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スペック解説

08/12/28更新

スペック表の見方、BTOの仕方。

3Dゲーム、長時間エンコ、CAD、フォトショなどは、誰もがやる事ではない。
これら用途にしても、専用機を用意されてる事が多いだろう。
これら用途を行わないPCには、一体、何処までのスペックが必要なのか、
何処までのスペックが有れば幸せになれるのか、必要十分な解説に留めた。

★Windows

複数PC管理を一元化したい場合→Vista Business か Ultimate。

しない場合→Vista Home Premium か上記2つ。
(Home BasicではGPUに使用制限がかかる為)

ソフトの互換性が気になる場合→XP。
既製品としては、

○ショップ・ブランド(サイコム、オリオ・スペック、ツクモなど。09年1月まで)

XPリカバリ・メディアがある機種
(09年5月まで。無くなり次第終了)

ただしXPの場合、

○GeForce(8xxx以降)で動画再生時に高画質化機能を使えない。

AMD 780GやRADEON(HD 2xxx以降。HD 2300は除く)の2D描写が激遅。
12/20追伸:Catalyst8.12により、RADEONとXPが寄りを戻したらしい。
まだ完全とは行かない様だが、枯れた構成に拘らない用途なら、
使ってみても良さそう。

○インテル GMA X3100(チップ内蔵)のビデオメモリの最大容量が、
384MB(Vista時)→224MB(XP時)と減少する。

Vistaがマルチ・メディアに強いというのは、嘘じゃない!

★CPU(PCの頭脳)

YouTubeが高画質化(&fmt=22、1280×720px)された事により多用途PCなら、
・デュアル・コア(頭脳が2つ)
動作周波数(考えるスピード)1.8GHz程度
が最低ラインになってしまった。

実際、ノート用Celeronでさえデュアル・コア化されつつある。

マルチ・コアCPUだとマルチ・スレッド効率の高いソフトでは、
動作周波数xコア数」に近い能力を発揮する。
ある程度CPUを使う分野では今後、
マルチ・スレッド効率の悪いソフトは淘汰されるだろう。

同技術CPUでは動作周波数を10%下げると消費電力(=発熱)は半分になる
(インテル談。TDPの方は販売戦略に使われてる側面あり。)が、
低負荷での体感差は周波数が20%以上違わないと現れないので、
(体感には20%どころか、倍程の差が必要という意見すらある。)
小型PCに高性能を求めるなら、周波数よりコア数重視で行くべきだ。
4コアのCore 2 Quad(インテル)、Phenom X4(AMD)など。

CPUはデータを
L1キャッシュ⇒L2キャッシュ(⇒L3キャッシュ。ここまでCPU内部)⇒メモリ⇒HDD(SSD)
の順で探すので、L2容量(コア間共有かは要注意)も重要なCPU性能だ。
特にインテルはAMDと違い、L2にL1との重複データを置くので、この差は出易い。
ただしL2容量も消費電力(=発熱)に、かなりの影響を及ぼすので、万能ではない。

★チップセット

PCの基板(マザーボードという)は、チップセットから組み立てられる。
なのでチップセットが、PCのあらゆる部分で、使える部品・周辺機器を決めてしまう
メモリから、USBでつながれるものにまで至る、
メーカー品をつないでるのに何故、動かない?
という相性問題は、チップセットの選り好みなのだ。

したがって、多用途で使うPCでは、先ず、
チップセットがインテル製である事を確認すべし。
幾らコストにシビアな周辺機器メーカーでも、
インテルチップでの動作検証くらいは必ず行うからだ。

確かにAMD製CPUは、待機時の発熱具合がサーバには悪くないし、
AMD 780Gに至っては多分、インテルより優れたチップセットだが、
現状で非インテルチップを採用するのは、コストダウンがメーカーの本音であり、
「インテルチップでない機種は、そのPCメーカーにしてみれば入魂の作ではない。」
と断言できる。

ついでに触れておくが、自作PCでもない限り、
マザーボードに使われているコンデンサの死亡は、
修理代金から見て、PCの死亡を意味する。

良いPCの絶対条件に、
「PC内部の冷却は十分か?」
というのがあるが、一体、何を冷やしているのかと言えば、
主にHDDと、このコンデンサなのである。
これらに比べたら他の部品は、それ程、熱に弱い訳ではない。

厄介な事に、マザーボードに使われているコンデンサは、
同一ブランドのマザーでさえ、同一品質ではない。
マザーのメーカーは、納品先によって、これをコントロールしているのだ。
例えば法人への納入実績豊富な、マトモなメーカー・機種には、
コストが掛かってでも、良いコンデンサを使ったマザーを納めようとする。

ここで言いたかったのは、
PC、特にノートや小型デスクトップの様に排熱が厳しい機種では、
点けっ放しが多いだけで、2年と持たない粗悪品が存在するという事実だ。
スペックだけ見ると割高感が否めない、一流メーカーのPCも、
無駄に高い値段がする訳ではない
のである。
少なくとも、法人への納入実績のないメーカーのPCは止めなさい。

最後にネットブックに採用されているチップについて触れておく。

クロックが同じならCPU性能はAtom NもAtom Zも変わらない。
しかしこれらはそれぞれ、組み合わされるチップが違い、
それが明暗を分けてしまっている。

問題があるのはAtom Zの方で、そのチップ(US15W)は、

弱点①:内蔵グラフィック(GMA500)のDirectDraw性能が、
Atom N側のそれに比べ1桁低く、3D性能も3分の1程度。

これによりVistaや7
(これらはGPUシェーダで3Dは勿論、2Dまで
アクセラレーションを行うので2Dもアウト)
が絶望的である以前に、
XPでExcelシートをスクロールするだけでも、
Atom N側よりハッキリ重い。

GMA500の動画再生支援はドライバの関係でXPでは使えず、
CPUが弱いAtomでは、SD解像度(640×480)のmpeg2でさえ冷や汗物。
ま、流石にDVD再生くらいは大丈夫だが、ネットブックだとそもそも光学が・・

弱点②:ストレージがPATAしかサポートされてない。

SATA変換基板は当りハズレが大きく、SATAストレージを採用しながらも、
その性能を活かせないAtom Zノートが殆ど。

★GPU

視覚効果については大抵、GPUで足りない仕事がCPUに廻されるという順序である。
本稿の一般向けPCで対象となる用途は主に、
①フルHD動画再生
②動画再生の高画質化
③WUXGAモニタへの出力
であろう。

Intel 4シリーズチップは①が出来る事がウリだったハズだが、
これによるフルHD再生支援(XPはサポートしない)とは、
意図的にコマ落ちさせて、処理を軽減する事。
①が目的であるなら最低でも、
○ミドルレンジのGeForce
○RADEON(こちらはAMD 780Gチップ内蔵でも可)
のいずれかが欲しい
。逆にこれさえ満たせば③はチョロイ。

②には発色がマトモな、RADEON一択(ただしVistaに限る
最低でもHD34×0(独立GPUローエンド)、
HD3200(AMD 780Gチップ内蔵)が欲しい。
が、それ以上を望むならアプコンが使える最新世代のHD4550以上だろう。

ノートの場合GPUは、後でアップグレードする事が出来ない。
よってモバイル以外では、GPUがノートの寿命を決めてしまう事も多い。
一方でGPUは、PC最大の熱源でもある。
ノートを買う場合、用途を慎重に検討すべき理由はココにある。

★メモリ

PCは処理中のデータをメモリに置き、メモリに入りきらないデータをHDDに追い出す。
したがって、メモリ容量=机の上、HDD=机の引き出しと例えられる。
机の上が広ければ、それだけ、引き出しへの出し入れという、
作業中断が少なくて済む。

Vista、XP共、2GBまでは、現在のメモリ使用量に関わらず、
メモリ増設の効果を体感できる
これは、メモリ(=メイン・メモリ)の容量が増えると、
GPUが使用するメモリ(=ビデオ・メモリ)への割り当ても増えるからだ。
バッテリーや休止状態を使わない据置PCでは、(32bit)OSで認識する上限となる、
3GBまで積んどけば尚、良い。速さと省電力のDDR3メモリが使えるPCが理想。

モバイルの一部にはメモリ増設が、自力でするには難しいものもある。
そういうモデルは大抵、メーカーBTOでメモリ容量が選べる。
逆に、BTOでスペックを選べない場合でも、
店頭でPCを購入すると、店がやってくれる事もあるので、
何処でPCを購入するかの判断材料にしてもよい。

★HDD、SSD(PC内のデータ格納庫)

容量に関しては、使う人ならどの道、不足して別ディスクにデータを移すだろう。
アクセス速度に関しては、メモリ容量だけでは不足しがちなVista機では、
7,200rpmやSSDの速さは、PC起動時以外でも重宝する。
間違っても、Vista+1.8インチHDDモデルは選んではいけない

SSDは、SLCの08年以降モデルなら、課題は最早、容量と価格だけであり、

○特に(ランダム)読み込み速度が速い。
Vista PCの起動に掛かる時間がHDD搭載機の3分の1、
シャットダウン時間は6分の1なんていう、デモを見かける。
当然、ソフト(アプリケーション)の起動も速い。

○一方、SSDが苦手とされる、(シーケンシャル)書き込みでさえ、
レノボ純正SSD(SLC)に敵うHDDは、
WD Caviar Blackと15,000rpm製品くらいしか見当たらない。

○作動音がない。

○低発熱・低消費電力(HDDの約4分の1。以降、東芝談。)
にして、外からの熱にも強い。

○耐衝撃性は3倍。

○重量が3分の1。

★光学ドライブ

①スーパー・マルチ:DVDまで製作できるもの。
②コンボ:CDは製作できるが、DVDは読み込みだけ。
③DVD-ROM:CD、DVD共に読み込みだけ。
④CD-ROM:CDの読み込みだけ。

この他に、
⑤次世代DVDであるBlu-rayディスクの製作まで出来るもの。
⑥BD-ROM:Blu-rayディスクの再生機能を①に付けたもの。
がある。

ただ、ノートに使われているスリム・ドライブでのDVD製作は程々に。
焼き品質が低く、国産メディアでも数ヶ月で読めなくなる事もある。
ノート使いなら、外付けドライブで焼くのが基本。

★通信装置

(有線)LAN:速い方から、
①1000BASE-Tという表記があるモデル
②1000BASE-Tという表記がないモデル

ご自宅の複数PCを有線でつないで、その間でデータをやり取りする場合には、
ハッキリと違いがでる。
とは言え今時、②は安物モデルだけ・・・と思いきや意外にも、
2008年夏モデルの東芝Qosmio F40、dynabook TX、AX、CX、
Satellite TXWが、未だ②であったw

無線(ワイヤレス)LAN:速い方から、
③IEEE 802.11nという表記があるモデル
④IEEE 802.11nという表記がない無線LAN搭載モデル
⑤無線LANを搭載しないモデル

無線LAN機能を使うと、同一施設内にある無線LANルータとの接続を無線にできる。
③にあるnというのは、2008年2月の段階でもまだ、正式規格ではなく、③はまだ少ない。
無線LANルータ(親機)を購入する際に、
PCのカードスロットにあった子機をあわせて購入すれば、
⑤でも親機との無線接続はできるし、普通は子機を使う方が感度は良い。

無線(ワイヤレス)WAN
インターネットに直接接続する為の機能で、モバイルの一部に内蔵されている。
使用には当然、プロバイダ契約が別途、必要になる。
しかしこの機能、普通はプロバイダにあったカードなどで代用する。

★画面解像度

解像度が高くなると、一度に表示出来る情報量が増え、
一覧性が増す点で作業効率が上がる。

一方、解像度を上げ、表示が増えると、
同じサイズの液晶なら、表示サイズは小さくなる
(ただ、文字サイズは勿論、Firefox 3では、
Webページ自体の表示サイズを一気に変更できる。)
むやみに高い解像度で無駄な領域まで表示しておけば、
当然、目も疲れる。

ところで、縦解像度を上げると、どの程度、一覧性が増すのか?

Web閲覧時に、ツールバーやタブ、ステータス・バーで
合計200ドット縦解像度が取られるとすると、
WXGA(縦800ドット)→WSXGA+(縦1050ドット)は、
画面自体の縦解像度は、31.2%増
Webページの表示部分の縦解像度となると、41.7%増
近年、上段に広告を置く商売熱心なWebページが多く、その場合には、
①と②の差は、更に開く事になる。

では、小さい解像度から順にコメントして行く。

WSVGA(1024×600)

Web閲覧にすら不自由する為、ポケットPCでしか我慢できない

不自由しない用途と言えば、
○YouTube、ニコ動。
○DVD画質の動画(720×480または640×480)
○メールのチェック
○学習ソフト(800×600で動作するものが大半)
など。LOOX Uは600×1024という縦表示も出来、掲示板閲覧にイイ。
VAIO type Uだと縦表示こそ出来るが、縦には持ち難い。

Netbookの多くがPCとして使えないのは、この解像度の採用に因る。

XGA(1024×768、非ワイド)

殆どのアプリケーションの単体表示には困らない。

WXGA(1280×800)

現在のメイン・ストリーム。ワイドと謳ってはいるが、
普通の外付けモニタSXGA(1280×1024))
縦解像度を削っただけ。とても情報戦争は乗り切れまい。
モバイル、老眼向けでしかない。
現在、WEBソースで高画質映像と言えば、HDV 720p(1280×720)。
それを堪能するのが本来の目的。

WXGA+(1440×900)

Webページと2ちゃんねる専用ブラウザ、Webページとメモ帳という様に、
横に並べて表示する事が出来る。ま、ちょっと窮屈ではあるが。

WSXGA+(1680×1050)

ノートでは現状、最小でも15.4インチになってしまうが、
据置で使うPCには最低限、この解像度が欲しい。

というのは、去年の夏頃まで外付モニタといえば、
判で押した様にSXGA(1280×1024)だった訳で、
WEB製作側では、これ未満の縦解像度を想定していない場合があるからだ。

横解像度にしてもコレなら、ブックマーク・サイドバー、WEBブラウザ、
メモ帳(または2ちゃんねる専用ブラウザ)の3つを、重ならずに並べられる。

WUXGA(1920×1200)

以下の用途に威力を発揮。
○フルHD(1920×1080)の鑑賞
○最新の3Dゲーム
○フォトショップ
○プログラミング
○CAD

インテル・チップでこの解像度をスムーズに動かすには、独立グラフィックが
必要
であり、小型PCの場合、冷却ファン音も大きくなり易い。

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ノートの様に限られたサイズで、解像度の高いものを選ぶのは、
表示サイズに不安を感じるかもしれない。
以下に、初期設定での文字サイズを比較する。小さい方から、

■10.4インチXGA≒12.1インチWXGA≒14.1インチSXGA+≒15.4インチWSXGA+

■13.3インチWXGA≒15インチSXGA+≒17インチWSXGA+

■12.1インチXGA≒14.1インチWXGA

■14.1インチXGA≒15.4インチWXGA≒17インチWXGA+