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これがdynabook SS RX1の活きる道!

【製品コンセプト】

①光学ドライブ搭載であっても、最薄部19.5mmの薄さ
約1.1キロ(HDD、光学ドライブモデル)の軽さ

②ドイツの認証機関による75cm落下、100cc浸水テストをクリア。

半透過液晶

【良い所】

①は、光学ドライブやインターフェイスを妥協せず、筐体薄型化を行った結果、
筐体奥行が、4対3画面である12.1インチのレッツよりも大きくなってしまっている。
ま、液晶サイズの割りに、設置面積(フットプリント)が大きいと言うのは、
12インチワイドモデルのトレンド
であり、例外はLOOX Rくらいである。

②は、耐衝撃と、筐体薄型化・軽量化を両立させる為、
天板は勿論、パームレストまで、適度にしなる構造だ。
これはVAIOやLOOX Rにも見られる傾向で、
頑丈=硬いという、これまでの感覚だと面食らう。
液晶閉じた時、キーボード面と擦れない様、クロス同梱。

③は、窓際や車中などの、明るい場所での使用に、焦点が合っている。
外光を取り込んで光源とする反射型液晶というのがあるのだが、
普通の液晶(すなわち、バックライトを光源とする透過型)に対して、
RX1の半透過型っていうのは、少しだけ反射型の要素を採り入れた程度だ。
バックライトOFFで使えるシーンは、直射日光が差し込む場面に限られてしまうが、
その代わりバックライトONでの視野角、発色を、
なんとか展示に耐え得るレベルに止めている。
したがってRX1といえども、バックライトONで使う事がメインとなり、
比較的明るい部屋で、輝度を抑えて使用する事で、消費電力を抑えるのが狙い。

キーボードは打ち易い。ピッチ19×17.5ミリ、ストローク2ミリ。
キーレイアウトも自然。画像はコチラ

ポートレプリケータ経由とはいえ、DVI出力できるのも隙がない。
Centrino 2世代でようやく、デジタル出力端子がノートでも一般的になったが、
モバイルなら尚更、部屋に帰れば外付けモニタを利用するであろうし、
最近のモニタには、アナログ出力だと露骨に絵が汚いものが多く
RX1が枯れたプラットフォームながら、存続していけるポイントはココにある。
ただ、945チップ内蔵グラフィックというスペックからして、
仕様にあるWUXGA(1920×1200ドット)への”滑らかな”表示は無理で、
マトモに使うにはWSXGA+(1680×1050)どまり。
ちなみに世間では、USB接続でDVI出力するアダプタが売ってるが、
これは使える代物ではないので注意が要る。

プログラマブルなワンタッチボタンは2個搭載。

【悪い所】

先程、触れたように、液晶の視野角、発色は、ノートPC最低レベル。
これに対抗できるのはネットブックくらいで、
姿勢変化の度に、液晶角度の調整が要る程。
ただRX1は、液晶側とキーボード側が135度しか開かないので、
ノートを置く高さで調節する事になるかも。
落ち着いたデスク・ワークでは外付けモニタは必須であろう。

RX1程、実際のバッテリー持ちが、
カタログ値
(約11時間、HDDモデル)とかけ離れてるノートもざらにない。
液晶を(普通と思われる)100カンデラにすると、
アイドル状態で放置してやっと、カタログ値の半分持つという有様。
ま、バックライトONでは4、5時間しか使えないと思ってイイ。
使い方を揃えると、カタログ値6.5時間のLaVie J (ワイヤレスUSBモデル)にすら、
確実に負ける。

HDDモデルでは、これのある左側が熱い。室温25度で、
キーボードが35~39度、底面が38~44度。
かと言って、発熱が少ないSSDモデルは未だ高価なうえ、東芝故にMLC。
冷却ファンの音も、LOOX T無き今、最も大きい部類で、
アイドル時でもファンがよく回り、高負荷時は特に酷い。
RX1が、排熱、静音性で苦戦しているのは、筐体の薄さが災いしている。
使い方を揃えて消費電力を測定した時に、
ライバル機に比べて、RX1が高めに出る理由も、
○ファンの回しすぎ(致し方ないが)。
○CPUは、高温になる程、リーク電流が増える特性がある。
によるものだろう。
これでは、バッテリーも持つハズないし、
せっかくDVI出力できても、デスク用途で長時間使用するのが嫌になる。

タッチパッドはパームレストとの段差が小さく、スクロールし難い
そのボタンもサイズ、ストロークが小さく使い難い
しかもパッドは、右親指が無意識に当たってしまう位置にあり、
「キー入力中のタップを無効にする」設定が必要。

メーカー保証の貧弱さ。水濡れ・落下対応の保証が付けられないのが痛い。
店頭モデルでは、通常のメーカー保証でさえ、
3年保証まで延長するのに9,800円掛かる

ちなみに、東芝は外資系メーカーと違い、部品単体を入手するのは困難で、
東芝自身、交換工賃込みで生計を立てており
交換しなくても診断料を請求する程の素晴らしい会社だw
例えば、バックライトOFFが出来なくなった場合、
サポートから、「元々、動作保証はしていない」と回答されたという報告もある。
RX1が、余裕のある設計でない上に、中国組み立てである以上、
東芝の企業体質は覚悟しておく必要がある。

【どういう人に選ばれるノートか?】

明るい所で仕事する人。

【ライバルとの比較】

■同等サイズ対決

2008年1月にYahoo!トップページがワイド化されて以降、
用途を選ばずに使える、最小の画面解像度が、
WXGAになってしまった
感がある。

ここでのライバルは、VAIO TZ(液晶は11.1インチ、1366×768ドット)、
ThinkPad X200(はみ出さない4セルバッテリーの場合)、
LOOX R(LIFEBOOK R)、LaVie J(ワイヤレスUSBモデル)、HP 2510pだろう。
TZLaVieLOOXの光沢液晶には、それぞれ低反射処理がされており、
特にTZの写り込み対策は万全で、ビジネス用途にも十分使える。
LOOXは非光沢も選択可。

○設置面積は小さい方から
TZLOOX(ただし厚い)<RX1HPLaVieX200
X200も奥行きでは3番目に小さい)

○重さは軽い方から
RX1<<TZLOOXLaVieHPX200
X200以外光学ドライブ有、標準バッテリーで比較)

○バッテリーの実際の持ちは、持つ方から
TZLOOX>>>LaVieRX1>>HPX200
(標準バッテリー、C2D、バックライトONで比較。ただし、
X200だけは他の倍程も処理性能があるCPUを載せている。
その他、性能的には1.8インチHDDの場合の TZHP以外、
モバイルとしては充分だ。)

○筐体の頑丈さは、頑丈な方から
X200HP>>RX1LOOXLaVie>>TZ

○液晶画質はキレイな方から
TZ>(越えられない壁)>LOOX(グレア)>LaVie
>>LOOX(非光沢)≒HP>(越えられない壁)>RX1
X200はまだ見てない。)

○キーボードはマトモな方から
X200(多分)>HPLOOXRX1>(越えられない壁)>LaVieTZ
X200HPポイントスティック付

○冷却ファンは、静かな方から
LOOXTZHPX200(多分)<LaVie<(越えられない壁)<RX1

○水濡れ・落下のメーカー保証があるのは、TZX200LaVieHP
頑丈さ・サポートの面ではThinkPadが頭抜けており、
初期不良の無さでは、Let’snote同様、全台国内生産のLOOXが優秀。

■WXGAの、もっと小さいPCと比較すると・・・

ライバル?には5.6インチの富士通 LOOX U、
8.9型インチの富士通 LOOX P(以下の機種全て1,280×768ドット)、
価格が安い8.9インチのHP 2133 Mini-Note、
GIGABYTE M912V、工人舎SXなどがある。

ライバルについて言うと、まずHP 2133以外、全てタブレット。
性能的にはLOOX P以外、かなり用途が限定されるし、
そもそもLOOX以外の3台は基本、安物なので、
液晶が小さくてもRX1より遥かに重い。

小さいから出来る事と言えば、LOOX Uなら、片手で持って使える。
立ったまま使うなら、快適なのはこれだけかな?

逆に12インチクラスの利点と言えば、
○標準バッテリーの持ち
○打ち易いキーボード
○ノートスタイル(クラムシェル)での使用に耐える大きさの画面表示

ま、ライバルと言っても、用途によっては使いものにならない機種もある訳だし、
この辺は用途を明確にする事で、どれが良いかの答が出るだろう。

【こーゆー人は買ってはいけない】

夜型人間。半透過液晶の意味が無い。
■姿勢が定まらない落ち着きのない人。あの視野角では。
■図書館など、静かな公共の場所で使う予定のある人。
冷却ファン音が迷惑になる程なので。
キレイ液晶に嫉妬する人。

【最後に】

カタログ・データに騙されてはいけない。
RX1の(このカテゴリにおける)「世界最軽量」は軽量バッテリー時。
一方、「世界最長バッテリー駆動」は標準バッテリー使用し、
バックライトOFFが含まれる等、ココで告白してる通り、
JEITAの規定の網を、他メーカーよりも更に無理してかいくぐっており、
これではカタログ偽装と言われてもしょうがない

カタログを「世界最○○」で飾る事によるシワ寄せも少なくない
バッテリー駆動のカタログ値を伸ばす為の液晶は、
かなり、野外や日当りの良い部屋で使う人でないと納得出来ないだろうし、
筐体薄さは、静音性、排熱性、消費電力に至るまで、災いしている。
これじゃ、バッテリー持ち、軽さ・薄さの為に、1.8インチHDDを載せなかった事が、
むしろ不思議なくらいだ。

【参考】

メーカーサイト

直販サイト

東芝「dynabook SS RX1」ファーストインプレッション

モバイルPCに理想型があるなら、それは「RX1」かもしれない

モバイルのスタイルを”持ち運ぶ”から”持ち歩く”に変える新dynabook

「RX1は終点でない」東芝が目指すモバイルノートPCとは

RX1は東芝の原点に立って世界一を実現させた

Toshiba Portege R500(RX1の海外版) Review

dynabook SS RX1/T9Aをフォトレビュー

dynabook SS RX1/T9Aのフラッシュメモリドライブ起動速度比較ムービー

2008.8. 28木曜日 - Posted by | 2510p, 3年標準保証モデル, ネットブック, レッツノート, ①NEC, ②富士通, ③東芝, ④SONY, ⑤Panasonic, ⑦lenovo, ⑧hp, ⑩他メーカー, ⑪液晶, ⑫キーボード、タッチパッド等, ⑭CPU, ⑮チップセット、GPU, ⑰HDD(SSD), ⑱光学ドライブ, ⑳保証, 用途①:WEB、掲示板の閲覧, 用途⑨:持ち歩き, dynabook R732, EliteBook 2530p, EliteBook 2730p, GIGABYTE T1028X, Mini 5103, ThinkPad X230, ThinkPad X旧モデル, Uncategorized, VAIO Duo 11, 周辺①接続, 工人舎 EX

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