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これがLaVie Jの活きる道!

Web直販での名称は、LaVie G タイプJ

【製品コンセプト】

機能、インターフェイスを削る事なく、そこそこ薄型(フラット)な筐体。

ノート初となるワイヤレスUSB機能により、
ノート⇔ドッキング・ステーション(USBハブ)間を無線化

「表面にできた傷を自然に修復できる」スクラッチリペア塗装を、
ピアノ・ブラックに組み合わせた天板(ホワイトでは選択できない)。

筐体しなりで衝撃に備える、東芝RX、LOOX R、VAIOと違い、
LaVie Jは、天板こそ少したわむものの、基本的にしっかり系

ただし、はオプション。

【良い所】

は、ボンネット構造をやめ、29.8ミリの薄さとした。
NECでは今まで、出来上がった機能にデザインを付けるだけだったそうだが、
今回のLaVie Jは、デザインを意識しながら開発されたと言う。

ただ、LaVie Jの薄さがそこそこで留まってるのは、天板側(液晶側)が厚いからだ。
材質(マグネシウム増量など)やバックライト構造(LED)で、
強度を落とす事なく天板薄型化に成功している他メーカーもある訳だし、
真剣に(と言うか、むやみに)薄さを追求したVAIOや東芝RXと比べて、
LaVie Jの影が薄いのは、その為であろう。

のワイヤレスUSBモデル(直販だと、プラス31,500円でBTOできる。)
には、USBを4ポートを備えた「ワイヤレスUSBハブ」がもれなく付いて来る。

ワイヤレスUSBのデータ転送速度は最大480Mbpsとされているが、
実測は40Mbps程。
ハブに繋ぐと、LaVieに直付けした場合に比べ、転送速度は1/4から1/5しかなく、
ハブに繋ぐのが、マウスやキーボード等、速度を必要としないものならイイが、
外付けHDDともなると、動画再生がやっとであろう。
ちなみに、LaVieとハブの距離が5m以内であれば、
距離は転送速度に影響しない。

残念ながら法律上の制限で、ハブを使う時は、
ハブとLaVieの両方が電源コードに繋がれている必要があり、
LaVieをバッテリー駆動しているときはハブに接続したデバイスは認識されない。
また、規格自体にアイソクロナス転送がサポートされていない為、
ハブにUSBオーディオや、Webカメラ等は接続できない。

直販では、ワイヤレスUSBと、
HIGH-SPEED対応ワイヤレスWANは排他選択となる。

は、同じピアノ天板であるLOOX Rと比べて、
数ヶ月で明確に満足できる部分であろう。
指紋よごれが目立ち易い事には変わりないが。
その点では、スクラッチリペア塗装こそ選べないが、
ホワイト筐体モデルの方が使い易い。

は、「もの」としての満足度は高いものの、
・面加圧300キロfに耐える割に、点加圧25キロfって?
・落下試験に言及してない。
という不安材料も抱えている。

その他では、液晶はツルテカだが低反射処理されている。

冷却ファンは静かな方で、風切り音はするが、耳障りな音質ではない。
回転数の変動も少なめ。

バッテリー容量が少ないので、カタログ駆動は6.3時間
(ワイヤレスUSB搭載の店頭モデル)と振るわないが、
使い方を揃えると、カタログ駆動11時間のRX1よりも、むしろ持つ。
勿論、東芝のカタログ表記の方に問題があるのだが、
NECの、良心的なカタログ値は、今時、
売る気がないって言うか、何と言うか・・・。
「DVD/ゲーム」「プレゼンテーション」「ワープロ」「音楽鑑賞」といった
用途別の電源プランが用意されているのも良い。

水濡れ・落下に対応するメーカー保証が安く、しかも、補償額は無制限。

【悪い所】

全機能込みで薄型筐体なので、幅は292ミリと大き目。
同サイズ液晶のLOOX Rより18ミリも大きい。
(LOOXは天板付け根が少し幅広になってる分、差は縮まるが。)

光沢液晶だと画質に期待してしまうが、
・発色は白が緑に寄る傾向。NTSC比は50%台?
・少しギラツキ
・輝度ムラ
と、イマイチ。

キーボードは、ピッチ17.55×17.55ミリ、ストローク2.5ミリで、
主要なキーは正方形。
しかし、タッチが軽すぎて評判悪い。
キーレイアウトはコチラ

筐体底面左が熱く、室温25度で35~43度。

HDD保護機能は、下位機種では手抜き。

ケーブル込みで356グラムの巨大ACアダプタ。

未だIntel 965チップ(当然、外付けモニタへのデジタル出力は無し。)
ってのは、「売れてない→モデルチェンジ出来ない」っていう事情から。

Vistaオンリーってのがトドメか?

【どういう人に選ばれるノートか?】

確かにThinkPad、レッツノートは頑丈だが、
他機種が100回の内1回しか生還しない事故に対しては、
1回余分に生還するだけかもしれず、生還しない確率は大して変わらない。

一方、補償限度額なしの水濡れ・落下保証は、NEC、SONYにしかない。
データのバックアップをこまめに取るなら、
この保証のありなしで絞り込むのは間違いじゃない。

【ライバルとの比較】

2008年1月にYahoo!トップページがワイド化されて以降、
用途を選ばずに使える、最小の画面解像度が、
WXGAになってしまった感がある。

ライバルは、VAIO TT(液晶は11.1インチ、1366×768ドット)、
ThinkPad X200(厚くならない4セルバッテリーの場合)、
LOOX R(LIFEBOOK R)、dynabook SS RXHP 2510pだろう。
(情報不足の為、ここでは採り上げないが、dynabook NXもライバルだ。)

LaVieLOOXの光沢液晶には、それぞれ低反射処理がされており、
LOOXでは非光沢も選択可。

LaVie Jはグレードによってバッテリーが違い、
駆動時間と本体重量も変わって来るので、
ワイヤレスUSB搭載の店頭モデルで比較した。

○設置面積は小さい方から
TTLOOX(ただし厚い)<RXHPLaVieX200
X200も、奥行きでは3番目に小さい。)

○重さは軽い方から
RX<<TTLOOXLaVieHPX200
X200以外光学ドライブ有、標準バッテリーで比較)

○バッテリーの実際の持ちは、持つ方から
TTLOOX>>>LaVieRX1>>HPX200
(標準バッテリー、C2D、バックライトONで比較。ただし、
X200だけは他の倍程も処理性能があるCPUを搭載。
ただ、モバイルとしても性能的に注意が要るのは、
1.8インチHDDの場合の TTHPくらいである。)

○筐体の頑丈さは、頑丈な方からグループ分けすると、
X200HP>>RXLOOXLaVie>>TT

○液晶画質はキレイな方から
TT>(以下、擬似カラー)>>>LOOX(グレア)>LaVie
>>LOOX(非光沢)≒HPX200>(ここまで常用可能)>>>RX

○キーボードはマトモな方から
X200HPLOOXRX>(ここまでは慣れで何とか)>LaVieTT
X200は3ボタン、HPは2ボタンのポイントスティック付)

○冷却ファンは、静かな方から
LOOXTTHPX200LaVie<(越えられない壁)<RX

○水濡れ・落下のメーカー保証があるのは、TTX200LaVieHP
頑丈さ・サポートの面では、ThinkPad(サポはIBM)が頭抜けており、
初期不良の無さでは、Let’snote同様、全台国内生産のLOOXが優秀。

【こーゆー人は買ってはいけない】

今回のLaVie Jも元々は、消去法で残る事を目指したんだと思う。
しかし、Vistaオンリーってのが痛すぎた。
複数ノートを使い分ける人なら、もっと尖がったものを求めるだろう。

【最後に】

アメリカ人には、
「NECって、モニタのメーカーなのに、日本ではPCも作ってんのか?」
って驚く人が少なくない。

NECはPC全体の国内シェアこそ、富士通と合計で5割だが、
1台あたりの利益が大きいモバイルPCの国内シェアは、
レッツノートが5割、VAIOが3割とも言われている。

TTやRXに比べるとLaVie Jは、
いかにも設計コストが掛からないコンセプトなのが、所有欲を擽らない。
それこそVAIOなんて、ニューモデルが出ただけで、
必要ない人まで買ってくんだから、
一般消費者が何になら、お金を払いたいと思うのかを、認識すべき。

【参考】

NEC 「LaVie J LJ750/LH」
~フラットなボディで優れた堅牢性を実現

堅牢性とスタイルを両立した軽量ノート──NEC「LaVie J LJ750/LH」

NECが「新LaVie J」に賭ける意気込み

新型「LaVie J」を試す

2008.10. 19日曜日 - Posted by | 2510p, 3年標準保証モデル, レッツノート, ①NEC, ②富士通, ③東芝, ④SONY, ⑤Panasonic, ⑦lenovo, ⑧hp, ⑪液晶, ⑫キーボード、タッチパッド等, ⑬OS, ⑮チップセット、GPU, ⑰HDD(SSD), ⑱光学ドライブ, ⑲通信, ⑳保証, 用途⑨:持ち歩き, dynabook R732, EliteBook, EliteBook 2530p, ThinkPad X230, ThinkPad X旧モデル, Uncategorized, VAIO Duo 11, 周辺①接続

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