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PCが初めてウォークマンになった瞬間(VAIO type Pの活きる道!)

私は、素のハードウェアを消費する事が仕事(システム開発)なので、
発売前のノートに触れる機会は無い訳ですが、今回投稿は、
type Pのあまりの衝撃に、書かずにはいられませんでしたw
信頼できるソースのみを、私なりの角度でまとめつつ、コメントして行きます。
実機確認後、もう一度レビューしますのでお許し下さい。

【製品コンセプト】

寸法、重量は、数字を言っても野暮だろう。

フットプリントは、A4用紙が3つ折りで入る長形3号封筒と同じ。

MID(Mobile Internet Device)ベースのファンレス設計。(放熱用の通風口はある)

天面、底面、液晶ベゼルの全てに光沢仕上げ。外装からネジを排除

ロゴシールもEnergy Starだけ。

でありながら、

1,600x768pxの高解像度液晶。

タッチタイプ可能なキーボード。ステックポインタ付(3ボタン)。

フルフラットを実現する標準バッテリーで、カタログ駆動は最長4.5時間
(ここはMIDチップが効いている。)

ハードウェアデコーダを搭載し、フルHDのWMVに対応。

【良い所】

XGA以上ってのと、のキーボードこそが、type PをPCたらしめている。

まずだが、8型なのでドットピッチは0.114ミリ
(PC Watchの記事には0.144ミリとあるが、何度計算しても、そうならない。)
LOOX U(5.6型1,280x800px)の0.094ミリよりはマシだが、
type Pはタブレットとして使えない分、この繊細さは文字サイズで調整しないとキツイかも。
それでも情報量が、ネットブック(1,024×600px)の2倍になるのは魅力。
ワイド過ぎて、16:9映像を全画面表示すると、画面の左右13ミリは黒帯となる。

バックライトはLED(輝度ムラなし)、液晶表面はARコート(低反射処理された光沢)。
発色、コントラストも充分との事。デジタル出力端子こそ無いが、も活きてくる。
上下視野角には余裕はない。

type Tなどと違い、type Pの液晶側=天板は厚みが5ミリあり、開閉時に安心感がある。

type Pの筐体サイズを決めたのは、のキーボード・サイズとの事。
(“ジャストキーボードサイズ”)

キーピッチは横16.5ミリだが、キートップ間隔3ミリのアイソレなので、
隣接キーへのミスタッチは、キーピッチの割に少ないハズ。キータッチは、
キーボード裏にマグネシウム合金のフレームがあることでたわまない
キーストロークは1.2ミリだが、1.1ミリで試作したらタッチが不自然だったそうで、
1.2ミリならギリギリ、クリック感を出せたとの事。キーの打刻音も静か。

ただし「半角/全角」キーが1つ右上にあるのは、ちと困る。
直販で選べる英字配列なら、キーピッチは全て均等。
スペースバーも長くなる。

ステックポインタの出来は悪くないが、タップ機能は流石に切った方が良い。

(バッテリー)関連。
無線接続、輝度普通(4/9)だと標準バッテリーで実質、2時間と覚悟すべし。

標準バッテリーは重量145グラム(リチウムイオンポリマー)。
倍容量のバッテリー(263グラム)だと、出っ張りはこんな↓感じ。

(後部厚みが10.8ミリ、重量が118g増)
ただこの場合、手前に傾斜するので、キーボードは打ち易くなる。

バッテリー容量の60%までであれば、通常比2/3の時間で急速充電。

ACアダプタもコンパクトで、重量は108グラム(ACケーブル除く)。

の再生支援は当然、ブラウザ上からだと有効にならないし、
H.264ではCPUが高負荷になって初めて有効、
WMP11でMPEG-2再生時はフルスクリーンでのみ有効になる。

その他では、

SSDを選択しても、64GBで、アップは15,000円(直販)。
容量に関わらずMLC

ただしtype Pの場合、HDDだと1.8インチになるとは言え、SSDを選択する意義は、
・省電力
・耐衝撃性(HDDモデルにもヘッド退避機能はあるが。)
・静音性(HDDモデルも、うるさくはない。)
が主で、アクセス速度には期待しない方が良い

これはボトルネックが他にある(SSD自体はSATAでも、
チップセットが最大66Mバイト/秒のPATA。)からだろう。

type Pで注意したいのは、SSD換装にはPATAへの変換アダプタが要るのだが、
これは元がHDDなモデルでは調達出来ないので、
少しでもSSDに未練があるなら、最初からという事にはなるだろう。

最大7.2Mbps通信ができるワイヤレスWAN選択可。
これを選択するとGPSももれなく付いて来る。(ただしこれらは、ワンセグと排他。)
SIMカードはNTTドコモのみと思って良い。

当たり前だが、IEEE802.11a/b/g/nと(直販だとオプションだが)Bluetooth装備。

周囲の騒音を1/4に低減するノイズキャンセリング機能(付属のヘッドホン使用)。

電源オフ状態から10秒で起動する「インスタントモード」(Linuxベース)。
カードスロットまたはWindowsの共有フォルダにあるWMV・MPEG・画像・音楽の再生、
それぞれ全画面表示のみだがFirefox、Skype。
インスタントモードでの動作は、全体として多少もっさり。電源管理非搭載の為、
標準バッテリーで放置しても2.5時間しか持たなくなる。
動画のハードウェアデコーダも非対応になるし、HDD/SSD上にない画像表示もキツイ。

ただしインスタントモードには、メールや文章を書いたり、ワンセグを視聴できる機能はない。
WANやGPS、Bluetoothも使えない。

ま、Vistaのスリープを嫌う人以外、インスタントモードは出番が無いが。

ウィンドウ整列ボタン

拘りはこんな処にも。

ちなみに、ユーザー過失に対応する、3年間ワイド保証は6,000円(直販)。
VAIOをモバイルするなら必須である。

【悪い所】

Atom Z540(1.86 GHzと言っても今時のCeleronよりは、かなり劣る)を直販にて選択可、
メモリ2GB(ただし増設不可)なのは良いのだが、Vistaオンリーで充分相殺してくれるw
XPダウングレード・モデルは只今、検討中だってさ。
(中途半端なスペック故、MSのULCPC基準をはみ出している。)

したがって今の処、CPUはAtom Z530(1.6 GHz)
Atom Z520(1.33GHz。店頭モデルは全てこれ)を選択すると、普通のPCとして使えない。
これはMIDチップが、ネットブックより更に不利な為もある。

悪い事ではないが、外付モニタや有線LANには、このアダプタを別途購入する必要がある。
その場合、1000BASE-T。

液晶左右のベゼルを気にする方がおられると思うが、
そこはワイヤレスWANまでを考えると、どうしてもアンテナスペースとして必要との事。

カラバリしたくなるが小傷や指紋汚れを考えると現状、白一択になってしまう。
或いは装着したまま使えるカバーとか。

【どういう人に選ばれるノートか?こーゆー人は買ってはいけない。
ついでに、ライバルとの比較。】

type Pは確かにネットブックではないが、
ごく普通の人の娯楽がTV⇒PCと移っている昨今、一台目に購入すべきPCではない。

ライバルはLOOX Uだけだろう。キーボード(type P)をとるか、
タブレット(LOOX)をとるかは、他にどんなノートを持ってるかにもよるが、
今回のtype Pが爆発的に流行る事だけは間違いない。
やはりこのサイズの天板に「VAIO」と入ってる魅力には、抗える人が少ないと思うからだ。

今まで10.4~12.1インチ液晶のノートを買ってた人の多くは、
XGA以上の解像度、タッチタイプ可能なキーボードが、
それより小さいPCもどきに行かなかった理由だと思うが、
type Pはそれらを満たす訳だし、
(超)低電圧Core 2で&fmt=22(高画質YouTube)を再生するのに、
どーせCPUに非力さを感じるならそこに留まる理由も無いって事で、
ホビー用途でのその市場も、一気に食ってしまう可能性が高い。
一方、法人への入札条件には「12インチ以上の液晶」って条項が一般的。

type Pが流行れば、多くの人がステックポインタの良さを認識する事になるだろうから、
据置ノートにも多大な影響を与えるだろう。

そりゃそうとSONYレノボは、去年から高解像度専用パネルの投入合戦を演じており、
X300type ZWXGA++)⇒X200sWXGA+)⇒type Pと来て、今度はレノボの番である。
縦解像度に関しては、PCである以上768ドット、据置なら1,050ドットというのは、
ヘビーユーザーなら譲れない
線だし、
type ZWXGA++)、X200sWXGA+)と同じドットピッチの、
X400WSXGA+)の登場を期待したい。

私はT500のパーツリストにもある、WSXGA+も使ってるのだが、
専用品としてレノボに供給されてるパネルじゃないせいで、
とにかく発色が汚く(それでも15.4″WUXGAよりはマシだが)、目にも良くない。
15.4″⇒14.1″と液晶が小さくなってでも、どーしてもTMDの力作が欲しいんだわ。

【参考】

公式

こだわったのは薄さ、軽さ、そしてスタミナ
~VAIO type P開発者インタビュー

ソニー「VAIO type P」
~小型モバイルの新たなスタイルを提案

ソニー「VAIO type P」【機能編】
~持ち歩きを強く意識した機能をチェック

「VAIO type P」チェックポイント7題

1600×768ドット液晶/588グラムの“ポケットスタイルPC”――「VAIO type P」

超小型「VAIO type P」は「Netbookではない」 ソニーの狙いは

やはり中身もNetbookとは大違い――「VAIO type P」を丸裸にする

これは理想の低価格ミニノートPCなのか!?――「VAIO type P」徹底検証

2009.1. 10土曜日 - Posted by | ネットブック, ビジネスモバイル旧モデル, ポイントスティックモバイル旧モデル, ②富士通, ④SONY, ⑦lenovo, ⑩他メーカー, ⑪液晶, ⑫キーボード、タッチパッド等, ⑬OS, ⑭CPU, ⑮チップセット、GPU, ⑯メモリ, ⑰HDD(SSD), ⑲通信, ⑳保証, 用途①:WEB、掲示板の閲覧, 用途④:動画鑑賞, 用途⑨:持ち歩き, ThinkPad 薄型旧モデル, ThinkPad Lシリーズ, ThinkPad T430s, ThinkPad T530, ThinkPad Tシリーズ, ThinkPad X旧モデル, Uncategorized, VAIO Duo 11, VAIO Z, 周辺①接続, 周辺②ソフトウェア

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