売れず、元パネル流用じゃないよね?)
まぁこの薄さ、駆動時間、軽さなら、Atom Zという冒険を犯す価値もある。
買う側も既にX200sとか持ってれば、寧ろVAIOには道具以外の要素を求めるハズで、
少しばかり快適さが犠牲になる覚悟くらい、とっくに出来てるぜ!
筐体幅229ミリだし、それ置いた机が広いの何のって。
縦768ドット、ドットピッチ0.206ミリってのも無理が無いし、
ROMには横解像度イラネ。
この用途には、積極的にTDP5.5WのCPUを選びたい。
★工人舎 EX:
どーしても光学ドライブ必要な人なら、タブレット型にしては軽い方。
と、早い話が万人向けじゃないw
絵描き用途以外にタブレット型と言うと、ネモバに使おうと考えてる方が多いだろうが、
布団に包まって寝落ちしてしまうと火事にもなり兼ねないのでお勧めしない。
そういうのには、最近出てきたLED バックライトの外付モニタ(例えば重量3kgしかないコレ)を、
モニタアームで使うのが正しいかと。(安モニタへはデジタル出力必須。)
液晶サイズ、解像度が同じVAIO Wと違い、
こちらはスリムバッテリーでの駆動時間(長くはないが)と頑丈さで本物をアピール。
非光沢液晶やミスタッチし難いキーボードなど、やっとビジネスモデルっぽくなった。
5101が本体8万円を正当化できるのは、これらガワにコストが掛かってるからで、
高速SSD搭載はおまけと捉えるべき。このSSDは他PCに移殖してこそ、お買い得感が増す。
何度も言う様に転送速度上限のあるAtom機に高速SSDは過ぎた装備であり、
耐衝撃が目的でSSD搭載するにしても、Atom機にはもっと安いので充分だ。
たとえHDDでも今時の500GBなら、Atom機が馬鹿にする程遅くも無い。
(HDDは、ディスクから独自開発の日立が信頼性で図抜けてる。
一方、静音で評判の東芝は、WDやサムスンと同じメーカーのディスク/ヘッドを採用。)
・CULV
・11.6型LEDバックライト液晶(1,366x768px)
・最大5GBのDDR3メモリ
・最大9時間駆動
光学イラネなら、軽さ(1.48Kg)と駆動時間(公称6.5 時間)で工人舎よりコッチ。
ただし41.4ミリ厚の筐体は、タブレット型で使うにはキツイかも。
★Gateway EC1400-31K(詳しい画像はコチラ):
筐体サイズからして、B5ノートお持ちの方がワザワザ買い足す機種ではないが、
この駆動時間(公称8時間)、パワー(デュアルコア)、価格(5万円台)では、
紹介しない訳にも行かんでしょう。
サイズやスペックが近いSatellite T115やPavilion dm1が、どこまでEC1400の価格に迫れるか見もの。
ここで、デュアルコアかつ省電力機能付で話題のCeleron SU2300(1.2GHz)について解説しておく。
Core 2 SUからL2キャッシュが3MB⇒1MBと減っているが、
実はインテルやAMDがCPUを製造する場合、L2容量はかなりハッキリしたコスト要因になる。
発熱や消費電力もL2が大きい程、不利だ。
それでもインテルがCore 2でL2に拘るのは、サクサク感が絡んで来るからで、
以上の事からインテルは、一般人がメイン機に求める快適さの境目を3MBと考えてると捉えて良い。
(伝統的には、L2にL1との重複データを含む分、AMDより大きなL2容量を必要とし、
コア間のL2共有も両社で異なる。)
Core 2に比べ、クロック、L2が省電力上優位に作用するSU2300だが、
VAIO TTの駆動時間の脚注見てると、
Core 2の省電力機能そのままを与えられてないのは確実で、
クロック、L2で負ける同じデュアルコアのSU9400、SU9600よりは電気食いと出ている。
やはりSU2300は、経済的余裕のある方が何らかの意図で選択する類のCPUではない。
上記EC1400の、Acerかつタブレット型ヴァージョン。マルチタッチ対応。
駆動時間単価が安い、モバイルランキング!
CULVノートが登場するまでは、モバイルの高価格を正当化するのは駆動時間であった。
長らく続いたその法則が崩れた半年を振り返るべく今回は、
バッテリー1時間駆動あたりの本体価格が安いモバイルを調べてみた。
本投稿では、
・13.3型以下、一応XGA以上の解像度の液晶を搭載するモデルが対象。Atom Zは除外した。
・駆動時間は基本的にカタログ値を使用。
・その駆動時間を実際に叩き出した構成(CPUなど)や、最長駆動構成での価格を採用。
・直販モデル以外は、価格.comにおける最安価格(10月3日現在)を採用。hp直販は送料込。
・大容量バッテリーが存在するモデルでは、その場合の駆動時間、バッテリー込価格でもエントリー。
・そもそも10万円位まで(バッテリー込)で買える構成に限る。
それでは、カウントダウン形式で行ってみる。
第25位:dynabook CX Core 2 Duoモデル 駆動時間単価27,843円(本体94,668円 / 3.4時間駆動)
第24位:HP TouchSmart tx2 駆動時間単価25,921円(82,950円 / 3.2時間)
第23位:VAIO type S Celeronモデル(で10万以内) 駆動時間単価25,657円(89,800円 / 3.5時間):
ソニーと言えば、今週の話題はコレ↓だろう。
電源のワイヤレス化に成功–50cm離れた機器へ60Wの電力を供給
今はたった50cmでも、駆動時間無制限に向かう道のりにあっては、
半分以上踏破したも同然だ。
天板にソーラーパネルとかも含めて、今後はこの分野で日本がリードして行くのだろう。
第22位:Dell XPS13 駆動時間単価21,734円(99,979円 / 4.6時間)
第21位:ASUS UX30 駆動時間単価20,915円(99,769円 / 4.77時間):
基本、バッテリー交換出来ない機種らしいので要注意。
ASUSに関しては、デザインや質感はともかく、
日本メーカー程度の安心感はある。これは社風だからしょうがない。
第20位:HP ProBook 4310s Core 2 Duoモデル 駆動時間単価20,370円(101,850円 / 5時間)
第19位:HP Pavilion dv2 駆動時間単価20,300円(73,080円 / 3.6時間)
第18位:LaVie J タイプN 駆動時間単価18,875円(79,275円 / 4.2時間):
コストダウンの為にAMDチップ積むモデルは、やはり駆動時間でキツイ。
綺麗液晶なり、デジタル出力さえあれば、グラフィックパワーも活きるのだが・・
第17位:HP Mini 5101 SSDモデル 駆動時間単価16,590円(82,950円 / 5時間)
本体10万以内でマトモなSSD積む希少モデル。
耐800kg級の頑丈さってのは、点加圧でもThinkPadに迫る勢い。
EliteBookの様にポイントスティックあったら、戦いを終わらせられるポジションにある一台。
第16位:ThinkPad X200s 7465RH6(Celeron、XPモデルで10万以内)
駆動時間単価15,950円(63,800円 / 4時間)
第15位:MSI X340 Super 駆動時間単価15,142円(53,000円 / 3.5時間)
第14位:IdeaPad U350 Core 2 Soloモデル 駆動時間単価14,476円(72,383円 / 5時間):
残念ながらキーボード、排熱共に、ThinkPadレベルには程遠い。
第13位:工人舎 EX 直販最小構成 駆動時間単価13,288円(59,800円 / 4.5時間)
第12位:VAIO W 駆動時間単価12,131円(42,460円 / 3.5時間)
Atom Z(のUS15W)って地雷がある訳でもあるまいし、
とうとうWXGAモバイルも、4万が在り来たりの時代に突入してしまった。
Timelineなどの様にCore 2採用するか、X200sの様にトラックポイント付いてる事で
やっと付加価値が付けられて6万とか、これではチョット、メーカーが心配になる。
サポート頼みの客ヅラも、そろそろ改める時代ですよと。
第11位:DELL Inspiron 11z(大容量バッテリ選択) 駆動時間単価11,705円
(64,980円+バッテリ増分5,250円 / 6時間)
残るはいよいよベスト10。
第10位:ASUS U20A 駆動時間単価11,262円(93,480円 / 8.3時間)
第9位:Let’s note LIGHT R8 駆動時間単価10,997円(87,982円 / 8時間):
低価格ながら、最もレッツらしいレッツ!
N8/S8登場も、駆動時間の為に液晶表示品質まで犠牲にしているレッツにとっては、
小さい事こそが正義だからだ。
第8位:Gigabyte T1028X 駆動時間単価10,046円(65,300円 / 6.5時間)
第7位:HP Mini 5101 SSDモデル(6セルバッテリ選択) 駆動時間単価9,450円
(82,950円+バッテリ増分11,550円 / 10時間)
第6位:ThinkPad X200s 7465RH6+9セルバッテリ 駆動時間単価9,128円
(63,800円+バッテリ代18,354円 / 9時間(以下に説明))
レノボのカタログ駆動時間は、工場出荷設定によるもので、それがまた、
贅沢に電力食う設定になってる事もあり、国内メーカーに比べると、かなり押しが弱い。
X200sの場合、用意された省電力設定を行うだけでも、Core 2 Duo SUで1セルあたり1.5時間なので、
CPUに省電力機能が無いこのCeleronモデルでさえ、1セルあたり1時間は割と普通に持つと思われる。
ところで今週は、レッツノートのN8/S8に触れない訳には行くまい。
ネットブックやCULV機への過剰反応から、通常電圧CPUを載せて来た訳だが、
その結果として駆動ベンチは、
①レッツN8の標準バッテリ(8セル)時:8時間26分
②X200sのCore 2 Duo SU、9セルバッテリ時:約13.5時間(ただし出っ張りは半端ない)
③レッツN8の軽量バッテリ時:4時間13分(公称値と①からの推測)
④X200sのCore 2 Duo SU、4セルバッテリ時:約6時間
(②と④は、①と同条件で計測。WXGA+なら、③と④の本体重量は、ほぼ同じ)
と、特に軽量構成での駆動時間の差は既存レッツユーザーを切り捨てるモデルチェンジに他ならない。
天板側こそLEDバックライト採用で薄くなったが、通常電圧を乗りこなすには、
パナソニックの排熱技術では本体側をより厚くする必要があったと見え、
それでもN8底面の手前左が45.8℃まで行ってたらしいが、
L2キャッシュが倍もあるSL9400を搭載し、遥かに薄型のX200sでさえ、
最も熱い処で28℃台だというのは是非、参考にして頂きたい。
HDMI付いたは良いが、液晶閉じたまま運用できる程の排熱性無しってんじゃ据置にもならない。
話をCeleronモデルのX200sに一旦戻しても、Core 2 Duo P8700を積むレッツN8/S8が、
ビジネス機としてよりパワフルだとは思わない。
何故なら通常ビジネス用途でのボトルネックはCPUではなく、
ユーザー自身であり、ユーザーインターフェースこそが能率に直結するからだ。
パナソニックやVAIO type Zが本気でビジネス機に進出したいなら、
海外高級機には付いてて当然のポイントスティックを避けては通れまい。
そもそもレッツに決定的に足りないのは液晶の表示品質であり、これはN8/S8になっても変わらない。
B5ノートでNTSC比50%遥かに超えるのは未だ、VAIO type TとX200sのWXGA+っていう
TMDパネル勢だけで、その流れを作った戦犯は、やはりちょっとやそっとじゃ動かせないって事かw
第5位:IdeaPad S12 駆動時間単価7,582円(41,706円 / 5.5時間)
第4位:Gateway EC1400 駆動時間単価7,100円(56,800円 / 8時間):
Celeron SU2300はデュアルコアかつ省電力機能付。
このCPUは今後、モバイル界のパワーバランスを大きく狂わす事間違いなし!
第3位:IdeaPad S10-2 1280x720pxモデル 駆動時間単価6,930円(41,580円 / 6時間)
第2位:VAIO W+大容量バッテリ 駆動時間単価6,618円
(42,460円+バッテリ代13,800円 / 8.5時間):
ソニーは長時間駆動時、バッテリーが出っ張るか否かでtype Tとの棲み分けを行いたいらしく、
スリムバッテリーとの駆動時間差がやたらにある。なのでROWA製スリムは純正より持つのかも。
第1位:Acer Aspire Timeline AS3810T Core 2 Soloモデル 駆動時間単価6,585円
(52,683円 / 8時間):
13.3型、1,366x768pxってノートはこれからも増えて行くだろう。
しかしAS3810Tも横幅は322ミリと、書類作業の傍らだと意外な程、机の場所を取る。
(12.1型のX200sが丁度A4用紙大であり、
縦横どちらかでもコレ超えると、可搬性も急激に悪化する。)
これは数年前、モバイルと作業性を両立すると評判だった14.1型1,400×1,050pxのノートよりも、
横幅で更に大きく、縦解像度のあまりの退化を考えると、低価格化、合理化の犠牲者は、
案外、メーカーだけではないのだと、思い知らされる。
2台目だからこそ真価を発揮するモバイル達。
仕事の為の購入だったり、更新系データを任せたりのモバイルと、
趣味やちょっと情報を得たいだけのモバイルでは、選択の基準は違って当然だ。
私なら後者には、堅牢性よりも、手軽さだとか洒落になるかの方が重要だ。
そこで今回は、信頼性は仮にイマイチだったとしても、
6万円以内で買えて、より生活にも密着し得るモバイル達をご紹介する。
★富士通 LOOX U(光沢5.6型1,280x800px、565グラム、カタログ駆動6時間(Atom Z520)):
ゴツイ筐体の割に画面が小さかったり、液晶解像度高過ぎでタッチパネルし難かったり、
ギラツキで目が疲れたりではあるが、
XPが動く最小筐体である事や、画面の綺麗さ、駆動時間の長さは買える。
え?Viliv?mbook?そんなの知りませんw
★VAIO type P(光沢8型1,600x768px、580グラム~、カタログ駆動4時間):
タッチタイプが無理なく出来る、最小ノート。
ARコートされた液晶は、VAIO Wとかネットブックとは違い、光沢でも写り込みが少ないが、
パネル自体のギラツキ、クラムシェル最小のドットピッチは辛く、
これ又あくまで、手帳代わり。
★工人舎 SK 最小構成(光沢7型1,024x600px、700グラム、カタログ駆動3.7時間。
直販49,800円):
筐体に占める画面の大きさ、タッチパネルし易い解像度などでは、
上記2機種より実用性が高いのだが、駆動時間が実質、持って2時間半ってのがネック。
液晶は前モデルのSCからギラツキは減ったが、写り込みはある。
ポイントスティックは無し。
メモリはオンボード1GBのみで、増設不可。
HDDは1.8インチ。
無線n対応だが、Bluetoothは上位モデルのみ。
ExpressCard/34スロットがあるので、通信端末の使い回しに便利。
天板の、130kg静耐荷重実験をクリア。
2Wayカメラ(天板側に300万画素オートフォーカス、液晶側に30万画素)を備える。
静かな場所を想定したサイレントモードでは、
省電力機能を駆使して冷却ファンを積極的に停止させる。
尚、ここまでに紹介した3機種はXP Home+Atom Zの組み合わせ。
Atom Z(正確にはGMA500)を我慢出来るのは、これらUMPC3機種が限度。
★工人舎 EX 直販最小構成(光沢11.6型1,366x768px、1.7Kg、カタログ駆動4.5時間。
59,800円):
スタイラスペンや指で操作できる抵抗膜方式タッチパネル。その横にはスティックポインタ。
筐体は厚さ26-33.8ミリ。
キーボードはピッチ17.5ミリ、ストローク2ミリ。
XP Home+Atom N270の組み合わせ。
有線1000 BASE+無線n対応だが、Bluetoothは上位モデルのみ。
こちらもExpressCard/34スロットとサイレントモードを備える。
天板の、350kg静耐荷重試験クリア。
光学ドライブ止めて1.5kg以内に収めれば、世間の評価も劇的に変わるのに・・
9月11日追伸:
本日、GIGABYTEより10.1型タッチスクリーンのタブレット型PCが発表されました。
・1,366x768pxの液晶
・XP HomeとAtom N280の組み合わせ
・公称6.5時間駆動
・1.48kg
と、工人舎には厳しい仕様です。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
ここからは、「既にPCは足りてるが、負荷分散の意味でオールラウンドに使えるノート
もあって良いかな?」って方向け。
6万円以内が条件という事で、Core 2 solo SU3500(1.4GHz、3GBL2)モデルである。
SU3500はCeleron ULVと違って省電力機能(Speedstep)も有効だったり、
シングルコアな為、TDPが5.5Wだったりで、実際の駆動時間には最も期待が持てる。
(TDPとは正確には、「その熱源を積む事でPCメーカーがどの程度、
排熱に気を配らなければならないかを、熱源部品のメーカー側で定めた目安。」
の事だが、ある程度までなら、省電力、駆動時間の優劣判断に使える。)
ACER Aspire TimelineのSU9400(Core 2 Duo)版とSU3500版とで、
同条件の駆動時間計測(BBench)を行った結果、
前者が6時間20分の処、後者はそれより1時間ほど長く駆動したというデータもある。
SU3500はYouTubeの720pでこそ、全画面で引っ掛かる事もあるって程度で、
処理性能的に出来ない用途は少ないし、
メモリ、ストレージ、通信回線が同じならAtom N270/N280機と比べ、
Webページをより速く表示し、動画もよりスムーズに再生するのが体感できる。
今回紹介する2機種にはCore 2 Duo SU9400(同クロック、L2)の上位機種も存在するが、
この種の低価格・そこそこ品質ノートに同額上乗せするのなら、
耐衝撃性の点でもSSDのが良いだろう。
★レノボ IdeaPad U350 29633EJ(13.3型1,366x768px、
1.6 kg、カタログ駆動5時間。価格はコチラ。発売直後の為、値落ちはこれから。):
厚さ17-24.9ミリの薄型筐体。
液晶は明るく、Dolby Soundのスピーカーも、音質は悪くない。
周りの明るさを自動的に感知し、液晶輝度を自動調節。
マルチタッチパット。
4GBのDDR3メモリ+320GBのHDD搭載は、Timeline(2GB(空き1)、250GB)より優位。
ファン音は常時大きめ。左パームレストは熱くなる。
駆動時間は無線WEBで4時間、動画で2.5時間って処。大容量バッテリーあり。
HDD保護機能あり。
現在までの処、13.3型液晶と超低電圧Core 2が組み合わされる低価格ノートには、
このIdeaPad U350の他、MSI X340 Super、以下に紹介するTimeline AS3810Tがある。
MSI X340 Super(これもSU3500)は駆動時間が短かかったり、
プラスチック丸出し筐体が頼りない為に今回割愛したが、
この3機種に共通する点は、
・Enterキー周辺配列に癖がある(Enterより右にキーがある)。
・Vista Home Premium
・HDMI出力端子
・有線1000 BASE+無線n対応+Bluetooth
・HP Pavilion dv2やASUS U20Aなどの様に、何の為の小画面か解らない程には重くない。
★ACER Aspire Timeline AS3810T-S22(光沢13.3型1,366x768px、
1.6 kg、カタログ駆動8時間(6セル)。価格はコチラ):
安物らしからぬ金属的筐体。キーボードには指紋が付き易い。
液晶は輝度200カンデラと、まあまあだが写り込みはある。初期状態では発色も青っぽい。
視野角自体は普通だが、液晶が122度しか開かないので、姿勢によっては不足する。
スピーカーはこちらもDolby Sound。
キーボードはキーピッチ19ミリ。
独自構造によりストロークは深く、たわみも無いが、タッチは軽く、キートップもぐらつく。
マルチタッチパット。ただしボタンはシーソー式っぽい2ボタンで固い。
タッチパッドの無効ボタンが付いてる。
メモリ増設やHDD交換は容易だが、ユーザーがやると保証外になる。
着脱頻度の高い端子ほど手前、USB左右など、配列も考えられている。
この機種を2台目以降としてしかお勧めしない理由は、メーカー自体が芳しくないからだが、
Timelineに関しては、熱源と底面との充分なスペースにエアフローを発生させる冷却構造など、
見掛け(筐体厚23.4-28.9ミリ)より実用性(排熱)を重視している処に、
僅かながら企業姿勢の変化は感じる。この機種から法人向けを始めたのも無関係ではあるまい。
11.6型液晶、重量1.4kgのTimeline 1810Tも発売間近。
ちなみに今回紹介したノートは偶然にも、全てがLEDバックライト液晶だった。
廉価モバイル新時代の到来!
ネットブックですら日々、進化して行く(正確にはB5との境がなくなって行く)訳だが、
ここ1ケ月で以下①~⑤の基準を満たす廉価モバイルが続々登場し、
デスクトップを別途所有する方に対しては、唯一のノートとしてもお勧め出来る様にまでなって来た。
①XGA以上の解像度(一部、縦720ドットのもある)
②XP
③Atom Z以外のCPU
④1.5kg程度まで(大容量バッテリー可)で実駆動3.5時間以上
⑤7万円以下(大容量バッテリー含む)が期待できる機種
まず①。ネットブックと言いながらも縦600ドット以下って機種は、
元々、看板に偽りがあった。ブラウザ立ち上げればその不便さは明らかなのだから。
10.1型で1,366×768ドットというと、ドットピッチは0.164ミリ。
これは、文字が小さいと評判だった15.4型WUXGAよりも更に小さいが、
10.1型故に筐体が小さく、画面が近くなるので、わざわざDPI設定を変更する人は少ないと思う。
②は現状のWin7だと、駆動時間が大幅短縮って事も考慮に入れた。
(Win7のThinkPad T400sで駆動時間が寧ろ、大幅に伸びてるのは、
Win7がThinkPad上で開発されてる(MS Super Validation Customer)
のが理由か?まぁWin7も日々改善されてるからねぇ。)
③はAtom Zと組み合わされるチップ(US15W)の内蔵グラフィック(GMA500)に問題がある。
スクロールでさえモッサリするからVistaなんて考えたくもないし、
かと言ってXPだと、ブルースクリーンを久しぶりに見れたりもするw
④は、確実に3時間持ってくれないと落ち着かないので。動画再生で持てとまでは言わない。
最後に⑤。
今回紹介する全機種と違い、液晶バックライトこそLEDじゃないが、
1台で殆ど何でも出来てしまうCore 2 DuoのThinkPad X200が10万で直販されたり、
Celeron 723、XP Proで同じくマウス不要のX200s 7465RH6がついに6万円台?って時代に、
7万超える廉価モバイルでは存在理由が無い。
って事で今回は、①~⑤全てを満たすノートをご紹介する。
★VAIO W(の大容量バッテリー時。光沢10.1型1,366x768px、
Atom N280、1.28kg、カタログ駆動8.5時間、本体代+バッテリー13,800円):
dynabook UXの液晶発色が青く感じる程にマトモだし、写り込みや視野角に難点があるとは言え、
VAIO Wの表示品質を駄目と言ってしまうと、ネットブックのそれ全てを否定する事になりやしないか?
キーボードもUXよりタッチこそ軽いが、普通に使えるクリック感もあるし、type Tよりは寧ろ良い。
タッチパッドやそのボタンも素直。
排熱・静音性も悪くない。
スピーカーだけは、ネットブックの中でも良い方ではない。
バッテリー持ちは、大容量(標準の倍セル)時↑で公称8.5時間って事だし、
標準の3.5時間ってのは、type Tとの差別化の為に効率の悪いバッテリーをワザと使ってるのかも。
もしそうならROWA3セルではもっと持つかも知れないし、
SONYがそんな事しなきゃならん程に、VAIO Wは廉価モバイルとしてのまとまりが良い。
★レノボ IdeaPad S10-2(の1,280x720pxモデル。光沢10.1型、
Atom N270、1.2kg、最長6時間駆動、アイオープラザのポイント還元で現在42,200円):
レノボの場合、実際の駆動時間とカタログ値には、国内メーカー程の差は出ない。
バッテリーは標準が6セル(↓写真左)。厚さ18ミリ(6セルバッテリー除く)の薄型筐体。
現行モデルは排熱、静音性がウリ。マルチタッチパット採用。
解像度、価格、商品画像だけ見てると不覚にも欲しくなってしまったS10-2なのだが、
キーボードは劣化なんてもんじゃなく、キー感触で高級感を測るThinkPad使いの方だと、
dynabook UXは言うに及ばず、VAIO Wにもかなり劣った安物という評価にならざるを得ない。
このあとに紹介するS12もそうなのだが、Atom N270ってのも惜しい。
N280が出始めた頃、dynabook UXのレビューでも触れた事だが、
N270⇒N280は、クロック大して違わないのに何故か、サクサク感が向上するんだよなぁ。
メモリやHDDには簡単にアクセス出来、メンテナンス性は良い。
スピーカーはステレオだが、下向きに付いてるタイプ。Bluetoothも無い。
★レノボ IdeaPad S12(光沢12.1型1,280x800px、
Atom N270、1.55kg、最長6時間駆動、価格はコチラ):
インテルがレノボにだけ許した12.1型液晶のAtom N機。
この構成は表向き、インテルによる制裁がある様になってはいるが、
レノボの大株主であるIBMは、インテルとは長年に渡り特別の関係にあり、その間に、
ちょっと出の台湾メーカーとは違った馴れ合いがあるのは当然の事だよ!人間のやる事だもの。
筐体サイズの余裕もあってか、ここで紹介するノートでは唯一、
Expressカードスロットが付いてるので、通信端末の使い回しにも便利。
★HP Mini 5101(非光沢10.1型1,366x768px、XP Pro、
Atom N280、1.2kg、最大4.5時間駆動、直販69,930円)
上で紹介した3台と違って本体4万円台とは行かないが、
堅牢設計という点で唯一、本物のモバイルであるし、結果として長持ちもするであろう。
あと1万で128GBのSSDにもなるが、インテルや東芝と違ってサムスンでは、幾ら高速でも、
本体8万には抵抗を覚える方も居られるのでは?
インテルX25-Mの80GBも2万ちょっとのトコまで来ているし、XP+メモリ2GBから更に踏み出すとなると、
やはり自己満足とか、他人に自慢できるって要素は無視できない。
2140の後継モデルとされてるが、5101ではビジネスツールとして更に磨きが掛かった。
ドットピッチが小さい液晶に非光沢ってのは有り難いし、
アイソレーションキーボードは、限られたキー間隔でもミスタッチが防止出来るって事で、
10.1型ノートの主流になって来た。タッチパッドのボタン位置も普通になった。
筐体奥行きが大きくなった代わりに5ミリ薄くなったの良いとしても、
Expressカードスロットが無くなったのは要注意。
-
Recent
- ステマサイト見破る11の予備知識。
- 2013年春スマホの特徴を各1行で
- 2012年夏スマホの短か過ぎるレビュー。
- lenovo G580を買わない理由を考える・・
- Ivy Bridgeモデル攻略への第一歩。
- Xperia acro HD SO-03Dの対抗馬はこんなにある!
- 3月上旬発売のRHDM-U500HRを調べてみた。
- 予算10万で狙えるPC2台体制(ASUS U24E等)
- 長持ちしそうなPC 2012年春版(dynabook Satellite T571など)
- 解像度別スマホ主要機種1行レビュー 2012年春
- SSD+HDDを内蔵できるノートPC一覧。
- 今、Ultrabookを買わない8つの理由。
-
リンク
-
アーカイブ
-
カテゴリー
- @タブレットまとめ
- ①NEC
- ②富士通
- ③東芝
- ④SONY
- ⑤Panasonic
- ⑥エプソン
- ⑦lenovo
- ⑧hp
- ⑨DELL
- ⑩他メーカー
- ⑪液晶
- ⑫キーボード、タッチパッド等
- ⑬OS
- ⑭CPU
- ⑮チップセット、GPU
- ⑯メモリ
- ⑰HDD(SSD)
- ⑱光学ドライブ
- ⑲通信
- ⑳保証
- ○○なデバイスはどうよ?
- ○○なPCが欲しい。
- ○○の松・竹・梅。
- 用途①:WEB、掲示板の閲覧
- 用途②:動画サイト閲覧
- 用途③:ワード、エクセル
- 用途④:動画鑑賞
- 用途⑤:ファイルサーバ、ファイル交換
- 用途⑥:エンコ
- 用途⑦:プログラミング
- 用途⑧:3Dゲーム
- 用途⑨:持ち歩き
- 用途⑩Thin client
- @スマホ
- AQUOS PHONE IS17SH
- AQUOS PHONE SERIE ISW16SH
- AQUOS PHONE SL IS15SH
- AQUOS PHONE st SH-07D
- AQUOS PHONE sv SH-10D
- AQUOS PHONE ZETA SH-09D
- ARROWS X F-10D
- ARROWS Z ISW13F
- HTC EVO 3D ISW12HT
- HTC INFOBAR A02
- HTC J butterfly HTL21
- HTC J ISW13HT
- iPhone 4S
- MOTOROLA PHOTON ISW11M
- NECカシオ MEDIAS ES N-05D
- NECカシオ MEDIAS PP N-01D
- NECカシオ MEDIAS X N-04E
- NECカシオ MEDIAS X N-07D
- Optimus G LGL21
- Optimus G pro L-04E
- Optimus it L-05D
- Optimus LTE L-01D
- Optimus Vu L-06D
- Panasonic ELUGA power P-07D
- Panasonic ELUGA V P-06D
- Panasonic ELUGA X P-02E
- Panasonic LUMIX Phone P-02D
- REGZA Phone T-02D
- SAMSUNG GALAXY NEXUS SC-04D
- SAMSUNG GALAXY Note II SC-02E
- SAMSUNG GALAXY S II LTE SC-03D
- SAMSUNG GALAXY S III α SC-03E
- SAMSUNG GALAXY SII WiMAX ISW11SC
- SHARP AQUOS PHONE SERIE SHL21
- SHARP AQUOS PHONE SH-04E
- SHARP AQUOS PHONE ZETA SH-02E
- Xperia acro HD SO-03D
- Xperia AX SO-01E
- Xperia GX SO-04D
- Xperia NX SO-02D
- Xperia VL SOL21
- Xperia Z SO-02E
- 富士通 ARROWS μ F-07D
- 富士通 ARROWS Kiss F-03E
- 富士通 ARROWS V F-04E
- 富士通 ARROWS X F-02E
- 富士通 REGZA Phone T-01D
- 富士通東芝 ARROWS ES IS12F
- 富士通東芝 ARROWS Z ISW11F
- 京セラ DIGNO ISW11K
- 京セラ DIGNO S KYL21
- 京セラ URBANO PROGRESSO
- @低価格モバイルまとめ
- Uncategorized
- 周辺①接続
- 周辺②ソフトウェア
- 周辺③NAS
- 四季報:コスパ命のPC選び
- 御バカ
- 使用者①:老眼
- 使用者②:節電・エコ
-
RSS
Entries RSS
Comments RSS